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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全284件 141~160 8/15ページ
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今まで小説を呼んだことがない人が、 小説とはどんなものか、エントリーするための、 初心者向けの小説です。 優れた小説ではありません。最も優れていない小説です。 初心者の方でも楽しんでいただけるよう、興味を持っていただけるよう、 小説の本質とは関係ないもので埋め尽くされてます。 これは傑作です。人を騙して、金を儲け、数字を稼ぐ、 そのアイディアを実行したのですから、詐欺の傑作です。 小説の傑作ではありません。 だから、これは優れた小説だ、と評価するのは間違いです事実と違いますから。 これは優れた人を騙す手口だ、が正しい評価です。 早くノーベル賞貰ったほうがいいと思います。大江に続いてほしいです。 事実と違うことを、不自然なこと、奇抜なことを堂々とやれば、 金を儲け、数字を稼ぐことが出来るのは、 みんな知ってます、でもやりません。なぜなら、 それをやるとみんな不幸になって、世の中うまく、 循環がスムーズにいかなくなるのを知ってるからです。 ホルモンバランスも崩れますしね。 でも村上はそれをやった。 金が欲しかったから。数字が欲しかったから。 有名になりたかった、目立ちたかったから。 立派ですよね。まあそのかわり誰かが不幸になるんですけど… こんなもん読んだり大騒ぎしたり列作ったりしてっから ジャパンはなめられて船侵入してきたり ミサイル飛ばされたり復興もすすまねーんだろが気付けバカ共 | ||||
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話題の本です。 村上春樹氏が、賢いのか、 文芸春秋の売り方が賢いのか、そのあたりはわかりませんが、、、。 購入して、自分の手元に置いておきたいほどの本か、と言われると、う〜〜NN?! 東北の震災とかに結び付けて、講評している方もおられますが、正直、私はそういうこととも思わず読み終わりました。 きつめの感想になりますが、羊をめぐる冒険あたりの村上春樹さんのファンなので、仕方ないと、お許しください。 ☆が低いのは、ストーリーにもあまり練りこみを感じられなかったし、ノーベル文学賞にノミネートされるほどの村上さんが、こんな姑息な売り方でミリオンセラーになってしまったことへの抗議もあります。 もっと、淡々と出版されていたら、もう少し評価高くしたかもしれません。 | ||||
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略して「色彼」。 今日、本屋行ったらビックリだよ。 大量に積まれたこの本をさあ、まるで修学旅行で八橋をありがたがって大量に買うのと同じような具合にレジに持ってく人をぞろぞろ見たね。 そりゃお土産の定番だし、食べた事ないからとりあえず好奇心でとか、なんか周りの友達が「きゃーすごーやだー」とか意味不明な奇声あげてるし、他に買うものも無いし、親が買ってこいって五月蝿いからとりあえず買うみたいな。 それで、いざ食べてみて「死ぬほど美味い!みんな買え!」とか「この店のマッズ!こんなもん買わない方がいいぜー」とか言う奴が確実にいる。それに便乗して他の奴がまくしたてる。ネットやツイッターだとあっという間に炎上するな。それで、結局みんな興味本位で買い漁ってあっという間に完売。八橋は食べ物だから胃の中に消えるし、余った包装紙も綺麗にリサイクルだ。苦い記憶だけは心の中に残るけどな。 でも本の場合はどうだろう?しかも超メジャーで固定ファンも多い著者と来たもんだ。よく確かめもせずに大量に買われたこの本が、今度は大量に古書店に出回る。そして古書店に売っぱらった奴らは決まってこうほざく。 「んだよ買った時の半分の金にもなんねえじゃねぇか!金返せよまったく!」 「だったら1780円も払ってそんな本買ってんじゃねぇよ!!学校で買わされる辞書と違うんだから!選べよそのくらい!」 まさかこの本を買って文句言ってる奴は数ページも試し読みしないで買ったわけじゃないだろうな?