ソロモンの偽証

評判

ソロモンの偽証の評価:

3.91/5点 レビュー 509件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全519件 481〜500 25/26ページ
No.39
(4pt)

おや・・?

第一部に続いて丁寧な書き方は同じなのですが、違和感を感じる部分があります。
第一部で主人公の少年少女たちの心の中にあった「闇」がどこかに行ってしまい、
実に素直な子供たちに変化しています。あまりにも簡単それぞれの抱える闇を
処理しすぎなような・・。
また、多くの親や教師が子供たちの行動を手放しで応援していますが、実社会
においては書かれている方向とは逆にシフトすると想像します。
第二部は少しご都合主義の傾向が強く感じました。とはいえストーリーは
ぐいぐい読ませます。早く第三部を読みたい。発売まで他の小説は読まないことに
しています。この話に集中していたいのでエッセイなどを読んで第三部の発売日
を心待ちにしています。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.38
(5pt)

ひとりひとりの「決意」

ある生徒の死をきっかけに、
どこにでもある中学校が事件に巻き込まれていった過程が描かれた第一部。

第二部は、タイトルの通り「決意」の章。

自分たちの通う学校が巻き込まれた事件なのに、
警察も教師も保護者も、誰ひとり真実を教えてくれない。

そんな状況下で、主人公の涼子を中心に生徒は自分たちの力で真相を調べ、
それを学校内裁判で明らかにすることを決意します。

殺人犯として疑われた生徒、
告発者として疑われた生徒、
弁護人を希望しながら、検事として挑むことを決めた生徒、
他校の生徒ながら、弁護人をかってでた生徒、
ひとりひとりが自分なりの理由から「決意」して、
「自分たちの」事件を調べていく。

登場人物を丁寧に描く手腕は健在で、
彼らの「決意」と「成長」を感じながら、
ともにひと夏を過ごすような気持ちで読みました。
700ページが、本当にあっというまです。

ミステリとしては、第一部で描かれた「事実のように思われたもの」が揺らぎ始め、
この事件の真相はどこにあるのか、純粋に気になりました。

いよいよ第三部。
彼らの事件、そして裁判がどのような結末を迎えるのか、
タイトル『ソロモンの偽証』にはどんな意味があるのか、
とても楽しみです。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.37
(5pt)

いやはや、うまいなあ

クラスメイトの自殺と思われる事件の発生に端を発した出来事の中で、中学生の少年・少女を
主人公にストーリーは進みます。10代の少年少女の心の中にある「闇」の描き方は秀逸です。
長編三部作3となるのは描写の細かさ故でしょう。ページ数が多いですが一気に読めるおもしろさ
です。1990年代を舞台にしていることで読み手にはよりリアルに感じることができます(私が
同年代ということもありますが)現代を舞台にした場合ケータイ電話が物語の質を邪魔するので
しょうね。
ソロモンの偽証 第I部 事件 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第I部 事件より
4103750103
No.36
(5pt)

前半辛抱、後半爆発

前半、藤野涼子や神原和彦たちが学校内裁判での主張立証に向けて準備を進めるくだりは、伏線張りなどもちろん物語の構築に不可欠な場面であるとはいえややテンポに欠けた。しかしながら、我慢して読み続けた後、12月24日に柏木家にかかってきた電話の発信元番号が判明したシーン(526頁)からは、またまた一気呵成の面白さ。どうして、第III部の発売が10月12日なの。待ちきれませんよ。

「この疑念を晴らさないことには、あたしは大人になれない」(698頁)。
「真実は、これまでの思い込みから離れたところに存在しているのかもしれない。それを突き止めなければならない」(715頁)。

やはり、キー・パーソンは神原和彦であることを予感させた第II巻(例えば、382頁、466頁、528頁、644頁、652頁、708頁や709頁の描写など)ですが、そもそも彼が自分で小林電器店を訪問しないのが怪しいですね。12月24日の夜、ここから柏木家に電話をかけたのは彼自身だったのではないでしょうか・・・
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.35
(5pt)

