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孤高の人
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孤高の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 61~80 4/7ページ
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素晴らしい。すぐに山に行きたくなります! 加藤文太郎の生きざまに感動しました。 | ||||
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加藤文太郎の何気無い生活から始まり、どんどん山にのめり込んでゆく描写が、とても自然で、山岳小説なんだけど会社の人間関係など織り交ぜながらストーリーは進展していき、下巻の最終の大クライマックスは言語を失いました。山岳行を淡々と記す小説とは違って、壮大なスケールでラストにもっていく作者の技巧に感服しました。栄光、銀嶺も続いて読みます。山岳小説に興味が無かったのに一変で好きになってしまいました。読むべき小説です。 | ||||
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昔一度読んだことがあったけれど、その後、新田次郎(本名 藤原 寛人)の妻、藤原ていの著書に出会ったのがきっかけで再度新田次郎の代表作である本書を読もうという気になった。 藤原ていは、夫とともに満州へ行き、気象台で働く夫が敗戦でソ連に拘束されている間、女一人で小さな子供3人を連れて死に物狂いで北朝鮮から日本へ帰国(流れる星は生きている)、そしてその本が爆発的ヒットとなり、それをやっかんだ(?)夫が「おまえにできるんだからおれにも出来る」とペンをとり始めたという話がもう一つの著書「旅路」に書かれている。新田次郎こと藤原寛人は、その後小説に傾倒し、全身全霊で執筆に打ち込み、心労のせいか50歳手前で心筋梗塞で亡くなってしまった。 藤原ていが北朝鮮から脱出するときに彼女は必死に夫にも一緒に脱出するように頼んだのだが、彼はいま自分の仕事を放棄することはできないと、愛する妻と3人の子供よりも自分のなすべき仕事を選んでいる。藤原寛人は戦中の頃の話は一切しなかったらしいが、「孤高の人」を読んで、寡黙で家族を愛しながらも自分の道をひたすら歩み続ける加藤文太郎の性格が藤原寛人によく似ているような気がしてならない。 加藤文太郎は実在の人物で、新田次郎は富士山の観測所時代に実際に会ったことがあるという。その後、妻の花子さんと上司(外山三郎のモデル)と会って加藤の話を肉付けしていってできたのが本書ということです。 その加藤は、作業着と地下足袋で六甲山を西から東まで歩いて宝塚まで行き、そこから神戸の和田岬まで歩いて帰る(合計100km)ということを普通にやったというから、もう超人の部類に入るような人物。その後真冬の日本アルプスを単独で次々と制覇していったのだが、最後に初めて後輩とパーティを組んだことが悲劇の発端となる... 冬の山岳の話は、その絶対的に人をよせつけない自然の厳しさと俗世間から隔絶された天上界の荘厳な美しさを味わえるとともに、吹雪によって奪われる視界、空腹、凍傷、幻聴幻視など生と死の狭間の三途の川を垣間見るような描写が息詰まるような気持ちにさせます。同じく新田次郎のノンフィクション「八甲田山死の彷徨」も是非おすすめしたいです。 新田次郎は本書の前にもいくつかの作品をだしているけれど、小説家としての力量も十分で、文学作品としてとても格調高いものだと思う。この辺は妻の藤原ていの著書の素人っぽさは全くなく、作家としても新田次郎はコツコツと一人で作家として完成すべく打ち込む「孤高の人」なんだな、と思いました。 | ||||
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小学生の時に買った単行本がボロボロになったので電子版を購入。 | ||||
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遥か昔、ひょんなことから山岳小説 『孤高の人』 (新潮社刊・新田次郎著) ( 内容は登山家・加藤文太郎氏の遺稿集「単独行」を基に氏の生涯が書かれています。)を無我夢中で読んだものです。 それ以前に、山本周五郎の伊達騒動に題材をとった小説 『樅ノ木は残った』 (新潮社刊・山本周五郎著) (内容は原田甲斐を主人公とし、幕府による取り潰しから、仙台藩伊達家を守るために尽力した忠臣として描かれている) を読み終えたとき、 原田甲斐という人物は、あえて全ての罪を被り、何も語らず耐えて散った。究極の己の唯一の望み・願いは、仙台藩を己の命に変えてでも、無事に存続させてみせるという事だった。 原田甲斐の生き様は、「孤高の人」だったのではないだろうかと感じたのが、 新田次郎著の小説タイトル『孤高の人』とダブり重なり、読み始めたのかもしれません。 そして、その事がきっかけになり、後年にかけて新田次郎氏の本はほとんど読まさせていただいたような気がします。 | ||||
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非常に迅速、丁寧な対応で 受け取った商品にも 満足しています、また機会があればよろしくお願いします。 | ||||
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序章から文太郎の山へのめり込んでいく姿が目に浮かびます。 緊張感のある文面に圧倒 | ||||
