■スポンサードリンク
夏と花火と私の死体
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夏と花火と私の死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全139件 61~80 4/7ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう少し省略してもよかったかなと。でもラストにはぞくっとしました。比較的読みやすく、なおかつ想像しやすい作品だとおもいます。キャラも個性があって。「優子」のほうもおもしろかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
淡々と進むが非常に怖い。 死体目線で進むという所が素晴らしい。 面白かったです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごいです。ただそれはもう一つの作品、優子であって、表題作には?と思う部分が あります。どうして木から妹の友達が落ちたとき、男の子はすぐに救急車を呼ばなかった のかってこと。それがどうしてもひっかかってしまった。 文章はとてもスムーズで、到底高校生が書いたとは信じられないほどです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夏と花火と私の死体」を読んだ感想としてはやっぱり、他の乙一作品に比べてオチが弱かったように感じます。それに結末が読めました。私は読み進めながら健くんが死体を前にしてどうしてこうも冷静でいられるのかずっと気になっていましたがそれが結局わからずじまいだったのが残念でした。それでもデビュー作ということを考え、16歳でこれほど書けるのは本当にすごいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく情景描写がリアルで、緊迫感がものすごい伝わってくる。 読んでいくうちにはっきりと頭の中に状況が映し出されるようで、 まるで自分がその場にいるような臨場感にハラハラさせられる。さらに死者目線からの視点も斬新であり、タイトルに『私の死体』と入っている意味が読んでみて納得させられる。 最後はえっと思うような落ちもあるので、私は楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さらっと読めます。 よくできた作品です。 でも強く心に残るものではありません。 でも・・・ それでいいんだと思わせる上手さがあります。 回りくどく、ダラダラとした作品より、 ずっと良いです。 さらっと読ませることって・・・ 意外に難しいことだと思いますよ^^ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夏と花火と〜」のラストでぞわりとさせられた…今まで数多のホラー小説を読みましたが、読後あまりの怖さに眠れなくなったのはこの作品が初めてです;; | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作品では物語を語る人称の変化が興味深い。 生前の”ワタシ”の第1人称から死後の”ワタシ”の第3人称への変化に 作者のアイデアの素晴らしさを感じる。 ただ、作者の他作品に比べると展開の先を簡単に想像できてしまう点が惜しい。 それは本作品がデビュー作といえば仕方のないことかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これが16,7歳の書く小説なのか。 読み始めた当初はこの事を知らず、なんて面白いものを書く作家なのだと思ったが10代でこの作品を書けるとは。 いやはやすごいです。 最近は若い作家も増えていますが、10代で書き上げた作品の中ではこの作品がピカイチではないでしょうか。 その後の作品も裏切りなく面白い。 ただ、映像化が多くなりすぎて新作の発表が少ないのはさびしいものです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夏と〜」 最初の10ページくらいは、読みやすいだけの中身のない小説かと思いましたが、 主人公五月が死んでから話が急展開!!夢中でページをめくることになりました。 まるでゲームのように死体隠しを楽しむ男の子。この子はもっと違うストーリーで 活躍して欲しいくらいの行動力と判断力があります。 その妹は罪悪感から怯える様子が目立ち、完全犯罪をするには頼りないのですが、 この兄と妹だからはらはらできる。兄だけだったらこんなにどきどきしなかったと思います。 特にクライマックスはばれそうでばれないというご都合主義の連続ではあるのですが、 こっちは「うおおーい!!」とうなりながら、右手の人差し指をかじりながら ばれそうな怖さに胸が高鳴りました。最後の最後にとんでもない どんでん返しが待っています。作者にいい意味で翻弄されました。 うまく伏線張られていて、忘れた頃にズガンときます。面白いです。 「優子」 こちらも伏線の張り方巧妙です。材料は提示されているものの、 こう来るか〜!!と思わされました。 お話はかなり悲しいです。しかし、本当に混乱しているのは誰なのか、 本当に「優子」は存在していたのか、分かりません。 まあ、「優子」という人間がいたと思いたくない個人的な感傷なのかもしれませんが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弥生が「私」を殺した理由なんて特に深く追求なんてしない。 それぐらい淡々と語られていく文章を、次第に馴染めなくなるのではと思っていたけれど。 気がつけば貪欲に次の頁を開いてしまっている、続きが気になって仕方ない、そんな本です。 人の命の尊さをここまで侮辱した話があっただろうかと思う。 ただひたすら死体を、「私」を無かったことにするために、次はどうしてしまおうかと読み手側までもを鬼にする。 兄妹と読み手、3人だけだと思っていた鬼の他に、最後の最後でもう1人・・・。 最後の段落のためだけにここまで話を読み進んできたのだと思える程、ぞくりときます。 ホラー小説として区切られているようですが、誰でも読めると思います。 