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プラチナタウン
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プラチナタウンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 41~60 3/5ページ
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過疎化の進んだ地方に大型の老人ホームを中心とした画期的な街(老人向けテーマパーク)を作りましょう!という話。 他の方のレビューにもあるように企画書に近いが それをこれだけ面白く、読ませるものに仕上げた作者の文章力が素晴らしい。 施設建設にあたって、難題、障害、思いもよらぬ困難が噴出し、七転八倒、紆余曲折、腹心の部下に裏切られ満身創痍。 なんて展開を予想していたが、意外や意外、障害と言えるのは私腹を肥やそうとする町議会のドンくらい。 有能で情熱のある仲間たちと施設建設に向けてひた走る。 複雑なストーリー展開に紙幅をとるよりも 理想の老人向けテーマパーク=プラチナタウンを描き、その実現可能性を検証することを優先したのだろう。 さほど介護を必要としない老人向けの居住施設の間取りが素晴らしい。 2LDK。夫婦の寝室は別。 片方の介護が必要になった時に健康な連れ合いの睡眠の邪魔をしないように考えられている。 老々介護の苦労を少しでも知っている人なら健康なうちから入りたくなる魅力的な間取りだと思う。 プラチナタウンがもし現実の物となったら 無印良品やニトリやIKEAなんかがこぞってプラチナタウン向けのインテリアの提案をするだろう。 クロワッサンあたりの女性誌もお洒落な特集を組み VERYにはプラチナタウンに住む義両親を訪ねる際のファッションや手土産、遊び方の提案が載りそうだ。 なんて、妄想が広がる。 希望にあふれた一冊だ。 | ||||
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介護業界を経験した者として、 地方活性策へのアイデアに、介護の世界を思いつくあたりに、 初めは少し懐疑的な印象を持っていましたが、 民間大企業ならではの経営的思考が、私にとって痛快でした。 地方在住の自営業者として、高齢社会に向けたビジネス(小商い?)への、 ヒントが詰まっている気がしました。 | ||||
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私はこの種の経済小説をほとんど読まず、本書を手に取ったのも新聞だったか雑誌でその存在を知ったからに過ぎないのだが、すっかり夢中になってしまった。これほど楽しく、かつ、現代社会について考えさせられる小説を読んだのは随分久しぶりのことである。主人公は筆者本人をモデルとしており、宮城県出身、慶応大学卒、ビジネスマンをやっていたが中途退職、と尽く同じ経歴であり、本書が筆者の一生をぶつけた作品であることが良く分かる。筆者が描く宮城県の片田舎の状況や商社での仕事の仕方などはやけにリアルであり、実経験を有る筆者の面目躍如という感がある。 本書の読みどころは、何といっても過疎化と高齢化が進む我が国の危機的な側面を端的に明らかにしつつも、都会の高齢者用のテーマパークを地方に建築することで、過疎化と高齢化の双方を解決する方策を示しているところであろう。「消滅」するのではないかと囁かれている地方の自治体にとっては大変勇気づけられる話である。また、私は、本書を読んで初めて「地方創生」という言葉の意味を理解できた気がする。 最後に蛇足ながら、私は宮城県出身ということもあり、妙に本書にはリアリティを感じてしまった。筆者の同級生「クマケン」が話す宮城弁は、正確そのものであり、非常に懐かしく感じた。 | ||||
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地方再生と超高齢化社会問題への起死回生のアイデア。 しかし、この本が出版されてから10年の日々が経つがこれほどの規模を持つ老人ホームは耳にしたことがない。 現実的には採算が取れないということなのだろうか? それとも、結局はプラチナタウンに入居できる人はそこそこに裕福な人でなければ運営が難しいと本書で述べてあったが、そもそもそういう人は老後はなんとかなるので地方に行くつもりはさらさらないという事なのだろうか? 高齢化社会で問題なのはそこそこ裕福な人達以外で老人ホームに入りたくても入れない人達なのだろう。 本書でも訴えていたがやはり国が援助してやらなければ難しいなと感じる。 この小説のようにトントン拍子で事業が進むのかわからないがやってみる価値はあると思う。 地方で使われていない広大な更地なんていくらでもあるだろうに。 最後にカマタケがオープンしたパチンコ店はそこそこに流行るんじゃないかな、年寄りはパチンコ好きだもん。 | ||||
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地方に住む者としては、非常に興味深く高齢者永住型施設(プラチナタウン)の誘致という提案には感心した。 少子高齢化、東京一極集中という社会構造のなかで衰退する地方をどう活性化させていくかは、日本にとっての中立命題である。 都市部と比べ低コストという地方のメリットを活かし、都市部より格安で快適な高齢者施設を設けて都市部の高齢者を地方に取り込んでいくというプランは読んでいて現実味があり勉強になった。若者が都市部に行ってしまうのなら、高齢者を取り込めばいい、地方創生の大きなヒントになる作品ではないだろうか。これからの日本の未来を考えさせられる一冊である。 | ||||
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過疎化で財政赤字の町を、老人を集めることで逆に職を産み出し、町を活性化させるとい、政治家の皆さまに一読してほしい一冊です。これは約10年前の2008年に出版されていますが、現在のビジネスにも繋がるリアリティのある話で、非常に興味深く読みました。 | ||||
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どんどん廃れていく地方の小さな町を どうやったら再生できるのか? それを小説仕立てで明快な回答を 出したのがこの「プラチナタウン」! そのまま今の日本にあてはめられそうな 未来シミュレーション的な 現実世界に役立つ小説。 しかもこれまた現実に ありそうな展開で 地方再生の改革をしようと思いながら 昔からの既得権益層がジャマをするという まんま今の日本の病巣を描いたかのよう。 何にしろこの小説は 地方再生の解が明快である という点において素晴らしいです。 ただやや残念なのは 後半のすっ飛ばし具合がすごいこと。 ほんとはもっとそこにドラマがあり 足を引っ張られたり いろんな問題が出たりするはずで そういうところも 書いてほしかったなと。 でも総じておもしろいです。 エンタテイメントとしても 楽しめる小説なのでおすすめです。 | ||||
