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骨の記憶



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【この小説が収録されている参考書籍】
骨の記憶
骨の記憶 (文春文庫)
骨の記憶 (角川文庫)

骨の記憶の評価: 4.07/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(4pt)

とても重たい作品だった

読んでいる最中も読んだ後も心にズシリ(心が晴れない)と感じる作品だった。たまにはこういった作品を読むのもいい。
骨の記憶 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:骨の記憶 (角川文庫)より
4041072298
No.28:
(1pt)

展開に無理があります。

途中までは面白く読めたのですが…

※以下ネタバレあります。
 
一郎が始めた運送会社の場所に問題があります。
幸介と関係があった八百屋の娘が気がつかないはずがありません。
その一点だけでも物語として成り立たないと思います。
骨の記憶 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:骨の記憶 (角川文庫)より
4041072298
No.27:
(4pt)

悲しく暗い

岩手県の寒村出身の男が集団就職で上京し、一代で上場企業の社長まで昇り詰める物語は、高度成長期と相俟って、実にドラマチックで読み応えがありました。

一方、ある女性が失踪した父親の頭蓋骨を受け取るという衝撃のプロローグの真相は早々に判明してしまい、そこが物語の要ではないとはいえ、読み進めていく上ではやや興ざめの感は否めず。

しかし、経済的に成功しても最終的には幼少期の記憶に縛られるのは人間の業を見たような気がして、遣り切れなさを感じました。
骨の記憶 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:骨の記憶 (角川文庫)より
4041072298
No.26:
(4pt)

本の状態も最高に良かったです。

特にりません。こんなご時世ですから蟄居中には軽い読み物が最適です。
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4041072298
No.25:
(4pt)

骨の記憶

貧しい山村に生まれた一郎。集団就職のため東京に行った矢先、人違いで死亡記事が出てしまう。一郎は全てを捨てるため、焼死した他人に成り変わることに。運送業で成功するも、過去の呪縛から逃れられず――。
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4041072298
No.24:
(4pt)

お金と名誉を手に入れた先に待っていたのは…

貧しい農家に生まれた一郎は、小学六年生の時に人殺しに加担してしまう。その後、中学校を卒業して集団就職で上京して働くことになったのだが、その労働環境が劣悪で、技術も何も教えてもらえず、ただ単純労働を繰り返す毎日。そんな中、あることがきっかけで他人と入れ替わって生きていくことになり、自らの才覚を武器にのし上がっていく立志伝中の物語。

貧しい暮らしで高校にも通えず、過酷な労働と安い賃金でこき使われる毎日を経験したからこそ、その逆境をバネにしてのし上がる一郎の生命力は凄まじかった。

中盤まではいかに逆境から這い上がっていくのか楽しく読めたのだが、冬子との関係が冷え切ってからは、復讐と嫉妬に残りの人生を賭けるような生き方になってしまい、読んでいて切なかった。

不動産売買などの阿漕な商売にも関わるようになり、お金と名誉を手に入れた先に待っていたのが不幸というのがつらいし、最後の終わり方も誰も幸せにならないもので読後感が悪かった。
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4041072298
No.23:
(5pt)

楡周平さんの作品は面白いdwす

最後まで、面白く読むことができました。
楡周平さんの作品は、他に、再生巨流も読みましたが、面白い作品で、もっと読みたくなります。
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No.22:
(5pt)

寂しい切ない悲しいという感想です。

人間死ぬときは孤独なんだと改めて感じました。寂しい切ない悲しいという感想です。

しっかりとした構成で最後まで飽きずに読むことができました。僕は東北地方には行ったことがないのですが,昭和20〜30年代の東北地方の厳しい情景が目に浮かびました。
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No.21:
(4pt)

この本を映画化してほしいストーリーです

本書は、東北地方の田舎から中学卒業後に東京へ集団就職した少年、長沢一郎が、自分以外の者に
成りかわって人生を歩んだ末、老年に51年前の復讐をするストーリーである。

楡さんの小説はいつも楽しませてもらえるが、本書はその中でも映画化をしてほしい作品の一つと
思う。長沢一郎の幼時から青年期を経て、昭和の高度経済成長期に事業で成功する数十年におよぶ
ストーリーの展開は、映像でも見てみたい。このような人生もあるのか、人生の歩み方とは、を
感じさせられる内容である。