立ち読みくらいするよな普通?八橋だって試食くらいあるぞ?ネットショッピングだって大量のレビューや、現実にある中古品店でもいくらでも確認する方法はある。それもしないで 「金返せ」 「時間返せ」 「俺の青春を返せ」 馬 鹿 な の か ? そんな金をドブに捨てるライフワークを楽しむくらいなら、ユーキャンの資格講座で資格とって友達増やした方がまだいいよ。その金持って古書店行ったら、それ以上に良い本を数冊は買える。保存状態だけにこだわる内は話は別だが。 ああ、長くなっちゃったけどこの本の感想をまだ言ってなかったな。 「 時 間 の 無 駄 」 おまえらこれで満足だろ? いやマジな話。これほど時間がもったいないと思う本は最近滅多に無いぜ? だって数ページで終わる話を何百ページにも引っ張ってるだけの話なんだ。短編だったら良かったねって話。 例えると「ドグラ・マグラ」の超初級者入門版。頭が痛くならず、モヤモヤだけが残る感じだ。 主人公は過去にハブられた原因を探るちょっとした冒険に出る。自分探しの旅だ。過去の友人を訪ね、真相を聞き、自分が何色に染まっていいのかを自己完結させるために。その自己完結が物凄ーく面倒臭い上に長ーくなっただけの話。 著者の他の、恋愛が主体の話とは違い、今回は謎解きがメインのサスペンス風味。ちょっと尋ねれば、謎がすぐ出てきてもおかしくない名探偵コナンみたいなもんだ。 ところがこの主人公、読者に数十ページ読ませたいがためにどこまでも引っ張りまわす。友人を尋ねれば尋ねるほど余計悩む。読者を呆れさせる。まるでどこぞの恋愛小説の、中々告白しないで無駄にジラす主人公みたいだ。確かにストレートに聞くのは誰だって気が引ける。デリケートな問題だろうし気持ちは解る。だからって壮大な被害妄想だけは頭働かせて、無駄に自分を追い詰めて、肝心の行動に中々出ないのはどうなんだ?女とイチャついてる時間があるならさっさと肝心の事を聞け。交尾と自分の過去とどっちが大切なんだよ。そこはストレートなんだな主人公。どうせ大昔のダチだ。絶好覚悟で思い切り踏み込んだ方がよっぽど気が楽だぞ?まあーコイツが勇気100%の何も考えない奴だったら、たった3pでこの編終わるけどな。 とにかく大体こんな具合。壮大に始まり最後はダークに終わる。終わった後にすらあらゆる余韻が残る結末。そこが村上春樹の魅力でもあるし、最大の難点でもあるんだよね。 | ||||
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こんな36歳いないっていうのは、高校時代をひきずってウジウジしている36歳いないって意味じゃなくて… なんで「BOOWY」「X JAPAN」「ブルーハーツ」の一文字も出てこないんだってことですよ! 親友四人から突然絶好される理不尽に、1977年生まれの人が出会ったら…ブルーハーツを狂うように聴くでしょ! 「気ーがー狂いそうラララララ」でしょ。 鉄道に耽ってる場合じゃないと思うんですが。 ダウンタウンに影響され、笑いに救いを求めるかもしれないし、ウッチャンナンチャンかもしれないし、とんねるずかもしれない。 シロとクロを気にしつつ何もできないもやもやをギルガメッシュナイトで晴らしたかもしれない。小沢まどかで晴らしたかもしれない。 なんでそういう描写が一切なく、緑のガウン着てウイスキー飲んで寝て夢精しちゃうんだよ。こんな36歳いないよバカヤロー。 | ||||
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メディアに流されやすい人=この本を買った人 メディアを盲目的に信じる人や流行に流される人は、人に騙されやすいタイプです 詐欺には気をつけましょう 実際に詐欺被害に遭った人達は大抵が、メディア疑うことをしないので | ||||
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'X・・・税理事務所 O・・・税理士事務所 'X・・・数学と物理の成績が悪いと税理士事務所は継げない O・・・数学と物理は関係ない 'X・・・1960年台初期に作られたタグ・ホイヤーのアンティーク時計 O・・・1960年台にタグ・ホイヤーは存在しない(「タグ」の付かない単なる「ホイヤー」として存在) こういうディテールって重要ですよね。興醒めします。 | ||||
