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春を背負って
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春を背負っての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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「未踏峰」と同じような人物設定があり、既出感が半端なかった。 誰だって悩みや問題は抱えているけれど、そればかりをネタにする山岳小説には正直飽きてしまいました。 嘘っぽい設定にもなんだか複雑な気持ちです。 | ||||
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山屋のはしくれとして映画は観ました。撮影場所は立山・大汝休憩所でしたね。すぐ分かりました。他の方のレビューを拝見すると、原作の舞台は奥秩父だそうです。奥秩父も好きな山域ですが、北アルプスとは環境が全く違います。映画自体は、北アルプスの風景に随分助けられなんとか最後まで観ることができましたが、ストーリー自体は予定調和的でやや場所がら現実味を欠いた、率直に言うと凡庸なものでした。原作を読んでいないので何とも言えませんが、原作が奥秩父なら奥秩父で撮影した方がリアリティが出たのではないかと思います。映画鑑賞後、原作も読んでみようと思っていましたが、映画のせいで読む気が失せてしまいました。すまん、笹本さん、笹本さんファンのみなさん。 | ||||
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舞台は奥秩父。 作者はなぜここを選んだのだろうか。 一般の登山者に人気があるのは北アルプス、八ヶ岳、丹沢、谷川岳といったところだ。 なぜこれらが人気があるかというと、アクセスがいいこと、景色がいいこと、登山道や山小屋の設備が整っていることなどが理由だろう。 しかしこれらの山は人気がありすぎて、山に登っているのか銀座を歩いているのかわからないことがある。 静かに山を楽しみたいという人が訪れるのが奥秩父だろう。 しかし、奥秩父はアクセスは悪い、山頂以外の展望は悪いなど、決して楽をして楽しめる山ではない。 この小説では梓小山では東京からわずか数時間でも来れるような書き方がしてある。常連客は年に何度でも訪れたくなるような場所に設定されている。 梓小屋のある場所は架空の場所だ。現実の甲武信ヶ岳と国師ケ岳の間にはこんな場所はない。 そして長野県側からこの稜線に上がる道もない。 まあそれはフィクションだからいいとしよう。 しかしどうしてこういう架空の場所に山小屋を設定したのだろうか。 書かれている景色も含めてすべて虚構のものだ。 多くの読者がこの小説を読んで、ここに行ってみようとするかもしれない。そういうことは考えないのか。 最も危険なのは、この山小屋付近で携帯電話が使えるというくだりである。登山客と山小屋の間で何度も携帯電話で交信がされる。遭難しかかったときはGPS機能で遭難位置を連絡している。 しかし現実には奥秩父では金峰山付近を除いては携帯電話は通じない。 GPSはどこでも使える。しかし、奥秩父のように樹林が深いところでは稜線であってもGPSが使えない場所がある。特に沢に入ってしまうとほとんど使えない。私は登山ではいつもGPSをつかって自分の位置をトレースしているのだが、沢に迷い込んだとき、GPSが使えなくなって、あやうく遭難しかかった経験がある。もちろん、携帯電話が通じないのだから、GPSで位置が分かってもそれを連絡する方法はないのだが。 携帯が使える山は限られている。それを安易に携帯を持っているから大丈夫のような書き方をされるのはとても危険だ。 奥秩父はハイキングで行けるような簡単な山ではない。 この小説はたぶん、想像だけで書いたのだろう。 第2話までは面白かったが、第3話以降はどんどんつまらなくなる。ほかの方も書いているように、ご都合主義というか、とにかくこの舞台を使って小説を仕立てましたという内容なのだ。 別に舞台は山でなくてもいいし、奥秩父である必要は全くない。 内容もオカルト的だったり、あり得ない話が満載だ。 どうして、もっとせっかくの奥秩父という、山深く、それほどポピュラーではない場所を生かさなかったのか。 今度映画化されるようである。舞台は北アルプスの立山。銀座が舞台に代わってしまった。小説とはまるで違ったものになるだろう。 とても残念だ。 | ||||
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映画化されて、好きな役者さんが出演するというので、 笹本さんの作品を初めて読みました。 ご都合主義のストーリー、 新鮮味のない表現(「穢れなき山」とか) ともに残念でした。。。 躁鬱病など、 病気をきちんとした知識もないまま、 ストーリーを展開させるためだけの ただのツールで使っているのも 安易という気がしました。 笹本さん、ファンの皆様 辛口ですみません。 (藤沢周平作品で、お口直ししてしまいました) | ||||
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