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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 101~120 6/9ページ
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ほとんどの村上春樹作品を読んでいるので、今回の書評なども読まず、先入観なく読んだわけですが…、確かに、今度の作品はどうコメントしたら良いかよくわかりません。 ただ、村上春樹だから、彼の独特の表現だから、この正直あまりどうってことないストーリーが興味深く読めるのであって、このストーリーを別の作家が書いたら、どう感じるだろうか…と思いました。 なんとなく中途半端で、途中で消えてしまう人物もいたり、結局結論が出ないで終わってしまう展開もあり、読んでいるほうが、この主人公のつくるくんのように悶々としそうです。 それにしても、読み終わってからのAmazonの書評をみたた、面白いの何のって!書評のほうが面白い作品は久々です!それだけ、村上春樹に対する期待や思いがあるんだろうと思います。 どうも、最近の村上作品は小説よりエッセー的なもののほうがとても納得し、共感して読めます。 「僕が走る時に…」はとても良かったし、昨年あたりに朝日新聞に寄稿した国際問題へのこめんとなどはとても素晴らしかった。 次の新たな展開を本当に期待して、少し評価ポイントを上げました。 | ||||
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前作もだけど 取りあえず初版購入。 でも なーんか読む気になれず・・・ ドリーさんの否定的なレビュー読んで逆に背中押されました(^^; そ、そんなに面白いの??? 王様のブランチも見てたので思わずふいてしまいました。 ドリーさんありがとうございます!!! だって全部共感できちゃうんだもん(読む前から) ちなみにIQ84は読まずに売っちゃいました☆ なので何十年ぶりかの村上作品です。 はじめは1日5~6ページで寝てしまうほど 身体が拒否反応を起こしました。 「一気に読めました」という方はよほどのファンの方なのでしょうね。 私もそうだったはず・・・多分。 村上作品に出合ったのは 高校生の時、 村上春樹と同世代の現代文の先生の授業でした。 村上信者の一人でした。 カッコイイのにあこがれる思春期ですからその頃は読みましたよ。 村上春樹以外にも都会的でカッコつけた軽い感じの作品が売れた時代だと思います。 そういう意味では何十年たっても期待は裏切りませんね☆ 未だにそんな感じの登場人物がでてくるので ある意味 懐かしく安心できます。 マイノリティー?トムクルーズの映画? 少数派でいいじゃん。 ケミストリー?そういえば解散しちゃったなぁ この まどろっこしい言い回しの翻訳って何十か国も正確にできるのだろうか? 全く内容と関係ないことを感じながら楽しく読み終えました。 で 最後 え?ここで終わりかよ。 予想通りの終わり方。 やはり期待は裏切りません。 1785円の価値はあるのかどうか? うーん どうかなぁ 描写は思いうかびやすいので 連想しやすく 微妙な映画1本観たと思えばまーいいのではないでしょうか?! | ||||
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ジョークや比喩などでププッとするところがなかったのが自分としては残念。いつもそれを楽しみにしていて、ドッグイヤーするので。アダルトな要素も少なく、まだ読んだことのない女友達には気軽にオススメできるという点で、これまでとちょっと違う。 | ||||
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村上春樹作品を多く読んで来ましたが、今回の本は例えると「ノルウェイの森」と「スプートニクの恋人」のミックスにあたります。最初の書き出しから最後まで宿命的にしがみついている「死」というテーマ(「シロ」と「クロ」などは直子とミドリさんを彷彿させる)、非日常的なキャラクターを出現させず、「暴力」をなるべく現実的に描いている点など共通する箇所も多く見られます。1Q84と比べると分量も少なく、さっくり読めました。 他のレビューにもある通り、村上春樹特有の勿体ぶった言い回し、乾燥した文章は健在です。しかし、別にそれに対していちゃもんをつけなくてもいいかとも思います。わざわざ「村上春樹を読まない俺超イケてる」と格好つけた文章をAmazonレビューに掲載する必要はないのではないでしょうか。 ただ、この本は、一度読んだ感想では、決して大ベストセラーになるような本ではないと感じています。本人も京都大学で「新作はは文学的な試みだ」とおっしゃっているので、あくまで「最新のハルキを知る」ために読むべきでしょう。 結論として、「以前から村上春樹を読んできた人は読むべき」、そうでない人はスルーしてもよい、ということになりそうです。 | ||||
