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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 41~60 3/9ページ
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可もなく不可もない一冊です。 ノルウェイの森から村上作品を読み始めた方は, あまり村上春樹を好まなくなるようですが,おそらくこの作品から入る方も そうなってしまう気がします。 フィクションと意識して楽しみましょう。 | ||||
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私の世代を反映しており一気に読めましたが、中途半端な終わり方で少し期待はずれでした。 | ||||
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2013年に出た村上春樹氏の作品。 ニュースやTVでも大きく紹介されていた。 100万部に達した数少ない作品。 圧倒的なブランド力が村上春樹にはあるという事を痛感した。 自分がこれまでに読んだ村上春樹作品は アフターダーク、ねむり、パン屋をおそう、に続いて4作品目になる。 はじめて村上春樹作品を読む人が面食らうであろう 村上ワールドも大まかに把握していたので とりあえず違和感無く読み進めることが出来たと思う。 相変わらず会話が抽象的で現実感ないが・・・ (だから村上春樹の作品だなーと思ったり) 本作はやはり現代に生きる人々、社会を忠実にあらわしていると思える箇所が 何箇所かあった。主人公つくるがいわゆる草食系男子であること。 鉄道会社につとめている。車を所持してない。 高校時代に仲の良かった五人組から追放された多崎つくる。 その謎を説く必要があると2歳年上の沙羅に指摘されついに 当時のメンバーを訪問することになるという話。 アオ、アカ、クロと名古屋とフィンランドを訪問して 結局つくるはそんな事(シロに暴行)をするとは誰も思ってなかった。 已む無く夜の海に放り出されえいたつくる・・・ 内面描写が多い。過去の回想も多い。 景色の描写、食べ物の描写。 これは??と思ったのはP118。 性夢の描写(笑)・・クロとシロの絡み合っている夢の途中 最後に大学時代の友人である灰田がつくるのペニスを口にふくみ シーツを汚さないように、吐出される精液を受けた。以下略・・ 夢の中の描写とは言え・・何かに目覚める人が増えたらどうする!! なんだこれは!と思いながらこれが村上春樹なのかと。 あとTVで紹介されていた時、みんなここまで読んでなかったんとちゃうかと。 少なくとも子供には薦める事は出来ない。 結局日本に帰国してから沙羅とは結婚できたのだろうか。つくるは・・ 中途半端な感じで終わるのも、いかにも村上春樹という気がしたのでした。 | ||||
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アンチでも信者でもありません。 色彩を持たないとは「名前に色が無い」ということだったのですね。 「黒子のバスケかよ!?」と突っ込みを入れつつ、あっという間に 読み終わりました。 | ||||
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超長編に見られるアドベンチャー感がなくて残念。でも、ご飯は美味しそう。同い年とは思えぬ純粋さで、相変わらずのウジウジ男で、最終的に丸く収まって良かったね。 | ||||
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村上春樹の作品は、中学生の時から「ノルウェイの森」を読んで以来、なんとなく気に入ってすべての作品ではないが、飛び飛びで読み続けている。独特の「文章表現」が好きなのだが、村上作品で一つ、どうしても気になる事がある。それは、どの作品も同じ「キーワード」が出て来るのだ。例を挙げると、オールディーズの音楽、クラシック音楽、80年代の洋楽への批判、プールで泳ぐ事、主人公の孤独、コーヒーへのこだわり、奇妙で入り組んだ世界、そして例のごとくのセックス描写…どの作品も正直「またこの事?(キーワード)」と思わされる事が実に多い。セックス描写も同じで、「またか」とため息をつく事も。正直、この人はセックスなしには小説が書けないのかとまで思う。この作品も例外ではない。第一、この作品は展開が強引過ぎる。主人公が高校時代の仲間から突然、仲間外れにされたのは、仲間の女の子にレイプされた疑いがかけられたのが原因で、その詳しい事を探るため、友人たちを生まれ故郷に尋ね歩くが、かつての仲間達の証言もあまり説得力はない。そして唯一、フィンランドに滞在する女友達に、結局は死んでしまっていた、自分がレイプしたと疑われた女性の真実を聞く場面は、同じ女性としては耐え難い描写だ。