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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全562件 281~300 15/29ページ
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「巡礼の年」という題目で小説を書くと、というお題を出されれば、 彼ほどの小説家ならこれくらいの小説は書ける。 語り口のスマートさが好きで、ストーリー性は全く期待していないこの私が、 ラストがどうなるかを楽しみに読んだのは初めて。 期待を裏切られたかどうかは言わない。いや、言えないのだ!! | ||||
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普通に面白かった。 ここまでたたかれて賛否両論になるんだから、やっぱりみんな気になるんでしょ?村上春樹。と、思う。もしこの本が村上春樹が書いたものじゃないとしたら、やっぱりでも、普通にミステリー小説としても良く出来ていると思う。 解決がない話(灰田はどうして?とか、同性愛の問題は?とか、誰にじゃあレイプされて殺されたの?とか)いろいろ、謎は残るけど、 ノルウェイのときだって、最終的には、結末はこんな感じで謎なままだったしね。 それがこの村上春樹の手法なのではないかな。 ノーベル文学賞とか、いろいろあるから、みんな過度な期待や過度に叩いたりしすぎだけど 村上春樹の持つ「ロマンチスト」で「ナルシスト」な部分って、同性に嫌われるかもしれないけど、ホントはみんなうらやましいんじゃないのかなって思ったりしてね。 やっぱり読後感は「ノルウェイの森」に似てるね。 心を病んだ女性、 同性愛の問題、 長年にわたり解決できない主人公、 モテるけど苦しむボク 孤独 愛 苦しみ みたいな。。。 でも、やっぱりわたしは村上春樹が好きなんだよな。 なんでなんだろう? 突っ込みどころがいっぱいあるのもわかるんだけど、私はやっぱりこの人が好きだ。 この人の持つ世界観、普通にミステリー小説として読み進めたくなる文章力、あまりにも解決策がないこの世の無常、 このあとどうなったのかどうしても知りたいけど、結末を決して書かないところ、 どうしようもない問題のひとつである同性愛の問題 やっぱりでも、これは好きとしかいいようがないからどうしようもないし ミーハーだけど、やっぱり彼が生きているうちに、ノーベル文学賞をとらせてあげたい。 だって好きだから。 この、完全無欠じゃなく、突っ込みどころ満載なこの人の作品が大好きで 日本人として、誇りだから。。。 | ||||
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読み始めてしばらくすると、どんどん吸い込まれるようにはまっていきました。これからも村上春樹の本を読んでいきたいです。 | ||||
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かつて「風の歌を聴け」を読み始めてコケて以来一冊も読んでません。 今回はTVで行列作ってるの見てよくやるわいって白けてました。 出版社の売り方が余程上手なんだろうョってかんじ。 だけど。だけでも。何気なくこちらのレビュー読んでいて急に興味を 持ちました。何だかかんだぁ言いながら読むんだよね。 又コケるであろうから中古本にしました。 ものすごくきれいな本が届きました。 読み始めたら。意外にも。これが面白かった。 タイトルの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の意味も 読んでいくうちわかりました。 「大学ニ年生の7月から、翌年の一月にかけて、多崎つくるはほとんど 死ぬことだけを考えて生きていた。」で始る村上ワールドに浸りました。 読みながら付箋を付けた箇所は22。 アカ、アオ、シロ、クロと名前に色彩を持つ同級生四人と色のないつくる君。 大学で親しくなった後輩は灰色。発想がユニーク。卒業後の職業もアオは 車のディーラー。アカはビジネスセミナーの代表取締役と今の時代そのもの。 つくるは長年の夢でもあった鉄道の駅舎作り。このつくる君という人物設定も 「冷静でいつもクールに自分のペースを護る多崎つくるくん。」とか 「僕にはたぶん自分というものがないからだよ。これという個性もなければ、 鮮やかな色彩もない。・・・」そのつくる君は大学2年の時、突然、その仲良しの 同級生四人から決別をされる。理由もわからず。 後年その理由を尋ねるために地元名古屋へ戻る。恋人のすすめもあって。 アオ、アカに会いクロに会うためフィンランドに飛ぶ。理由はわかる。 そうしてその恋人とうまくいくのか。わからないまま。この本はおわる。 何が原因でという謎解きみたいな。ミステリー仕立てで。それで最後まで けっこう面白く読んじゃったみたい。後編書くつもりで終わらせたのかしらんね。 でも。まあ。自分でこうやって記載し始めると。サラサラ読めただけあって。 軽いといえば。軽いほうの小説なのかしらんね。孤独と言っても。いい家の ぼっちゃん風が悩んでるだけ。と言ってしまえば。それまでだけど。 途中出てきて。レコード残して。引っ込んじゃった。灰色さん。 こいつが。いや。この灰田さん。印象的。どうなっちゃったか。知りたいョ。 「巡礼の年」ってクラシック好きな方なら。タイトル見ただけで。ピンとくるとか。 こちとらはピンとこなかった。ヘンなタイトルって。おもっただけ。 ラザール・ベルマンのリスト「巡礼の年」が今売れてるらしい。 そうなんだよね。読みながら。如何いう曲なんだろうって興味持ったし。 途中で検索までしてしまったョ。手持ちのクラシックの全集には入ってなかったし。 わざわざ購入するのは考えもんだし。聴きながら。読んだら。又違った趣きが あるのかも。とにもかくにも。村上春樹ワールド。二冊目はちゃんと読みました。 | ||||
