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13階段
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13階段の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全312件 181~200 10/16ページ
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最初から最後までホントにもう一気に読み終わってしまいました。 おもしろいです。すごくおもしろいです。 刑務官である南郷が仮釈放中である前科者・三上を誘い、事件前数時間の記憶をなくした死刑囚の冤罪を晴らそうとする……このあらすじを思いついただけでもすごいことなのに、構成力の高さがその面白い筋書きをさらに面白く仕上げてくれています。本から離れることができませんでした^^ しかも中盤以降、物語はとてもスピーディーに展開していき、後半は読んでいてホントに「え! マジで!」「ウソだろ!?」という気持ちが渦巻き、もっと早く次のページを読みたいという衝動にかられながら読み進めることが出来ました。 加えてテーマとして、死刑制度やそれを取り巻いている人たちの苦悩など重いものを扱い、しかもそれが少しもチープにならずに全編を貫いている。これほどスピード感のある素晴らしい展開をするような物語において、そういった重いテーマは足かせになってしまうような場合もあると思います。 ですが、こういった重いテーマをおざなりにすることなく、しかも展開の面白さを保つことが出来ている本作はそういった意味でもなかなかお目にかかることが出来ない良書じゃあないでしょうか^^ また全編を通して具体的な記述を随所に盛り込み、物語にリアリティという肉付けをちゃんと行っている作者の周到さには脱帽させられましたね。しかも巻末の参考文献の欄に30冊ぐらいズラーっと本の名前が並んでいたことから、作者の苦労も伝わってきてそういう部分でもなんかすごくこの作品が好きになりましたね^^ 正直文章がそこまで上手い作家さんじゃないと思うんですけど、抜群の構成力、展開力でそんなビハインドは蹴散らしています! もう大分前の作品ではありますが、ぜひ一度読んでみるべき作品なのではないでしょうか。 | ||||
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最初から最後までホントにもう一気に読み終わってしまいました。 おもしろいです。すごくおもしろいです。 刑務官である南郷が仮釈放中である前科者・三上を誘い、事件前数時間の記憶をなくした死刑囚の冤罪を晴らそうとする……このあらすじを思いついただけでもすごいことなのに、構成力の高さがその面白い筋書きをさらに面白く仕上げてくれています。本から離れることができませんでした^^ しかも中盤以降、物語はとてもスピーディーに展開していき、後半は読んでいてホントに「え! マジで!」「ウソだろ!?」という気持ちが渦巻き、もっと早く次のページを読みたいという衝動にかられながら読み進めることが出来ました。 加えてテーマとして、死刑制度やそれを取り巻いている人たちの苦悩など重いものを扱い、しかもそれが少しもチープにならずに全編を貫いている。これほどスピード感のある素晴らしい展開をするような物語において、そういった重いテーマは足かせになってしまうような場合もあると思います。 ですが、こういった重いテーマをおざなりにすることなく、しかも展開の面白さを保つことが出来ている本作はそういった意味でもなかなかお目にかかることが出来ない良書じゃあないでしょうか^^ また全編を通して具体的な記述を随所に盛り込み、物語にリアリティという肉付けをちゃんと行っている作者の周到さには脱帽させられましたね。しかも巻末の参考文献の欄に30冊ぐらいズラーっと本の名前が並んでいたことから、作者の苦労も伝わってきてそういう部分でもなんかすごくこの作品が好きになりましたね^^ 正直文章がそこまで上手い作家さんじゃないと思うんですけど、抜群の構成力、展開力でそんなビハインドは蹴散らしています! もう大分前の作品ではありますが、ぜひ一度読んでみるべき作品なのではないでしょうか。 | ||||
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死刑について色々と考えさせられた本。 書かれていたことが全部事実ならば、やっぱり日本の死刑制度ってのは まだまだ色々と問題があるんだなぁ、と改めて実感。 本当に裁かれるべき人が裁かれないことがあるってのはやりきれない思いでいっぱいになります。 途中何度も予想を裏切る展開があって、最後まで気が抜けない作品でした。 そして、最後は見事なドンデン返し。 高野和明の作品ってこれが初めてだったけど、また別の作品も読みたくなりました。 映画化されてるみたいなので、またそっちの方も見てみたいかも。 | ||||