事件の波紋に魅かれます

分厚いハードカバーの本が、こんなにもスピーディーに読めたなんて…。
久しぶりに面白い小説を読みました。

クリスマスの朝の一人の男子中学生の死が次から次へと事件を巻き起こします。
中学生の思惑や複雑な家庭事情も事件の背景にみえました。
いじめと自殺問題が中心にある作品だと思いますので、
中学生を持つ家庭環境のむずかしさや保護者の責任を強く感じ、
現実問題とも受け止められる内容でした。
作者が十年の年月を費やした作品だけあって、中身の濃い現代ミステリーだったと思います。
ソロモンの偽証 第I部 事件 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第I部 事件より
4103750103
No.34
(5pt)

いや、凄い、圧巻の741頁。しかもまだ事件は起こったばかり・・・

それぞれの登場人物の内面とその他者への観察をなめるように描写し、また彼らの発言と内面の独白を巧妙につなぎ合わせることで、あたかもその人物が生身を伴って眼前にいるかのような錯覚さえ受けました。様々な事象と事象、微細な点と点が、やはり次第につなぎ合わさって「物語」という怪物がムラムラと立ち上ってくるさまは見事としか云いようがありません。これぞ読書の醍醐味。

宮部さんの現代物作品は、これまでも時々の時代や社会に特徴的な事件などとシンクロすることが多かったように思いますが、2002年に本作の連載が開始されているところ、「いじめ問題」が改めて社会の耳目を集めているこの2012年に本書が刊行されたという点には、(単なる符合ではない)彼女のもって生まれたかのような「時代の巫女」としてのある種の預言者性を感じています。

一点だけ、評者としてリアリティが薄いと感じられたのは、三宅樹里の取り扱いです。経営管理者的な視点からみれば、責任は責任ですからその後のフォローは考えるにしても、彼女を問い詰めて「ゲロ」させていれば、多くの人物が不幸に陥るのを防ぐことができたのは、リスク管理上余りに明らかであるように思われます(645頁や667頁、673頁、677頁参照)。しかし、それでは物語が成り立たないので、校長先生のような方が出てくるのでしょう。(もちろん、教育や人道といった問題もあります。)その意味では、読み手の立場や見解により様々な読みができるであろう点も、本書の優れたテキスト性を例証しているように思います。

さて、次は第II部だ。
ソロモンの偽証 第I部 事件 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第I部 事件より
4103750103
No.33
(1pt)

ちょっとぼくには合わなかったです

宮部みゆきさんの5年ぶりの現代ミステリーです。『英雄の書』のなかに入っているチラシにたしか、「構想15年、執筆10年」と書かれていた気がします(うろ覚えです)。
 ……。
 おもしろいのですが、おもしろいのですが……、登場人物が悪意のある人間ばかりで嫌になってしまい、ページを閉じました。宮部さん、もうしわけないです。3巻すべて読み通さなければ、ほんとうのところはわからないでしょうし、最後はハッピーエンドかもしれません、でも、でも、人生がこんなに大変で読書という悦楽にしばしの間身を委ねようとしているだけなのに、読書でも人生の再体験をしなければならないとは……。故・吉田健一さんなら「人生はに召使いにまかせておけばいい」と云いそうです。あるいは、「人生は純文学にまかせておけばいい」と(ほんとうはヴィリエ・ド・リラダンが云いました)。いろいろなことがあり、純文学から遠く離れたぼくでしたが、こんな陰惨なものにエンターテイメント作品で出会うと思いませんでした。もちろん、人生の深部を描くのが文学だ、と思ってらっしゃって、かつ、それが愉楽だと思ってらっしゃるかたには一級品です。ただ、ぼくには合わなかった、というだけの話です。
 以上です。
ソロモンの偽証 第I部 事件 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第I部 事件より
4103750103
No.32
(5pt)

U部は読まなきゃ後悔する。

'T部を読んだ時に、なんだか時事ネタな気がして俗な感じがしたんだけど、'U部の始まり20ページくらいまで読んで腕が鳥になりました。
徐々に真相に近づいて来るような話の展開に終始ドキドキしながら最後まで読みました。

'V部が楽しみで仕方がないです。やっぱり逆転裁判みたいな展開か!?
こんなストーリーの展開をこんなに上手く表現できるなんて凄すぎるわ。

出てくる中学生たちが美人すぎたり男前すぎたりで三十路すぎの俺にはいささか眩しすぎます。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.31
(4pt)

面白いですよ

第I部に比べると、無駄な表現が少なくなり、多少は読みやすくなりました。
ただ伏線の張り方がくどくて、ちょっとネタバレ感がありますが、
まあ、ストーリーの骨子は面白いのでこの先が楽しみです。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.30
(2pt)

中学生たちの無垢な正義感が燃え上がった?

