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K・Nの悲劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
K・Nの悲劇
K・Nの悲劇 (講談社文庫)
K・Nの悲劇 (文春文庫)

K・Nの悲劇の評価: 3.58/5点 レビュー 57件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全57件 1~20 1/3ページ
123>>
No.57:
(5pt)

最初の方ホラーですね。

序盤はヘビーでなかなか読み進まなかった。
最後まで読んで良かったです。
高野作品、全部読んでしまった。
やっぱジェノサイドが個人的にイイです。
K・Nの悲劇Amazon書評・レビュー:K・Nの悲劇より
4062117134
No.56:
(4pt)

怖いです

13階段でファンになった高野さんの本なので、手にしました。 専門職ですが、その視点からも非常に良く書けていると思います。 男としては、怖い内容が含まれていますが、どんどん引き込まれていきました。 ただ、表紙の絵がインパクトが強すぎで、周りの目が気になりました。
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No.55:
(3pt)

母性と憑依妄想

思わぬ妊娠に対し中絶を決意した夫婦に,妻の不可思議な変化が生じる.
休職中の精神科医がその治療に当たるが・・・.

怪奇現象をあくまで精神症状としてとらえる精神科医は
医師としてのプロフェッショナルの姿でもあり,
また,根底にある母性を精神科医の言葉として表現するストーリーにもなっている.
設定や展開にはやや強引なところもあるものの,
作者の真摯なメッセージを伝えようという意図が感じられる.

一方,後先考えずに避妊を怠り,怪奇現象が怖いから中絶を取りやめるという夫の行動には浅薄さは否めない.
このあたりがテーマ性を減じる一因になっているような気がする.
また,いくつかの謎が解決されていないマイナスポイント.
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No.54:
(3pt)

中絶というテーマについての作者のメッセージ

13階段が素晴らしかったので、他も読みたい!という衝動にかられて何冊か一気に読んだ。
共通して思うのは、メッセージを作品を通して読者に伝えようという意思がとても感じられるという点。
本作はオカルト風の色合いを帯びていて、あまり馴染めなかったが、中絶というテーマについてのメッセージ性を伝えるという意味では成功しているのかなと思う。ただ、氏の作品は「説教くさく」なくて、白黒つけがたい問題を、無理矢理白にしてしまったり黒にしてしまったりするのでなくて、読みながら一緒にどうしたものかと悩ませてくれるところが好きだ。
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No.53:
(1pt)

読まない

話のスケールが小さいし、大きな展開が予想できなくファンタスチックでない
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No.52:
(3pt)

うーん、微妙

なんだかいろいろと微妙。
ネタバレしたくないので内容は書きませんが、いろいろと中途半端。
詰め込みすぎてこうなってしまったのかな?

他の作品は面白い作家さんなので残念。
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No.51:
(5pt)

面白い、でも怖い

最近起きた、渋谷セレブ妻子事件を考えてしまった。
なんであんな事件が起きたんだろう…
小説の中とはいえ、修平の判断は正しい、途中で応援しながら読みました。もちろん最後も。
内容は怖いですよ。
オカルト系に慣れていない人は、ご注意を。
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No.50:
(2pt)

与えられたテーマ?

このところ、著者・高野さんの作品を好んで読んでいる。どれも素晴らしい出来だが、本作は例外と言えるのではないか?

まず、
このテーマ自体が他の人から与えられた、ネタを提供されたもののように感じられた点。
巻末の謝辞で「やっぱり」となったのだが、物語の半分にも満たないところで既に、そんな印象を受けた。
例えば、『13階段』や『幽霊人命救助隊』、『グレイヴディッガー』などからは作者オリジナルの問題意識、もしくは考えに考えを重ねた思考の積み重ね。その何れかが絶対にあると感じられた。そこには哲学、もしくは作者の人生観のようなものが、確かにあったと思う。
しかし本作では付け焼き刃というか、そこまで考え尽くしているようには思えなかった。