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死刑について色々と考えさせられた本。 書かれていたことが全部事実ならば、やっぱり日本の死刑制度ってのは まだまだ色々と問題があるんだなぁ、と改めて実感。 本当に裁かれるべき人が裁かれないことがあるってのはやりきれない思いでいっぱいになります。 途中何度も予想を裏切る展開があって、最後まで気が抜けない作品でした。 そして、最後は見事なドンデン返し。 高野和明の作品ってこれが初めてだったけど、また別の作品も読みたくなりました。 映画化されてるみたいなので、またそっちの方も見てみたいかも。 | ||||
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あらすじは・・・ 殺人事件を起こし2年の刑期を終え出所してきた三上純一は両親の住む実家へと帰る。しかし以前の生活とはかけ離れた暗く苦しい生活をする両親を見て、自分の起こした事件により遺族への多額の損害賠償を背負ってしまったと知る。弟も高校中退を余儀なくされ、純一を憎んでいた。 そんな時、刑務所で世話になっていた刑務官の南郷正二が仕事の手伝いをしないかと現れる。その仕事とは、樹原亮という死刑囚の無実を証明するというものだった。そして、成功報酬は1千万円。損害賠償への負担を少しでも軽くしたい純一は仕事を手伝う事にする。 しかし樹原が起こした事件現場の千葉県中湊郡で事件があった同じ日に高校生だった純一は彼女と補導されていた。この奇妙な一致と樹原の事件の真相はいったいどういうことなのか? 樹原の死刑執行が迫る中、どんどん真相に迫っていく2人だが、そこには様々な因縁が絡んでいた・・・ 私が書くとあらすじがショボくなってしまいますね〜(T_T) もうひとつ言っておかなければならないのは、樹原は事件当日にバイクで転倒事故を起こし事件前後の記憶が無いのです。 しかしある階段を登っていた記憶だけが浮かんできます。 そして事件の時に使われた凶器や盗まれた印鑑、通帳は見つかっていません。 となるとどこかへ隠されてる可能性が高いわけで、純一と南郷はきっと階段の側に証拠は埋められたんだと階段を探すことから始まります。 ちょっと読むつもりが面白くてあっという間に読んでしまいました。 謎解きもこの話の重要な点ですが、もうひとつ重要なのが、殺人など、罪を犯した者、人を死へやった者の生き方、考え方、そして周りの空気みたいなものでしょうか? 罪を犯したものは一生償い続けなければならないし、報復は報復を呼ぶということでしょうか。 この本を読んで刑務官の仕事や、死刑の事がよく分かりました。 やっぱり終身刑というものがこの国には必要なんじゃないかと思いました。 考えさせられる部分も多かったけど、エンターテイメントとしてもとても面白い1冊でした。 | ||||
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あらすじは・・・ 殺人事件を起こし2年の刑期を終え出所してきた三上純一は両親の住む実家へと帰る。しかし以前の生活とはかけ離れた暗く苦しい生活をする両親を見て、自分の起こした事件により遺族への多額の損害賠償を背負ってしまったと知る。弟も高校中退を余儀なくされ、純一を憎んでいた。 そんな時、刑務所で世話になっていた刑務官の南郷正二が仕事の手伝いをしないかと現れる。その仕事とは、樹原亮という死刑囚の無実を証明するというものだった。そして、成功報酬は1千万円。損害賠償への負担を少しでも軽くしたい純一は仕事を手伝う事にする。 しかし樹原が起こした事件現場の千葉県中湊郡で事件があった同じ日に高校生だった純一は彼女と補導されていた。この奇妙な一致と樹原の事件の真相はいったいどういうことなのか? 樹原の死刑執行が迫る中、どんどん真相に迫っていく2人だが、そこには様々な因縁が絡んでいた・・・ 私が書くとあらすじがショボくなってしまいますね〜(T_T) もうひとつ言っておかなければならないのは、樹原は事件当日にバイクで転倒事故を起こし事件前後の記憶が無いのです。 しかしある階段を登っていた記憶だけが浮かんできます。 そして事件の時に使われた凶器や盗まれた印鑑、通帳は見つかっていません。 となるとどこかへ隠されてる可能性が高いわけで、純一と南郷はきっと階段の側に証拠は埋められたんだと階段を探すことから始まります。 ちょっと読むつもりが面白くてあっという間に読んでしまいました。 謎解きもこの話の重要な点ですが、もうひとつ重要なのが、殺人など、罪を犯した者、人を死へやった者の生き方、考え方、そして周りの空気みたいなものでしょうか? 罪を犯したものは一生償い続けなければならないし、報復は報復を呼ぶということでしょうか。 この本を読んで刑務官の仕事や、死刑の事がよく分かりました。 やっぱり終身刑というものがこの国には必要なんじゃないかと思いました。 考えさせられる部分も多かったけど、エンターテイメントとしてもとても面白い1冊でした。 | ||||
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おもしろかった。 テーマは重いが、先が気になってどんどん読みすすめられます。 映画にもなりましたが、映画はこの作品の根幹に関わる部分の解釈が全く違います。 主人公の人格や、なぜ事件を起こしたか、意味合いが違ってくる(より悪い方向に)。 なぜ原作通りにしなかったのか?理解に苦しみます。 映画だけ見て「いまいちだった」と思った人にこそ、読んでほしい。 本当はもっと素晴らしい作品なんです。 | ||||