「第1部 事件」のラストは「そして学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう任せておけない!」と決意するところでした。ヒロインの文武両道で学級委員・藤野涼子ちゃんです。
「第2部 決意」は「保身に身をやつす教師を見限り、学校内裁判を開廷する。期限はわずか15日」ということです。

悪いのはオトナ。良いのはコドモ。ひどく単純だが、宮部ワールドでは、これって受けるパターンなのだろう。

第2部もまた700ページを上回るボリュームですが、事件に進展はありません。
学校内裁判も開廷されていません。
周辺でちょっとした出来事がたくさんおこりますが、核心の謎とのかかわりがないようですから、深読みする必要は感じられません。

宮部みゆきは中学生が催す学校内裁判に迫真力をつけるためいろいろな工夫を凝らしています。
柏木卓也君殺害の容疑者、被告・大出俊次君に対決する検事は誰が適任であるか。彼の弁護士は?判事を誰にするか。弁護士と検事で情報を共有する必要があるのか。誰を証人につけるか………等々の枠組みが激論され、決まっていきます。判事が机をたたく木槌をどうしようか。なぜか制度として存在しない陪審員までつくりあげ、その適任者が選ばれます。
厳格な枠組み?で運営されますから、全校の生徒はもとより、学校も家庭も商店街もマスコミもこの裁判で決定されることが絶対的な真実であると認める雰囲気が濃厚に漂います。

この学校裁判のお膳立てのための記述ですが、物知り顔のガキどもがワイワイガヤガヤとわめきたて、それに教師が加わってさらに喧騒が高まり、証人確保に街中が巻き込まれ………と、法廷らしさの演出にこの分厚いページ数の大半を使いますので、事態はあまり進展しないことになります。

宮部みゆきは気がついていると思うのだけど、「あなたたちのルール・やり方には任せられない。だから、わたしたちのルール・やり方で白黒をつけてやる」という発想の根源、これは一種の集団私刑です。一番のワルはこれの仕掛け人である涼子ちゃんですね。弁護士、検事、判事、陪審員、実質的に彼女が決めました。さらに彼女は警察の捜査官である父から捜査情報を聞き出し、他言無用の約束を破り、この情報で有利にことを進めます。また内部情報をマスコミに洩らし、バーター取引をします。本当に怖い人です。

所詮裁判ごっごでしかない中学生のお遊びに、著者が本気で真相究明を委ねるとすれば、これは全くリアリティを欠いたお話と指摘するしかありません。

この作品は現代ミステリーというよりは、中・高校生にお勧めのラノベ、学園ユートピアなのではないだろうか。

とにかく退屈な700ページでした。
ここまでの出来栄えであればわたしらの年代が読むものではないのだが、「第3部」をどうまとめるかお手並み拝見と高みの見物でいきます。
すべての事件の犯人は最初に死んだ人間だった、というようなアガサ・クリスティの向こうを張った展開にでもなるのだろうか。
ソロモンの偽証とは「真実は知らないほうが幸せなんだよ」という大人の優しさかもしれませんね。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.29
(3pt)

学園もの?

'1部は火車・模倣犯のような骨太な現代ミステリーで、登場人物一人一人を丁寧に書きこんでいてぐいぐい引き込まれました。

'2部はいきなりの学園ものか?というほどタッチが変わっています。涼子を美化しすぎだし、大出もやんちゃだけど本当はいい奴という描きかたに違和感が。

大出たち3人からの仕打ちや涼子のいい子ぶりに怒りを煮えたぎらせていった樹里をもっと読みたいです。それは'3部で読めるんでしょうか?