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どうして、この人の作品に出てくる人たちはみんな同じような人なんだろう・・って思います。 リアリティがなくて俗世間にまみれてませんって感じの主人公(自分がモデルなのか?)と賢くてオシャレな女(ダナキャランとか着てる)は大体何か心に傷があるし、 彼らはいつもオシャレなビストロなんかで食事してて、間違ってもしば漬けなんかは食べません! 読み始めてすぐに、うんざりしてきました。そして読み終わった後は何も残りません。 オシャレでクール、透明感をがんばって出していますが薄っぺらです。 若い時なら美しさに感動したかもしれませんが、わたしもいい年になってきたので、これじゃあ満足できません。 薄っぺらなのを隠すために「死」を中途半端に扱って重たく見せようとしてるんでしょうかね? つまらないものを読んでしまった。やれやれ。 | ||||
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この本を読んだ感想としてそこまで売れる本か?と思いました。作家の名前で売れたとしか思えません。私としても多くの人々に影響を与えることができる作家だと思っていますのでがっかりです。 | ||||
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すごく書き直したんだろうし、「計算」されている 感じがひしひしとしました。それは、文章が計算されている だけではなくて、内容・作家としての自己評価、 今後の路線、今までのファンに対する過去作品からの伏線など。 もはや内容がどうということではなくて、 村上春樹という商品やアイコンに対する応答として、 こういうものを続行していかねばいけないという点だけで 回っているようなものなのですよね。 それがいわゆる「ブランド」ということだと思いますが、 作家が忘我して、叩き付けるようにして伝えたいメッセージがある、 そういうものを文学・芸術とするなら、限りなくそれは希薄です。 一応作家としての旬はすぎていることは明らかで、 それを延命させる商業的な装置のなかで作品自体が空洞化している気がしました。 はっきりいってこれより面白い本は、書店でホコリをかぶっている新書なんかにも もっと有ります。工芸的に「きれい」な仕上がりですが、 すぐれた文学作品とは到底思えませんでした。 *私は「村上春樹」が誰かも知らずに、ほぼ30年前に「羊をめぐる〜」を新刊で 買いました。それから数10年ファンになった者です。その上で、もはや以上にような感想しかわきません。 | ||||
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1Q84が面白かったので、購入したけど、、、 私には難しすぎた。。。 最初の何ページかで諦めそうになったけど、なんとか読み終えた。 感想は、、、、何とも言えない。。。。 | ||||
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若い頃ノルウェーの森を読んだ。わざわざ赤と緑の本買って 図書館遠いし今みたいに古本屋もあまりなく買うしかなかった。学生だった私には意味を理解しようとしても無理だった。嵐が丘とか椿姫は読めた。夏目漱石も宮沢賢治も読めた。でも何でこの人のは読めないんだろう…と思った。要はえげつないんだなぁ…。下ネタにしか感じない。今回のも学生時代と感想は一緒……。 その辺の小説家志望のオタク青年が、仮にこの内容の原稿を出版社に持ち込んだら、いかがなものだろう…(笑) 散々罵倒されるか無視されるか。要は「村上春樹」だから売れるんでしょ。次々…。 現に自分も赤緑本買ってるし。お小遣いはたいて。変わらないですね…。 せめて京都大学での講演会の時は抽選などという有り難い人気がとれたのなら、スーツで来ましょう。京都大学ですよ。失礼でしょ?来て下さる方々にも学校側にも。 大人の品格が無いんですよね。娘に読ませられません。恥ずかしくてあの下品さが。まぁ買って読んだ方々で後悔している方は沢山いるでしょうが、私は斜め読みで終わりにしましたよ。意味不明だし品がないし…。