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ミッドナイトイ-グル
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ミッドナイトイ-グルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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雪山で繰り返される戦闘シーンと街で展開される情報戦のサスペンス。ストーリーの展開に無駄が無く、映画のシーンを想像しながら読むと結構はまってしまいます。難しいことを考えなければ、アクションとサスペンスを同時に楽しめる作品です。早速、映画館に行ってきます。 | ||||
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そもそもリアリティなさすぎ。政治的にも軍事的にも登山的にも。 テンポも悪い。 映画がつまらなかったので小説はどうか、と思ったけど、原作もダメだった。 | ||||
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奇しくも映画の公開日に読了しました。 登場人物も少なく、時系列で、それぞれのエピソードも簡潔なので読みやすい本でした。また現在の東アジアの情勢と大きく異なることのない状況なので、舞台が理解しやすいのもタイムリーでした。活字が小さく、分厚い本ですが、細切れな時間を利用して読んでも途切れることはありません。通勤電車で読むことも問題ありません。 ただし裏表紙の内容の紹介は書き過ぎです。読まない方がいいと思います。 | ||||
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東京と北アルプスが交互に描写され、西崎とその妻慶子の心の動きが描かれます。この二人の関係が組み込まれていることによって、殺伐としたサスペンス小説にならずにすんでおり、奥行きのある小説になっていると思います。 それにしても、日米安全保障の問題にこれほど直接的に踏み込んだ小説が書かれるとは、思ってもいませんでした。核が日本にあるのかどうかという問題は、いろいろ取りざたされているものの、それが実際にあるという前提で書かれているのにも驚きました。日本−アメリカ対北朝鮮−中国という対立関係を、ここまで書いて良いのかという思いもしました。 一番考えさせられたのは、国家と国民の関係です。国家とは何なのか?国のためと称して行われることは、すべて正なのか?誰がそれを決めているのか? ラスト近くに「祖国のため」には死をも恐れず突撃してくる北朝鮮や中国の兵士が出てきますが、日本も第二次世界大戦では同じことをし、それはまだ60年余り前でしかないことを考えると、暗澹たる気持ちになります。 でも、ラストでの西崎と慶子の会話で救われたような気持ちになりました。 | ||||
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通勤車内でさらっと読み進むのには最適な、実に読みやすい作品です。ストーリーはただただ読者の予想通りに進行し、これほどの大事件に登場人物も夫婦二人とその周囲の数人だけですし場面転換も2通りしかなく全く頭を使わずに読み進めることができます。 国を揺るがす秘密重大事件発生(この謀略の設定自体かなり無理がありすぎるだろう、って感じですが)、別居中のジャーナリスト夫婦がたまたま偶然(!)別個に別の角度から深く関わっていく。主人公たちの前に次々と手がかりがむこうからやってくる、行動上便利なアイテムは次々と手に入る、素人なのにプロの工作員や戦闘員を軽々と打ち倒し出し抜いていき事件の核心に迫っていく・・・。ステルス爆撃機、北朝鮮工作員、CIA、中国軍、カラシニコフ、暗視ゴーグル、巡航ミサイル・・、謀略物の必須アイテム総登場です。こういう娯楽小説にリアリティだの何だのと言う方が大人げないとはわかっていても、いくらなんでも主人公たちに都合よく話が進みすぎだろうという感じで、むしろ作者の潔さすら感じます。 ただラストだけはちょっと、へぇ、という感じではありましたが、ここまで安直な娯楽小説を目指したのなら最後まで徹底していただき、ラストはみんなめでたしめでたしの奇跡の大団円!、という感じにしてほしかったですね。とってつけたようにお涙頂戴という感じのラストだったのはかえって残念です。 展開がストレートでシンプルな分、かえって映画化するのには向いていそうだとは思いました(ページ数の割りに中身がないので、どこをカットするか悩まずにそのまま全部を映像化できそう)。DVDが出たらレンタルして観てみようという気にはさせてくれました。 | ||||
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そこそこ面白かったです。 読み終わった感想を一言で表せば「(ホワイトアウト+亡国のイージス)÷3」って感じですかね。 そこそこ楽しめます。 | ||||
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映画化される前に、と思って読みましたが、うーん。 同時進行する出来事の記述が、見事なまでの代わりばんこ。 ストーリーは、どっかで聞いたことがあるような話で途中で大筋分かってしまう。 全体的な設定は随分大きい風呂敷を広げたなあという感じ、ちょっとやりすぎ? 登場人物の人脈たちにこれまた運良くそっちの方向のプロがいたりして、都合のよすぎる展開に正直食傷気味。 でも難しい単語もないので、とても読みやすいことは間違いない。 計算された緻密なストーリーを求める人には薦められないけど、通勤電車のお供や山岳小説が好きな人はどうぞ。 ただし文庫本でも2cmあるので、ちょっと嵩張りますよ。 | ||||
