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(短編集)
虚像の道化師
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虚像の道化師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 21~40 2/3ページ
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テレビのガリレオ・シリーズは、ともすれば湯川が冷徹すぎるきらいがあるが、本では何処がどうとか云うわけではないが、微妙に温かさをもった人物として描かれ、好感が持てる。また、湯川が独身なのは判るが、草薙まで独身だとは知らなかったし、多少プライベートな部分も加味され、親近感が湧く。 短編集そのものはこれといったインパクトはないが、それなりに楽しめる。その中で、「演技る(えんじる)」が群を抜いていたので、これについて、少し書いてみたい。 冒頭、死者の網膜はカメラと同じく、最後に見た映像がどのようなものか、科学的に分析すればわかるのではないか、と書かれている文章を読んだ時、待てよ、これは昔、松本清張の短編にあったと、記憶を手繰り寄せた。 「草の径」所収の「死者の網膜犯人像」がそれで、江戸川乱歩の「類別トリック集成」にも書かれている。別に盗作とかを云っているのではなく、推理作家の発想は面白いと感心するばかりで、内容も全然違う。 冒頭がそうなので、誰もが、倒叙推理小説だろうと思って読み進めるのだが、然にあらず、ひねりの効いた展開は、意想外の着地をし、完全に騙されてしまうのである。 | ||||
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最近、kindleの電子ブックにはまっており、特に定年を迎えてからはボケ防止のために電子ブックを愛読しています。 前々から気になっていた東野圭吾のガリレオシリーズが全く電子ブックに出てきませんので、仕方がないので、アマゾンで東野圭吾の文庫本を検索すると沢山表示され、以前に本屋でみた「虚像の道化師」入しました。 本の目次を見て、一目見て以前、テレビ番組で福山雅治が演じていたガリレオだとわかりましたが、トリックがわかっていても思わず夢中になってしまう内容でした。 やはり、東野圭吾の小説は非常に面白く、本でしか購入できないようですが、継続して読みたいと改めて感じました。余談として湯川学は福山雅治とは少し、イメージが合わないように関しました。 | ||||
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東野圭吾のガリレオシリーズである。奥付を見る限り、第7弾。 例によって、警視庁捜査一課の草薙刑事と、帝都大学の物理学者たるガリレオ君が事件をばさばさ解決する、という短編集である。 初期のころに比べると、科学的だかオカルト的だかのトリックで読ませるというよりは、そこに至る人間関係のもつれなどに重きが置かれつつあるようだが、まぁそこは仕方ないところか。ガリレオ氏(または東野)も、なんでもかんでも事件に首を突っ込んでいる不自然さを感じているのか、掲示が持ち込む謎について、その話は物理学と関係ないとか、自分が関与する必要はないだろう、といった物言いが目立つ。このあたりはちょっと面白くて読んでいてニヤニヤできるところ。 本作では7編の短編が収録されているのだが、個人的には巻末の「演技る」がなかなか面白かった。叙述系のひっかけもあり、ストレートな話だと思わせておいて実は前提がひっくり返っているとか、いやいややられましたという感じだ。最終的に語られる動機もふるっている。(なんとなく、東野の初期の長編に類似のシチュエーションが描かれているような気もしたが、きっと気のせいでしょう(笑)。) 最高傑作!というものでもないとは思うが、ガリレオもの短編を楽しみましょうというスタンスならば、読者にとって十分価値がある。 | ||||
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刑事の草薙と、その友人で物理学者の湯川のコンビの短編集第4弾の文庫化です。長編も入れたシリーズとしては第7弾になるのでしょうか? 物理学者の湯川が事件を解決する(あるいはそのヒントを与える)というシリーズの制約があるので、どうしてもトリック部分に物理的、あるいは科学的な何かが必要になります。シリーズもここまで来ると、ややネタ切れに見える部分があるのは仕方がないこと。ましてや短編なので、事件発生、捜査、謎解きだけでも精一杯になりがち。しかし、そこは名手東野圭吾先生。登場するキャラクターや台詞で読ませます。 第三章「心聴る(きこえる)」には草薙の警察学校時代の同期の北原刑事が登場します。 北原刑事は警察学校時代は非常に優秀で、出世頭だとうと思われていましたが、なぜかドサ周りをしているという設定。事件解決とともに、北原がなぜドサ周りに甘んじているのかが浮かび上がってきます。 P199-200から湯川の台詞の一部を抜粋します。 「現象を分析するには、すべての可能性を探る必要がある。つまり誰かがアイデアを出した場合には、とりあえずはそれを尊重しなければならない。検証することもなく、ただ自分の考えや感覚と合わないからというだけの理由で人の意見を却下するのは、向上心のない怠け者のやることだ」 「人の意見に耳を傾け、自分のやり方や考え方が正しいのかどうかを常にチェックし続けるのは、肉体的にも精神的にも負担が大きい。それに比べて、他人の意見には耳を貸さず、自分の考えだけに固執しているのは楽だ。そして楽なことを求めるのは怠け者だ。違いますか」 「心聴る」は、「幻聴」がトリックになっており、幻聴に悩まされた会社員が自殺したり、病院で暴れるという事件が発生。タイトルは幻聴のことを指しているのですが、同時に、警察学校では優秀だった北原は、頑固で融通が利かず、そのことが捜査に悪影響していることが徐々に浮かび上がってきます。文庫本のページ数70ページの中編ですが、その中には1件の殺人、1件の傷害事件、その裏に潜んでいた幻聴の謎を解決することに加え、北原の成長まで書き込まれています。 1冊で何粒も美味しい短編集。お勧めです。 | ||||