また、ストーリーがステレオタイプというか、テーマそのものが「行き着く先は一つ」という性格のもので、そこから遂に逃れられなかったのは残念。結局、精神科の問題なのか、それとも超常現象なのか? というところに持って行かざるを得なかったのだろうと思う。執筆の時間に、余裕がなかったのかなぁ…

ということで、高野氏の作品としては、期待はずれだったので★2つとさせていただきます。
でも、まあ男性。特に未婚の方は読んでおいても良いのではないかと… そのようにも思いました。
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No.49:
(4pt)

結末が気になる!けど・・・

結局、憑依妄想なのか、本当にとりつかれているのか!? そこが気になって最後まで一気読みしてしまいました。このあとどうなるの!? 結末は!? というハラハラドキドキ感がどんどん加速するので、とても面白かったのですが、ちょっと加速しすぎたせいか? 結末にはちょっと不満・・・。ネタバレになるのであまり詳しくは書けませんが。それでも、読んで損はないものでした。一貫して母性愛にこだわる内容でしたが、こだわっているわりには深みというか、問題提起というレベルにはなっていません。なので、内容が重たい題材なわりに、読後感はわりとあっさりです。それだけに、死産とか中絶とかその辺に敏感な人は、不快感や悲しみしか残らない小説かもしれません。
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No.48:
(1pt)

突っ込みどころ満載

妊娠、出産に関してリアリティに欠けます。
この作者は取材をしたのだろうか?
テーマとして扱っているならその辺は正確に描写してほしい。
夫と妻の心理描写もとても曖昧でありきたりで薄っぺらい。
夫婦を馬鹿者として描いて突き放す気なのだな、と思ったほど。
妊娠出産を経験した女性だと鼻で笑ってしまいそうです。
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No.47:
(4pt)

自分の世界で他人を縛り付けてはいけない

修平と果波が子供が受胎した時のシーンに嫌悪感を覚えたので、「これはあまり期待できないかな」と思いながら読み進めていった。
 しかし、物語が進行していくうちにそんなことは忘れ、どんどんのめりこんでいった。
 
 本作で作者が読者に訴えたいことは、いろいろあると思うが、私が感じたのは「自分の世界で他人を縛り付けてはいけない」、ということだ。

 人は誰でも自分の世界を持っている。
 そして、人は(人それぞれではあるが)それを他人に強要したり、縛りつけたがるものだ。
 今までは、そういったことは人間の真理のようなものだと思っていたが、今はそれは良くないことだと思っている。

 作中では、たくさんの人物が自分の世界を他人に強要している。
 修平、磯貝、戸田麻衣子の義母・夫、・・・などたくさんの人物がそれをしている。
 そしてその結果、多くの人が不幸に見舞われている。

 これは小説の話だが、誰でも、いつ起きてもおかしくないことだ。
 そのことを覚えていかなくてはいけない。

 高野和明の作品はどれも素晴らしいが、この『K・Nの悲劇』もご多分に漏れない。
 作者の作品が好きな人ならば読むべきだろう。
 そして、自己中心的な性格を自覚している人にもお勧めしたい。
 きっと少しは視野を広げることができると思う。
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No.46:
(2pt)

ミステリーかオカルトか

妻に起きた異常現象はミステリーかオカルトか、両者のせめぎあいで話は進んでいきます。
ここまでは面白いです。

しかし、結局、一番つまらない結末に向かってしまいました。
途中、旦那さんに纏わる驚きの描写があり、一瞬、面白い結末を予想しましたが、おいおい…の肩透かしです。
ミステリー好きには読む事をやめろと言いたいし、ホラー好きには物足りない。
そんな中途半端なボンヤリ本ですが、単純な文体で読みやすいので一気にすぐ読めるので、暇潰しに。
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No.45:
(3pt)

ホラーとしては逸品です!でも、筆者の主張がちょっと偏ってる

たった一度避妊具を使用しなかったことにより、妻が妊娠。幸せ絶頂の夫婦だった夫婦が、中絶という問題を巡って味わう、凄まじい闘病生活と死霊の恐怖を描いています。憑依現象の描写が非常に恐ろしくて、読んでいて背筋が寒くなるような気がしました。読者の怖がらせ方は、逸品でした。
しかしこれをサスペンスやミステリーとして読むと、がっかりさせられるように思います。妻の異常は霊の憑依現象なのか、科学で説明のつく病気なのか、ぎりぎりのラインで話が進むのかと思いきや、途中からは霊現象と思わせる方向に進んでしまいます。