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先が気になるんだけど、じっくり読まないと何か大事なことを見逃しそうで、1行1行味わって読みました。しかし後半は我慢できずに一気読み。殺人という罪と死刑という罰。そんな重いテーマにもかかわらず、とても楽しめる作品でした。この作家の他の本も読みたくなります。ただテーマがテーマだけに仕方ないのですが、終わりが私好みではなかったので星は4つ。 なぜ人を殺してはいけないのか?という問いに、正直、答えられなかったことがありますが、この本を読んでひとつの答えを得た気がします。人が人を傷つける、それはほんの一瞬のことだけど、そこから広がる波紋はどれほど大きいか。加害者・被害者本人、家族、友人、だけでなく、その罪を調査する人、罪を犯したと判定する人、罰を与えると決める人、処罰を行う人、そしてその家族・・・。最初の一石さえ投じられなければ傷つくことのなかった多くの人たち。 死刑制度を維持しているのは、それを支持する国民でもなんでもなく、人を殺せば死刑になるということを知っていながら殺人を犯す者たちなのだ、という刑務官の心の叫びとも思える一文は心に残ります。 | ||||
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グレイブディッガーを読んで面白かったのでこちらも読んでみました。 ちょっと暗いかな、と思いましたが事件の真相にせまるところから 読むのが止まりませんでした。 最初から最後の最後まで飽きることなく伏線も見事で 面白かったです。個人的にはグレイブディッガーのほうが 好きですが物語の重厚感はこちらのほうが勝っていると感じました。 | ||||
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グレイブディッガーを読んで面白かったのでこちらも読んでみました。 ちょっと暗いかな、と思いましたが事件の真相にせまるところから 読むのが止まりませんでした。 最初から最後の最後まで飽きることなく伏線も見事で 面白かったです。個人的にはグレイブディッガーのほうが 好きですが物語の重厚感はこちらのほうが勝っていると感じました。 | ||||
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残念ながら著者の高野和明は知りませんでしたが、何故かタイトルに惹かれ手に取りました。 主人公は、喧嘩で相手を殺してしまった「三上純一」と刑務官「南郷正二」。 死刑制度、司法制度、保護観察などに関する内容が出てくるなど若干重い部分もありますが、全体を通して見ると重すぎる訳ではありません。 後半になるにつれて、展開がスピードアップしていきますので読みやすく、重いテーマを、その構成や描写力で上手く娯楽作品に仕上げています。 長いトンネルを出た瞬間の、あの眩しさを本著を読んで感じてみて下さい。 | ||||
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残念ながら著者の高野和明は知りませんでしたが、何故かタイトルに惹かれ手に取りました。 主人公は、喧嘩で相手を殺してしまった「三上純一」と刑務官「南郷正二」。 死刑制度、司法制度、保護観察などに関する内容が出てくるなど若干重い部分もありますが、全体を通して見ると重すぎる訳ではありません。 後半になるにつれて、展開がスピードアップしていきますので読みやすく、重いテーマを、その構成や描写力で上手く娯楽作品に仕上げています。 長いトンネルを出た瞬間の、あの眩しさを本著を読んで感じてみて下さい。 | ||||
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いやあ、面白いです。 長編なんですが、先が気になって、気になって、もう一気にいっちゃいます。 映画になったようなので、見た方も多いかも? 社会の矛盾やら、死刑制度の是非やら、いろいろ考えさせられることもありましたが、 それよりなにより、テンポといい、設定といい、本当におもしろい。 映画を見た方も、読んでなければ、ぜひ読んで欲しいです。 自信を持って、お奨めできる本です。 | ||||
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高野さんは初めて読みました。 ある死刑囚をめぐる導入から始まって、主人公青年と刑務官の登場 から始まって、最初は見えてこなかった物語の構図が、話の進展に つれて徐々に明らかになってきます。 とともに、日本の法制度、刑罰制度、司法制度、死刑制度、保護観察 制度など罪と罰、更正に関する綿密な調査の成果が随所にちりばめられて おり、作者の綿密で丁寧で広範囲にわかる調査と熱意が伝わってきます。 後半へ進むほど読み手に映像イメージがわきあがってきて、クライマックス に向かって速度を増しながら、真実と万華鏡がひとつに収斂していく 巧みな構成をとっています。 タイトルが持つ二重の意味深長さもさることながら、市民が知る機会の少ない 刑法の世界と、特に私になじみのあるリアルな房総を舞台にした、大変 よく描けた佳作といえると思います。 | ||||