星2つつけたのは内容ではありません。今の日本の景気回復に まぁ一役かっているという意味で。 でもお財布からお金払って買ってしまった方々は、そのお金でおいしいラーメンかお寿司も食べられたんじゃないかなぁ。 せめて名門大学を借りて 人前に出る時は帽子を後ろに被るなどという失礼は、いい年をした大人がすべきではなく お笑い芸人じゃあるまいし。あ〜あ品格疑うことばかり。編集者っているのかな。相手が村上春樹だから言えないのかな。 もう少しこれからの若者に「良書に出会えた」と言ってもらえるような内容の本を出版してほしい。 間違っても 女子学生がみても恥ずかしくない文章をね…。 京都大学にあの帽子じゃ 期待するほうがアホみるか。 | ||||
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『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、一言でいえば、いままで私をひきつけてきた村上作品ではありませんでした。もしかすると、村上春樹は、大きな賭け、あるいは試み、挑戦に出たのかもしれません。インタビューでも、「文学的に後退したと思う人がいるかもしれないが、僕にとっては新しい試みなんです」と言っているようなので。 初期の頃から順々によんでいくとわかりますが、村上作品は、大きな変化をとげていっています。 たぶん、サリン事件の頃から。だんだんと、「個の喪失感」だけにとらわれていた主人公がその殻をやぶり社会へコミットしていっているのです。 そして今回、とうとう、主人公は自らの意思で(恋人にたきつけられたとはいえ)失ったものを探しに出かける、あるいは、なぜ失ったか知ろうとし、そして、好きな人へ結婚を申し込もうと決意します。 これはもう初期ではありえないことです。 村上作品の主人公といえば、わけのわからないまま妻(あるいは猫、彼女)が去る、でも僕は探しに行こうとはしない。結婚はほぼ破綻。本人の意思にかかわらずやっかいなことに巻き込まれていくけれど、結局、失われたものは、失われたままです。 なので、本作品を読んで、なんて、前向きな主人公なんだろう!と思いました。 その点を重視すれば、今後の村上作品がどうでるか楽しみになる一冊です。 ただ、十代の頃輝いていた若者たちが、年を重ねるうち、病んだり、ゆがんだり、逃亡したり・・・そういう「ふぞろいの林檎たち」風な現実に、エールを送る話なのかな、と思いながら読みました。が、もしそういうことを伝えたいのであれば、もっと別のストーリーであってよかっただろうし。うーん、そういうちょっと現実的な内容は村上作品には合わないのかな。つくるの「父親、母親、姉」に対する感情を、希薄な感じにさらっと流してしまう点も残念でした。 非現実的なセックスに含みをもたせたり、哲学的な会話は相変わらず。 でも、その表現方法はアメリカ文学に影響を受けた村上春樹だからこそのもので、別に「あり得ない」と一蹴する必要もないと思います。 「物語」が必ずしも、現実に準じていなくてはいけない理由はないのですから。 村上春樹のそういった表現方法を受け入れがたければ、現実的な、「あり得る」内容の小説を読めばいいのです | ||||
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国営放送のニュース番組でも異常に宣伝しまくっていました。 AKB総選挙や少女時代来日がトップニュースで伝えられたのを思い出しました。 韓流アイドルの文学版ってとこですか? | ||||
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ネタばれします。これから、期待に胸ふくらませて読まれる方はご注意ください。 過去の作品も最近の「海辺の〜〜」「1Q84」「色彩〜〜」などにも共通するウンザリなイライラポイント。 ●ストーリーに関係なく、またかよ、クラッシック音楽。ヤナーチェクの次は、リスト。うんざり。 ●ストーリーに関係なく、服装を細々描写する。 「細いピンストライプの白地のシャツに、茶色のニットタイ。シャツの袖は肘のところまでまくり上げられている。 ズボンはクリーム色のチノパンツ、靴は茶色の柔らかい皮のローファー、靴下はなし。」読んでて面白いか? ●ストーリーに関係なく、日常の生活を書く。 