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映画化ということもあり、手に取りました。 個人的には満足な内容ですが、ツッコミ所も多いです。 まず、やけに準備のいい青木。 他はともかく、あんなカーナビ、一般人には調達できないでしょう。 あと、事の始まりとなったアメリカの行動が気になります。 ネタばれになるのであまり書けませんが、その行動でアメリカにメリットがあるとは思えません。 もし、あったとしてもそれ以上にえらい事になるのでは? 映画では設定が色々変わっていてかなり不安ですが、亡国のイージスやホワイトアウトの二の舞にならないことを祈ります。 (他はいいけど、何で慶子はああいう設定なんだろうか……) | ||||
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まず登場する機体名がB-2という実在するもので良かったのでは?と思いました。現存する戦闘機に似た名前はかえってリアリティに欠けます。また、米軍基地内での出来事(事件)やラストの軍事活動、舞台となる冬山での戦闘の描写や政治的なところの描写が大味で福井晴敏や麻生幾あたりと比べると緻密さに欠けます。 著者は山岳(山登り)にまつわる知識は豊富なようで、そういう視点での描写は評価されるところかもしれませんが、ミリタリーサスペンスとして期待して読んだ身としてはちょっとがっかりでした。主人公となる男女を主軸に2箇所で進行していくという形態はなかなか斬新と思いましたが、軍事・政治サスペンスというよりは単なる山岳アクションといった感じでした。 | ||||
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戦場カメラマンと新聞記者、お互いジャーナリストであり山仲間である二人の男が挫折を抱えながらも何かをもう一度つかもうと吹雪の山に向かう。雪山の描写が迫真に迫っており、底冷えを感じられるほどだ。 カメラマンの別居中の妻も記者であり、別の事件を追ううちに図らずも夫の追うものと交差していく構成も無理なく読める。夫婦の複雑な心情も絡んで、事件の核心に迫っていく様子は手に汗握る展開である。 途中までは文句なく面白いのだが、ラストになって唖然とした。 ここまで風呂敷を広げたらこういう収拾のつけ方しかないのかなとも思うが、いきなりお涙頂戴の展開になって家族愛をぶち上げ始めたのには参った。 それまで感情も抑え目で渋いところが良かったのに、このラストは浪花節的って言うかなんていうか・・・。ネタバレになるので詳しくは書けないが、ハリウッド映画とかにもありがちな終わり方でひどくがっかりした。 主人公も含めジャーナリストがいっぱい出てくるのに、まったくジャーナリズムは無視されたラストになってしまって残念である。 終盤までは本当に面白かったので最後での落胆が大きくショックだった。私にとっては後味がよいエンディングとは思えなかった。 | ||||
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作品はあくまで『単体』であり、「○○と比べると〜」はルール違反であるのは十分承知。 しかし、やっぱり読書の数をこなしてしまうと、似たもの同士を比べてしまうのが読者の性(サガ)・・・ というわけで、本書を読んだとき、常に『ホワイトアウト』と『クリフハンガー』が頭をよぎりました。 にしても、正直P300まで、展開が遅くてキツかったです。 西崎視点は「登山→銃撃→休憩→食事→登山」の繰り返しだし、慶子視点も「取材→帰宅」の繰り返し。 ストーリーの流れから仕方ないことだが、あまりのテンポの悪さに思わず時計を見てしまいました。 それに、例に挙げた上記2作品と同様、登山の専門知識は十分頷けたのですが、その知識を演出にまで 昇華させたものがページ数の割には少なく、物足りなさを感じてしまいました。 ダムの構造を知り尽くしたからこそ逆トラップを仕掛けるホワイトアウトや、山を知り尽くしている 主人公VS敵の知恵比べと体力勝負が楽しめるクリフハンガーなど、あの手この手のアイディアで 読者(視聴者)を引き込む『何か』が・・・・本作では期待はずれでした。 主人公達も敵たちも、なんだか場当たり的と言うか状況に合わせているというか・・・・・ まぁ、「それがリアルってもんです」って言われれば、それまでだけど。 背表紙の解説には『国際謀略サスペンス』と書いているが、読後に感じたのは、アクションと ポリティカルサスペンスの比重に悩んだ挙句、双方中途半端になってしまった作者の苦悩・・・・ですかね。 *高嶋哲夫作品は初めてです。映画化と聞いて読んでみました。 | ||||
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アメリカの策略に北朝鮮の工作員、更には中国がからんで…。 福井晴敏氏や麻生幾氏の作品を彷彿させるシチュエーションですね。 2008年正月映画として封切られるということで、再度読み返してみました。 北アルプスと東京で同時並行的に進行するストーリー。そして両者をかろうじて結ぶ無線機。 コンバットカメラマンと自衛隊員が北アルプスで、フリージャーナリストが東京で、図らずも同じ事件を追いかける、そのスピード感が良いですね。 文体が重くないので楽に読み進めることが出来ます。 そしてラストシーン。あのようなラストにはしばらく遭遇していなかったので、久しぶりに胸に込み上げるものがありました。 それにしても非通常弾頭のAGMを搭載したB−2Aの存在、原潜からのトマホークのピンポイント攻撃。日本も戦場になりうる状況なのだと改めて考えさせられる物語でした。 | ||||