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前半で種明かしがわかる作品です。私自身は1Q84が好きです。 | ||||
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「つくる」のかつての仲間アカは言う。 「何にでも反対するひと達がいる。相手にするだけ時間の無駄だ。しかし自分で判断出来るひと達もいる。彼らは放っておいても頭角を現すだろう。僕が相手をしているのは残りの85パーセントのひと達だ。彼らは上からの命令でしか動かない。」というような意味の言葉。 社会的な現象とも言える春樹の新作「色彩をもたない」が出て、85パーセントの読者が指示し、15パーセントの読者がノーと言う。 そのことを予想したのか。 なんにでも反対する層のレビュウは的はずれにかんじる。ベストセラーだからいいとは限らない。 「自分で判断できる」ひと達のレビューは的確だと感心する。春樹が真剣に対峙しなければならないひと達だ。 それとも もう少し深読みすればアカが作者自身の投影なのか。ベストセラー作家の心境なのか。だとすればこれが本作品の唯一のユーモアかもしれない。 「風の歌を聴け」で春樹にノックアウトされ、作品ごとに成長する姿に感動し、「ねじまき鳥」には心から感動した。人物は躍動し、作者の妙な自意識は目立たなく後退している。いくつかのストーリーが交錯して重厚な世界がある。 新作が出るごとに「ねじまき鳥」の感動の再現を微かに期待して手にする。残念ながら期待は裏切られ続けたが、作者にたいするリスペクトは消えない。彼は「ねじまき鳥」の 作者なのだ。 しかし次作に対して期待は出来ないかもしれない。何度も裏切られたからではない、それなりに楽しめた。今回初めて感じた。春樹の才能は枯れたのか? | ||||
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「ノルウェイの森」が好きな方は読みやすいのでは?と思います。 というのは、不思議な世界やメタファーな人物?(羊男とか)が出てこないからです。 井戸におりたり壁をぬけたりもしません。 個人的にはアンリアルな村上作品が好きなので、残念ながら本書は☆3つにしました。 少なくとも日本人はこういう会話はしないだろというようなオシャレが会話がでてきます。 それは今に始まったことではないので出来ればスルーして読んでほしいと思います。 フィクションなのでオシャレ会話もありだと思うのですが。 村上氏の作品は、好きな人はすごく好きで読んでる的なスタンスがいいと思うのですが、多分出版社とか本屋とか、大人の事情でこのような販売方法がされているのだろうなと感じます。 村上作品の多くは孤独をモチーフにしていますが、根底には愛(恋愛関係においての愛だけでなく)がとても必要で最も大切なものだというメッセージを感じます。 本書を読んでどう感じるかは読み手しだいだと思います。 駄作、傑作、さまざまな意見があるとおもいますが、それな読者ひとりひとりにゆだねられているものであり、他人に強制するものではないと個人的に考えています。 | ||||
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日本中のこれだけの人間が絶賛する作品なのだから、何かしらの モノはこの作品の中に埋まっている。 それを感じる事ができれば、それは良かった事。 感じることができなければ、それはあなたとこの本の相性が 合わなかったってだけの事。 この本のケミストリーを感じることができなかっただけの話。 それでいいじゃない。 3年後に読んでみたら、また違った印象を持つよ。 | ||||
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「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読んで美しい文章で綴られた結末の無情さと寂しさに、しばらく小説は読まなくていいや〜とのことで1Q84はパス。 久しぶりに村上春樹さんの小説を手に取りました。 表現豊かで読みやすい文章は相変わらず。何よりも楽しく読めました。 ネタバレ交えて茶化したレビューを書いている人がいますが、そう言うスタイルなのは昔からですし今更と言う感じ。 (氏の描く男性主人公たちには女性が自然と寄ってきますがw) まあ、小説なんてそんなものですよね。 それに、ファッションで読まれている小説なんて日本なら昔からどの時代でもありますよ。 不景気が続いている今に2000円弱の本が100万部売れてる、というのがニュースになっているだけだとおもいます。 さて、読み終わってみたが今回は後読感はあまりよくない。それほど感動はしなかった。ふーむって感じ。 なんでだろうね?と、いわれればヒロインの女性があまりかわいげがないとかいろいろありますが、描ききってない部分に納得できないところが「ちょっと」あり、あれ?これで終わり?というのがおおきかったな〜。 | ||||
