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コラプティオ
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コラプティオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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あまり本を読まず、まして政治的な小説は初めてです。 しかし、とてものめりこんでしまい、一気に読み終えました。 出てくる登場人物は、私欲でなく「日本のため」を考えていたことが、 前向きな気持ちにさせてくれました。 しかし、それでも間違った方向へ進むことはあり、 個人個人が「自分の意見」を持つ習慣をつけるべきです。 反面、緊急事態や新興国などでは、 独裁者による「スピーディーな決断」を必要とするとも思います。 考えさせられました。 | ||||
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なぜ一気に読めたのだろう。希望を得るための政治という題材が私にとって新鮮だったのかもしれません。 | ||||
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読み始めから終わりまで、読み応えがあります。作者の作品の中でも、ベストの一つになりました。 | ||||
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やっぱりこっちに行くのか?真山さん!と唸る本書。 政治の世界の裏側と原発をうまく描いています。 この時期にこの内容で、読者に投げかける意味も大きい本書。 是非エネルギー問題に関心のある方だけでなく、日本人として読みたい。 | ||||
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真山さんの最高傑作という評価がついてますが、私もそう思います。 官僚の思考についてはもっとも精細に書ける小説家だと思います。少々官僚を もちあげすぎのような気もしますが・・・ 最後の最後で、想像もできない結末にする手法もさすがだと思います。 現実が、真山さんの小説の後を追っているように思います。すごい 想像力です。 | ||||
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真山仁さんは好きな作家なので、迷わず購入。ちょうどサイパンに行く前だったので往復の飛行時間が短く感じられました(笑)読むなら『今です!!!』。 ただ最後はある程度予想してましたがそれ以上にサクッと終わってしまったのが残念です(ま、あれしか無かったんでしょうね) 余談ですが、真山さんの本を読むときにどこかで鷲津さんが出てこないかなと期待して読んでいくのは私だけでしょうか??? | ||||
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総理が国益のため悪へ堕ちていくのを止められないが、秘書は総理の善なる姿を守ろうとする。善なる偶像こそが国民を支えるだからだ。 このことから個人的にトップに立つものはお手本となる姿を周囲に見せ、周りを励ませるものでなければならないと思いました。 また批判的な人間だからと言って排除していくことが、独裁を進め体制の堕落に繋がるという姿が印象的でした。 全体を通じておもしろかったです。 特にジャーナリストが紛争の多い国でのその国の重鎮とのやり取りにはドキドキさせられました。 | ||||
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最近読んだ小説の中では最も面白い小説の一つであった。 読んでいると、この次に何が起こるかが全く予想できず、早く次に進みたいと連続的に思わせるすごい小説だと思った。 政治にあまり関心のない人でも楽しく読めると思う。 | ||||
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日本の政治にはリーダーシップが足りないという点は、日本の欠点としてよく指摘されるところだ。では国民が熱狂するようなカリスマ的な総理大臣が登場したら日本に何が起こるか?という思考実験を本書ではしている。カリスマ総理の姿を、政策秘書から内閣官房専門調査官に抜擢された若き政治学者という権力中枢からの視点と、新聞記者のメディアからの視点が用意されている。公平を期すためか二つの視点は、同級生で、何れも一癖あるベテランの後ろ盾ありとシンメトリーに配置されている。 権力が集中した個人は、自らの正義を確信して行動する(迷った時点でカリスマではない)。その目的は国益であり、倫理や公平性ではないと私は考える。本書でも「国益を守るためには時に倫理に悖る行為が必要な時もある」と言わしめている。権力者は自分のいう正義の正当性を客観的に説明するものの、根幹にある動機は個人の家庭、教育、精神史、同僚、部下、ブレーンから影響を受けた主観的なものだと考える。その主観的な正義に論理を後付しているのが政治の論理なのだ。民主主義とは基本的に個人が独断専行することを抑止するようにルール作りがされている。政治家の主観に国民の大多数が支持をして事が運ぶのは効率的ではあるが民主主義的には不健全な状態だ。カリスマ権力者は国家運営においては強力なエンジンのようなものだ。強力なエンジンでレースをすれば優位に戦える可能性が大きい。今の権力者は極力ブレーキを取り外すことに腐心しているが、レースのタイム自体は振るわないだろう。メディアはブレーキになりうるかもしれないが今のマスメディアは性能が悪すぎる。ともすれば、権力行使の潤滑油だ。 国益レースは直線ではなく、蛇行したコースといえる。最終的にレースに勝つためには強力なエンジンのほかにそれを制御する優秀なブレーキを必要するものなのだと思う。現状でマスメディアも官僚も、国民自身でさえもブレーキとしてポンコツだと言わざるを得ない。 | ||||
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真山さんの著作の中では、ハゲタカシリーズは置いておいて、最高の一作ではないかと思う。 本当に、本書を読むと、いかに簡単に独裁者が形成されるのかが良く分かるし、現代の日本 ですら、独裁者が生まれる土壌が十分にあると言う事が理解できる。 そういう意味で考えさせられるところの多い一作でした。 | ||||
