■スポンサードリンク
壷中の回廊
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
壷中の回廊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
関東大震災の7年後、1930年2〜5月の東京を舞台に、 大学講師で江戸の狂言作家の末裔が、歌舞伎役者の毒殺事件に行き会い、 図らずも探偵の役割を担うことなり、更なる悲劇の後、思わぬ幕引きになるまでを、 昭和恐慌やメーデー、特別高等警察を背景に、旧劇と新劇を絡めて描かれている、となるのか…。 安倍政権の「安保法制」が、自民党独断で閣議決定から国会通過まで、横行されそうな今、 どうも時代がだぶって見えるような気がしないでもないが、 今の方が、若者が無関心なので、一気に世論が引きずられる可能性もありそうな…。 と、読みながら、作品の時代背景と現代とを、比較してしまった。 違和感を感じるほど、当時の若者の発想や心理が、時差に則して描かれている、ように見受ける。 伏線の描き方が、それとにおわせないところは、見事、と言えそう。 歌舞伎を知らずとも(嫌いでも)、全く問題なく読める。 2週間。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんなに芸が達者でも、梨園の御曹司と肩を並べることはできない。 厳然たる格差社会の歌舞伎界で、情熱、嫉妬、焦燥、差別意識がぐるぐると渦巻いて息が詰まるように面白い。 最近の歌舞伎界に当てはめるとあの人のこと、、??なんて黒〜く妄想しながら読むのも楽しい。 ただ、後半の謎解きになると一気に2時間ドラマふうになってしまう感じ。 歌舞伎座の中だけで話が展開してたらもっと惹き付けられたかも。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!