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神の手
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神の手の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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梱包がしっかりしていて良かったです。 | ||||
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2時間サスペンスなんかにされずちゃんとした骨太のドラマになって嬉しい。しかも吉岡里帆や入山法子、市川由衣、大谷亮平、安田顕など好きな役者が出てるから尚のこと。 wowowでやってた椎名桔平主演のドラマとはタイトルが同じですがまったく関係ありません。偶然今作品の方には椎名の元奥さんの山本未來が出てますが(笑) | ||||
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蟻の棲む家が面白かったのでシリーズを全部読もうと思った。特にハラハラドキドキとか最後まで犯人が分からないとか無いんだけど。誰が犯人かは早いうちに検討がつくんだけど。動機とか犯罪に至るまでの心理とか表現が他の小説に無いものを感じる。文章が小難しそうなのにサクッと入っていく。何だろうな。主人公だけが目立って頑張って「ハイ解決!」ってわけじゃなくて事件自体が主人公で木部美智子は脇役的。そして、絶対に最後まで見届けたくなる。中途半端でも納得出来なくても。こういうのは久しぶり。この作者の本を全部読みたくなった。 | ||||
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非常にややこしい。でも面白い。 | ||||
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斜め読みはできない。 TVドラマ化とかされたら安っぽい旅情ミステリーとかに脚色されちゃうんだろうなぁ。 これは「活字」だから成立している作品。 | ||||
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登場人物が自然体でないのが障るが情景が上手い。回りくどいのが気になる | ||||
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著者の最新作「蟻の棲み家」を読んで彼女に魅かれた。ということで彼女のデビュー作である 本書を読んだ。新人作家とは思えぬ手ごたえのある(いや、ありすぎると言ってもいい)作品で ある。この作品自身はその筋書きからしてミステリーにジャンル分けされるものなんだろうが、 「純文学」といってもいい程の、重厚さと生真面目さ、そして取っつきにくさも有していると言える。 作家を目指す女性が、書いた莫大な量の作品、まさに「神の手」が書いたとも言える作品群。 狂気とも言える彼女の作家としての生き様がやがて関係者の口から述べられることになる。 彼女と男女の関係になる編集者、彼女の元恋人の医者。彼女は3年前に失踪しているが、 彼女が乗り移ったとしか言えないような女性がある日、その編集者の前に現れる。正直、この 作品、まさにこの作家志望の女性がそうであったように純文学的表現が多く、結構読むのに 時間がかかる。また、ミステリーとしては、よく考えられていると思うも、一方、動機付けなどで 些か荒削りの感はある。だが、これはデビュー作、事実最近の「蟻の棲み家」では、すっかりと 垢ぬけした作品を読ませてもらったし、今後も楽しみな力強い女性作家である。 | ||||
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文学に向かいあった作家が、作家としてのいろいろな可能性を、一つのまとめ上げた作品だと思った。これかぎりでも、という一回限りというような覚悟も感じた。粗削りで前半読みづらいところもあった。しかし読み終わってみると、最後の1行まで計算しつくされた表現がなされていることがわかる。 | ||||
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文芸誌編集長・三村は、高岡真紀と名乗る女性から投稿原稿を受け取る。その原稿は、突然姿を消したある作家志望の女性が、かつて彼に見せた作品と全く同じであった。「盗作か?」謎を探るため、高岡真紀に面会した三村の前に、驚くべき事実が…。 | ||||
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ストーリーもやや凡庸だが、それよりも、持って回ったような生硬な文章表現に辟易して、読み終わってどっと疲れが出た。もう1冊同じ著者の『腐葉土』も続けて読もうと思っていたのだが、同じ目に遭うのがいやでやめてしまった。こんなブンガクを衒ったような表現ではなく、素直で簡明な表現にすればいいのに、と思う。「素直で簡明な表現」はブンガクではないと勘違いなさっているのだろうか。 | ||||