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読みやすかつたし次の展開が気になる作品のように感じられました | ||||
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著者の本は『ノルウェイの森』と『スプートニクの恋人』しか読んだ事がありません。 どうも村上春樹ワールドは孤独感や喪失感に満ちている気がして手を出せずにいました。 少しネタバレになりますが、主人公の多崎つくるが 仲間から存在を否定されて心に負った深い傷は読んで辛かったです。 16年経った今もなお疼く傷。 読み手がいつかどこかで味わい、時間の経過でやっと忘れ去った傷を探し出し、 もう一度辛さを思い出させる感じがしました。 色彩をもたない多崎つくる。 彼は自分のことを 『自分というものがない。個性もない。鮮やかな色彩もない。 こちらから差し出せるものを何ひとつ持ち合わせていない。 いつも自分を空っぽの容器みたいに感じている。』 といいます。 つくるの巡礼という行為によって、 何かしらの希望や救いが見出せたらと思いましたが、 結局のところ救いようがないまま読了を迎えた感じがします。 自分にとってはキツい本でした。 | ||||
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この作品、楽しく読めましたが、やはりいつもの村上春樹節。 なぜか感じる文化部のノリ。 カフカほどではないにしても、読了後に感じる、 『おい!お前!これから全力で校庭10周な!!!!』 感はありませんでした。 たまぁーには違う作品、、、読みますよ。 なんだかんだで吸い込まれてますから。。。 | ||||
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かなり面白くなる可能性があった作品だと思います。 「巡礼」が意外とあっさり成立し、最初の巡礼で、 最大のナゾの理由がわかってしまうのが残念なような。 途中挿入される緑川というピアニストに「鼠」の面影を感じ、 懐かしく思いました。放り出されて消えるキャラですが、 それはそれでいい。 最大の残念は、シロ、灰田、両二名を作者があまりに 投げ捨てたことで、プラス沙羅と会わずに終わるのは…。 最低限の小説マナーは守ってますが、二時間ドラマが 大好きなわたしには、「え?犯人だれだったの?」 とかなり欲求不満です。 二時間ドラマなら、 灰田が「つくる」のシロへの射精のゴールキーパーなら、 シロをレイプし、のち恋人関係を装い殺したのは灰田。 そして二時間ドラマスペシャルならクロがフィンランドへ シロの「遺書」を持ち逃げしていたというフィンランドロケシーン が入りますかね。 ムラカミさん、小説家としての巡礼は完全に終わりました。 もう、小説を書かなくていいですよ。 傷がある→いい女に癒される デビュー以来のパターンにいまさらなにをかいわんや。 島耕作と同じで、多くの人の妄想を救ってあげた功績は 国民栄誉賞でしょうか。おつかれさま。 | ||||
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映画を1本見たような感じです。 私なりに、村上春樹小説の好きなところを考えてみました。 推理ものでもなく、かといってベタな恋愛どっぷりものでもなく、 社会派で正義感をふりかざしてもいないけど、 日常からちょっと外れた(変わった)事件が起きて、 それに向かって解決をしていく、という筋書きなんだ, という結論に至りました。 バランスが良くて読みやすい、というところです。 それにしても村上春樹さん,走ったりして体を鍛えているからでしょうか。 感性が若い!!と思ったのがこの作品の感想です。 | ||||
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「国境の南、太陽の西」と読後感が似ていた。切ないといえば切ない気持ちになるのかな。 いい大人がいつまでも引きづりすぎじゃないかと思うがそれもそれで村上春樹らしい。 | ||||
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村上さんのこれまでの長編と比べると、あれっ?という感じ。「1Q84」や「海辺のカフカ」のダイジェスト版みたいな薄い印象でした。 これほど本作が騒がれると、ちょっと恥ずかしくなります。 | ||||
