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ミッドナイトイ-グル
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ミッドナイトイ-グルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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竹内結子サマ主演の映画が有名。大いなる関心を持って読んでみた。結果・・・面白くなくはないけれど・・・という程度のお話。ちょっと残念。 ただ、この話を映画化したいと思った製作者の意図は、手に取るようにわかった。この作品は確かに映像化してこそ生きると思う。だって、プロットはいいのに原作者の描写が下手なんだもん。ストーリーテラーとしては落第。小説としてはちょっと・・・というところ。 お話をかいつまんで言うと、「日本国内にはなかったはずの米軍核搭載機。それが雪山に墜落して、北朝鮮軍、米軍、そして自衛隊の追跡行が始まる。政府は、マスコミは、そして主人公の夫婦愛は!」てな具合。 これだけの舞台を整えておいて、進み方は遅いわ、不要な場面は多いわ、台詞は練られてないわ、フィクションとしていいところなし。「ホワイトアウト」の真保裕一ならもっと上手に書いたはず。・・てなことを思いつつ、よーし、それならいっちょ、映画で料理してやるか、と映画会社の製作者は考えたのでしょう。 | ||||
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本作を原作とした同名タイトルの映画が、希に見る駄作中の駄作だった為に、 あまり興味はありませんでしたが、某古本チェーン店で投売りしていたので購入。 映画は駄作でも、仮にも映画化される作品なのだからと多少は期待して拝読・・・ うーん、なんかなぁ?著者が書きたい物に合わせて状況を作りあげた無理矢理感、 ステルス爆撃機をはじめ、最新アイテム(当時)を取り合えず登場させました感が強く、 登場人物の行動に合理性が伴っていないし、小道具の使い方も変(著作の理解不足)、 全てが著者の都合で動いているようで、フィクションとは云え現実味が薄い内容。 また、ラスト近辺で唐突にお涙頂戴展開になるのは噴飯物でした。 それまでのストーリーの流れなら、主人公はあの行動を選択するしかないわけで、 そこにお涙頂戴成分を加味するのは蛇足であったと思えた。 映画が駄作であったのは、映画のスタッフだけの責任では無い事を理解できました。 それでも前半の掴みは悪くなかったので★2つです。 | ||||
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この作者の方は工学部の大学院までお出になっているのに小説内の小道具の考証がなっていません。それに、「んなわきゃ〜ないだろ!」の連続で、有りそうもない都合のいい事ばかりの事のオンパレード。そのせいで、かなり感情移入が削がれてしまいました。 それを承知で読まれるのは、別の観点で面白いかも知れません。 小説中の事実誤認や完全な間違いは、もういくらでもありますが、幾つか上げますと、月の写真を撮るのに高感度は使いません。また、いくら高感度でも手持ちで夜空をバックに動く黒いものは絶対に写りません。雪山で夜中に下山する馬鹿は絶対にいません。最近の手榴弾の有効半径は15〜20メートルです。暗視ゴーグル、GPSシステムの事実誤認、墜落したミッドナイトイーグルの現場には「ボルトとナットが散らばっている」という描写。とても工学系のお勉強をされた方とは思えません。とても残念です。 まあ、これらを現実の通りに描いてしまうと14ページで終わってしまいますけどね。 | ||||
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主人公2人の心理描写が浅くて感情移入できませんでした。当然ラストにも心は動かずです。命と引き替えに大切な人を守るという葛藤もほとんどなく、ただのあきらめにも近いように受け取れます。 文章も、説明文が多い割に心情・情景の描写が少ないので想像しにくく、説明も同じような文章と台詞が何度もあったりして途中で退屈になりました。「ホワイトアウト」を読んだ時は「次どうなる!?」とページをめくらずにはおれませんでしたが・・・ 自衛隊や政府の描写も表面的すぎる気がします。 | ||||
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そもそもリアリティなさすぎ。政治的にも軍事的にも登山的にも。 テンポも悪い。 映画がつまらなかったので小説はどうか、と思ったけど、原作もダメだった。 | ||||