一体、女性をなんだと思っているんだと感じたし、むやみに「レイプ」の描写を話の種として使わないで欲しいと思った。(他の作品でもそれは言える)。「村上ワールド」と言われる非常に入り組んで良く分からない世界観は、マジックのようで評価は出来る。しかし結局、何度読み込んでも良く分からないのだ、何を言いたいのかが。村上作品はたいがいがそうなのだが、この作品に対してはその事が倍増している様に感じる。だからこの先、新刊が出てもこの人の作品を読むかどうかは分からない。 それともう一つ。これは作品とは関係ないが、村上春樹の熱狂的なファンいわゆる「ハルキスト」と呼ばれる人たちは、音楽さえ村上氏が本に書いた音楽を進んで聴く傾向にあるという。それはなぜ?小説と音楽は全くの別物と考えている私には理解出来ない。自分達の聴く音楽ぐらい自分達で選択出来ないのだろうかと思う。だから私は、彼の作品は娯楽程度に読むが、決して「ハルキスト」にはなれないし、なりたくもない。ただ、全体的に作品としては単なる「娯楽」として読めば悪くないので、星は3つ。ただし、「レイプ」の描写だけは作者によく考えて欲しい。 | ||||
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悪くはない。 しかし、良くもないかな。 雰囲気は十分出てるけど、新品のハードカバーで買わなくともイイかな、と。 | ||||
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主人公・多崎つくるは、名古屋の高校時代に腹心の友といえる男2人女2人のグループと付き合いがあった。ところが、進学のために上京したつくるが、大学2年のときに帰省すると、かつての友人たちは、理由も明かさずにつくるを絶縁する。あれから16年、36歳になったつくるは自分が絶縁された理由を求めて友を巡礼する旅に出る…。 「ハルキ・ムラカミの新作にはフィンランドが登場するそうだね」。4月に出張したカンヌで私は、5月に再会する予定のフィンランド人の同業者からそう聞かされました。この書はまだフィンランド語には翻訳されていないようですが、世界に冠たる日本人小説家の著作に関する情報はいち早く彼の地に届いていたのです。 そんな“フィンランド物”である村上作品を私は、フィンエアーの中で読了しました。 つくるが巡礼の対象とした友達の一人が、今はフィンランド人の夫と二人の子どもとともにヘルシンキに暮らしているのです。 これまでの『アフターダーク』、『海辺のカフカ』、『1Q84』といった村上作品が持つ、幻想色――あるいは敢えて言うならSF色――は見られません。むしろ、つくるが友人の輪から放逐された真相を探っていくという、ミステリー調の濃い作品です。事の真相にたどりつくまでの道程を追うのは、犯罪小説の類が好きな私には楽しい読書であったといえるでしょう。 しかし事実が立ち現れた後の展開は、相変わらずの、というか、らしいというか、紛れもない村上春樹節が怒涛のように迫ってきます。それはどこか浮世離れした、まさに幻想色が強い、どこでもないどこかで繰り広げられる小説といえるでしょう。思えば、30代になるまで名古屋で生活してきた友人たちが、ただの一度もお国言葉でつくるに語りかけないのは、非現実的といえます。名古屋出身の私はその点を、この小説は世俗社会とは切り離されたところで起こっている物語なのだと言い聞かせながら読んだというのも事実です。 物語の後半をフィンランドに選んだのも、日本からは縁遠い、ムーミン(実在しないトロール)、アキ・カウリスマキ(『マッチ工場の少女』や『過去のない男』といったセリフの少ない、だからこそどこか現実味の薄い物語が得意な映画監督)の国の夢幻性のようなものを借りたということなのではないでしょうか。 最後にそっと差し出されるメッセージは、おそらくつくると同世代の30代の一部の読者には、心の安寧を与えるものなのかもしれません。振り返るほどの量の人生の積み重ねがあるわけでもなく、だからこそ人生を振り返って知ってしまう真実の重みにさほど目を向ける必要も感じなかった30代。私にもそんな頃があった覚えがあります。 ですが、だからこそこの小説は、50代の私には、ほんのちょっぴり30代を思い返すよすがには確かになりましたが、30代の読者への応援歌のようなこの作品を今あらためて読むほどの必然性は私の中には見当たらなかったというのが正直な思いです。 | ||||
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どうしてもこうゆう風に感じた。 僕ら田舎に住んでいる労働者からすると、登場人物がみんな恵まれた環境に育ち、生活していることにうらやましく思った。 特に主人公のつくるはそうだ。 社交が苦手なはずなのに、魅力的な彼女とセックスできるし、仕事は専門職についているし、簡単に有給休暇を取れてフィンランドへ旅行できるし、うらやましい。 読んでいて1Q84の延長線上にあるような作品だなと感じた。 村上さんは、もう少し違った環境にある人物と物語を書いて欲しい。 徳島県の田舎に住む高齢者の介護、とか、農家や漁師、高年齢のニートなどに挑戦してほしい。 この本を読んでいて、いつものパターンか、という感じがした。 | ||||
