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壷中の回廊



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【この小説が収録されている参考書籍】
壺中の回廊
壷中の回廊 (集英社文庫)

壷中の回廊の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

読み進めたいのに、なぜか眠くなる。

関東大震災の7年後、1930年2〜5月の東京を舞台に、
大学講師で江戸の狂言作家の末裔が、歌舞伎役者の毒殺事件に行き会い、
図らずも探偵の役割を担うことなり、更なる悲劇の後、思わぬ幕引きになるまでを、
昭和恐慌やメーデー、特別高等警察を背景に、旧劇と新劇を絡めて描かれている、となるのか…。

安倍政権の「安保法制」が、自民党独断で閣議決定から国会通過まで、横行されそうな今、
どうも時代がだぶって見えるような気がしないでもないが、
今の方が、若者が無関心なので、一気に世論が引きずられる可能性もありそうな…。
と、読みながら、作品の時代背景と現代とを、比較してしまった。

違和感を感じるほど、当時の若者の発想や心理が、時差に則して描かれている、ように見受ける。
伏線の描き方が、それとにおわせないところは、見事、と言えそう。

歌舞伎を知らずとも(嫌いでも)、全く問題なく読める。

2週間。
壺中の回廊Amazon書評・レビュー:壺中の回廊より
4087715124
No.1:
(3pt)

歌舞伎座に渦巻く役者たちの思惑

どんなに芸が達者でも、梨園の御曹司と肩を並べることはできない。
厳然たる格差社会の歌舞伎界で、情熱、嫉妬、焦燥、差別意識がぐるぐると渦巻いて息が詰まるように面白い。
最近の歌舞伎界に当てはめるとあの人のこと、、??なんて黒〜く妄想しながら読むのも楽しい。
ただ、後半の謎解きになると一気に2時間ドラマふうになってしまう感じ。
歌舞伎座の中だけで話が展開してたらもっと惹き付けられたかも。
壺中の回廊Amazon書評・レビュー:壺中の回廊より
4087715124

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