■スポンサードリンク


フェイク



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
フェイク
フェイク (角川文庫)
フェイク (角川文庫)

フェイクの評価: 3.44/5点 レビュー 48件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(5pt)

読んで絶対損はない

気分が悪くなるような悪党は登場せず、みんな少しずつ悪くて馬鹿で加減がよい。銀座もギャンブルもヤクザも株も、何ひとつ私には縁のない世界だけど、この小説は楽しめましたよ〜 心から!
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.22:
(4pt)

もっと早くゆってや

『プリペイド携帯』の説明が必要だった時代のお話。

それでも引き込まれ続けた。

銀座のクラブそして競輪。

人間の欲望のうねりはスマートフォン時代も変わらないなあ、としみじみ感じさせていただきました。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.21:
(5pt)

楡周平はやはり面白いと思いました。

如何に金を儲けるかという欲求の先には、何故金を儲けるのかという自問自答を繰り返す思考が試され、現状に満足したり、妥協した時点で思考は止まってしまうものだと思いました。

ギリギリのところで金を儲け、もっと儲けたいという思考の裏には、やはり最後は怒りという感情が潜むのだと感じました。

人間を行動させる源としては、欲よりも怒りの方が強く継続するのだと思いました。

楡周平はやはり面白いと思いました。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.20:
(4pt)

テンポが良い、気楽に読める娯楽小説

1ページ目から、テンポがいい。
すごく読みやすい文章です。
文学作品みたいに、難しい表現が少ないので、娯楽作品としてテレビを観るみたいにサクサク読めます。
主人公が不安な気分になると、性病のような症状がうずきだす設定が、独特です。

登場人物が序盤でほとんど出揃って、その人たちが役割を持って最後まで動いてくれます。
無駄な人は出てきません。
その分、意外な人が出てくることが無く、ちょっとその辺は寂しいです。

銀座のやり手ママの摩耶が意外に愛人から捨てられたり、主人公は頑張ってるんだけどなんか情けなかったりと、
カッコよく書いてるつもりでも、ちょっと滑稽になってます。

摩耶が自分を捨てた製薬会社の社長に復讐をするのですが、はっきり言って、逆恨みなんじゃないかと思いました。
客がどのホステスと同伴しようが、それは商売なんだから。
あと、復讐に協力している主人公たちもワインのすり替えという罪を犯しているので、復讐できる立場かよ、って思ってしまいました。
という、こまかい引っかかりはありましたが、全てはテンポの良い展開と読みやすい文章で、先が気になり全部読んでしまいました。

物語は、だましたりだまされたりといった、ドロドロした話のようですが、人が死んだりとか、傷つけられるとか言ったことがないので、
最後は上手くまとまって、さわやかな読後感でした。

おまけに、夜の銀座の世界とか、競輪の醍醐味とか、金貸しの怖さとかを、学ぶことが出来ます。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.19:
(4pt)

競輪のノミ屋をつかって

三流大学をでた 岩崎陽一。
銀座の会社にはいったが 
その会社の経営する銀座のクラブで働く。
手取り 15万円。

そのクラブに 現れた 摩耶ママ。
26歳で 1ヶ月の売上 1500万で契約。
歩合制ママの 運転手としてはたらくことで、
妙な展開に。

新宿歌舞伎町の酒屋の謙介とは大学の同級生。
競輪ではまり、借金で追い込まれる。
偽ワインを 販売することで 小遣いが増えるが。

製薬会社の山野社長は 婿養子。
その愛人だった 摩耶ママは、陽一の紹介した
同じく同級生の さくら に乗り換えられることで
摩耶ママは 復讐をする。

毛生え薬に 脱毛剤をすり替えて、
脅しをかける。
そのやり方が 巧妙で 競輪のノミ屋を使うものだった。

競輪も競馬もやったことがないが
なるほど,そんな風に やると面白いね。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.18:
(4pt)

一発芸

最後の競馬のネタだけでも読んだ価値はあった。 が、逆にそれ以外は結構退屈。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.17:
(4pt)

心地の良い暇つぶし

好きだなー。 こういうオッサンクライムノベル(失礼!) 二十歳そこそこの男の子が「ドライブと洒落込もうぜ!」的な発言をして、目が点になるのもご愛嬌。 表紙裏の著者の略歴に目を通し、年齢を見て納得。 けれど、面白い。 ツッコミ所はたくさんあるが、素直に楽しめた。 良質な暇つぶしとして使える一冊。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.16:
(4pt)

最後は痛快

なんといっても最後の競馬のアイデアは傑作だ。普通この手の作品は最後にどんでん返しが起きるが本書は見事に成功させている。決してほめられるものでは無いが小説の醍醐味を味わえる。一般文学通算590作品目の感想。2013/04/13 11:25
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.15:
(5pt)

これは面白かった!