いい子ちゃん達ばっかりで、いまいち入り込めませんでした。こんな中学生いないよ…

'3部期待します。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.28
(2pt)

現実味に欠ける

1巻は面白かったけど、2巻でガッカリ。
宮部さんの現代小説は大人のドロドロを描かせると素晴らしいですが、子供(特に出来のいい子)を描写するとダメですね。子供らしさのかけらもない出来過ぎの中学生が大量に登場し、警察官だの弁護士だの報道記者だの百戦錬磨の大人たちさえも翻弄するほど高度な思考力と言説を駆使して物語を進めていく2巻は、「ありえない」と苦笑するばかりでちっとも感情移入できませんでした。裁判官役の秀才君など、ありえないを通り越してもはやギャグです。現実社会では中学生だというだけでまともに相手にされなくて当たり前なのに、出てくる大人たちがみんな中坊軍団に一目おいて丁重に扱い、真剣そのもので話を聞き、いや参りましたと脱帽し褒め称えあらゆる協力を惜しまないというようなご都合主義も目に余る。そうでなければ話が進まないのでしょうが、中心となる人物たちが嘘っぽすぎて現実味がまったくないのではシラけてしまいます。読み始めた以上は3巻まで読み通そうと思いますが、かなり意欲をそがれてしまいました。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.27
(5pt)

愛おしい登場人物

一部の内容を忘れないうちに二部を手に取りました。学校で裁判?中学生?リアル感に欠けるところがあるのは正直否めませんでした。おかげでなかなか先に進まなかったのですが、神原和彦の出現で粛々と扉の向こうへ案内されたような感じでした。読み進むうちに彼らが、登場人物として、義務教育を受けなければいけない未成年の中学生であることの意味が理解できました。、家族、学校という縛りのなかで生きていく息苦しさ、どうしようもない自我、あらがえない運。、これらは大人になってもまとわりついて離れないものなんですが、今はこの子たちに寄り添ってあげたいと思えてくるんです。登場人物皆、愛おしく感じられるんです。気づいたら、読み終わっていました。すぐにでも三部を読みたいです。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.26
(4pt)

模様は見えてきたけれど。

1作目でめぐらされた登場人物、登場人物の性格設定、物語の場、事件などの縦糸に
ストーリーが展開していくことで横糸がめぐらされてきたのが本作です。
自分たちで真実をつきとめようとする中学生たち、周辺の大人たち。
「学校で行う裁判」という大きなストーリーラインを示したことで
ストーリーの模様が見えてきました。
最終的に見える絵柄を想像しながら2作目を読み進めましたが
まだ先が見えてきません。
時折、凡庸な図柄が見えかかったり、想像していない色合いの図柄を想像させてみたり。
他校から来た弁護人の神原と自殺した柏木の関係とか。
宮部さんが張り巡らしている伏線が3作目でどう結実するのか、しないのか。
どきどきしつつ3作目を待ちます。
せっかちな宮部ファンは3作目まで待って、せーので3冊買って読むのがいいかもしれませんね。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.25
(5pt)

砂漠の幽霊はオアシスを見出すことができるのか?

第1部に引き続き、大著にも関わらず読み進める手は止まることなく、睡眠時間を削って読了。

ただ勢いはさておき、雰囲気は第1部と大分異なります
第1部は明るくも軽くもない中身と分量を、微塵の苦もなく読み切らせる宮部みゆきの筆力に感嘆したものの、内容的に「面白い」と言える雰囲気ではありませんでした。が、第2部に関しては言えます。面白かった!
学校内裁判に参加する子ども達の、軽妙で、時々可愛らしささえ感じる遣り取り(或いは心のツッコミ)に、声を出して笑った箇所も多数。君たち、みんなキャラ良すぎ!(笑)
第1部と同じように重苦しく、ある意味硬派な雰囲気を第2部にも予想或いは期待していた人にとっては、肩透かしないし期待外れの感があるかもしれません。
自分も少し心配になったのですが、読み進める内、この作品はそれでいいのだ、と思うようになりました。
この作品の主役は子ども達、そしてこの作品の主眼は、如何にもスキャンダラスでグロテスクな「真実」を晒すことにではなく、子ども達へエールを送ることにあるように思ったからです。