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通勤車内でさらっと読み進むのには最適な、実に読みやすい作品です。ストーリーはただただ読者の予想通りに進行し、これほどの大事件に登場人物も夫婦二人とその周囲の数人だけですし場面転換も2通りしかなく全く頭を使わずに読み進めることができます。 国を揺るがす秘密重大事件発生(この謀略の設定自体かなり無理がありすぎるだろう、って感じですが)、別居中のジャーナリスト夫婦がたまたま偶然(!)別個に別の角度から深く関わっていく。主人公たちの前に次々と手がかりがむこうからやってくる、行動上便利なアイテムは次々と手に入る、素人なのにプロの工作員や戦闘員を軽々と打ち倒し出し抜いていき事件の核心に迫っていく・・・。ステルス爆撃機、北朝鮮工作員、CIA、中国軍、カラシニコフ、暗視ゴーグル、巡航ミサイル・・、謀略物の必須アイテム総登場です。こういう娯楽小説にリアリティだの何だのと言う方が大人げないとはわかっていても、いくらなんでも主人公たちに都合よく話が進みすぎだろうという感じで、むしろ作者の潔さすら感じます。 ただラストだけはちょっと、へぇ、という感じではありましたが、ここまで安直な娯楽小説を目指したのなら最後まで徹底していただき、ラストはみんなめでたしめでたしの奇跡の大団円!、という感じにしてほしかったですね。とってつけたようにお涙頂戴という感じのラストだったのはかえって残念です。 展開がストレートでシンプルな分、かえって映画化するのには向いていそうだとは思いました(ページ数の割りに中身がないので、どこをカットするか悩まずにそのまま全部を映像化できそう)。DVDが出たらレンタルして観てみようという気にはさせてくれました。 | ||||
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映画化される前に、と思って読みましたが、うーん。 同時進行する出来事の記述が、見事なまでの代わりばんこ。 ストーリーは、どっかで聞いたことがあるような話で途中で大筋分かってしまう。 全体的な設定は随分大きい風呂敷を広げたなあという感じ、ちょっとやりすぎ? 登場人物の人脈たちにこれまた運良くそっちの方向のプロがいたりして、都合のよすぎる展開に正直食傷気味。 でも難しい単語もないので、とても読みやすいことは間違いない。 計算された緻密なストーリーを求める人には薦められないけど、通勤電車のお供や山岳小説が好きな人はどうぞ。 ただし文庫本でも2cmあるので、ちょっと嵩張りますよ。 | ||||
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まず登場する機体名がB-2という実在するもので良かったのでは?と思いました。現存する戦闘機に似た名前はかえってリアリティに欠けます。また、米軍基地内での出来事(事件)やラストの軍事活動、舞台となる冬山での戦闘の描写や政治的なところの描写が大味で福井晴敏や麻生幾あたりと比べると緻密さに欠けます。 著者は山岳(山登り)にまつわる知識は豊富なようで、そういう視点での描写は評価されるところかもしれませんが、ミリタリーサスペンスとして期待して読んだ身としてはちょっとがっかりでした。主人公となる男女を主軸に2箇所で進行していくという形態はなかなか斬新と思いましたが、軍事・政治サスペンスというよりは単なる山岳アクションといった感じでした。 | ||||
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作品はあくまで『単体』であり、「○○と比べると〜」はルール違反であるのは十分承知。 しかし、やっぱり読書の数をこなしてしまうと、似たもの同士を比べてしまうのが読者の性(サガ)・・・ というわけで、本書を読んだとき、常に『ホワイトアウト』と『クリフハンガー』が頭をよぎりました。 にしても、正直P300まで、展開が遅くてキツかったです。 西崎視点は「登山→銃撃→休憩→食事→登山」の繰り返しだし、慶子視点も「取材→帰宅」の繰り返し。 ストーリーの流れから仕方ないことだが、あまりのテンポの悪さに思わず時計を見てしまいました。 それに、例に挙げた上記2作品と同様、登山の専門知識は十分頷けたのですが、その知識を演出にまで 昇華させたものがページ数の割には少なく、物足りなさを感じてしまいました。 ダムの構造を知り尽くしたからこそ逆トラップを仕掛けるホワイトアウトや、山を知り尽くしている 主人公VS敵の知恵比べと体力勝負が楽しめるクリフハンガーなど、あの手この手のアイディアで 読者(視聴者)を引き込む『何か』が・・・・本作では期待はずれでした。 主人公達も敵たちも、なんだか場当たり的と言うか状況に合わせているというか・・・・・ まぁ、「それがリアルってもんです」って言われれば、それまでだけど。 背表紙の解説には『国際謀略サスペンス』と書いているが、読後に感じたのは、アクションと ポリティカルサスペンスの比重に悩んだ挙句、双方中途半端になってしまった作者の苦悩・・・・ですかね。 *高嶋哲夫作品は初めてです。映画化と聞いて読んでみました。 | ||||
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