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(短編集)

暦物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
暦物語 (講談社BOX)

暦物語の評価: 3.85/5点 レビュー 55件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

丁度12人の短編集

最後の続きは気になるが、貝木の言葉が気になった。何か変なものが流行っているときは危ない、だったか。年配、おそらく終戦前の生まれのご婦人が言っていた。「本当、日本人、最近どうかしちゃったんじゃないかしら。」目の前を通過しただけで人感センサーが作動し、人工音声が流れ出す。聞かされる人間の不快感が製作者にとってはどうでも良いことのようだ。何でもかんでも人工音声で人が声を出さない。他者への気遣いを表現しない。表現しないうちに気遣いなどしなくなる。震災時は皆で暗くても平気だったはずが、今は過剰な白色LED。車でも街灯でも他人に不快感を与えないようにカバーに細工をしてあったものだが、今では、デザイナーの頭の中までつるつるてんだ。電球が導入されたころの裸電球と同じだろう。限度を知らない点では開発途上国の強過ぎる冷房とか音楽を鳴らしっぱなしのバスとかを思いつく。日本人が劣化している。どうもトレンドを作れる上位層が自己中心的で他人への気遣いを失っている。私立の中学校、小学校、幼稚園などに進んだため、公立で、他者を思いやる教育を受け、実践するべき段階を失い、己の利益のみのため、受験に役立つことしかやらなかった奴らが社会上位層で跋扈しているのだろう。簡単に言えば日本人の中国人化、大陸人化だろう。確かに危ない。
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No.7:
(3pt)

あとがきの通りなのでしょう

なんというか…設定資料を販売された気分ですね…

後付物語(セカンドシーズン以降)を整理してみようとするのは当然のことで…

でもだからこそ、最後の引きは完結に向けて繋がるのでしょうね。
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No.6:
(3pt)

相変わらずのできだけど

「恋物語」の内容の無さに呆れて前作はパスしましたが、今回は短編集ということで読んでみました。共通テーマに「道」を設定し、「今回の落ちは」で締めくくる構成は、良いのですが、「オチ」になっている話が一つも無い。最後もダジャレだし・・・ 日常のエッセイとして読めないこともありませんが、定価の価値は無いでしょう。それでも、星三つを付けたのは、最後の最後に、あのキャラと再会できたから。「終物語」が「お笑物語」と言われないように、プロットを練って書いて欲しいです。
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No.5:
(3pt)

辛い

物語シリーズは既刊全巻読んで持ってますし、西尾維新好きです。

がしかし、今巻で初めて読了を挫折しました(泣)。物語の復習の意味合いも分かりますが、とにかく、ダラダラ長すぎ。

このシリーズの良さのテンポや掛け合いもなんだかキレが今ひとつです。どうも読んでて、引き延ばし感が拭えません。

最後まで読めば、納得出来る内容なのでしょうが、そこに行くまでのモチベーションが持ちませんでした。

西尾維新の作品は好きだし、第2シーズンも読み返す程、面白い巻もありましたが、今思えば「猫物語」辺りで完結させておいた方が良かったように思えてきます。

第2シーズンも後、2巻です。 著者あとがきに間に又何か挟むかも?みたいな記述がありましたが、本当にこれ以上物語シリーズは引き延ばしして欲しくないです。

終物語も出たら、きっと購入します。それで物語シリーズの有終の美を飾って貰えると信じています。

そろそろ西尾維新の『じっくり』執筆した新作を出して欲しい…。スケジュールとか難しいのだろうけれど…。
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No.4:
(3pt)

最後のオチは予想外。

物語同士の間隙を埋めるように、各月に起きた出来事の顛末/サイドストーリーを描いた短編集。これまで同様、これらの話もそれぞれが独立しているため、過去作品をいちいち読み直さなくてもまあ読める体裁にはなっている。
 また、謎解き及び問題解決の体裁にもなっており、今回のオチの件が解決編になっているので、オチを読む前に真相及び解決法を推理してみるのも一興だろう。

 ――しかし。

 最後のオチは予想外だった。

 果たして次作(『終物語』とは限らない)はどこから始まるのか。
 この直後から始まるのか。それともまた時系列が全く異なる所から始まるのか。

 ただ。
 とにかく終局が近づいてきてるのは実感できた。
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No.3:
(3pt)

