■スポンサードリンク
秋に墓標を
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
秋に墓標をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
納期が早く、本も綺麗だった。 大変満足! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
納期が早く、本も綺麗だった。 大変満足! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言う事無しの最高に面白い小説です。あまりにも夢中に読みふけるので、家内から怒られます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何時も読んで、考える以上にの楽しく気分が高揚して最高でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと毛色が違う作品だなと思う。頭をフルに回転させないとならないトリックもないし、派手なアクションも少ない。従来のハードボイルド作品より以上に男同士の友情、そして愛が主題になっている。そして予想を裏切るアンハッピーな幕切れ。 主人公の気持ちがよくわかる年代だからか、妙に心にひっかかり、面白くて一気に読んでしまいました。 主人公の一途さと臆病さは、情けないが、一方でとてもせつない。大人ならではの言動なんだろう。 そんな心を閉ざしていた主人公が、これを最後と命をかけて働きかけたにもかかわらず、だまされ、やがて信頼という傷つけないがための奇麗事で離れていく彼女を恨まない、嘆かない、そして長い秋から冬を一人で過ごす覚悟を決める...悲しい出口のない恋愛小説といえる。 こんな女性が現れてもこんなことはしないな、何でもっと直接的に動かないんだと驚いたり、じれたりしながらどっぷり心情に入り込んでしまった。 大沢氏はこのような作品は書かなかったのだけど、何かの心境の変化かな。 このままでは悲しすぎるので、秋が過ぎ、寒い冬を過ごしたけれど暖かな春を迎えられたといった続編を是非読みたいものです。そうしないとリュウは救われない... | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人都会を捨てた中年に差し掛かろうとしている男性のもとに、突然訳あり風の美女が現れ、また突然去って行く出だしは、まさに大人のメルヘンのようで、心が掻きむしられる。この後の展開が多いに期待され、実際この後の展開は、ま、そうだろうなというように進んで行く。その意味では、よくも悪くも期待通りだと言えるだろう。 ただ、謎解きと、ストーリーの展開はちょっと乱暴にみえる。その乱暴さ(と言うか、都合よささ)こそ、重要な展開のまさに中心になっているのであって決して内容として粗雑とかいう話ではないことはわかってくる。そう、その意味では、わかってきてしまうんだなぁ。あぁ、そうに違いない、という部分が。だからこそやはり本作のできは若干乱暴、というか浅い部分があると言いたい。 自分も含めた、都会でアクセス働く多くの同輩たち。皆一様に、いつか、美しい海で、犬と戯れ、日がな釣りと落ち着いた静かな生活をしたいと思っているだろう。とともに、そこに、たまさか美女が現れ、自分を冒険に連れ出してくれる、という熱い思いも。そんな、多くの同輩にとって、本作はまさに良質メルヘンであると言えるだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大沢在昌お得意の、昔はちょっとは「ならして」いたが、故あって今は孤独をかこっている男が主人公の、極太のハードボイルド。 とはいえ、鮫シリーズやアルバイト探偵シリーズのような派手なものではなく、佐久間シリーズ(しかも後期の)のような、感傷的でしっとりとした作品となっている。 公安からCIAまでが出てくるのだが、アクションらしいアクションはラストまでほとんど出てこない。 前半はひたすら勝浦の海や釣りの描写が続く(大沢氏の別宅は勝浦で、夏などは釣りを楽しんでいるらしい)。 いかに主人公が孤独であるか、そしてその孤独を望んでいるかが書き込まれている。 正直、釣りの薀蓄なんかは蛇足かなーという気もしなくはないのだけれど。ただ、釣り糸を垂れること、海に向かい合うことで、主人公の心境を表現しているので、多少は多めに見よう。 そこへ、お約束のようにやってくる美しい女性。しかもいわくありげな謎を持った女性。 さて、彼女の素性は? 何故彼女は逃げていたのか? 主人公、リュウの元から消えてしまった彼女を、リュウは探し出すことができるのか? 単行本版の帯には「春に彼女と出会い、夏に熱い感情を覚え、そして秋に、過ぎ去った夏を想う」とある。 このコピーは、実にうまく本作を表している。 墓標とは、誰のものか、何の意味を持つのか。 人は時に、思いがけない出会いを経験するのかもしれない。 こんな墓標は、できれば欲しくはないけれど。 オーソドックスなストーリーであるが、だがその王道のストーリーをここまで緻密に、男の孤独感と女性を求める純粋な気持ちを軸に書けるのは、さすがの一言。 大沢氏は、実は派手なアクション物よりも、こういう作品のほうがうまいんじゃないかと、密かに思ったりもする。もちろん、ハードアクション物もうまいのだけれども。 佐久間シリーズが好きな人にはオススメ。 孤独を無理に選んだ男の恋愛物が好きな人にもオススメ。 男と男の友情物が好きな人にもオススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私はこれまで大沢在昌さんの著書は結構読んでます。 たまたま本屋で、出版社の夏商戦でこの本がこの夏お勧めの100冊の中にあり、 試しに買ってみたのですが、面白くて読みふけてしまいました。 確かにこれまでの大沢在昌さんのスタイルとは違う気もしますが、 私はこの作品の方が好きです。 常に『どうなるのだろう?どうなるのだろう??』と思い、 最後まで読みきってしまいました。 続きは無いのかな?? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大沢作品は久しぶりに読みましたが、この作品は今まで読んだどの作品とも毛色が違います。 率直に言うと、従来の作品と比較し若干物語の進行に緊張感が欠けています。 主人公リュウは、外房の勝浦に住み世間との関わりを避け生活していたのだが、そこでひょんなことから絶世の美女「杏奈」と出会い惹かれてしまう。 この「杏奈」が普通の人間だったら良かったものの、特殊な事情を抱えており、或る日忽然とリュウの前から姿を消してしまう。 そこに、「杏奈」の特殊な事情に深く関わる「秋月」、公安、リュウの親友「ケイン」、台湾マフィア等が絡みながら物語りは進行していきます。 しかも、「杏奈」の特殊な事情には、かつてのリュウの恋人も関わっていた...。 簡単に言ってしまうと「杏奈」に惚れたリュウが命懸けで「杏奈」を守ろうとする物語です。 「杏奈」の持つ謎に大きく惹かれてしまったのでしょうが、さて結末はどうなるのか...。 あなたには、損得抜きで命懸けで守りたいと思う対象はいますか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は、「過去を持ち」世を捨てた中年の男。静かな生活の中に飛び込んできた「わけありの」女性に、惚れてしまい、捜し求めるうちに、世界規模の事件、陰謀に巻き込まれていく。その事件、陰謀には、世を捨てることになった主人公の過去も係わってきて・・という話です。派手なアクションシーンもなく、複雑な謎もない。少し感傷的な話です。雰囲気的には、「佐久間公」シリーズっぽいです。ワクワク、ドキドキはしませんが、静かに引き付けられて行きます。また、主人公の相棒など、相変わらず魅力的な脇役も、出てきます。この著者の文章、文体が、少し感傷的な話に良く合います。これぞ、この著者しか書けない1冊、という本でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!