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曖昧で中途半端で村上作品といった感じで取り立てての内容でもないが 退屈ではなく終わりまで読み終えた。 | ||||
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村上春樹は日本語の使い方に長けているので、日本語が好きな方は読んでいて気持ちのよい思いができる作品と思う。 ただ、単純にストーリーを追うだけなら、こんなストーリー展開は良くある事だし、特に感動する事もない。 私は単純に日本語で書かれて、その語感が美しい小説が読みたかったので、久しぶりに日本語の質の高い小説を読めたと思いました。 | ||||
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読みやすい。読み終わって思ったことは、それだけです。読んでいる最中は、カタカナが多いなあとか、性描写がそのまますぎだなあとか、それくらいしか思いませんでした。 なにか小説にはメッセージがあるのかもしれません。しかし、何も感じませんでしたし、読みやすいということもあり、深く考えることもありませんでした。小説をたくさん読む方ではないので、善し悪しはよく分からないのですが、ノーベル文学賞とか、発売されたらすぐ買って読んで熱狂するほどではないような気がします。 知人から借りて読みました。暇つぶしにはなりました。他のも自分で買って読んでみたい、という感情は湧きませんでした。 | ||||
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巡礼を始めようとするあたり、ちょうど真ん中位のページからおもしろくなって真夜中なのに一気に読んだ。しかし読了後にはあまり残る物はない。時間に余裕がある時に、図書館で借りて一回くらいは読んでもいいレベルの本。実際、図書館で借りてきて2日で読んだ。それなりに生きているが少し社会から疎外感がある成熟した大人になりきれない主人公、不思議な感じの女性、高校時代のグループ交際、幻想的非日常的な経験、性的描写、精神的病を持つ若い女性、小説のテーマと合致する音楽、少しだけ希望を残すレベルのエンディング。う〜ん、いつもの春樹だ。 | ||||
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過去のわだかまりを吹っ切る為に旧友に邂逅していく話。 主人公はいつもの雰囲気の『僕』です。 主人公におしゃれなバー、しれっと女が寄ってくる様は健在。 いわゆる心残りってやつは何年たっても心残りなんだと思った。 | ||||
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やっぱり苦手でした。 う~ん。 あの描写というか、、 難しいですね。 | ||||
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人々は今、生を感じ取れなくなっている。だが、関係のエロスとの再会によってリカバリーが可能なのだ。しかも、物作りを生業とし、色彩も持っていない多崎つくるを契機として。 主人公の多崎は、高校時代に友情で結ばれていたと信じていた男女四人から突然絶交される。一人東京に出てきた多崎はその意味が解らないまま、また知ろうとしないまま16年を過ごした後、年上の彼女に促されて、友人達を訪ねる巡礼の旅に出る、その意味を知るために。 青春時代の絆は、他人とは異なるこの私同士の繋がりなのだが、家族の関係とは違っているとはいえエロス的繋がりなのだ。だからそこを起点として個々の生を編み直すことができる、のだろうか。もしそうならハッピーなのに。 因みに、友達の色彩は男性が赤と青、女性が黒と白、物作りを生業とする多崎は色彩を持っていない。赤と青より黒と白の方が深みのあるのは墨絵と同じかも。しかし、緑のピアニストは何だろう。もしかしてピアノの上に置いた袋の中味は切断した六本目の指で、そのことは疎外の象徴?芸術科希望で精神障害に至り、多崎が絶交される原因となる嘘をついていた白の女性を殺害したのが誰かなど問うことには意味がない。それは誰にでもあり得ることだから。小説のテーマはともかく、面白く読ませるところはさすがです。 | ||||
