■スポンサードリンク
(短編集)
シアター!
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
シアター!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作家さんの本を初めて読みました。面白かったです。続編も読み始めました。 鉄血宰相・司さんのキャラクターが好きです。声優の千歳ちゃんも可愛いです。 司さんと、脚本・演出の巧くんの、春川兄弟やお母さんなどのやりとりも素敵でした。 ただ、残念なのは、 上演中に小道具にかんするトラブルが起こって、みんなパニックになってがんばる話、 司さんが大活躍してかっこいいんですけど、 あれ、実際にはありえない設定だと思うんです。 だって、プロの舞台監督を頼んでますよね?? 何十万も払って。 「劇場入りしたら現場の総指揮は舞台監督だ」ということもちゃんと書かれてますよね? だから、出番待ちの役者に、買い物に行ってこい!って指示を出したり、 とっさの判断で小道具の札束を急きょ作り直したり、 そういう指示、判断、すべて舞台監督さんのお仕事です。 司さんがそういうことしようとしても、やってはいけないはずなんです。 唯一の解決策は、 「この座組(ざぐみ)は今回、予算削減のため、舞台監督を立てないことにした」 それで、司さんが舞台監督の責任まで負わされる…という設定なんですが、 俳優の経験さえない素人に舞台監督を任せることは、危険すぎるので、これもまずないです。 だいいち、プロの舞台監督を立てないと、公共の劇場は上演許可がふつう下りないです。 (予算削減のため、公共劇場を借りているという設定ですよね?) もし、実際にあった事件にもとづいているなら、非常時に出てこない舞台監督なんて詐欺だよ? 業界追放ものじゃないかな?(笑) あと、せっかく舞台裏を描くのに、照明さんや音響さんがいっさい出てこないのも、 なんだかものすごく悲しい気がしました。 衣装や大道具の予算を削っても、照明さんの腕しだいでSFもファンタジーもできますよ! (時代劇は無理だけど(笑)) すみません、演劇やってるので、つい書いてしまいました。 天才女優どうしのバトルとかじゃなくて、ちゃんと群像劇として描いてくださっているので、 ついつい、もっと要求したくなってしまいました…。 続編たのしみに読みます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
の劇団のお話とのことです(あとがきより) 大人びた「鉄血宰相」の社会人のお兄さんと、精神的にはほぼ子供な弟の劇団建て直し小説…なのでしょうか。 会話のテンポや、「劇団」の夢と現実の表現、それぞれの悩みなど、さらっと軽く読めますが、これを三カ月で書きあげられたというのが、 何よりすごいなと思います。 細かな点を言うと、他の方も仰っているように最後の劇団千秋楽での事件は、ややご都合っぽかったですが、それでも面白かったので、よかったかなと。どの人物の悩みにも共感できましたが、ややヒロイン?の表紙の女優と、劇団に所属している女優さんとの葛藤と和解が 展開としてはもうちょっとこじれてくれてもよかったかなと思う…割とあっさり解決していたので。 お兄さんの「俺にはこの中に混ざるのは無理」という感慨にはとても共感しました。弟さんに対して羨ましいと思いつつも、逆恨みしたり、逆にひがんだりしないのが、このお兄さんの一番すごいところだと思います。。 個人的には、弟君と同じく社会性がないタイプの人間なので、そういう意味でも読んでいて色々身につまされる部分が多かった(苦笑) 先が気になるという感じのお話ではないですが、とにかく楽しく読めます。 あとあとがきとインタビュー?が結構面白かったので、読むのをためらわれている方は、そちらから読んでも良いかもしれないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有川浩ということで期待していたせいか・・・。 イマイチ引き込まれなくて、やっと読み終えたという感じでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
春川兄弟と劇団の物語。 弟が主宰を務める劇団が財政危機になり、兄に援助を求めるところから始まります。 しかし、援助にはある条件が課される事に。 とてもテンポ良く、痛快な物語です。 一度もダレル事がなかったように思えます。 続きがあるようなので、そちらも読んでみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章は癖がなくすんなり読める。キャラもそれなりに個性的です。 赤字運営の劇団を救うために、兄弟が奔走するというテーマも悪くありません。 及第点はあります。だけど、作者の舞台への熱が見当たらない。 劇中劇が地味すぎて面白くない。 お金をかけないように、衣装もセットも日常的な劇にしようと理にはかなっているけど、 私ならこんな劇観に行かない。 シーンはアパートの一部屋から動かないし、 肝心の山場がお金が現れて、なくなるだけって……。 非日常や嘘を求めて劇を観に行くのに、こんな日常的で動きもない劇だったら落語を聞きにいった方が面白いです。 名作舞台もの、ガラスの仮面や古典戯曲と比べるのは酷だとは思いますが…… 舞台物にはある程度の嘘やハッタリは必要だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
