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(短編集)
暦物語
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暦物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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<<物語>>シリーズのサイドストーリー的な感じで、「傷物語」直後の4月から翌年3月までの1月1話、計12話の連作短編集というところか。 わたしは<<物語>>シリーズすべて読んでいているが、傷・化・偽あたりの内容はすぐにピンと来るけど、それ以降は結構忘れてる(苦笑) そういう人に対する、終物語へ向けての復習という意味合いもあるのかな(汗) | ||||
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まさに“突然書かれた短編集”という感じでした。 他のレビューにもあるように確かに盛り上がりに欠け、キャラを好きでない人は投げ出したくなるかもしれません。 清涼院流水の「秘密屋」にキャラをつけて面白くしたような感じです。(パクリとか悪い意味では全くなく) と思いきや、その起伏のない300ページ全てが読者を油断させる下準備であったかのように、終盤から本編に関わる話が始まります。 これを読まないと終物語が読めません。 ちなみに、批判みたいなことも言いましたが僕はキャラが大好きなので全話楽しめました。 | ||||
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化物語シリーズは阿良々木暦とその仲間達の物語です。 本巻はそれぞれのエピソードの間の幕間劇の体をとっています。 が、実はシリーズ全体の背骨の役割を果たしています。 最初のこよみストーンでの阿良々木暦は勇気はあるが視野の狭い少年です。 しかし、章を進むに従い力を得て視野も広がり青年へと成長します。 各章は「道」とは何かを問うことから始まります。阿良々木暦がなぜ道にこだわるのか。 それを問い考えることと章と章の間のそれぞれのエピソードが彼を徐々に形作る。 道の先は未知、なんてことはないでしょうが。 一つの画期は第三章こよみサンドです。つまり第二章こよみフラワーがプロローグでしょう。 それぞれのヒロイン達との関係性が間で語られます。 そして第11章こよみナッシングと第12章こよみデッドがエピローグです。 そして同時に次の終物語のプロローグです。 全体として阿良々木暦のインナートリップのようなものなので他の巻のようなドタバタしたところは少ない。 だからこそ、阿良々木暦の内面を知ることができる貴重な機会と言える。 ただ、羽川翼や千石撫子といったヒロインのファンにとっては物足りないかもしれない。 そして、北白蛇神社が重要なポイントとして登場する。 なぜ、鳥居をくぐらされたのか。 なぜ、遠い過去に失われたはずのオリジナルが阿良々木暦に振るわれるのか。 「制限がとかれ」の意味は何か。 そして、最後に現れるヒロインはなぜそこにいるのか。 本巻には猫物語(白)に似た雰囲気がある。 羽川翼は猫と虎の怪異を抱えて生きることになった。それは猫と虎が自身の一部と知ったからだ。 化物語シリーズはそれ全体で阿良々木暦にとってのそれなのかもしれない。 そして少なくとも花物語が存在する。 | ||||
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シリーズ全作を読んでいますが、本作を読んで「一度怪異と関わった者は、またそれに惹かれやすくなる」という言葉の意味がようやく解ったように思います。 別に怪異そのものに出くわし易くなるということではなく、登場人物が何気ない生活のシーケンスの中に、存在しない怪異のにおいを勝手に嗅いでしまったり、 なまじっか知っているが故に自分から首を突っ込んでしまう、そんな危うさを現しているという解釈を持ちました。「(怪異は)知らなきゃ知らない方がいいことなんですよ」(偽物語)、 「キャリアを積むほどノンキャリア」(猫物語・白)という登場人物の述懐は、きっとこのことだったのかな...。本作前半時点では、まだまだ怪異との付き合い方に 不慣れな物語の登場人物ですが、今後どのように成長していくのか、もうしばらく見守っていきたいと思います。 | ||||
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この作品は物語シリーズの全体像を3つの切り口で提示しており、読後感は割とすっきりとしました。 一つ目に4月から3月までの12ヶ月を各月一話の短編とする、時系列的な意味で。 二つ目にミステリー的な不思議と、怪異的な不思議との境界線はどこかという意味で。 三つめに「道」を補助線にしたキャラクターの物語における位置づけという意味で。 ラストの二月分からが、続巻への強い引きになっています。今から楽しみです。 | ||||