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村上春樹さんの話題の小説です。登場人物に色彩の名前を与えるなどの技巧を凝らした作品です。青年期の内省的な葛藤を中心に描いた作品で、ミステリー仕立てで、過去の心の闇を解き明かしていくような展開になっています。青年の心の闇のようなものを描いて、どこか大人になりきれていないような作家の作品のような仕上がりになっていて、物足りななさも感じました。メタファーは多用されている感じですが、ややまどろっこしい感想は持ちました。 | ||||
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ほとぼりがやや冷めた5月ごろ、落ち着いた気持ちで読みました。読みやすく、自然に物語のなかに入っていけました。 「ノルウェイの森」は失われた恋愛についての物語だったと思うのですが、これは失われた友情と絶望、そこからの心の回復についての物語、と理解しました。 高校時代の親友4人から突然絶交されてしまった主人公。20年近くたって、その理由を尋ね歩きます。最後に真相を教えてくれたクロさんという女性がとても素敵。二人の会話もよかった。励まされました。 人生には、どうにもならないこともある。失意のどん底からはいあがるには、時間がかかっても、いつかは問題と向き合わなければならない。たとえ傷ついても、友達をつくり、恋をするのは、いいものだ。勇気をもって人とかかわろう。…そんなシンプルで力強いメッセージを受けとった気がします。 40代のオバサンもかなり心を揺さぶられたけど、人生これからという10代後半から20代の若い人に読んでほしい本です。 | ||||
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期待してなかったんですが、主人が買ったので暇つぶしに読んでみました。 途中からはすっかり夢中になってページをめくってしまいました。 「あるいは」の使い方が文学的?懐かしい感じで好きです。 | ||||
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つくるの人生模様を描いた作品ですね。お薦めです。 村上さんの作品は、初めて読みましたが、良かったです。 これからも、読んでいきたいですね。 | ||||
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多くの方が長い感想文や解説をされています。それだけ、のめりこめる本なのだと思います。 | ||||
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腹をくくって、解決しようと覚悟を決めれば 良くも悪くも前に進む。 そして、たいてい爽やかな結末を迎える場合が多い。 過去の喪失感を埋めるのは、そういう覚悟と人のぬくもり。 村上春樹は、文体でごまかしているが、 とても合理的だし、頭の切れる作家だと思った。 | ||||
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シンプルで読みやすい作品でした。そして抽象度が高い。 例えば、今までの作品は1つの抽象を表現するために、100の具象を並べて表現されていたとすれば、 今回は、それが10の具象で1つの抽象を表すことができている。 抽象力が洗練されている。美しい。 私は別に作家の贔屓のファンではないし、読み手としてもただのその辺の一般人で、ただの1冊の小説として読んでいる。 それでも、村上春樹さんの小説の性質、小説の目指しているものに作品を読んでいるうちに気づき、 それを受け入れた上で読めば、当然ですが、内容は面白い。 これはどういうことを描こうとしているのだろう?と読み手が自力で掘り下げることに価値がある。 「この作家は何が言いたいんだかわからん!」「台詞が不自然だ」、と、 細部にしつこくケチをつけて、批判してながら読んでも、何も解けないようにできている。 ケチをつける時点で、人は、自分の思考を放棄しているからだ。 「このひとは、この一見、わけのわからない文章で、なにを言おうとしてるのだろう?」と 問う気がない人には楽しめない。 全て分かりやすく説明してくれなきゃ面白くない、という受け身の読み方ではダメだ。 考え続けながら読むことに価値がある小説、と私は考える。 抽象思考回路の疑似体験だ。 この小説は1冊で、1つの抽象なのだと思う。 一人の、とある人間について、辛抱強く知っていこう、相手の話を聞こう、という心構えで読んで、 それでも伝わってくるか、伝わってこないか、五分五分。 人間が人間を知ろうとする、せつない努力と、 何も知りたくない!と頭ら拒否する、せつない恐怖について思う1冊でした。 | ||||
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途中だけどつぎは・・・と堰かされる 早く読み解きたい話題になるのはわかる | ||||