最後の復讐の場面の描きがもう少し濃ければ、鮮血を感じられる締めとなったのではと思う。
骨の記憶Amazon書評・レビュー:骨の記憶より
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No.20:
(4pt)

中ほどまでは今年読んだ中でも上位でした、ワタシ的には

岩手県南部の貧農に生まれた長沢一郎が主人公で、小学6年時の重大な秘密や、中卒で上京し就職した後、殺人ではないけれども犯罪を重ねて金を儲けてのし上がり、不治の病にかかって人生を締めくくるまでを綴った物語です。
その重大な秘密を共有した友人の曽我弘明が63歳になって余命わずかの病を得、妻の清枝がかいがいしく看病するくだりがプロローグとなっていて、少なくとも彼女は弘明を愛しているのだと読めます。ところが、エピローグでは、一郎によって重大な秘密が明かされるや清枝の人が変わるのですが、その程度が大きすぎて違和感がありました。
また、全体の中ほど、一郎が自分の会社を起こすあたりまでの話は面白く、今年読んだ中でも相当上位だと思ったのですが、後半の不正に金を儲けるくだりは類型的で残念です。
同じようなアップダウンの作品は多いような気がします。小説は、つかみより、まとめが難しいということなのでしょう・・・。
骨の記憶Amazon書評・レビュー:骨の記憶より
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No.19:
(4pt)

重たく 暗く 一気に読んでしまいました。

読後感の 重い 題名のとうり 記憶に残る 本でした。 前々日に 《 本当は 怖い昭和30年代 》鉄人社 をよんで みていたので 余計に 本文の 時代 情景が 濃く 思い起こされました。 中盤あたりからは、一郎が 松木幸介。 おびえながら 恐れながらも自分を 鼓舞し のしあがって 一代を 築き上げるのだけど さわやかではない。 いっも 心に しこりがある。 大胆だけど なんか寂しい 後味の 苦い物語 でした。 でも 一気に読んでしまった ということは 読み応え100点でした。
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No.18:
(4pt)

50年前の復讐と50年に渡る復讐の執念

小学同級生とトンネル堀りで遊んでいる中、教師に見つかり穴埋めをしようとした矢先教師は穴が崩れて生き埋めになっていしまう。
殺人ではないが死体遺棄は免れず途方に暮れる二人は教師をそのまま埋めてしまう。
中学を卒業し東京へ出た長沢一郎はひょんなことからアパートが火事になり死亡記事が新聞に出てしまう。
田舎へ帰るつもりでアパートを出た後のことだった。
ここから彼の人生が180度変わる。
焼死した他人に成り代わり人生を歩み始める。
一応運送業の事業に成功するが妻と子供に先立たれる。
再婚した相手は一郎の子供を3回も堕胎し子孫を残すことを拒否する。
ここから長沢の妻への復讐と、同級生の清枝と夫の弘明への復讐も始める。
長沢の妻の夫への復讐、夫から妻への復讐、さらに教師の骨を送った清枝の夫への復讐という陰険な行動が始まる。
果たして人は50年前の事件で夫に復讐できるものなのか。
最後の結末が書かれていなくても想像できる。
一般文学通算1076作品目の感想。2015/08/01 14:10
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No.17:
(4pt)

やはり楡周平氏の小説でした。

楡周平氏のストーリ展開が好きで同氏の小説はすべて読んでいますがこの小説はハードボイルドを除くとベスト5には入ると思います。
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No.16:
(4pt)

想像していた話と違った

失踪した父親の骨が段ボールで送られてきた!というあらすじを読んで気になったので、手にとってみました。

どうして父親の骨が死後何年もたってから出てきたのか、それを探るミステリーだと思っていましたが、全然予想と違っていました。

そのことは、前半にさら〜っと出てきてしまいました。

物語の内容は、その骨を送ってきた人の半生についてでした。予想外だったにもかかわらず、貧乏から這い上がる人生にワクワクしながら読んでいました。

でも、私は指がなくなったり…というような描写が苦手な人は、読まない方がいいかも。
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No.15:
(3pt)

やや消火不足

この人の作品を読むのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 」に続いて2作目。

岩手の寒村の男の子、一郎が、集団就職で東京に出て、挫折、偶然(天涯孤独で多少の財産を持った少年が死亡し、入れ替わる)、本人の才覚と努力などが重なり、経済的には成功を収めるというのが一つの軸。