作中で繰り返しほのめかされ、読者にとっては冒頭からその存在が明らかな、弁護人・神原和彦が隠し持つ「真実」。
この「真実」(であり嘘)は、当然学校内裁判のメンバーにとっては裏切りであり、彼に友情を抱く野田健一を傷付けるものであることも想像に難くありません。
けれど野田健一や大出俊次、藤野涼子と共に時間を過ごす彼を見るにつけ、過去に存在するその「真実」が、子ども達と彼本人を傷つけるだけで終わるものではないことを、願わずにいられません。
死んでからわかったって意味がない。それは自己満足にしかならない。神原和彦の言うとおりだ。
この物語を締めくくるであろう『ソロモンの偽証』が、彼らの未来に光をもたらすものでありますように。
藤野検事と野田助手、そして学校内裁判の面々に期待して、第三部を待ちます。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.24
(5pt)

早く第'V部が読みたいです

本当は自殺した生徒のパーソナルな事情以外には謎は存在しなかった。
誰かが嘘を書いた告発文で、火の無いところに煙が立った。
煙の影響で一人が死に、一人は大けがを負った。
煙が燻ってきて、さらに放火事件が起きて一人が死んだ。

虚偽と妄想を払しょくするために中学生が立ち上がる話だと思って'第1部を読了しましたが、
'第2部を読み終わってみると、本当に火の無いところに煙が立ったのか、大いなる疑問が沸いてきました。
告発文は本当にウソだったのか?
電器店のオジサンが見た少年とは?
解散した塾とは?
もう、今すぐにでも'第3部を読みたいです。

それにしても、700ページを一気に読ませる作者の才能は素晴らしいです。
3冊で5,670円は安くはありませんが、映画3本くらいの価値は十分にあります。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.23
(3pt)

うぅーん…

第1部が良かったので、今回も期待していましたが、こんな中学生本当にいるの?って思いました。出来すぎとゆうか、女検事に共感出来ませんでした。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.22
(3pt)

登場人物である中学生の会話によって、物語は進行します。 そのため700ページを越える長編でありながら、短時間で手軽に読むことができ、週末の暇潰しには良いでしょう。
ただ、1800円という値段と3部作であることを考えると、果たしてそれに見合う内容か…私はおすすめできません。
ソロモンの偽証 第II部 決意 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第II部 決意より
4103750111
No.21
(5pt)

すごい!

誰もが認める稀代のストーリーテラー宮部みゆきが、9年間連載していたものを三ヶ月で読めるとはなんたる贅沢。飛びつかないわけがない。
相変わらず、うまい・すごい・おもしろい。この人が書くと、事件が怖ろしいほど厚みが出る。事件にほんの少ししか関わらない人物にまで人間性を持たせ、それでいて決して無駄にしない。もう名人芸。
そしてやはり宮部氏は文章力がえげつない。使う言葉、句読点の位置、改行のタイミングなど、日本語って難しいけどうまく使うとこんなにも美しいのかと、感心した。私なんて会社に提出する数行の報告書でも苦労するのに、700ページ以上このレベルの文章が続くとは・・・。お見事。
二巻を読み始めた。こちらも最初から目が放せない。ラストはどこに着地するのか、いまから楽しみでしょうがない。宮部みゆき、新たな代表作の誕生。
ソロモンの偽証 第I部 事件 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第I部 事件より
4103750103
No.20
(5pt)

合成の誤謬

合成の誤謬という経済用語がある。個々が部分最適をめざして利益の最大化を目指すと全体としての利益が失われてしまうという話だ。第一部を読む限り、個々が自分の正義を追求することで不幸が生み出されるということを描こうとしているようにしか見えない。それは現実にはあまたあることなのだが、それを推理小説であえて読みたくはない。正義の追求が推理小説の醍醐味であり目的なのだ。
この話が、皆が正しいことをしようとしたが為に不幸が生み出され、それを解決するためには偽証しかなかったという話なら悲しすぎる。ビッグエンターテイナーとしての宮部みゆきを評価してる私はみごとなどんでん返しを期待する。
ソロモンの偽証 第I部 事件 Amazon書評・レビュー: ソロモンの偽証 第I部 事件より
4103750103