「シャワーを浴びて髪を洗い、食後には必ず歯を磨いた。毎朝ベッドをメイクし、シャツには自分でアイロンをかけた。」 →身支度を整えでいいじゃん。 ●ストーリーに関係なく、性交シーン。 ●ストーリーに関係なく、哲学を飾り程度に入れ込む。デコんじゃねえよ。おっさんが! ●ストーリーに関係なく、料理、調理を書き込む。カベルネ・ソヴィーニオン、コーヒーの入れ方などなど。どうでもいいわ! ●ストーリーに関係なく、鉄道や駅の説明。よく調べたな。興味ないけど。 ●灰田、ストーリーに必要?(毎週末、男がお泊りに来て、一緒にクラッシックを聞き、お食事をし、お話するWWWキショ!) ●夢のシーン、いらないし多過ぎ。 ●可哀想なレイプ、殺人などの被害者がいる。 ●「その、そんな、そのように、そうでなくとも、それ、そういう、それから、」多過ぎ。 ●バラエティー番組みたいに、今までのおさらいの記述がある。 初見の読者は、スーリーが分からないから、書かれてある文は、とりあえず読む。 村上春樹には、「読み損」部分が多い。 つくる・・多崎作。父親は、不動産会社経営。 「父親は大型のメルセデス・ベンツにしか乗らなかった〜〜黙っていても三年ごとにディーラーがやってきて、 最新のフル装備モデルと取り替えていった〜〜父親が自分でその車を運転したことはない。いつも運転手がついていた。」ドンダケ!!! アカ・・父親は、名古屋大学経済学部教授。 アオ・・いいとこの子らしいが、父親の具体的記述なし。(面倒で読み飛ばしたかも) シロ・・父親は、産婦人科医院経営。 クロ・・税理事務所経営。 沙羅・・大手旅行会社、海外パッケージ旅行プランニング担当。 ラーメン屋のせがれとか、フリーターとかいないぞ! 疑問点 小説の中の謎、 1.シロがなぜ、「つくるにレイプされた」とウソをついたのか、理由が曖昧。 2.仲間も、なぜ、不自然なシロの供述を疑わしいと思いつつ、つくるをハブったのか不明。 後付けの弁明のような部分があるけど、よく分からない。 3.なぜ、5ヶ月間死ぬことだけを考えるまでに追い詰められたつくるに、「レイプ犯に仕立てた」と仲間は誰ひとり教えなっかったのか? シロには知られずに、つくるに仔細を教えても問題はない。つくるは理解し、名古屋の4人の仲間から離れ、東京で一人で新たな生活を始めるから。 無駄を省き、あらすじ。《ネタばれ、注意!》 駅の設計が仕事のマザコン野郎「つくる(36歳)」は、ニ回目のデートでHができた沙羅(38歳)に背中を押される。 高1から続く仲良し5人グループから、二十歳の夏休みに突然、ボッチにされた。その理由を、当時の仲間3人に会いに行き、教えてもらう。 (シロは、30歳で絞殺されていた。捜査難航で犯人不明。)「自分が仲間の美人の方シロのレイプ犯にされていた。」 しかも、仲間は、犯人が「つくる」でないとほぼ確信していた。 大学生の当時、自殺まで考えるほど思い悩み、以後十六年間しっくりこなかった可哀想な「つくる」ちゃん。謎は、解明された、と本人は納得。(読者は納得せず) 【36歳】の情弱な金持ちのボンボン「つくる」は、頑張って沙羅に告ったけど、振られそう。 「振られたら、死んじゃう」と涙ぐんで、駄々をこねている。 <お・し・ま・い> | ||||
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今作は、「読者が集まって(これまでの村上春樹要素を寄せ集めて)会議して書いた本だ」とか、「ゴーストライターが書きました」と言われても納得する。最後の夢の描写も、「ほんとうかよ??」と思ってしまうほど平板で、読者でも思いつくだろう。実験的要素があればまだ許せるが(「アフターダーク」)、何もない。「3人グループから5人にしたらどうなるか」(というか、ほとんど「ノルウェイの森」を書き換えたような部分が多い)「名前に色があったら面白いかもしれない」からやってみただけ。しかも、特に面白くない。「おもいつき」レベルの完成度。短編ぐらいの長さならまだよかったかもしれない。小説というよりは、説明文や解説文のような弾力(壁)。壁を抜けきっていない感じ。 音楽が物語に一貫して流れ続ける(「巡礼の年」)のは曲目が変わっただけで、別の作品「ねじまき鳥クロニクル」でも同じようにクラシック曲が流れていた。