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神宿る手
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神宿る手の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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90年代に深水黎一郎氏に先駆けて音楽薀蓄を駆使した芸術ミステリーを発表していた宇神氏の90年のデビュー作だ。 鮎川哲也氏の音楽ミステリーの傑作だという推薦が当時の単行本の裏表紙に記されている。 何の賞も受賞していない全くの新人のミステリーがリリースされたのはかなり異例だが、当時の鮎川氏の強い推薦あってのことだろう。 殺人の起こらない音楽ミステリーだが、伝説のピアニストの演奏の真偽を巡るストーリーはなかなかドラマチックで、新人の作品とは思えないほど引きつける。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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宇野功芳氏の著作を読んでいて、偶然この作家の存在を知り、読んでハマりました。現実にはクラシック音楽は注目度が極度に低く、このような事件が仮にあってもまるで騒がれることはないでしょうが、読んでいる間は自分が本当のスキャンダルに巻き込まれたように小説世界に遊ぶことが出来ました。クラシックの知識は全く必要ないので(もちろんあればあったで楽しめますが)量産型の少々中身の薄いミステリーに飽きた向きに是非進めたい構成のしっかりした「濃い」作品です。こういう小説はそう簡単には書けないし、出会えないでしょう。 | ||||
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宇野功芳氏の著作を読んでいて、偶然この作家の存在を知り、読んでハマりました。現実にはクラシック音楽は注目度が極度に低く、このような事件が仮にあってもまるで騒がれることはないでしょうが、読んでいる間は自分が本当のスキャンダルに巻き込まれたように小説世界に遊ぶことが出来ました。クラシックの知識は全く必要ないので(もちろんあればあったで楽しめますが)量産型の少々中身の薄いミステリーに飽きた向きに是非進めたい構成のしっかりした「濃い」作品です。こういう小説はそう簡単には書けないし、出会えないでしょう。 (単行本の方に書いた自分のレビューを転載しました。) | ||||
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音楽好きにしか描きえない、とにかく面白い音楽ミステリーであり、薀蓄がいっぱい。作者はどんな方かと、玉木正之氏の巻末の解説を読むとさらに吃驚。 宇神氏は、愛媛県宇和島文化センターの職員で、アルフレッド・コルトー最晩年の弟子であるエリック・ハイドシェック氏の長き沈黙ののちの再デヴューコンサートを宇和島で企画し実現させた方とのこと。このコンサートは、プライベート録音ながらテイチクから発売(現廃盤)され、名盤の評判の高い伝説的なものとなった。まさに、事実は小説よりも奇である。 宇神氏の最近の活躍が聞こえてこないのは寂しい限りである。 | ||||
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