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国民の幸せのためにがんばり、悩みながら、奮闘する、総理と秘書官のドラマにジャーナリストがからまって、先が読めない話しが続く、中盤少しだらけたが、なかなか面白い作品にあがっている。 | ||||
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彼の本はほとんど買って読んでいますが、時代を先取りした設定が何とも言えません。 | ||||
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直木賞候補にこのような「社会派(時事ネタ)」作品が選ばれたことがまず非常にうれしいことです。 某選考員は何かと”文学論”をうたいますが(かく言う某選考員もただの老人が書くエロ本作家 にしか私には映らないので全く持って説得力がないのですが・・)、もはや直木賞に”文学”を 求めている人は少ないのではないでしょうか。 さて、中身に関してはネタばれになるので細かくは書きませんが、東日本大震災のその後を舞台にしたような作品です。 筆者は当時東日本大震災前にこの作品を書いていて、最終原稿のみが震災後に書かれたとのことでした。 その後、改筆はされたようですが、それにしても読んでいて戦慄を覚えました。 この地震を機に、日本という国、政治、日本人がある意味変革の時期に差し掛かっているのを的確に示唆されています。 最後には「権力」という魔力に飲み込まれていく一人の首相を、主人公や側近たちがどのような策略で攻略するのか。 最後まで見逃すことのできない作品でした。 残念ながら、直木賞は逃してしまいましたが、「ハゲタカ」シリーズや、「マグマ」「ベイジン」など発電関係の作品 を今後も沢山書いて、私たちを楽しませていただければと思います。 | ||||
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政府官邸の仕事・・て裏の方で 色々 人が動き、記者などが情報収集している・・と思っていました。 今回 その仕事の背景を少し覗けたような気がして 面白かったです。 ただ 後半から何か 話が短絡的になってきたのが 少し残念ですが・・全体感には面白く一気に読んでしまいました。 | ||||
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こういう政治ものを読むといつも思う。 政治を堕落させるのは、政治家でもなく、マスコミでもなく、国民なのだと。 本書は小説というよりもむしろ現代への警告であり、私たち国民に権力への監視者としての立場をしっかり認識し、政治にしっかり絡んで行けと言っているような気がする。 確かに、本書の主要登場人物や主要な展開に国民としての立ち位置を持ったものはほとんど出てこないが、そこに国民の無知蒙昧さは十二分に存在しており、私は大きな印象を受けた。 政治の問題だけでなく就活の問題もそうであるが、マスコミなどの報道や様々な評論ではその当事者への批判というものが少ないように感じる。 政治の問題では国民がその当事者であり、就活の問題では学生が当事者であり、逆に当事者こそその問題を積極的に解決すべき存在であり、解決する可能性を大きく持った存在であるはずである。 そういった部分に一切切り込まず表面的な対象を扱っているからこそ、日本という国は変わらないのではないかと漠然と感じてしまう。 | ||||
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カリスマがある指導力の強い架空の総理大臣が、震災後、原子力推進政策をあえて進める中で、愚衆政治・煽動政治の危うさ、落ちた偶像とは何かを本質的にとらえようとした意欲作であった。 その力強い文章に、引き込まれていく。アフリカの惨状も合わせて記述されいることもあり、自分の中でもかなりインパクトの強い作品となった。 | ||||
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震災後の日本に宮藤というカリスマ首相が現れた。 宮藤は、日本を救うのか?それとも、独裁者となるのか? 途中は少し中だるみを感じた。 加えて、前半は少しわかりにくい内容であった。 しかし、後半の盛り上がりは良かった。 また、原発の是非について、再び考えさせられた。 日本経済を浮上させるために、原発は必要なのか考えていかなくてはいけない。 | ||||
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東日本大震災の三年後、バブルより、深刻な不況に喘ぐ日本に、カリスマ的総理、宮藤が現れる。 原発の怖さの話しかと思ったら全然違って政治と国際社会、新聞の話し。私的にはこんな有言実行の政府がほしい!新聞社は何でもすっぱ抜けばいいというもんじゃないんじゃないかな、といろいろ感じました。 なかなかの問題作!そのうち映画化されそうな大作です。面白かったので星4つ(^◇^) | ||||
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面白いというより、 リアルな世界政治経済の最先端事情紹介の趣きもあって、 とても興味深く読んだ。 ただし、内容が盛り沢山なので、ちょっととっ散らかった印象も。 しかし、田坂さん、すごいですね。 「核の恐怖を知ってるではなく、見えない放射能に怯えてるだけ」は 納得してしまった。 結局、ヒトは慣れて、忘れていくんだなと思います。 さらには権力を持つと、というか人間なんて虚栄心の塊。 これからは本物だけが残るんだろうな。 非常に興味深い作品で楽しめました。 | ||||
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真山の作品は、リアルな状況設定、スピーディなストーリー展開、メッセージ性があり魅力を感じています。この作品も、真山の魅力がいかんなく発揮されていました。震災を機に自信を失った日本に希望の星となって現れたカリスマ首相。日本が誇れる国に再生するよう実行力を発揮します。しかし、徐々に歯車が狂っていきます。歯車を狂わせたのは、国益か、権力欲か、正義か。首相の「日本のため」という高い理想と志とは、裏腹に、本書のタイトルが「コラプティオ」(腐敗)とされた点に、これからのリアルの日本のゆくべき道について、我々有権者一人ひとりが考えなければならない問題点が指摘されているように思います。ドキュメンタリー映像を見るような描写が感情移入しやすく、とくに、当初、反目しあっていた主役の白石と神林の二人の変化など楽しめました。 | ||||
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