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13階段
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13階段の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全312件 301~312 16/16ページ
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変わった題名…と思い、手にしたら最後、読み終わるまで何にも手につきませんでした。描写が細かすぎて、背筋がぞっとするシーンも多々あり・・・。思わず生唾のみこむ、なんてことも。三上も、南郷の二人のことが、なんだか切なくて切なくて…死刑執行制度についての観点からもぜひ、たくさんの人に読んでもらいたいなあ…と私事ですが。 | ||||
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私は死刑制度についてあまりにも軽薄で間違った認識を持っていると実感させられました。死刑は犯罪者を裁く以上に重く人間の心の奥のおくまで影響を与える存在だとこの本をよんで感じました。死刑を行うという事はそこで人をあやめる人がいるわけで死体を処理する人達、死刑囚の気持ち、死刑制度に反対する人々、遺族の残された思いが一気に絡み反発する瞬間でもあると思います。登場人物の「三上純一」と最後の最後で私は一体化してしまいました。やはりミステリー小説という事で犯人探しをしてしまいましたが、この物語には犯罪者が多数いると思います。しかし裁けない犯罪者も多い事実には痛感します。あなたはこの本をよんだあと、誰が真犯人といえますか? | ||||
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素晴らしい!ミステリー,推理,人間ドラマ,そして中心を貫く死刑制度に対する主人公の葛藤等多くのテーマが見事に絡み合っている。そして,物語は二転三転しながらどんでん返しの結末へと向かう。 読み終わった後,すごい本を読んでしまったなと思った。小手先だけのミステリーではなく,腹にずしんと来て,それでいてテンポの良い最高傑作です。 | ||||
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死について考えてしまう1冊でした。死刑執行を前にしてその後には何が待っているのだろう。死ぬこととはどんなことなのだろうなどと考えてしまうと眠れなくなってしまう本でした。死を受け入れるとはどんなことなのか・・・。久しぶりに、衝撃的な本に出会えて嬉しかったです!! | ||||
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強盗殺人事件の容疑者は、交通事故の後遺症で記憶を失っていた。覚えのない罪を認める事も無罪を主張する事もできない彼に下された死刑の判決は、果して正しいのか?かすかな記憶とわずかな証拠が物語る「第三者の存在」は、一体何を意味するのか?・・・二人の男が、真実を探す仕事を引き受けた。その裏に大いなる罠が隠されているとも知らずに。 ジャンル分けをするなら、十年前の強盗殺人事件の真実を追うというミステリー小説です。死刑囚は本当に冤罪なのか。だとしたら真犯人は?消えた凶器は一体どこに?緊張感が持続し、最後までドキドキハラハラしながら読め、飽きる事はありません。しかし、この本はただのミステリーではなく、謎解きを縦軸にし、その隙間を埋めるように、日本の法律、特に刑法のあり方についての問題定義が編み込まれています。 加害者として、被害者として、法に携わる者として、多角的に刑法が議論されています。そこに著者の主義主張はなく、あくまで客観的に、読者にどう感じるか問い掛けてきます。読み終わった後「ああ面白かった」以外に何も残らないエンターテイメント小説とは、異なっていると言っていいでしょう。 決して、寝る前に呼んではいけません。頭の中に様々な疑問が渦巻き、眠れなくなってしまうでしょう。善と悪、罪と罰、そして死刑について。 | ||||
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時として「本」が嫌いになる事がある。 ビデオ、映画と違って毎ページめくる毎に、後どのくらいで終るのか目視出来るからである。 この本を読んでいた時もそう思った。 後数十ページで終ってしまう!と、思いながら読まなければならなかった事を悔やむほど、楽しめたし、考えさせられた。 本当に心から良い本だったと思う。 ぜひご一読あれ。 | ||||
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この本を読むまでは、13階段て絞首刑の台に設けられた階段のことだとばかり思っていました。この手のマコトシヤカナ定説ってどこからでてくるんでしょうね。ジャンルで言えばミステリー!?小説か推理小説ってところなんでしょうけど、ストーリー展開も読み手に息をつかせないすばらしいものがありますが、死刑について全方位的な考察と取材ができているのに驚きを隠せません。死刑を執行する側の、刑務官・検事・法務官僚・刑務官の家族・弁護士、死刑宣告をうけた人間・ぎりぎりで無期懲役になった人間・冤罪で処刑されそうな人間・事件の被害者・遺族・保護司等々、死刑を核として関連する大勢の人間の内的描写が深く深く掘り下げられ、鮮明にうきあがってきます。 最終的に、加害者・被害者という範疇をこえた人間の業の深さが見事に、えがきだされてきます。性善説でも性悪説でもない、死刑論でもないこれは人間学の書だと思います。 | ||||
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話の運び、読み進んで「なるほど」と思わずうなった細かい部分の設定。物語に絡めて、すっと頭に入ってくる死刑制度に関わる説明。非常に堪能しました。掛け値なしで、ご一読をお勧めします。 | ||||
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最初、読み始めたとき、死刑についてのことなどが書かれていて、ちょっと難しいのかなと思ったが、読んでいくうちに夢中になった。何度もどんでん返しがあり、その度にどきどきした。死刑についても考えさせられるが、1つの犯罪が作るさまざまな悲劇がここまで及ぶものなのか、なんか悲しくなってしまった。 | ||||
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一気に読んだ。派手な演出はないが、ストーリー展開がお見事。昨年の「脳男」(江戸川乱歩賞受賞作)もよかったが、それに負けず劣らず。登場人物のキャラクタ、死刑制度へ考察、処刑描写のリアルさ・・・おもしろかった。絶対おすすめの一冊。 | ||||
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目の前で起きていることを目撃しているような臨場感があった。生暖かく血なまぐさい空気が鼻につくような。何度か本を投げ出したくなるスリリングな展開。が、しっかりと本を握り締めていれば、最後まで一気に読める。また、普通に生活している人にとっては無縁とも言える『死刑制度』について、よくぞここまで、というくらい緻密に調べられている。いろいろな立場の人間から見た死刑制度。死刑制度が抱える問題についても言及しており、死刑制度の存亡意義について考えさせられる。 | ||||
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「選考委員が満場一致で選出!」の宣伝文句は決して大げさではありません。最初から最後まで一気に読め、どんでんがえしの連続です。話の進め方は、この著者のプロフィールを読めば、なるほどと思う事でしょう。「映画1本観るなら、この本を読め!」と自信を持って断言できます。また、日本の現在の死刑制度についても非常によく描かれており、思わず考えさせられてしまいました。 | ||||
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