また、。「男は、子供ができたら責任をとれ」と主人公に語らせたり、多額の住宅ローンを抱えていながら、フリーランスで収入不安定な夫と無職の妻が、中絶を辞めて出産という道を選んだことを非常にポジティブに描くetc、違和感を感じました。
「中絶」という問題に対する筆者の意見や考え方(主人公の夫や医師を通して語られる)は、余りにも薄っぺらだと思います。中絶を批判する正義感も、随分独断的に感じました。
まだ若く未熟で、経済的にも困窮した状態の親が起こす虐待事件は、近年社会問題ともなっています。男性側が、責任のとりようがないようなケースも世の中には多々あり、こんな綺麗ごとや浅はかな正義感だけでは白黒つけられない問題かと思います。

また、避妊に対する責任や、産んで育てることへの責任は男女双方が追うべきだと思いますが、筆者は常に「男が悪い」のスタンスのように感じました。霊となった女性が、妊娠した自分と結婚という道を選ばず、中絶するように頼んだ男を、(憑依した人を通して)刃物で刺す。男は自分が悪いから仕方ない語る、めでたしめでたし。というくだりなど、余りに一方的な女性目線で、感情移入しようがなかったです。
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4062117134
No.44:
(3pt)

あやした者

飛鳥ちゃんをあやした者の存在ですべてが救われたような気がする。
命よりも快楽、人間よりも物質。
生きるために何を選択するのかということが、男と女では根本的に違うのだろう。
わかり合えるようでわかり合えない。
そんな現実を考えさせられた。

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4062117134
No.43:
(4pt)

生命

デビュー作から一貫して「生命」をテーマに作品を発表している作者。

今作は受胎後に別人格が憑依して中絶を拒み・・・という内容をホラータッチで
綴っている。
途中の展開は背筋がゾクゾクッとするほどの怖さを感じ、ジャンル分けすれば
ホラー小説なのかなと思ったが、最後まで読むとそういうことではないと分かる。
やはりテーマは「生命」だ。ここはぶれていない。

高野和明はデビュー作の『13階段』からストーリー展開の上手さには定評がある
が、作品を追うごとにその上手さのレベルが上がってきていると感じる。
今作も導入部からページをめくる手が止まらなかった。
惜しむらくは最後がお約束すぎる点だが、あまり後味が悪い作品も好きではない
ので、私自身はあれで良かったと感じる。
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4062117134
No.42:
(5pt)

男から見た女

うおー、怖かった。恐ろしかった。
一度読み始めると、本を閉じるのは許されない気がして一気に読んでしまった。
中絶の問題、男女の問題。
というよりこれは、「男から見た女」の物語だと思う。
物語は夫の修平の視点で描かれ、修平の心理描写を多くすることで感情移入を誘う。
そういった意味では、東野圭吾の「秘密」に似ているかな。
すごく物語に巻き込まれた。
ホラーだが、最後には明るい面が見られ、読後感も良い。
男性に特におすすめです。
K・Nの悲劇Amazon書評・レビュー:K・Nの悲劇より
4062117134
No.41:
(3pt)

男性には「怖い」のかな?