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高野さんは初めて読みました。 ある死刑囚をめぐる導入から始まって、主人公青年と刑務官の登場 から始まって、最初は見えてこなかった物語の構図が、話の進展に つれて徐々に明らかになってきます。 とともに、日本の法制度、刑罰制度、司法制度、死刑制度、保護観察 制度など罪と罰、更正に関する綿密な調査の成果が随所にちりばめられて おり、作者の綿密で丁寧で広範囲にわかる調査と熱意が伝わってきます。 後半へ進むほど読み手に映像イメージがわきあがってきて、クライマックス に向かって速度を増しながら、真実と万華鏡がひとつに収斂していく 巧みな構成をとっています。 タイトルが持つ二重の意味深長さもさることながら、市民が知る機会の少ない 刑法の世界と、特に私になじみのあるリアルな房総を舞台にした、大変 よく描けた佳作といえると思います。 | ||||
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宮部さんの帯の言葉に惹かれて手にした一冊。 私はまだ高野氏の他の著作を読んだことがないのであまり迂闊なことは言えないが、この作品に限っては、冒頭から最後の最後まで、緊迫感とスピード感がぴんと張り詰めており、その力は読み手をぐいぐいと作品の中へ引き込まずにはいない。 そして一気に読み終えた後、読者は、この作品のテーマとなっている死刑制度や冤罪についてを、自ずから考えずにはいられなくなるのだ。久しぶりに、読み終えてもしばらくの間、脳裏に焼き付いて離れなかった一冊。 | ||||
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宮部さんの帯の言葉に惹かれて手にした一冊。 私はまだ高野氏の他の著作を読んだことがないのであまり迂闊なことは言えないが、この作品に限っては、冒頭から最後の最後まで、緊迫感とスピード感がぴんと張り詰めており、その力は読み手をぐいぐいと作品の中へ引き込まずにはいない。 そして一気に読み終えた後、読者は、この作品のテーマとなっている死刑制度や冤罪についてを、自ずから考えずにはいられなくなるのだ。久しぶりに、読み終えてもしばらくの間、脳裏に焼き付いて離れなかった一冊。 | ||||
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高野和明の名前を知らなくても,映画がイマイチだったらしいことを知っていても,是非手に取って読んで欲しい。 少し分かりにくい箇所や強引な箇所があるが,緻密な構成,ちりばめられた伏線,何より重く考えさせられるテーマを上手に探偵物や活劇物の要素でくるんで,上質なエンターテイメント作品として成り立たせている。 また,読者の年齢によっても,どの登場人物に感情移入するかが変化する。誰に共感するかで,物語は少しずつ違う表情をみせるのも素晴らしい。 ケンカで運悪く相手が死んでしまうと大変なことになる。ケンカはしてはならないなと思わされること間違いなしである。一方で,子供がいる人なら,もし自分の子供が殺されたら....犯人を許せるだろうか。 読了後,損したとは思わないですむ作品である。 絶対的な正義がない以上,法律がルールである。しかし,このルールは時に非情である。 | ||||
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高野和明の名前を知らなくても,映画がイマイチだったらしいことを知っていても,是非手に取って読んで欲しい。 少し分かりにくい箇所や強引な箇所があるが,緻密な構成,ちりばめられた伏線,何より重く考えさせられるテーマを上手に探偵物や活劇物の要素でくるんで,上質なエンターテイメント作品として成り立たせている。 また,どの登場人物に感情移入するかで,物語は少しずつ違う表情をみせるのも素晴らしい。絶対的な正義がない以上,法律がルールである。しかし,このルールは時に非情である。 ケンカで運悪く相手が死んでしまうと大変なことになる。ケンカはしてはならないなと思わされること間違いなしである。 読了後,損したとは思わないですむ作品である。 | ||||
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ミステリーとしてもスピード感があり、評価は高いのは妥当ですが、テーマは重く、そして、貪欲なほどに広い、という印象を受けました。ミステリーに巧くしたててありますが、文章力、構成力から考えて、あえてミステリー分野ではない形で読んでみたかったような気もします。映画は観ていませんが、映画化された作品を高野氏が決して満足のいく評価をもってしていないというところは、ミステリーが前面に押し出されていたからではないかと、うがってみました。 うまく表現できないのですが、テーマの多面的な描き方が、日本の作品ではないような雰囲気を持っていたように思います。 | ||||
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