銀河英雄伝説
評判
銀河英雄伝説の評価:
4.43/5点 レビュー 107件。 S ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全162件 101〜120 6/9ページ
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銀河英雄伝説の評価:
4.43/5点 レビュー 107件。 S ランク
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ただ、本作の非凡なところは主役以外の人物像が明瞭に刻まれていることだ。
例えば、最初に出てくるアスターテ会戦ではラインハルトの麾下には5人の提督がいる。
そのうち、メルカッツとファーレンハイトはこの後、戦場で轡を並べたかと思うとお互いに対峙したりと人生の有為転変を見せてくれる。
それが、正義とか国家とかといった大層なことより、やむを得ない運命の選択を重ねた結果なのが切ない。
そんな、ドラマがいくつも通奏低音のように折り重なり、事件や会戦ごとに浮かび上がってくる。
単なるSF小説ではない。
さて本巻では主役級のキャラクターがもう一つ誕生する。人間ではない。
同盟軍第13艦隊、通称、ヤン艦隊。
ラインハルトは艦隊指揮官というよりは簒奪者か皇帝かであって、艦隊をはじめとするハードは消耗品でしかない。
むろん、麾下の将兵を気遣う描写は多々あるが、その役割は主として前半はキルヒアイス、後半はマリーンドルフと提督たちが担っている。
しかし、ヤン・ウェンリーは終始、艦隊指揮官であり艦隊はその半身を形作るといって過言ではない。
イゼルローン攻略を終え、退役を申し出たヤン・ウェンリーにシトレ本部長が「君の艦隊だ」と語りかける。
この時、ヤン・ウェンリー自身もそのことを思い知ることになる。本当の意味での「ヤン艦隊」の誕生だ。
そしてヤン自身が亡くなった後も、ヤン艦隊は戦い続けることになる。
登場人物の多彩さ、背景となる社会制度、それに至る歴史とスケールと厚みを考えると10巻で完結したのだ奇跡とも思える。
まずは、主要キャラクターを本巻で一覧して、ゆるゆると読み進めていくことをお勧めする。