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ちょっと長さが足りないかな?と感じた。ちょうど僕のペニスのように。単行本2冊以上のボリュームがないと村上春樹の作品は一つの形をつくることができないのではないだろうか。「アフターダーク」「国境の南、太陽の西」「スプートニクの恋人」どれも何か物足りない気がする。 一方で「蛇足」と感じる作品もある。「ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編」「1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉」まるでパスタを茹ですぎたように。 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は短いにもかかわらず蛇足感も備えた今までの村上作品の集大成とも言える作品だ。18章までスムーズに安定したペースで話は進んでいく。ジョギングをしていたら通過する信号が偶然すべて青信号だったかのように。そして18章で見事に完結する。 そして19章。蛇足である。19章は書いている途中では必要だったかもしれないが推敲、編集の時点でカットされるべきだったと思う。焼きそばUFOのお湯を捨てる必要があるように。 村上春樹の作品が好きな人はみな楽しめるだろう。名探偵コナンのファンが毎週楽しめるように。 | ||||
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この本の出版が待ち遠しかったですが、以前の作品と異なり1冊だけなのですが、その分量だけに読みやすかった様な気がします。 | ||||
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まず、最初に、村上さんの独特な物語の流れが好きな方はお読み下さい。彼の独特な世界に理解を示せない方にはおすすめいたしません。 私は村上さんの本は今までいろいろ読みましたが、一番さらっと読めた本だと思います。 かいつまんで言うと、若かりし頃に負った心の傷を癒す旅にでる主人公の話です。 同じような体験をしている人がいるのではないでしょうか? そのような方にはある意味処方箋のような本かもしれません。 そうじゃ無い人には、人に心の傷を負わせると言う事が、その人の人生にどのような影響を与えるかを理解する為の一助となるような本だと思います。 かなり酷いレヴューを書いている方もいますが、感じ方は人それぞれ。 ものの見方を180度変えると違う事も見えて来ます。 物語にも関連しますが、ダークサイドを見続けるのか、それとも方向転換して前向きに自分が幸せになる方向に進むか、選ぶのは自分だと思います。 この話を読んで、自分がどちらに向いているのか?そして、自分が望むべき未来へ進む為にどうすべきなのか気がつけたら良いですね。 | ||||
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1Q84に引き続いて詠みました。最後の1行は必要なのかなと思いました。 | ||||
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満を期して、というよりかは、あまりに売れているので軽い気持ちで久しぶりに村上春樹の長編を読んでみました。 海辺のカフカ、アフターダークくらい以降は村上春樹の長編小説は読んでないなぁ、と思っていたら、これらも10年くらい前の出版なんですね。 「1Q84」は長いので読んでません(笑) そして、「多崎つくる」も読むつもりはあまりなかったんだけど、(文庫化してから買ったらいいや、と思っていました。) 買おうかどうか友人があまりに逡巡しているので、私が先に買っちゃいました。(笑) 感想は、春樹を全部読んでいるわけでないのでエラそうなことは言えないけれど、「村上春樹」らしい作品だなぁ、と。村上春樹の長編小説は久しぶりでしたが、「ああ、この感じね」と入り込んでいけました。 やっぱり、「〇〇みたいな・・」という比喩や情景描写が秀逸です。 「村上春樹の文章は独特の心地よさがある。それがある種の『信者』を生み、購買に走らせる」と経済学者の人さえも言っていました。 ただ、一方でamazonのレビューを見ると、★が一つとか酷評も多いですね。 確かに、村上春樹の本の主人公はスタイリッシュでモテる男が多い。 著者近影からすると、妄想でしかない(爆)と言う人もいます。 また、36歳の男の青春の曲はクラシックや洋楽でなく「ブルーハーツ」だろ!リアリティなさすぎ、と言っているひともいました。 確かにどちらの意見も正しいかもしれません。 でも、こういう独特の村上ワールドが好きで、リリースされるたびに「待ってました」という人もいるんです。 うがったことを言うと、「嫌なら読まなければいい」それだけのことだと思います。 まあ、あれだけ平積みにされていたら、村上春樹嫌いでも読んでみたくなる気持ちにはなると思いますが。 ある人は、この本は「小説」でなく「戯曲」だ。小説だと思ってストーリーだけ追いかけるならつまらない。 と言っていました。 確かに、最後の最後まで2つばかり、謎、というか「・・、で、それはどうなった?」というところがありますが、戯曲ならそれを余韻として考えればいいんでしょう。 「村上ワールド」に久しぶりに入れて、長さもちょうどいい感じ。 静かな音楽を聞きながら、紅茶でも飲みながら読めばいいかも。 クッキーかフィナンシェみたいに小説をつまめばいいのです。 ごちそうさまでした。 | ||||
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アベノミクス効果の中で、ちょっと浮かれた感じになれましたが、時代劇の違いを痛感しました。今の若い人は、あまり車に興味を持たない人が多いようです。 | ||||
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初めて本を買ったのでどう比較してよいかわかりませんが問題なく満足してます | ||||
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3年振りの書き下ろしの小説。期待以上のものを与えてくれました。特に装丁がシンプルで綺麗なので素晴らしいとおもいました。 | ||||
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