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夏と花火と私の死体
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夏と花火と私の死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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とりあえず、所々文章が読みづらいなぁ……と感じた。 当時の年齢を考えればこんなものかもしれないが、それは買う側にとっては関係のないことだと思います。 個人的にはちょっと評価高すぎのように感じました。 内容が良いだけにもったいない。 | ||||
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はっきり言って読みづらい文章の間のとり方が慣れてないのかテンポが悪く眠くなった。題材はとてもいいのに残念。10代の時の作者の試行錯誤が感じられデビュー作としては良いほうだと思うので他の作品が好きなら読んでみても損はない。 | ||||
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いや、おもしろいんですけどね。 めちゃくちゃおもしろいんですけどね。 夜中2時半から読み始めて、読み始めたら止まらなくなって、そのまま最後まで読み切っちゃうほどおもしろいんですけどね。 でも世の中で騒がれているほど天才的だとはどうしても思えないのです。 確かにこの作品を16歳で書いてしまう彼は、とんでもない早熟の作家さんだと思います。 でも16歳という年齢を取っ払ってしまうと、正直、普通のミステリ・ホラー作家と変わりないと思うのです。 しかもこのサラッと読めてしまう重量感の無さ。 僕の中ではライトノベルに分類できてしまうほど軽い小説でした。 もちろん年齢的なことを言えば、まだまだたくさんの可能性を秘めた将来有望な作家さんであることは間違いないのですが。 年を重ねるにつれ神童から凡人へと堕ちて行ってしまわないように、周りも過度に褒めたり期待したりせずに大切に育てていってほしいと思います。 (特に最近は貯金が貯まって作家活動をサボりがちだという噂なので (^^;) ちなみに、表題作とは別にもう一編収められている「優子」はなかなか秀逸でした。 最後まで何一つ明らかにされないところが、いかにも意図的で印象深い作品でした。 この作品にこそ、乙一の将来性の高さを感じるべきだと思います。 | ||||
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当方、乙一作品をはじめて読みました。 ある少女の視点から話は進んでいき、その少女が死体になっても視点は変わらず淡々とした語り口調は変わりません。この視点からでなければここまでの作品にはならないでしょう。ミステリとしての要素は高いとは言い難いですが、死体を隠そうとする少年少女の描写は臨場感があります。 短編なのであっという間に読み終えてしまい、物足りなさを感じることもあるかもしれません。作者の長編も読んでみたいと思いました。 | ||||
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主人公が最初に殺されるっていう設定なのは面白いが、もうちょっと何かが欲しかった。例えば、殺された主人公により怪奇現象が起きるとか。んー何か腑に落ちない・・・。 | ||||
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執筆時の年齢を加味して採点するならば勿論星5つになるのだが、それだと小説に対しての評価ではなく、著者に対しての評価になってしまうので、年齢を考えず評価。 表題作は非常に面白い文章ですね。 ただ、「緑さん」のキャラクター、登場人物の会話の内容が取って付けた様で、作品の雰囲気から浮いていた様に感じました。 ストーリーも、ミステリ好きの方なら、伏線があからさま過ぎてラストが読めてしまったのじゃないでしょうか? それでも表題作だけなら星4つ。 『優子』は正直イマイチだと思いました。必然性の無い、ただどんでん返しだけを狙ったラスト、という印象。 | ||||
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何と言うか、絶賛している方が多いけど僕はそんなに楽しめませんでした。 いつ見つかるかわからない二人の状況を淡々とした描写で書き綴っているのは非常に良いと思いました。 現に僕もハラハラさせられましたし。 だけどラストのオチが「そりゃねーだろ」と思うようなもので、がっかりしました。('-,_ω-`)プッ もう一つの「優子」についてもオチが釈然としませんでしたね。 この作品から読み始めていたらきっと僕はもっと高評価を下していたでしょう。読む順番を間違えたのかもしれませんね。 まぁ、この作品を書いたのは若干16歳の時だったらしいので、それを加味すれば確かに乙一と言う作家は素晴らしいと賞賛できるでしょう。 だけど読み物としてはイマイチと言うのが僕の感想です。('-,_ω-`)プッ この作品は乙一氏の凄さを再確認するために読むものでしょう。もしくはこれから乙一氏の作品を読もうと思っている方が、まず最初に手に取るべき作品ですね。 | ||||
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正直な感想としましては☆をもう一個減らすことも考えられるかな・・・位の内容でした。ですが、他レビュ-でも多く触れられているように、もし著者の年齢を加味するのであれば他の方々同様☆5個ぐらいが妥当であると思います。16歳でこの位の作品が・・・と考えると驚ける所は確かにありました。もしこれからこの作品に触れよう、とされる方は著者の年齢を頭に入れた上で読まれると、面白く読めるのではないかな、と思います。 | ||||