投げ出さずに最後までがんばろう

4月からはじめて毎月1話ずつ1年分12話の短編が綴られていて過去登場したヒロインたちが
既刊シリーズの時系列にほぼ沿ったかたちで登場します。

でも残念ながら各エピソードはどれも大して盛り上がりがないうちに終わり
読み進めるのが苦痛でした。
このシリーズはいつもなら一気に読み進められるのですが今回は時間がかかる
どころか途中で何度も投げ出しそうになりました。

でも、

最後まで読んでよかったです。

溜まったストレスはちゃんと解放されます。
今まで苦労して読み進めてきたことが無駄にならずラストへ向けて収束していく様は
なかなかの快感でした。

ただ、途中までのストレスの溜まり具合が過去最高なのでそれについてはかなり
マイナスと言わざるを得ません。

とはいえラストの引きも過去最高なのではやく続きを読ませてくれと
言わざるを得ないのが作者の思惑にはまっているようでなんとも悔しいところですね。
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No.2:
(3pt)

阿良々木ハーレムつまみ食い

各ヒロイン持ち回りで小エピソードの連続。ただ、各エピソードごとに前置きやらが入るので、案外、語り部であるところの暦との掛け合いパートは少なめになっている印象。
エピソード自体も、序盤のうちは物語未満の怪異小話で、憑物語から終物語に向けてクライマックスが盛り上がる中で敢えて刊行するほどのものなの?という感じ。ラノベのショートエピソード集に多く見られるキャラクターの魅力遊びとしては、短編過ぎて物足りない。中盤以降になると、ようやく本編の隙間を埋めるような、伏線らしきものが散りばめられていますが・・・。

とはいえ、ラスト1章、極端なことを言えばラスト1ページで少しくらい感じていた不満要素が全て吹き飛ぶほど興奮度マックスにもってくるんだからずるい。

基本的には各物語の間の日常?を描いた小品なので、「読みたい人は読めばいいんじゃないかな?」という所に落ち着けたいところですが、余弦・扇・伊豆湖の終末キャラの部分は見ておかないわけにはいかない不穏さが漂っていて、やはり化物語サーガのピースとしては欠かせないんでしょう。
というか、伊豆湖編は終物語のプロローグにすでに突入していますから・・・。さて肝心の終物語がいつなのか?巻末にも特に記載無かったし、2ndシーズンのクール間あたりか、傷物語公開時(公開はいつまで延びるんだろう)あたりにタイアップさせるのでしょうか。どちらにしろ待ち遠しい。

ただ、ショートショート作品はもう一度くらい読みたい。クライマックスを終え、平和が取り戻せるのか正直、現時点では想像ができませんが、ネタでも風刺でも自虐でもメタでもいいから、エピローグ的にでもトーク全開で一冊お頼みします。
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No.1:
(3pt)

前半から一転の後半,そして最終話

『はじまり』の4月から3月までを1ヶ月ごとに,全12話の連作短編集となる14冊目です.

おなじみの掛け合いが中心も,くどさや極端なパロディは抑えめの前半は読みやすく,
怪異や怪談を絡めた日常の謎のような話が多めと,番外編的なエンタメ色の強い印象で,
各話に一人ずつヒロインを据えた構成も,一冊でいろいろと楽しめるおトク感があります.

また,ただの過去作の裏側ではなく,その時期に起きていた別のエピソードが語られ,
こちらは知っていても,この時の彼らは知らない『未来』へ触れているのもおもしろく,
過去の話だけに,今は退場しているあの男や少女の姿を見られるのもうれしいところです.
そんな中,彼らや当時のことを思い返していると,懐かしさとともに新しい発見や疑問も….

かと思えば,明るめに見えた雰囲気は,半分を過ぎたあたりから少しずつ空気を変え,
明らかに続刊への布石だった最後の二話には,曖昧な不安がどんどん膨らんでいきます.
そして,すぐに状況を理解できないまま迎える最終話は,さらなる驚きが用意されており,
何が起きたのか,鵜呑みにしてもいいものか,ここへ来て完結がさらに読めなくなりました.

ただ,多くの話で取り入れられていた日常の謎については,いささかあっさりしており,
あれこれ語りながら,パッと解決後の後日談に移ってしまうため,物足りなさが残ります.
とはいえ,このあたりは謎解きではなく推理,つまり序盤で繰り広げられる雑談がメインで,
テーマになぞらえた各話の冒頭も含め,あれらの中に完結へのヒントがあるのかもしれません.

なお,各話(月)を飾ったイラストは,カラーのポストカードなり13年06月に発売の予定です.
どのヒロインも遠目や逆に近目など,『顔』がハッキリと描かれていなかったのが印象的でした.
暦物語 (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:暦物語 (講談社BOX)より
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