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物語は、一ヶ月づつ進んでいき阿良々木暦が出会った彼女達のショートストーリーです。ストーリー的には、4月から始まり阿良々木君の日常で起きた些細な事件から3月の事件まで書かれています。 特に、3月のストーリーが最新でまさかの・…人物が登場します!! これまでの物語シリーズでは、花物語が一番後になっていて阿良々木君って花物語で車の免許を取ってますが、憑物語では、吸血鬼の力の使いすぎで鏡に映らない、写真に映らない〜状態だったので、憑物語から花物語の間に何かあった事が今回書かれていました。 | ||||
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いよいよ、終盤に近づいてきた、物語シリーズ。 内容は、ほとんどが過去の出来事の 合間、合間の話の短編集のようなもんです。 ほとんどのキャラとの楽しい掛け合いがあり、 ここまで読んできた人は楽しめる内容となっています。 最後に物語が少し進みますが、予想の着かない展開で終わります。 最近は、悲痛伝、本作といい、 文字の燃費があまり良くないので、 残り二巻はテンポの良い展開を期待しています。 | ||||
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各SSの「今回のオチ」を見ていくと 終章への下準備あるいは印象操作もしくは助走といった感じを受けました。 阿良々木君の結末に至る道の形容詞だけを並べたというか。 12話もあるので各話は短めで盛り上がりに欠けると感じる方もおられると思いますが いずれ刊行される終章とセットで見ると良いアシストになってるんじゃないかなと。 私個人としては第2期でよく見られた 無駄に冗長で若干ウザい中身の無い会話も抑え目で 本巻では逆に短いなら短いでちょっと物足りなかった感も感じたのも正直なところ。 でも、開始2Pまでの中二病(*)っぷりで一旦本を閉じるアクシデントwもありましたが 話が始まればすいすいと読みやすかったです。 *:元々の意味の方の「中二病」。 例:盗んだバイクで走り出す、真の友を探す等を中二以降になって真剣に悩む事。 今良く言われているのは奇行の酷い、只の痛い子で本当は中二病とは言いません。 私見で恐縮ですが、どんな良作品でも終われないものは 未練がましく趣が無いと思うところですので 終わりの始まり(ラノベ風w)としては良かったと思います。 | ||||
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これまでの話の続きが全く無いわけではないですが、全12話の短編中必読の話は最終話のみ。多くても2〜3話かなと感じました。 物語シリーズの掛け合いが好きな方には嬉しい一冊ですね。 僕は掛け合いも好きですが、本筋の話の続きが気になる人間なので少し退屈でした。 物語シリーズ構成要素の8割が会話劇なのは今に始まったことではありませんが。 しかしこの暦物語、短編の中には全く肉体的な動きのない話もチラホラあり、もし仮にアニメ化するとしたら大変だろうなと感じる一冊でした。 | ||||
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化物語、偽物語・・・・と続くストーリーの サイドお話によって物語を補完してる感じです。 いろいろなキャラクターたちが現れ、最後は衝撃の展開。。。 次が待ち遠しいですね | ||||
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いままでの時系列にあわせて短編集がなぞらえており、物語シリーズのエピソードを少しずつ思い出しながら読んでいくと面白くていいです。 自分は正直シリアスな展開よりぐだぐだしゃべっている話のほうが好きで終始楽しく読めました。 かといってすべてギャグで終わるかといえばそうでもなくほどよく真面目な話が見れてよかったです。 化物語の最初の時系列から進んでいくのでもういなくなってしまったキャラも見れてよかったです。 買って損するものではないと思います。 | ||||
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この本を読む前に既刊の「物語シリーズ」を全て読破しておくことは必須。 内容はみなさん書かれているように「連作短編集」。 傷物語で語られた「あの春休み」以降、阿良々木くんの4月から3月までが1ヶ月単位で12本のエピソードとして続いていく。 語り部は全て阿良々木くんで、1ヶ月ごとにヒロインが変わり、各話にサブタイトル(こよみ○○)が付いている。サブタイトルは多少の「ネタバレ」要素があるので各話のヒロインだけ紹介すると(まぁWikiには出てるけど)、 4月:羽川翼 5月:戦場ヶ原ひたぎ 6月:八九寺真宵 7月:神原駿河 8月:千石撫子 9月:阿良々木火憐 10月:阿良々木月火 11月:忍野扇 12月:忍野忍 1月:斧乃木 余接 2月:影縫 余弦 3月:臥煙 伊豆湖 影縫さんと臥煙さんをヒロインと呼ぶのは??だけど、この2人のお話、特に最終話は 「今回はライトミステリー要素の入ったショートストーリー集かぁ。まぁ西尾維新ってそういえば元々ミステリー作家だったよね。」 なんて気持ちで読み進めていたところに強烈なカウンターをくらう。 今までの時系列で語られなかった「裏側」を各キャラクターの「道」に対する人生観などと絡めながら話が進んでいく。 「あと2作で伏線全部回収できんのかなぁ」なんて思っていたところに、この「100%突然書かれた小説」が今までの物語シリーズのある程度の接着剤にはなったように思う。西尾維新の「計算」なのか「つじつまあわせ」かはわからないけど(笑) でも、せっかくある程度の伏線を回収したのに、最後にトンデモナイ伏線を新しく出してきて「出しっぱなし」でこの刊を終わらせるのは、西尾維新らしい。あと2作の物語がとても楽しみだ。 | ||||