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一気に読める発想転換本。社会問題を整理しながらアクティブになれる。続本も結構面白いので是非。 | ||||
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地方の復興と高齢化問題の解決策として、企業誘致を見込んで造成し失敗した町土地に終身型介護付老人タウンをつくるという内容です。 官民両立しての計画であればこそ実現できるサービスで、これが日本に一ヶ所でも現実化すれば新たな未来を担うモデルプランになると思いました。 ここ何十年も続いた官主導の事業の甘さには辟易しますが、このように民間の厳しさやアイデアやを取り込めば大きな費用をかけなくても面白いことが実現できると改めて感じました。 それにしても、楡氏の経営センスと卓越した文章力にはいつも驚かされます。 | ||||
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商社で出世ルートを絶たれた主人公が町長として田舎の町の財政再建のため、町の命運をかけた一大ビジネスに乗り出す作品です。 とても現実感のある、現在の東京と地方の抱える現代社会の問題の描写のなかで、サラリーマンから町の議員まで、とても人間味のある登場人物の描写に、最初から最後までとても引き込まれ、いっぺんに読み進めてしまいました。 マーケットプレイスで購入しましたが、メルカリやヤフオクなどと比べても安い値段で購入でき、非常に満足しました。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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この話しは、ある年齢以上の人は、みんな切実な問題だと思います。 だから、読んだほうが良いと思います。 もし、こんな施設が実際に有ったら、本当に良いと思いましたが、 いずれ、これに準ずる施設が出てくる事を期待します。 久し振りに、心底、面白いと言える作品にあったと思いました。 | ||||
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迅速に送ってくれました。高齢者の老人問題の状況と今後の方向性が良く描かれて降り、倒産寸前の町の建て直しに奔走する主人公の活躍が面白かった。 | ||||
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財閥商社部長の男が新入社員採用試験の男をひょんなことから不採用としたため本部長の逆鱗に触れ子会社への左遷人事を言い渡される。 それと同時に故郷宮城県の田舎から町長への就任を依頼される。 酔っぱらって不用意に町長受諾を打診したことから事態は思わぬ方向へ。 150億円の負債を抱える故郷をいかに魅力ある街へ復興させるる取り組みが元会社との間で見事に実現していく。 果たして終身型老人ホームは成功するのかが見ものだった。 念密な計算と事業化への取り組み方が面白く興味が湧いた。 ただこの事業で町の財政がどれほど改善するのか、また財政再建団体になるのを回避できるかどうかの見通しに触れていない点が気になった。 一般文学通算1365作品目の感想。2016/11/05 22:15 | ||||
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団塊の世代が 定年となり、老後をどうするかを 真剣に 向き合う作品。 四井商事に働く、山崎部長は 一貫として穀物を担当してきた。 それが 子会社に 出向するように言われる。 また 郷里である宮城県の緑原町の役場に勤める クマケンが 150億の赤字を抱えているので、町長になってくれと依頼する。 酔っぱらった時に 町長になってもいいという 山崎。 そこから始まる 町長としての 格闘。 小さな街の町議のレベルの低さ。ドンの存在。 クマケンの 公務員的な発想と保身主義。 それに戦いながら 老人介護の郷を 作ろうと 奮迅する。 たまたま 四井が 老人介護と老齢化する都市を 総合的にケアーする プロジェクトを立ち上げていた。 確かに 団塊の世代は 田舎から都市へ。 そして 大家族から 核家族へと 生活のスタイルを変えてきた。 その中で、老後を どう迎えるのか。 動ける時にはいいが 寝たきりになったらどうするのか。 2013年 オトコは 平均寿命80歳を超え 女子は 86歳になったという。 60歳で 定年したあと 20年も 悠々自適の生活をする時代である。 晩年をどうするのか 考えるだけでも 意味があるね。 | ||||
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話の本筋ではないことに、スペースを割きすぎである。そのため、物語が冗長になって途中で飽きてしまった。 | ||||
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ノンフィクションなのかフィクションなのか良く分からず、中途半端でした(教養にもならないし、物語としても平凡)。 医療施設の運営に関するヒントは、多少得られるかもしれません。 | ||||
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50代地方から上京、田舎に親を残してきている自分には十分感情移入して読むことができました。 もちろん参考にもなりましたが・・ | ||||
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地方再生について、大手企業の民力を活用した素晴らしい事例だ。 これは小説というより、政府の官僚たちに、事例集として読んでもらいたい。 | ||||
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とても面白く読ませていただきました。 これからの地方を考えていくうえで貴重な情報にもなるかと思われました。 この本をヒントにして街ではなく田舎に職を求める人も現れました。 通勤が逆向きで運転が楽になるらしいです。 一気に読めますし充実感を味わいました。 | ||||
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