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実在の社会人登山家 加藤文太郎について新田次郎の書いた小説です。 自分はこれをきっかけに新田次郎の小説にはまりました。 大正から昭和期にかけて活動した加藤文太郎ですが、彼は故郷 浜坂(兵庫) をあとにして神戸の三菱内燃機製作所に入所して技士にまでなった人です。 で、登りつめたのは技士ばかりでなく、神戸から阪神間の山と縦走路をことご とく踏破し、また神戸から浜坂まで兼登山で歩いて帰ったという強の人です。 さらに山は日本アルプス等まで単独で踏破し、エベレスト(貯金して)目指して たのですが、初めての友人との慣れない双行で遭難し亡くなりました。 ま、詳しくは他の方のレビューを参考にしてください。なんしろ、会社と家の間 リュックに石を詰めて地下足袋で通勤したとか、凄い鉄人です。この小説を 学生時代読んで(登山は行軍の経験しかありませんが)、彼の人柄、人生に あこがれました。卒業後、神戸の某造船所へ面接に行ったのですが、担当者 に「同じようなのが来る」とあっさり断られました。 ところで、加藤文太郎自身が『単独行』なる記録文集を残してますが、あんまし 小説ほど面白くなかったです(^^)でも、この人なりに一瞬々が潔い人生 だったように思います。 | ||||
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作者は事実にどのように肉付けして、小説とするのだろうか?この本には違和感が感じられない。最後になって主人公が帰らぬ人となるときに、初めてこれは小説なんだと気付く。美化のし過ぎだ。もしここが淡々と終わっていたら感動は如何ばかりだったろうか。若いころに戻って、山に行ってみたくなる作品だ。 | ||||
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単独行の加藤文太郎が確立されるまでが書かれています。 ストイックで、探究心旺盛な文太郎が山で仕事で活躍。 異性への揺れる心… 実在した文太郎氏、全盛期が70年代で、ヒマラヤにたどり着けていたのなら、メスナー並みの登山家になったと確信しております。 | ||||
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ラストが凄い、ただただ圧倒されます。 というわけで、今年か来年、単独で北鎌いきます! 冬じゃなくてスイマセン… | ||||
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まさに一気読みした、新田次郎氏の小説を難しいと思っている人、そんな人はこの作品から読む事をお勧めする。 二人の女性登山家を中心に山の描写は多いが、全く山を知らない方でも引き込まれるだろう、 とても美しく、ロマンチックで、感動的な作品である。 そしてこの小説は事実に基づいているのが驚きである。こんな美しく生きられたら、と切に思う。 | ||||
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上巻に比べて、主人公の人間味が増した。人間味のために不運を受入れざるを得なかった。自分勝手に振り回された。 自分勝手さに負けたのかもしれない。 | ||||
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高校生の頃、この本を読み感動し、何度も読み返し、山登りを始め、モデルとなった加藤文太郎の「単独行」という古本まで買った狂信者です。 友達4人も狂信者にした罪人です。 この作品は孤高の登山家「加藤文太郎」をモチーフにした「絵画」として見るべきす。 小説はドキュメントではありません。 モチーフを際立たせるためのフィクションを含んでいます。小説はモチーフを際立たせるために強調や省略があります。 絵画に似ているとおもいませんか?。 新田次郎の描いた加藤文太郎という人物画を味わってみてください。 危険な冬山とか行きたくなるかも?。 アブナイアブナイ。 | ||||
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冬の山に一人で行ったかのような感覚が残る。山を舞台にしながら、ぼくとつで孤独な男の内面をよく記述し、それが読み手の感覚に訴えて来るのであろう。 | ||||
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夢枕獏「神々の山嶺」に登場する羽生のモデルとなった実在の登山家:加藤文太郎氏の生涯が書かれている。 山登りの描写は淡々と描写され、山岳小説のスリル感は薄い。 でもそれがリアルで(地元の高取山がスタート地点として登場するのでさらに)、自分がその場に立っているように感じる。 しかし、どちらかというと山の描写よりも生き方の下手くそな主人公の日常生活の姿に共感する所が多い。 日常生活の孤独感と単独行に駆り立てるエネルギー。山が主人公ではなく、敵でもない。そういう小説。 | ||||
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読むにあたっては何も問題なかったので満足しています。 また機会があれば購入させて頂きたいです。 | ||||
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新田次郎三部作と言われる1本目の小説です。加藤文太郎に会いに行きたくなります。千枚の長編ですが最後まで読めれば、胸に残りますよ。 | ||||
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たいへんすばらしい作品で、最後まで楽しめました。もう一度読んでみたくなります。 | ||||
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たいへんすばらしい作品で、最後まで楽しめました。もう一度読んでみたくなります。 | ||||
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