また、3人のグループ(「ノルウェイの森」)から5人のグループになっただけ。レズピアンの話(「スプートニク」)から、ゲイ的な要素を周辺に配置した話(アカがゲイ、前作「1Q84」でもタマルがゲイ)。シロが狂ったり犯されたりするが、なぜかはわからないという要素(村上春樹のいうところの「ブラックボックス」)なんかは、これまで何度も出てきたし(前作では、青豆の友人になった女性警察官の中野あゆみなど)読者だって思いつく。 ただ、「国境の南、太陽の西」などのように、クライマックスは個人的に好き。俺なら、こんな中ぐらいの長さなら、5人グループの話をこんなに中心に持ってはこないで、ベタでも沙羅との交流の機微を描く。あのグループがどうとかいわれても、ほとんどわからない。感情移入ができない。もっと丹念にあのグループでの出来事など、交流を描くべきだろう。あるいは、それをあえてしないのであれば、キーとなる人物を増やすなど別のアプローチが必要。灰田なんか出している場合ではない。出したかったら前作ぐらいの長さにすべきだろう。最初は「死にたかった」ほど悩んだのをツラツラ書きつらねて(村上春樹は内面描写やら、近代的「自我」やらが嫌だったんじゃないのか?)「仲間はずれマジツライわぁ」とかいいながら、灰田とであったら彼の親父の話に数十ページあてるし、散漫な感じがする。体の周りからオーラがでてそれに色があるんだというのは、色のテーマに準じるんだろうが、強引。伏線としては、回収もされなかった。灰田が彼の父親と同じように消えましたというだけ。 おしなべて、これまでの作品の中で最高の駄作。多崎つくるというより、全体が空っぽ、あるいは散漫な作品。残念。唯一の救いは、物語の終わらせ方。何もかも失ったり、過ぎ去ったりして(村上春樹の十八番のテーマ)、最後に沙羅が残った。「きみしかいないんだ」。電話をかけてしまう、かかってきても出れない(メールが少ない…)。ただ、もしも、似たようなグループでどうとかいう経験が読み手にあれば、もしかしたら別の感覚があるのかもしれない。 | ||||
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これまで書いてきたストーリーを切り貼りしただけ。こんなおもしろくなかったのは初めて。 最後の盛り上がりのとことか、一頁進むのが苦痛だった。 なにがいいたいのかも分からないし、なにも伝わってこなかった。 | ||||
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まったく読むに値しないものでした。 なぜ村上春樹が人気なのかわからない。 時間の無駄でした。 | ||||
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村上春樹の小説もエッセイもすべて読んで来ました。自分とリアルタイムの優れた小説家だと思っているからです。 今回の小説はラストも納得出来ず、次回作でもあるのかいな〜と思いました。 内容はありません。でも文章だけでこのような小説が一冊書ける村上春樹は凄いと思いました。 何だか才能も尽きた感がありました。 | ||||
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結局何だったんでしょうか。 読み終わりましたが何も残っていません。 彼の小説からセックスとキザな言い回しを取ったら、何も残らないのでは? カフェで、ブックカバーつけずに村上春樹読んでる俺、かっこいい! そんな奴をみると錆びた釘バットでかっとばしたい気分になります。 | ||||
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ものすごく嫌な部分があるわけではないけど 惹きつけられることもないので目が文面を滑ってしまう 登場人物の行動が不自然、言葉使いも現実的ではない 感情移入もなにもなくただ文字を追っていくのが苦痛 良いと言っている人はそれが魅力なのか? 村上の名が無ければまったく売れることは無いであろう駄作なので もし初めて村上さんの本を買おうとしている人がいたら止めたほうがいい 5ページぐらい立ち読みしてからにしよう | ||||
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