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Amazonさんには申し訳ないが、購入せずに地元の図書館に予約、半年後にやっと読むことができた。図書館員(女性)が渡すときにニヤニヤしながら「途中で読むのを止めました」と囁いたのが少し気になった。村上春樹の小説について今まで読んだのは、英語の勉強を兼ねて昔読んだ英訳版『ノールウェイの森』と前作『1Q84』の二冊である。『1Q84』の5巻目がでると予想していたが、この本の上梓となった。 読了後、アマゾンのレビューをみて驚いた。レビュー数は635件にものぼり、☆も5つから1つまでほぼ均等に並んでいる。そして「有用性の高い順」の上位は、☆1つが占めている。村上春樹作品の好き好きは別として人々の関心が高いことを示している。発売の手法の巧みさのためもあるが。他の人のレビューも読ませていただいたが、あまり追加すべきこともない。ただ、この作品のクライマックスは、P.116〜120に描かれるつくるとシロ、クロ、灰田が登場する場面であり、これが夢か現かあるいは超常現象なのかを読者に問うている。同じような手法が、前作『1Q84』でも使われていたことを思い出した。文学作品としての評価はどうかと思うが、小説は好き好きの面もあり、☆3つの評価としておく。 | ||||
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学生時代の5人グループ(男3女2)に、突然、絶交され、それから15年余り経過して、 なぜ否定されたかの真相を、結婚を前にした36歳の男が探っていく700枚ほどの長編。 人間というのは、他人にどのように受け入れられるか、それが人生の重要事項である、 との認識の元に作り上げられた、一つの物語です。 主人公以外は、必ず名前に色を示す字が含まれている、この辺の設定が、物語りじみている。 しかし、これは、この本のリーダビリティにも通じているし、 現実的な話であるよりも、まず、読み物として理解しやすく興味深いことが重要である、 という作者の小説に対する考え方が出ていますね。 まあ、現実問題として、日常の中で、 必ずこの5人グループの友だち関係をどうしても維持したい、 各人がこのグループに依存している、そんな人間関係自体、現実味が無い。 また、つくる君が4人に否定されたからといって、死を考えて何ヶ月も過ごす、 ちょっと、無理矢理な気がします。 仲間がいたほうが、日々、勢いがつく、その程度だと思いますがね。 とは言え、ひとまず在りそうで無かった話なので、 小説としては上出来の方なのかな、と。 絶交の真相が、一女性が重度のメンヘラであり、 つくる君にレイプされ妊娠させられたとのデマを3人に話したから。 この真相も、非現実的だが。 このように、この小説は「何か新しいネタの意味ありげな小説」を、作家なので、 何か書かなければならない(ノルマ?)として、書かれた小説、の感がなくはない。 今から〇十年前、初めて、村上春樹を読んだときの幼き私のその時の感触は、 「この作家の小説は、過去の名作のカタだけを表面的に真似ているが、ニセモノの小説だ」 というものでしたが、 今回の感触は、 「作家としての証(ノルマ)として、 かなり各方面について気を使って丹精に書かれている長編」、 というものでした。 何か「人生の真相を突き止めた(のだろうか)」のような記載が多いのですが、 結局、纏まったことは、特に述べていないように見える。 一方で、最近の量子力学的な世界観に影響を受けているのか、 「万人に共通の一つの真理が、一本だけ棒のように横たわっている世界」、ではなく、 「人間がいる数だけ、その人間の解釈ごとに無数の異なる世界が存在する」、 といった世界観の小説ではあります。 結論として、それでも、自分の創作に対しては結構ヒントをくれているる、 という意味では、 アマゾンのこの小説への糞味噌な評価は、やりすぎだろうと思いました。 結局ね、例えば、日本の他の作家で、ノーベル文学賞を取りそうな作家として、誰がいるのか。 そういう意味では、あと、何回か、候補・候補と騒がれていいんじゃないか。 まあね、会社クビになって、さあどう生きていく、といった立場の人間から見たとすれば、 「仲間からどう見られてるの、僕って…」みたいな小説、 それから彼女に対して射精をイメージできるか否か、みたいな小説、なので、 一部の「イカ臭い」といった指摘も、あながち、間違いではないのか。 | ||||
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値段相応の商品でした。以前購入した商品の程度がみんな良かったので少々がっかり。 | ||||
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歴史本を読むことが多い私です。ですからここ最近のものは読んでいませんでした。今こうした内容のものが読まれているのかという感じです。 それ以上でもそれ以下でもありません。 | ||||
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