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日本語に訳された文章を読んでるみたい。一文の中の密度が薄くなった気もする。読みやすいとも言うかなぁ…。途中盛り上がったんですが、最後は春樹風?というより誤摩化されたような…。何でもありかい!という感じもしました。後半は、ここまで読んだから最後まで読もうという感じで進めて行って、まあ、でも何となく引っかかる感じは流石なのかなぁ…。36歳というのはいい年齢ですね。小説は美しい女性が出て来て、その描写にいやにマスを使うし、アニメと一緒で美人を前提とした色白で細いか巨乳で健康的かという所なんですが、男性の灰田は珍しい存在でした。自分と違う世代を書くのは難しいですよね。もうすっかりいない世代なら想像で何でも書けますが、実在する違う世代は流行した物質以外に臨場感を出すのが難しい。実際の36歳は思ってるより大人になってないことにビックリしてる人が多いんじゃないかなぁ。不況の時代を生きて来たのに、何となく、小説の中ではバブルな生活を送っていて…。本当は洒落た食事よりラーメンが好きで。物質的価値観が明らかに前の世代とはズレてるんですよ。それとも東京の36歳は大人なのかなぁ。それと、親にがんじがらめにスケジューリングされたことでアダルトチルドレンが多発しており、人に対して断定して物が言えないですね。今の60代以上は「○○しなさい」と人に言えたかもしれないけど、価値観の多様化と、時代の不安定で人に考えを押し付けない世代かも。とか、小説に現実の批判をすることが間違ってるのかもしれないですが、こういう問題を避けたかったら短編小説にして時代背景はザックリと、個性は薄らとしないと駄目かなぁと。最後に、春樹の日本語は、どう訳したらいいの?!という物が多く、多分言葉の壁は超えられないだろう、というところで「あ〜日本語できてよかった♪」という優位性があったのですが、この文章なら日本人であることの得した感が薄い気がします。翻訳の為に、と世界を視野に入れているとしたら、入れないで欲しい。 | ||||
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あまりに多くの要素が放置されたまま終わってしまい、途方に暮れる読後感です。ピッチャーの投げたボールが、ホームベースに届く前に物語が終わってしまうような所在なさ。この一冊が完結した物語なのではなく、より大きな物語の一部分であるかのような……。 ひとつひとつの要素はミステリアスで魅力的なのですが、それらが何の着地点も見いださないまま投げ出されてしまうことには賛否両論あるでしょう。すべてに着地点がある必要はないと思いますが、ここまで着地点がないのも物足りなく感じます。この小説自体が「色彩を持たない」ことの典型として書かれたのでしょうか? | ||||
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内容が現実離れしている感じがある、あり得ない何かに答えかあるのかと思わせて 結局そこには話は戻っていない、期待して買って読んだが値段の割に内容はは薄いと 感じてしまったのは私だけなのか、話題書だから読みましたが、はじめて村上春樹 の本を今回買った人は感動するのかもしれない、次回作は買わないかも。 | ||||
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「ああ、またこのパターンか」 読み終えた時に思ったのはそれでした。他の方もおっしゃっているように、「何かある」と読者を引きこさせておきながら、多くの謎を謎のまま終わらせる。そしてモヤモヤ感が残る。 知人に「村上春樹の新作どうだった?」と訊かれれば簡単にそう答えて終わらせるだろう。 しかし、読んでいるときに「引き込まれる」というのは事実である。 本作を読み、村上春樹の小説は結末を期待しながら読むのではなく、登場人物それぞれの考え方、人間性、全体の世界観を楽しむものなんだなという結論が自分の中で出た。 村上ファンにしてみれば「何を今さら?」と思うのかもしれない。 でも!!でもである。やはり一番重要な部分を謎で終わらせるのはいかがなものか。 特にシロが襲われたのを「悪霊」で片付けてしまうのは「それはないよ・・・」と思った。物語の世界観が安っぽくなってしまったように感じた。 つくると沙羅の関係にしても沙羅の知人である50代前半の男にしても途中のままで「悪霊」ほどではないにしても「それはないよ・・・」である。 「ノルウェイの森」や「1Q84」は多くの謎を残しながらも、それでも重要ないくつかの部分は解決し結末があった。しかし今回は読者が一番知りたいこと(少なくとも私が一番知りたいこと)はすべて謎のままだ。 物語の世界観にしたって、ただでさえ暗鬱だ。そしてほとんど未解決のまま途中で話が終わる。 「時間の無駄だった」という方がいるが、同意せざるを得ない。 読んだ意味はなんだったのか。強いて言えば「話題作を読んだ」と言う寂しい自己満足である。 | ||||
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