ここ数ヶ月、話題の洋画を劇場でたくさん観ました。
ですが、それらより、楡さんの再生巨流がDVD化 レンタル開始になり、それをみてあまりの面白さに楡さんファンになりました。
それで、作品が気になりだし まずは、フェイクを購入してみました。
これもまた引き込まれるような面白さでした。先が気になって気になって、1分でも2分でも時間があると読み進めたくなる一冊でした。
最近、そのような本に出会うことも少ないので、ちょっとした嬉しさとなぜか達成感がありました。
他の作品も読んでみたいと思います。

女性の嫉妬をもっと顕にした作品があれば読んでみたい気もします!
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.14:
(4pt)

楡さんの作品としてはちょっと驚き?

2004年に刊行された楡 周平さんの作品です。

楡さんと言えば、「Cの福音」・「クーデター」・「マリアプロジェクト」などなど。ハードが展開を期待してしまいますが、この作品はまるで違う作家が書いたようなコミカルな作品に仕上がっています。

舞台は銀座の高級クラブですが、新米のボーイとして働く主人公の岩崎陽一は若くしてのし上がってきた伝説のママ、麻耶ママに気にいられて、お店とママの自宅との送迎のドライバーを引き受けます。

その麻耶ママからある日、お店の高級ワインをタダ同然のワインにすり替えるという違法行為を依頼をされてしまいます。
貧乏生活からの脱出をかけて、陽一はこの業務を引き受けることになるのですが・・・。

後は本書でお楽しみください。

たまにはこういう作品があってもいいかもしれませんね。
銀座の高級クラブに行ってみたくなりました。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.13:
(5pt)

等身大、リアリティ、そして、夢

私個人とっては、非常に面白い作品でした。瞬く間に読み終えてしまいました。

安月給にうだつの上がらない日々、そして、小心者で臆病者、そんな主人公にどれだけ自己投影したことか。

それに登場人物も非常に身近にいるような人たちばかりで、これも凄く良かったと思います。

人は背負ったものが大きいほど成り上がるチャンスがある、や、三流大学出身者は生涯その十字架を背負っていかなかればならない等非常に納得・共感できる台詞が多々ありました。これも非常に魅力的でした。

楡周平はこういう作品も劇的に描けるのだと感服しました。

また、アメリカンドリームのような過激でハイリスク、そして、スキャンダラスなサクセスストーリーをかなり現実的に描いているのも私に希望を与えてくれました。

非常に素晴らしい作品に出会えたと感動しました。

かなりお勧めできる作品だと私は思います。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.12:
(5pt)

気楽に楽しめる

筆者にしては、珍しい作品である。初期の作品に慣れている方は、意外に感じるかも
知れない。

内容は、とてもシンプル。まるでテレビの2時間ドラマを見ているような
コミカルな展開が続き、あっという間に読み終わってしまう。
さっぱりと肩の力を抜いて楽しめる一冊。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.11:
(4pt)

単純に面白い!!

面白かったです。
真保裕一の「奪取」を読んだ時、面白い!!と思ったあの感覚です。
濃い経済物とか読んだ後に最適!!
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.10:
(5pt)

おもしろかったです

いつまでたってもウダツのあがらない主人公が一気に大金を手にしてのし上がろうと思った矢先トラブルに巻き込まれたりで散々な目にあったり展開がジェットコースターの様に読んでてとても楽しめました。狸と狐の化かしあいなどの駆け引きもあり中々楽しめる作品です
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.9:
(4pt)

頭脳ゲーム?

