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十字架
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十字架の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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昔に読んだことがあるが、今まで読んだ本の中で一番つまらなかった。 盛り上がりに欠ける内容が右肩下がりにラストまで続いていった。 まあこの作品の場合、読んでいて面白いか面白くないかを重要視していないのかもしれないですが、私にとってはただ退屈だった。 | ||||
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読んでいるうちに、これは取材されたモデルケースがあるのだろうと解りました。後書きを読むと、確かにそうであり、実際にクラスメートがいまだにお参りに来ているそうだと。父親の気持ちも解りますが、とにかく内容が重いし、時間は進まないし、この平板で鈍重な語り口は重松さんの長編ならでは。読んでいる間中「もう十分!」って感じでずっと苦しかったです。私が親友に名指しされたら、間違いなく逃げるだろうなと思いました。もう少し、父親の気付けなかった自責の念が描かれても良かったのではないでしょうか?責め過ぎです。十字架は背負わされるのも背負うのも、背負わせるのも避けたいです。教訓として、一度は読んでおくのもいいですが、おススメできる本ではないです。 | ||||
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吐き気を催すというか、言いようのない憤りを感じた。 確かにいじめは許されるべきではない事だ。それに間違いはない。 しかし、ことこの小説のケースに関しては甚だ疑問を感じざるを得なかった。 主人公や自殺した少年の想い人は自殺した少年の親を気遣うあまり自分の思っていることを言うことすらできず、少年(フジシュン)の親も親で無言でそれを彼らに強制している。そんな風に感じ取れた。 死体に鞭打つようで憚られるが、この親にしてこの少年あり、と思えてしまった。 どこまでも卑屈。 いじめを止めなかったクラスメイトは悪か?という見出しの帯を見たが、「助けを求めていないのに助ける必要があるのか?」という話だ。 それが仲の良い友達。何かしらの恩人であるのならそれは言われずとも助けるべきだ。 が、現在は大して交流もなく、過去においても特別深い関係でもなかった謂わば「クラスメイトという名の他人」を、自分がもしかしたらいじめの標的になる可能性を負ってまで助ける必要はあるとは言えないと思う。 それは教師の仕事だ。 もし責めるのならそれは年端もいかぬ中学生ではなく、いじめを見て見ぬ振りをした教師、そして学校に勤める大人たちだろう。 生徒に十字架を背負わせるのは完全に御門違いだ。 そういう面でもフジシュンの両親、そしてフジシュン本人には、同情はあれど不快感を多分に感じた。 長いレビューになってしまったが、この小説を通して、言い方は悪いが、重松清のある種の偽善者的な部分を見てしまって、大いに失望した作品だった。 よほどの「善い人」でなければ、あまりお勧めしない。本当に気持ち悪い小説。 | ||||
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自殺した人の親が気持ち悪かった 自分の子供がいじめられてる事に気づけなかった親に、いじめてたわけではない主人公をあそこまで責める資格はない 健介くんはかわいかった | ||||
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二回目。 やっぱり心に響かなかった。 私が冷たい人間なのか、それかこれ以上のひどい体験をしてきたからなのか・・・。 もっとえぐい小説あるぜ。 | ||||
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1番子供にとって身近であるべき親が、なにも子供の異変に気づかずに、自殺されてから学校で子供がひどいイジメに遭っていたことを知り、被害者面して直接イジメていた連中のみならず、見て見ぬふりをしていた「親友」や、クラスメイトを責めるって、、、。「なんで気づいてやれなかったんだ」という親の思いも時折垣間見え、ずっと亡くしてしまった子供について苦しんでいる親の様子も描かれているのですが、辻褄が合いません。 こんなに仲の良い家族で、親が自殺するほど苦しんでいる子供の異変に全く気づかないなんて、あり得るでしょうか?もしあったとしたら、親は周りを責めるより自分をまず先に責めるべきではないでしょうか?親は学校での子供の姿は見えないから、元気でやっていると信じているしかないって、そんな馬鹿げた話、、、。 いい事もいろいろ書かれているのですが、、、、ムチャクチャです、 | ||||
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いじめを苦に自殺してしまった一人のクラスメイトの死に対して、途方もない罪悪感を負わされた少年、葛藤の物語です。 自殺したクラスメイトの遺書に「ありがとう」と書かれ、親友にされた少年。 確かに、いじめを傍観するのは良くない事です。しかし、彼らにあそこまで十字架を背負わされるような罪で有ったのかは、甚だ疑問です。 いい歳をした大人ですら人間関係には悩み、職場いじめは存在します。 自殺した少年の家族や取材する記者たちが、一方的にも中2の当たり前の逃げ道を塞ぎ、無理やり十字架を背負わせたように感じられて 共感は出来ませんでした。精神を病んでいる感じすらします。 いじめに気が付けなかった親の責任という部分にも、もっと触れて欲しかったです。 | ||||
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期待感を持って読み始めました。どこかで見た聞いたような いじめ事件を題材にしています。 作者の考え方が分かったのは「森の墓地」の件です。 作者はこのことを作品のなかに入れたかったんですね。 しかし、その入れ方は唐突です。自然に入れて作品に馴染ませることが できませんでした。作品の出だしは割合スムーズに流れています。 ところが、”落ち”を作ることができないので焦りが文章に伝わってきました。 終盤はまるでジェットコースターに乗っているような流れになってしまった のは締切り時間と枚数との関係があるのではないでしょうか? 雑な流れは嫌な感覚となって伝わってきます。 最後まで”落ち”をつくることができなかったまま終わってしまいました。 作者が何を訴えたかったのか最後まで漠としたままでした。 読まなければよかったと思うほど後悔するような本でした。 残念です。 | ||||
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