劇団員たちの主義主張による分裂や、舞台上での冷や汗が出るようなトラブルは非常に生々しく描けていると思いましたが一人称と三人称がごちゃまぜになるのが気になりました。この文庫レーベルが「大人になっても読んでいたいライトノベル」ということですが、20代後半の身にはそのわりには文章が稚拙と感じられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
優しい人が多い。 主人公主催の貧乏劇団が主人公の優しくも厳しいお兄さんの指導のもと劇団を再建していく話です。 いやな気分にはならないし、すがすがしい。 読みやすいです。 ただ続編を読みたいという気にはならなかったのが残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
演劇が好きなので演劇に関する小説を探していて、この本に出会いました。 実際の劇団さんに取材して書かれているだけあって、演劇の制作事情にリアリティーがありますね。 声優さんが舞台をやってるというシチュエーションもあるある!って思いました。 そこに家庭の話や恋愛の話などが上手に盛り込まれていて最後までおもしろく読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大好きな有川氏の作品なのですが、私にはちょっと軽すぎたようです。 もの足りない印象でした。 図書館シリーズや自衛隊3部作など、長編を読み続けてきたせいかもしれませんが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞広告で見つけて 一気に読み切りました。 期待通りの有川作品だった。 ただ後半ちょっと尻切れトンボに終わった気がするんやけど こんなもんでいいのかな? だらだらしてないところがいいってことも言えるんだけど 最後の山場のところがちょっと物足りなかったかな・・・ でも、ある意味それが有川さんの信念なのかもしれない。 続編があるなら、また読みたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弟が主宰する赤字劇団の借金返済支援のカタに、2年で黒字化する条件を突きつけるしっかり者の兄。劇団所属の女性たちが少しからみはするものの、(有川浩らしい)恋愛要素はほとんどないと言っていいだろう。 物語の構造は子供の集団に大人をひとり投げ込んだらどうなるか、という「ドラえもん」スタイルだ。「大人役」の兄の弱点がゴキブリというところも、弟の性格がのび太っぽいところも含めてそっくり。TV版のように教訓話では終わらないので、「劇場版ドラえもん」だと思って読めば間違いない。 そんなわかりやすい筋書きだから良くないというわけじゃなくて、まさに作中で叫ばれている「マニア受けはしないが間口の広い作品」を狙ってのものだろう。読書離れを食い止められるのはこういう作品だという作者のメッセージだと思う。だから、深みがないとか酷評してる人は、逆に自分の読解力のなさを恥じた方がいいんじゃないかな。 もっとも、そういう狙いなら(デビュー当時から相変わらずの)三人称の地の文に、とつぜん一人称が混じる変なクセを直した方がいいと思う。というか、こういうのは編集者が指摘してあげればいいのに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私事で恐縮だが、大学生時代に小劇場に嵌まり込み 暫し過ごした後、社会人として「更正」した身としては 劇団再建にあたる語り部、劇団主催者の兄「春川司」 の気持ちと行動が痛いほどに理解でき、 一気呵成に読み終えてしまった。 どう考えても甘ちゃんの集まりであるアマチュア劇団を、 一般会社社会の常識でばっさばっさと立て直していく様は 小劇場の取材もきっちりとなされリアリティがあり、 前半は痛快・絶好調である。 (メインキャラクターたちが四捨五入すると皆三十路なのに 青春過ぎる、幼すぎるとのコメントもありましたが、 彼らの精神年齢はそんなものです、経験者から念のため) しかし個々のキャラクターが「役割化」してしまっている点、 またクライマックスのスラップスティック (ショウ・マスト・ゴー・オン)が演劇ほど 上手くスピード感を持って描写できていない点、 ラストを急いだのかあまりにも安直なハプニングで 無理やり話を終わらせている点は鼻についた。 劇団の行く末も、友情や愛憎カンケイも中途半端に 放り出したまま、こんなところで終わらすのはルール違反でしょう。 続編は必ず書いていただきたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この人が書くキャラクターは良くも悪くもステレオタイプで、だからこそある程度安心して読めるんだけど、人にオススメする程でもない。僕は青春大好きなので問題なかったですが、セリフがあまりにぬるく甘くて引く人もいると思います。内容もベタな感じでタイトルのまんまです。 軽く読める青春モノをお求めなら満足できると思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!