「白熱する頭脳ゲーム」という見出しにつられて買ってしまったのだが、頭脳ゲームというほどの展開がなくて残念だった。山野社長を嵌めるアイデアやお金の使い道はそれぞれおもしろかったが、相手とのやりとりはなく一方的な展開だったため頭脳ゲームという感じがしなかった。また、陽一と大学の同級生であるさくらについても、なぜ陽一と恋愛関係に発展しないのか、陽一のことをどう考えていたのかも疑問が残ったままだった。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.8:
(4pt)

カネ,プライド,闇

本屋で平積みになっていたので買ってみた.
カネの作り方,使い方を良く描いている.
本来,人間はプライドで生きているということなのか?
カネは必要ではあるがカネ=幸福ではない.
金を持ってみないと分からない心情がこの本にはある.
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.7:
(5pt)

これは一種の情報小説か

これまでの楡周平ものとはずいぶん違うけど、これはこれでごく素直に楽しめた。
だいたい、銀座のクラブの舞台裏なんて、知らないもんねぇ。。。一生縁がない、っぽい。
でも、興味はありますからねぇ。

ホステスさん、(やとわれ)ママさん等の生活。店の料金システム。
なんでシャンパンやワインを抜く客が喜ばれ、少々高級でもウィスキーやブランディのボ
トルはだめなのか。いやはや、よくわかる。

この物語は、主人公である一人の男の子の成長ストーリーとも見れるし、銀座でのし上が
り、沈み、また浮かぼうとする一人の若い女性のサクセスストーリーとしても面白い。
ぼくがなにより嬉しかったのは、オトコとオンナ、なんてかんじの恋愛劇や濡れ場が全く
なかったこと。
実は、水商売の裏側とギャンブル、を扱っている極めて硬派な物語。
そう見ると、なるほど、楡周平らしいかな、と。

いずれにしても、不思議に悪人が悪人らしくなく。全体に良質のコメディのようでそのく
せ、スタイリッシュ。とても面白い都会らしいポップな話しで良かったです。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.6:
(4pt)

素直におもしろい!

はじめはやや単調だが、中盤から物語がいろいろと展開してきて、
終盤に盛り上がりを迎える、楽しめるエンタメ小説。
それでいてこの小説にちりばめられている、
ホステス、サラ金、競輪、株、企業恐喝といったディテールも
実社会を知るのにいい知識。

唯一残念なのは美女が2人も登場していながら、
いらん性病描写のみで恋愛・SEX描写がないのが、
やや主人公像のリアリティにかけるが、
物語のおもしろさにそれほどの影響はない。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.5:
(4pt)

娯楽作としてすごく面白い

ほぼ同じタイトルの、五十嵐貴久の『Fake』の直後に読んだので、つい比べてしまうのだけれど、読後感の爽やかさという点で、本作の方がずっと上だろう。あくまで私の個人的な好みだけどね。

 この小説が面白いのは、やはり一つずつの場面の、細部に確かなリアリティがあるからだろう。フィクションは、やはり細部の魅力の積み重ねで初めて全体が輝くのだと思う。
 夜の銀座を舞台に、登場人物たちの欲望とだまし合いが渦を巻き、周到な伏線の末に、クライマックスへなだれ込む展開は快感。善人が出てこない(主人公が凡人だけど一番まとも?)作品なのに、不快な感じは全くない。

 内容的には、厳密に言うとコンゲーム小説とはちょっと違うようにも思う。クライマックスの大仕掛けの所では、必ずしも敵を「だます」わけじゃないしね。この作品の快感は、物語の中の材料できちんと世界が構築され、なるほどと納得できる決着になっていることにあるのだろう。ラストがやや小さくまとまりすぎた印象はあるけどね。

 夜の銀座の内幕を描いた部分も、確かにリアルで非常に面白いが、この小説に描かれているのは、水商売の一端のそのまた一端くらいに過ぎないと思う。だから、その意味の「情報小説」として称賛するようなほめ方は、ちょっと筋違いかな、という気がする。
 単純に、娯楽作としてすごく面白い。それがこの小説に一番ふさわしいほめ言葉だろう。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.4:
(4pt)

面白かった^^

初めて楡周平氏の作品を読みました。
面白かったです、期待していた以上に^^
銀座に水商売の裏話的な題材、
特に主人公の青年に惹かれたかなw
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!