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映画の制作が進行していますが、かつて映画化された今作と舞台の似ている 真保 裕一氏の「ホワイトアウト」の二の舞にならないことを願うのみです。 (あの映画の出来はひどかった。) それと北朝鮮は某国などと言い直さず北朝鮮としてはっきり出してほしいものです。 エンタテイメントだし変な遠慮するよりもいいのではないか。 | ||||
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面白い!!!そして泣ける!!! たまたま友人にもらった本であり、恥ずかしながらこの著者は知らな かったが、友人に感謝。読み始めは北アルプスと東京で交互に異なる進行となるので頭の切り 替えに苦労し、数十ページ読んだ段階でまた始めから読み直したが、 そこからぐいぐい引き込まれ、後は一気に読破! その余韻に浸りながら、すぐさま引き続きもう一度読破!2回目でも その面白さと感動は衰えず。むしろディテールが理解でき、2回目 の方が良かったくらい。船戸与一系など冒険小説が好きな人には特に おすすめ。 | ||||
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北アルプスで、謎の飛行物体の墜落を偶然目撃した報道カメラマン西崎が主人公。 謎を追い吹雪のアルプスに入る西崎達を待ち受ける謎の集団。 物語は、雪山での苦闘が描かれる中盤あたりから徐々に助走をつけ、物語の終章へ怒濤の展開を見せてゆきます。 感想は、ずばり面白い。ヘタをすると荒唐無稽になりそうな国際謀略ストーリーを作者の筆力で一気に読ませます。 読んでいると、吹雪に耳や鼻をふさがれ息苦しささえ憶えました。 国家観や平和観、家族愛などのテーマも盛り込まれ、物語の終盤は感動を呼びます。 筆者は、読まずにおくと損する作家であると私は感じました。 | ||||
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この小説を偶然手に取り、週末に一気読み!そして、たまたま産経新聞を読んだら、何とこの作品が「日本映画エンジェル大賞」というのを受賞して、映画化されるという記事がのってました!何というタイミングの良さでしょう!うー、絶対絶対見たいです!公開はいつなのでしょう?主演は?あ、もちろん小説は最高に面白いですよ!!! | ||||
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~知人に「世界に通用する作品だよ!」と言われて読みはじめたら、通勤中もランチの間も夜のバスタイムも、それこそ片時も手放せず、一気読みしてしまいました。読み終わったのが会社帰りの地下鉄の中。溢れる涙を抑えきれない私は、ハッキリ言ってアブナイ女だと思われたことでしょう。でも、それぐらい素直に感動しました。アクションやサスペンスに埋もれな~~い人間ドラマ。それも、類型的なハリウッド映画的人物じゃなく、人生の深みを感じさせるんですね。日本人ならではの心のひだ、そんな繊細な描写と圧倒的なアクション描写が同居したこの作品、映画化しても是非見たいと思います。おすすめです!~ | ||||
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著者の作品は、ほとんど前作5つ星なんですが その中でも本作品がNo.1じゃないかと。 元原研職員だけあって、核関係のミステリ(スピカ等)をかかせたら右に出る人はいないんじゃないだろうか? 私は気に入った作品にあたると、その著者の本は全部読みたくなるが、この著者の本にはハズレが無い。 そして、その中でイチ押しがこの作品。 ラストが感動、ハッピーエンドなのだろうか? 多少、真保裕一の“ホワイトアウト”とかぶる点もあるが、こちらの作品の方が数段上だと思う。 ホワイトアウトが好きな人は絶対気に入ると思うので見てみて下さい。 それと、著者の他作品のレビュアーも書いてますが 著者の作品は映画向きだと思います。 騙されたと思って、一度是非! | ||||
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著者の作品は、ほとんど全作5つ星なんですが その中でも本作品がNo.1じゃないかと。 元原研職員だけあって、核関係のミステリ(スピカ等) をかかせたら右に出る人はいないんじゃないだろうか? 私は気に入った作品にあたると、その著者の本は全部読みたくなるが、 この著者の本にはハズレが無い。 そして、その中でイチ押しがこの作品。 ラストが感動、ハッピーエンドなのだろうか? 多少、真保裕一の“ホワイトアウト”とかぶる点もあるが、 こちらの作品の方が数段上だと思う。 ホワイトアウトが好きな人は絶対気に入ると思うので見てみて下さい。 それと、著者の他作品のレビュアーも書いてますが 著者の作品は映画向きだと思います。騙されたと思って、一読あれ! | ||||
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