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物語シリーズ14作目となるらしい本作ですが、本編を全12章の短編に区切っているため偽物語以降に見られるページ稼ぎのための(?)冗長で中身の薄い描写はほとんど無く化物語の時のようにテンポ良く読めました。また、キャラ同士の掛け合いも前作から時間をあけて余裕を持って書かれたためかとても面白くなっていました。特に第二話‘‘暦フラワー’’は戦場ヶ原の毒舌が余すところなく炸裂していて終始笑いっぱなしでした。ただ、一話毎のページ数が短いため各話どれも(11、12話を除いて)今一盛り上がりに欠け、起承転結の転が無い、そんな状態でありました。 少し批判こそ書いたもののもはや惰性で買い続けていた物語シリーズにしては久々に面白いといえる出来で、続きも気になり次回作への期待もこめて星4つの評価とさせていただきまし。 | ||||
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物語シリーズが終盤に突入するにあたって、主人公である暦がこの一年をどのように過ごしてきたのか。 その軌跡を、彼の日常に起きた小さな事件と共に追っていくというのが本書です。 具体的には一ヶ月刻みでの短編エピソードが一年分収められています。 それぞれに別々の事件が起こり、その内容は大半が些細なものですが中には重大なものも混ざっていて、さらにこれまで登場してきた女性陣が各月に順番に関わってくる、というものです。 この形式が作風に合っており、物語シリーズと言えば話の進行速度の緩い会話部分が内容の結構な部分を占めている印象がありますが(そしてそれも一種の魅力なのですが)、今回は短編であるため会話もほどほどにさっくり事件の解決へとシフトします。 これがなかなかテンポが良く、それが一冊にして十二話分あるため、いつもよりも大分満腹感がありました。 久々に見れるキャラクターもおり、月ごとにその前後に起きた事件についても軽く触れるため、物語シリーズを振り返るのにも丁度いいのではないでしょうか。 過去を振り返るだけではなく、最後には時系列では前巻を追い抜いて最終章への繋ぎとしても強烈な流れを見せてきます。 このまま最後まで一気に駆け抜けて欲しいところです。 | ||||
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本来出るはずの無かった今作暦物語は、主人公阿良々木暦が過ごした1年間を振り返るお話です。 1か月1ストーリーの短編集と打っていますが、ラストの3月に向けて話は連続しています。 とにかく今回は会話が軽快かつ軽妙で、化のころを思わせる掛け合いが非常に良かったです。 最近の西尾氏の作品は冗長気味になりかけていた節がありましたが今作はそれを払拭するほどのテンポの良さがありました。 1つ1つのエピソードも話が凝縮されており密度の濃い作品になっていると思います。 特に第4話の神原の話は今までの物語シリーズの中でも1、2を争う掛け合いの面白さです。 しかし2月、3月の話に行くにつれやはり物語はシリアスな方向へ進んでいきます。 そしてラストには衝撃を受けました。これは予想できませんでした。 一体西尾氏は物語シリーズをどうするつもりなのか…西尾氏本人に直接聞きたいものです(笑) | ||||
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阿良々木暦が、キスショットに出会ってからを1ヶ月ずつ振り返っていく短編集になっています。 が!…まさに怒涛の展開!一気に読めてしまう、いや読まずにはいられないので、時間に余裕を持って読み始められることをお勧めします。化物語のテンポの良さと、オチの良さが際立つ名作だとおもいます。単なる総集編と侮っていた自分にトドメをさすような衝撃のラスト!物語系初心者の方や迷ってる方は、買って損はないとおもいます。 | ||||
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どの作品からも読み取れるように、まさに西尾維新らしい作品。 最終章に突如現れたものの、毎回のように読者を魅了する内容になっている。 物語シリーズの愛読者ならばぜひ読んで欲しい作品です! | ||||
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