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猿の悲しみ



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【この小説が収録されている参考書籍】
猿の悲しみ
猿の悲しみ (中公文庫)

猿の悲しみの評価: 4.38/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

まずまず

殺人罪で服役経験のあるシングルマザーの奮闘劇。
離婚の慰謝料の調停と、とある事件の調査の二つを軸に、
弁護士事務所の裏稼業として暗躍していきます。
爽快感がなかなか高めで楽しめました。
猿の悲しみAmazon書評・レビュー:猿の悲しみより
4120044254
No.1:
(3pt)

女版 柚木草平

『女版 柚木草平(著者の別シリーズ)』と評するのは少し安直すぎる気もするのですが,
シニカルな言い回しや行動原理など,良くも悪くもこの著者の作品であるように感じます.

とはいえ,その柚木氏らのカメオ出演をはじめ,主人公が女性だからか地の文の様子,
さらには,世相を反映させたようなやり取りには,これまでとは違った印象を受けます.

また,事件も万事解決とまではせず,いくつかの思惑の絡んだ『シナリオ』を用意し,
さらにそれを書き換え,妥協点を探りながらの『決着』には,苦々しさが後を引くよう.
このほか,異色の経歴や表と裏の顔,そして時には荒っぽいやり方も辞さないかと思えば,
その描写にくどさは見られるものの,息子への溺愛ぶりなど,主人公もなかなかにユニーク.

反面,彼女の設定は序盤から詰め込みすぎで,説明調が続く出だしが少しばかり気になり,
二つの事件が並行する話運びも,繋がりがないため,こちらも散漫になった感は否めません.
猿の悲しみAmazon書評・レビュー:猿の悲しみより
4120044254

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