もう一つの軸が、小学校の一郎が同い年の地主の御曹司、弘明とトンネル堀をして遊んでいるうちに、やはり同級生の清枝の父親(教師)がトンネルの中で生き埋めになってしまう。一郎と弘明は、このことを二人だけの秘密とし、やがて一郎は集団就職で東京へ。一郎と共に清枝に心を寄せていた弘明は、母子家庭となった清枝を家が支援し、大学まで行かせ、やがて結ばれる。

物語のプロローグは、家が落ちぶれ、治療費も賄えない状態で弘明を看病する清枝(63歳)のもとに、父親の骸骨が送られてくることから始まる。そこから、一郎、弘明、清枝の少年時代に戻り、一郎の立身出世談と続いていくんだけど、ふたつの軸がうまくかみ合っていないと思う。最後に清枝が弘明に復習する部分にしても、一郎が弘明と同じように癌に侵される部分にしても、不自然であり消化不良でした。
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No.14:
(5pt)

ページをめくる手が久しぶりに、止まらない

楡周平の小説は、以前より何冊か読んだが、コレは特に、ぐいぐい読ませる。ストリー、文章力文句なし。
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No.13:
(3pt)

もうひとつ

何人かの方がレビューされているようにラストが今ひとつなので、そこで興醒めに近い状態になってしまいました。
また、作者の前職がそうなので仕方ないのかもしれませんが、運送業に絡めたアイデアの話が多すぎて若干食傷気味に感じます。
骨の記憶Amazon書評・レビュー:骨の記憶より
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No.12:
(5pt)

一気読みでした。

久しぶりに一気読みしました。
とっても楽しかったです。他の方のレビューを見ていると鋭いことをついていて、あーそういえば「弘明のことがあまり書いてなかったな」、「ラストはいまいちだったな」とか思いますが、読んでいる間はあまり難しいこと考えることもなく、ただただ面白かったです。
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No.11:
(4pt)

晩年になり知る真実の酷さ

子供の頃を過した岩手の山間部美桑町、清枝の人生が激変した場所だった。父失踪後、どんなにか世話になった義父と夫弘明のために感謝の思いで懸命に尽くした日々。63歳になった清枝は末期癌の夫の介護に明け暮れていた。そんな折昔、美桑町で失踪した父のものだという頭蓋骨と手紙が届く。差出人は、集団就職で東京に出、翌年アパートの火事で焼死したはずの同級生長沢一郎からだった。訝しく思いながら開封すると・・・。焼死したはずの一郎は松木幸介として生き、成り上がりの人生を送っていた。一切の縁を絶ち天涯孤独の人生を歩いてきた一郎もまた死を迎えようとしていた。最後の仕事はこれまで築き上げた財産の始末と過去の事件を弘明の妻となった清枝に告げる事だった。手紙に記されていた事は51年前忽然と行方知れずになった父の事件の真相だった。何度も読み返し、これが真実だったのか!一体これまでの自分の人生は何だったのか!激しい衝撃と怒りが込み上げて来た。この後の復讐は凄まじい。
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4163279601
No.10:
(2pt)

松本清張の亜流。女の怖さが身にしみる作品。

本は分厚いですが、内容は薄いです。子供の頃、あやまって担任を事故死させた二人の顛末記なのですが、貧乏人の一郎しか記載がなく、金持ちで事故を隠蔽させた弘明について全く書かれておらず、片手落ちです。また、一郎のなりあがりも、他人に成り済まし、その財産を元手に、悪事を働き金持ちになる。金ができたら、地位と女と家族をほしがるがかなわない、とまあどこかで聞いたような内容ですね。成田紛争や横浜港北地区の開発、千葉湾岸開発がらみの癒着など昭和の時代を貫くように書かれていてリアリティがあり、世の中悪いやつしか金持ちになれないんだなと実感させられました。最後に、成金の妻になった冬子が、成金の子は生みたくないと平気で堕胎したり、いままでだまされていたとしった弘明の妻、清枝(殺された先生の子供)が死に瀕した弘明に復習するため、モルヒネを与えなかったりと女の恐ろしさもあわせて堪能しました。文庫版を中古で買って、それでもちょっと損したなと思うくらいの内容です。
骨の記憶Amazon書評・レビュー:骨の記憶より
4163279601

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