「凄い怖い本読んだよ」と、家人から勧められて読んでみました。
怖いというか…不妊に悩む人とか堕胎経験のある人とか死産の経験がある人には「痛い」小説だと思います。それが心の傷になっている人は読まない方がいい…と思う。
女性と出産。男と女。生と死。憑依なのか精神病なのか…そんな感じのテーマではあるのですが…。全体的に薄いです。うーん…キャラも薄くてイマイチ魅力的じゃないし、着眼点はいいけど掘り下げが浅くて薄味です。
男性が読んだら怖いのかな…妊娠出産&女性というものに対する畏怖…みたいなのがあったら怖いのかもしれません。
つまらなくはないんですけど…一気に読めたし。でも、感動はないなあ…新鮮味もないし…という感じ。
でも、男性はこれ読んで、男のエゴとか、女性を思いやる気持ちとか、考えられたらいいかもしれない。
「避妊は大事だよな」って、ちょっとでも考えてくれたなら、この本にはとても価値があるかもしれません。
K・Nの悲劇Amazon書評・レビュー:K・Nの悲劇より
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No.40:
(3pt)

男性には「怖い」のかな?

「凄い怖い本読んだよ」と、家人から勧められて読んでみました。
怖いというか…不妊に悩む人とか堕胎経験のある人とか死産の経験がある人には「痛い」小説だと思います。それが心の傷になっている人は読まない方がいい…と思う。
女性と出産。男と女。生と死。憑依なのか精神病なのか…そんな感じのテーマではあるのですが…。全体的に薄いです。うーん…キャラも薄くてイマイチ魅力的じゃないし、着眼点はいいけど掘り下げが浅くて薄味です。
男性が読んだら怖いのかな…妊娠出産&女性というものに対する畏怖…みたいなのがあったら怖いのかもしれません。
つまらなくはないんですけど…一気に読めたし。でも、感動はないなあ…新鮮味もないし…という感じ。
でも、男性はこれ読んで、男のエゴとか、女性を思いやる気持ちとか、考えられたらいいかもしれない。
「避妊は大事だよな」って、ちょっとでも考えてくれたなら、この本にはとても価値があるかもしれません。
K・Nの悲劇 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:K・Nの悲劇 (文春文庫)より
416780199X
No.39:
(4pt)

問題提議の面が強い

愛する女性の妊娠を知って、中絶の選択をした夏樹修平と岡部和也。現実に良くありそうな二つのパターン。そして、愛する男性の子供を生みたいと願う女性二人。
男のエゴか女性の母性本能か。セックスという行為と妊娠・出産という結果についての認識の欠如。中絶という行為に対する考え方の相違。
中絶ということに対して、二人の女性をシンクロさせて、憑依現象として表現し、間に医者を入れることによって、話の展開としては面白く読めるものだと思う。
現在の日本における性の問題と、少子化の問題に何気なくスポットを当てていると読むこともできるのではないだろうか?若者の性交渉問題然り、結婚後の生活におけるマイホームの夢と住宅ローン問題。収入が増えない状況において、より良い生活を求めて高い住宅ローン(もしくは賃料)を選択するか、育児・子育てにウェイトをおいた人生設計を選ぶのか。
どちらが正解という問題ではないが、考えるきっかけになる可能性は秘めていると思う。
なお、中絶問題に関心をもたれた方は、「神の汚れた手」曽野綾子がおすすめ。
K・Nの悲劇Amazon書評・レビュー:K・Nの悲劇より
4062117134
No.38:
(4pt)

問題提議の面が強い

愛する女性の妊娠を知って、中絶の選択をした夏樹修平と岡部和也。現実に良くありそうな二つのパターン。そして、愛する男性の子供を生みたいと願う女性二人。
男のエゴか女性の母性本能か。セックスという行為と妊娠・出産という結果についての認識の欠如。中絶という行為に対する考え方の相違。
中絶ということに対して、二人の女性をシンクロさせて、憑依現象として表現し、間に医者を入れることによって、話の展開としては面白く読めるものだと思う。

現在の日本における性の問題と、少子化の問題に何気なくスポットを当てていると読むこともできるのではないだろうか?若者の性交渉問題然り、結婚後の生活におけるマイホームの夢と住宅ローン問題。収入が増えない状況において、より良い生活を求めて高い住宅ローン(もしくは賃料)を選択するか、育児・子育てにウェイトをおいた人生設計を選ぶのか。

どちらが正解という問題ではないが、考えるきっかけになる可能性は秘めていると思う。

なお、中絶問題に関心をもたれた方は、「神の汚れた手」曽野綾子がおすすめ。
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