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途中読むのがしんどくなるときが何度かあるが、物書きの執念がひしひしと伝わってきて、物凄いパワーを感じる重い物語だった。 | ||||
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とにかく濃厚。削ってすっきりした小説にしようと思えば、三分の一、いや、半分以下のページ数になるのではないかと思われるが、やや読みづらさはあるものの、熱を帯びた饒舌さに圧倒されまくった。作家になろうとしていた女の執念が、二人の男の後ろ側から伝わってくる。その男二人が今ひとつ、何を考えているのかわかりづらいところもあるが、まわりを強く引っ張り、意識せずにはいられなくなるような女の魅力はよく伝わってきた。怪作。 | ||||
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この本を読んで感じること。 作家がどのような気持ちで本を世に送り出しているのか。 どこか、常人とかけ離れていないと作品を生み出せないものなのか。 それとも、本を書いていることで人格が変化していくのか。 “神の手”を持つ、作家の卵。 彼女は、稀有な才能と美貌ゆえ、ある編集者の目に留まる。 そこからが破滅への道であり、一人の人間としても変貌していく。 この本は、何より、タイトルに全ての意味が詰まっている。 最後まで読むと、このタイトルに納得させられる。 タイトルだけでも星5つに値すると思う。 | ||||
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読み始めはかったるい描写が多いし、中盤あたりで誰が犯人(と言って良いかどうかわからないが)でどのような結末かはおおよそながら読める。しかし、物語の真意は犯人探しでもトリック崩しでもない。失踪した一人の小説家志望であった女性を巡る男二人のある種身勝手とも言える心理描写のなんと克明なことか。別れても殺めてもなお愛されていたと思いたい、死者より濃い生者の執念。その姿を冷徹な瞳で見つめながら事件の核心に迫る女性ジャーナリスト。実は彼女、主人公だが目線は常に第三者的存在に徹している。それにしても「神の手」とは恐れ多い題名だ。凡人である自分などは一度その”手”に支配されてみたいと思うのだが・・・。それこそ凡人の凡人たる発想に過ぎないのだろうか。(笑) | ||||
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本来ありえないことが、現に目の前で起きている不可解な怖さ。ミステリアスな事件に端を発する話の序盤から、失踪した女性の姿が徐々に浮かび上がってくる中盤にかけての展開は、息詰まるようなサスペンスで読ませてくれます。 なかでも印象的だったのが、来生恭子という女性のキャラクターでした。 ブルーのスカートに、白いレースのカーディガンを着た女性。 格別に美しい手をしていた女性。 心の中に一匹の怪物を棲まわせ、それに喰い尽くされるように作品をワープロで叩いていった女性。 編集者を前にして、千枚からの原稿の束を、机の上にドサッと置いた女性。 いつの日か作家として立つことを願いつつ、自己実現あるいは自己解放のために、ひたすら作品を生み出していくよりほかなかった来生恭子。そんな彼女の鬼気迫る姿が、複数の登場人物の視点を通して、次第に形を整えて浮かび上がってくるところ。そこに、本書の一番の魅力を感じました。 ただ、話の方向として、私はそっちのほうには行って欲しくなかった。もうひとひねりあって、すっきりとした読後感が味わえたらもっと良かったのになと、それがちと残念でした。最後のエピローグもどうなんだろう。私はないほうがいいと思ったんだけど。ま、この辺は好みの問題ということになるのでしょう。 いずれにせよ、ハードな読みごたえのあるサスペンス小説でした。 | ||||
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ストーリーはゆっくりとしたテンポで進みますが、登場人物の感情が 違和感無く入り込みます。女の気持ちが分かるというか、自分が女だなぁと、かなり身近に感じる作品でした。女の人のためのミステリー。 一度でも小説なり文章を書いてみたいなと思ったことのある方、必見。 2時間ドラマのように絵も浮かんできます。 | ||||
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人間の、日常では味わえない感情を味わう為に小説を読む、そういう小説読みにはぜひお勧めしたい作品です。最初に電子出版で読んだときは、正直これが処女作かと鳥肌が立ちました。ミステリの骨格を持ちながら、なお再読・再々読に耐える傑作です。 | ||||
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読み始めから中盤まで、登場人物たちが何を求めているのかが分かり難い小説かもしれません。しかし、ラストが近づくにつれ、どういった仕掛けが小説に置かれていたかが分かった瞬間、作品に恐怖を覚えるでしょう。文芸界を舞台にし、盗作問題・誘拐事件など、大変面白い設定が練り込まれています。 | ||||
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