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みなさん、とてもこの作品を褒められているので、ちょっと書き辛いのですが、私はあまり好きではありませんでした。私自身がもちろん子供でないこと、都市部に住んでいること、近所づきあいもないことなど、物語の設定とかけ離れた生活をしているので、入り込めなかったのかもしれません。このお話は、夏休みに殺された9歳の少女の死体をめぐる幼い兄妹の4日間の冒険、という内容です。このお兄さんがどうも小学生なのに、物事に動じなさ過ぎるように思うし、見つかりそうで見つからないあたりの設定も「いやいや、そこまでいけば普通気づくでしょう!」的な意地悪な気持ちになったりして、そして多分、前評判の高さに期待が大きすぎたせいもあって、思ったほど良くなかったなぁ、と思ってしまったのだと思います。 | ||||
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いまひとつ・・・。それなりに面白く読めたけど、物足りなさが残ったように思います。筋は良かったように思うけど。うん。やはり最終結論も「ちょっと物足りない」。 | ||||
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死体を隠そうとする兄妹の悪戦苦闘ぶりにハラハラドキドキできるか否か。その一線で、この作品への評価は大きく分かれそうな気がします。『バレそうでバレない』。結局はそのパターンの繰り返しですから。 そのパターンを素直に楽しめない人にとっては、兄妹の行動や心理の逐一的な描写は、ただ「かったるい」と感じるだけかも知れません。 この作品の、死体による叙述という特異な形式は、物語全体に異様な雰囲気を与えるには一役買っています。しかし物語の視点そのものは兄妹2人にほぼ固定されているため、物語の奥行きはあまり感じられません。 ラストには意外性も用意されていますのでミステリファンにもオススメ…と言いたいところですが、ミステリを読み慣れた人にとっては、取って付けたように感じる程度かも知れません。 併録されている『優子』。終盤までの惹き付け方は秀逸です。終盤のつじつま合わせに感心するか、苦笑するか。評価の分岐点はそこかな。 | ||||
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はっきり言うといまいち。私は他の乙一作品も読ませていただきましたが、あとがきで書かれている方が言うほどすごいとは思いませんでした。(16歳で書いたと言われればスゴイとは思うのですが、年齢を考慮せずに言った場合はそこまではないと思います)設定は最初に殺された少女が淡々とした語りと共に自分の死体の行方を描いていて面白いとは思うのですが、死体を隠そうと考え、行動する兄妹が何かいまいち物足りない。健(兄)の性格にはGOTHの少年を連想させる所がありました。最初に“かごめかごめ”で始まり最後も“かごめかごめ”で不気味に静かに終わるところにゾクゾクさせられました。 | ||||
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読み始めたら最後まで一気に読むことのできるおもしろさ! 若干16歳にしてこの作品を書き上げたというのだから、まさに乙一の並々ならぬ才能には驚かされる。死体を隠そうとする兄妹のとる行動にドキドキとさせられ、殺された少女の視点でのストーリー運びで、読者は乙一の独特の世界に引きずり込まれるはずだ。登場人物が少ないために結末が予想されてしまうが、この作品をミステリではなくホラーとして楽しむのであれば、それもまた良し。 | ||||
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上記のタイトルは、表題作を読み終えた直後の、正直な感想です・・・オチがあまりにも陳腐すぎて、拍子抜けでした。 POPなタイトル・センス(ぼくは予備知識なしに、そこに惹かれて買いました)や、範疇型の幻想(に、留まってしまった・・・。その理由は、下に記してあります。)ではあるけれど美しい田舎の風景、屈託なく清らかで、優しい「憧れの人」と、彼女の暗黒面の、官能的な対比、そして、冷徹で、魅力的な犯罪者としての役割を持った「小学5年生の兄(!)」と、そんな兄を慕いながらも、凡人の怯えを体現する「小学3年生の妹」等々、物語の素材は、どれも魅力的であると思います。 しかし、ストーリー・テラーである「私」の、視点と知識の程度が、曖昧である点や、80年代中頃の関条?地方が舞台であるにせよ、現実味があるとは、言い難い会話の内容と、言葉遣い。 そして、これは好みに拠るのかもしれませんが、軽快で歯切れの良い反面、コントとしか思えないような都合の良い展開と、数箇所で目に付く、詩的な演出効果を狙ったにしては、練りこみを感じさせない、ありふれた感傷表現。 同程度の、語り手の視点を特定できない情景描写・・・それ等によって、物語の世界観が、ぼやけたものになってしまい、そのせいで、「私」が死体であることや、ラストのオチも含めたアイデアが、単なるビックリ箱の域を出るものでは無くなってしまっています。 よって、同じ小説というジャンルの、既存の傑作、例えば乱歩や三島等の作品と比べて、頭の中に映像が浮かび上がるような、物語に引き込まれていく快感を、読者に与え得るものには仕上がっていません。 とはいえ、この作品が発表されたのは、96年であり、作者の16歳での、これがデビュー作であるという視点に下げると、将来の作品に、期待が持てる仕上がりではあります。 是非、作者には、2000年代に似合うような、(上記二名のような変態的・・・じゃなくてもいいけど)傑作を期待したいところです。 | ||||
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