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(短編集)
日曜日の夕刊
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日曜日の夕刊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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いかにも狙ってるなというタイトルで、 内容も臭いものばかりと 最初読んでいたのですが これがなかなか。 じーんとくるものがあり 深いです。 しかも読みやすい。 読んで元気がでてきたのもありました。 | ||||
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厚めの本の中に12編が収められている。いずれも週刊誌に連載したものに加筆したということである。 まず、それぞれのテーマがいずれもバラエティに富んでいるのに驚かされる。そして結末は著者ならではの、ほんのり甘さがにじむ。 気軽に読めて内容は充実。 | ||||
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おそらく誰もが絶賛するであろう『後藤を待ちながら』についてはどなたかに譲るとして、結末が初めから見え見えの『すし、食いねェ』について述べて、重松清の上手さと眼差しの優しさについて書きたいと思う。親子3人日曜日のデパートで、父親が「子供の誕生祝いに一万もするオモチャを買ってやることはない」といって喧嘩をして母親は離婚したいとすら思う。ありがちな光景である。そこへ『親子ですしを食わないか』というテレビ番組出演のお誘いがある。母親はその番組の「出演者に恥をかかせる」という真の意図を知っていて、当てつけのつもりで父親と子供に出演を約束させる。ここで一生懸命なのは父親であり、息子だ。しかし冷めている母親の語りで物語が進む。だからこそ、ありがちな父親のバカな考えや、気の弱さが見えてくる。上手い構成だと思う。先は見え見え、最後は親子仲直りだ。しかし、母親はこのように日々離婚を決意しているのだなあ、ということも分かる。そしておそらくそれを実行に移す事はこの家族に限ってはないだろうなあということも。愛情の反対語は無関心だ。母親は父親の性格にとことん嫌気がさしているが、手に取るように父親の気持ちの動きを察している。おそろしいほどだ。嫌いだけど理解している。そして子供はまだあくまでも無邪気で素直だ。母親は家族3人でいることの幸せを、自分では自覚していなかもしれないけど満喫しているのだ。そこに重松清の優しい眼差しを感じる。 このように大アマではないけど、少しだけ家族が元気になる物語を12も用意した短編集である。他には「サマーキャンプにようこそ」「寂しさ霜降り」「卒業ホームラン」が秀逸。 | ||||
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ちょっとクサいくらいに、どの短編も最後は希望にあふれます。でもただ温かいだけじゃなくて、その中には痛みを必ず含ませてある。だからしらけないでじーんとできるんだと思います。ただ、若者の言葉づかいとか、今風にしようとしすぎてかえって古くさくなっているというか……。「マジ泣き入る5秒前……MN5ってか。」(「サンタにお願い」より)なんて、いつの思考回路だろう(笑)。でも話の作り方がうまいので、そんな細部はさほど気になりませんが。 | ||||
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重松さんらしい、ほのぼのとした温かみのある短編集です。いろんな家族の姿が書かれています。私がとくに気に入ったのは巻頭の「チマ男とガサ子」 これは家族になる直前の男女の話ですが、チマ男のチマチマぶり、ガサ子のガサツさ加減がすっごくおもしろい。温かみのあるハッピーエンドは最高です! その他の作品は家族のうっとうしくもあり、必要なものでもあるその姿を描いてあり、ほんと家族ってなんだろ、、、って改めて考えちゃいました。 | ||||
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