「夏と花火と私の死体」の他に短編が1話入ってますが、こちらも面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乙一さんの作品はスラスラと読めますね。 それほど深いお話でした。 メインの夏と花火と私の死体より、 もう片方のお話の方がより深かったかな…と。 自分が考えてた最後が覆されて 読んでいた学校で 「おぉ〜っ!!」と思わず声をあげてしまい 回りの皆に振り向かれました(笑 まぁ 買って損は無いかと思いますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まではあまり小説を読まなかった方なんですが、乙一さんの小説は どんどん読めちゃいます。勧められて読んだんですが、ハマりました。 話の主人公となる私は最初の方に死んでしまいます。でも、その死体「モノ」になった 私からの目線で話が進んで行くという、今までにない語り。 死体となった私を隠そうとする兄妹、周りの人々… 読んでいて毎回思うのが、意外な最後にびっくり、ということ。 すべてが繋がる、矛盾のない作品です。 ぜひオススメです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説をあまり読まない私が小説を読むきっかけになった本です。 確か出会ったのは中1くらいの時。まともに本も読まないような自分が 夜も寝ないで一気読みした本でした。 堅苦しさというものも全くなくて、ただただ次の展開が気になって気になって、ページを めくった記憶があります。 今私は16になるのですが、こんな小説をこの年でかける人間がいるのか?とさえ思えてくる小説でした。まさしく鬼才。 ホラーとかミステリーとか怖くて読めないのですが、この人の小説だけは、何故か怖いのに 惹かれてしまうよさがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
淡々としているのに、引き込まれます。 これを10代で書いたなんてすごいと思います。 この作家の作品は時代の普遍性を感じる。 いつの時代にも色あせない「小説」だと思う (あえてミステリーとかホラーとかいいたくありません) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
死体、犯人の発覚寸前は本当にハラハラするものの 見つからないのが出来すぎ、という感がありました。 それでも、構成力がとにかく素晴らしく、 これって同じ内容でも構成を少しでも違えると ここまでのオチの驚きとハラハラ感はないんですよね。 表題作の後にある「優子」も同じ。 まさかこんなオチだとは。 小野不由美さんは「これが16歳の少年によって書かれたということには それほど驚かない」と書かれていましたが 私は十二分に驚きました。 ストーリーの長さも読みやすさも丁度いいヴォリュームで かつ、後味のちょっとした悪さもいい具合です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても16歳が書く文章だとは思えません・・。展開に次ぐ展開。一息つく暇も無く、二人の兄弟は死体を隠すべくあらゆる困難に立ち向かう。 題材、独特の視点、緊張感、恐怖感。極端にグロテスクな表現もなければ、オカルト的なものでもない。これは、万人共通に受け入れられるような「ホラー」なのだ。乙一以外にはとても書けそうに無いと思われる点がいくつもある。 ラストもなかなか。ハッピーエンドでもバッドエンドでもないが、一種の爽やかさは残る。 個人的に表題作は十分楽しめたけど、「優子」は好きじゃない。途中で読むの疲れました。まじめに読んでなかったので偉そうな事はいえませんが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
〔あらす〜じ〕 夏と花火と私の死体・・・9歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によってあっけなく。こうして、一つの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような4日間が始まった。。。 優子・・・清音は鳥越家で住込みで働く家政婦。政義のもとで働くのだが、その妻・優子はまだ一度も見たことがなかった。。。 〔感想〕 夏と花火と私の死体・・・『ジャンプ小説・ノンフィクション大賞』の第6回大賞受賞作品。当時乙一17歳。。。執筆当時16歳。。。すげぇーの一言。何が凄いかって、死んだはずの少女の視点で物語が進んでいく点。そんな作品読んだことない!!そして、最後も何も解決してないじゃん!! 優子・・・時代が終戦直後というこもあり、ちょっと物語に入りにくかった。なんか『黒乙一』か『白乙一』かどっちつかずやったのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的ではあるが、あまり「夏と花火と私の死体」は好きじゃない。ハラハラ感はすばらしいが、落ちの弱さが気になってしまう。まだ初期の話で文章のつくりも現在ほど、発達していない気がする。きっと、乙一ファンには初期作品(才能のみ)と最近の作品(職人的)を好きな人がいて、自分は後者だと思う。しかし、同時収録の「優子」はとても好きだ。「夏〜」よりも読みやすかったし、世界観にはまった。そして最後の一文がなんとも言えずにいいのだ。この世界観に終止符を打つすばらしい表現である。この静かなミステリー感が、特に心を動かすでもなく手に汗握らせるわけでもなく、読者の心を蝕んでいく。善や悪が存在せず、被害者だけで構成されたような物語。奇妙で切ない気分になりたい時にお勧め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話の冒頭で殺されてしまう少女の視点で、殺した子供達の動向を描くストーリー。 今までに見たことがない新しい切り口で斬新な文章でした。 子供が本来持っている大人社会から見ればとてつもなく残酷な心理を如実に描いているように感じます。 これからの乙一を読んでいく上で、何よりも先に是非一度この本を読んでもらいたいと私としては思います。それによって、乙一自身の世界観を痛烈に感じることができるかと思います。 是非、一読を。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!