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東野ワールドに、はまってしまいました。出てすぐに早期GET、友人達もびっくりしてました。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は推理小説史上傑作というわけではありませんがそれなりに面白く読んでいます。 最近、以前の作品と比べて面白くないというコメントが散見されますが、すると初期の作品はそんなに すばらしかったでしょうか。最近の作品も買って無駄だったということは私はありません。 | ||||
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いくつかは、テレビで見た原作ですね。先生の作品はいつ見ても面白いです。 | ||||
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テレビ映像の元の本です。魅力ある登場人物に面白い内容でした。 | ||||
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お気に入りのシリーズであり、一気に読めてしまいました。また購入したい。 | ||||
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迅速で商品は美品で嬉しかったです。今後もよろしくお願いします。 | ||||
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探偵ガリレオシリーズ短編集であります。 読みやすい文章にそつのない話運び、いずれも70ページ程度のボリュームに本格ミステリとしての趣向もしっかり盛り込む手腕はエンタメ業界の第一人者らしいまさに職人芸。謎解きに留まらず、真相が露見してから明かされる関係者たちの心情に筆を費やしているあたり、東野先生の本領はストーリーテリングなのだと実感できます。 ただ2話「心聴る」は科学ネタを通り越してSFに片足突っ込んだような。 収録作中のベストは巻末の「演技る」。よくあるパターンですが、見事にひっかけられました。 | ||||
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とっても面白かった! 最後までスリル満点で、寝る時間なのに読みたくて読んでしまった。 また読みたくなって、何度も読んでしまう虜になる作品。 | ||||
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ガリレオは面白く読んで行くうちに引き込まれて時間を忘れてしまいました | ||||
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商品も早くつき、状態もとてもきれいでした。機会があればまた利用します。 | ||||
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ストーリーの多様さを堪能できる短編集です。 三番目の話は、著者のロマンティシズムが発露されている作品です。 二転三転する展開は、よく考えられたプロットです。 最後に、犯罪の目撃者(義理の娘)が犯した過ちを、優しく正すガリレオが素敵で、 「真夏の方程式」の少年に対する愛情ストーリーに通じるものがあります。 著者の人格を垣間見れる作品に触れられて、嬉しかったです。 | ||||
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東野圭吾さんによる湯川、草薙の活躍するガリレオシリーズ。 今回は短編中心となっている。 ガリレオシリーズ初期も短編集であったしガリレオらしく感じた。 4章に分かれていて 第一章 幻惑す(まどわす) 新興宗教で起きた飛び降り自殺の謎を解き明かす。 マイクロ波を使ったトリック。 インチキを科学の力で解明する。 つーか佐和子怖すぎる。 第二章 心聴る(きこえる) 耳鳴りに困る女性社員・・その会社内で部長が自殺して・・ 脳内音声装置の脅威。 湯川が北原に言った台詞で印象深いのは「人の意見に耳を傾け、 自分のやり方や考え方が正しいかどうか常にチェックし続ける」 その通りだと思う。当たり前の事を当たり前にし続けるのは大変なこと。 第三章 偽装う(よそおう) 田舎に大学バトミントン部の同期結婚式のためやってきた草薙と湯川。 そして土砂降りで道が閉鎖される・・・典型的なミステリっぽさ。 しかし銃弾を打ったらどうなるかという事の計算から被害者が自殺したことを 突き止めた湯川には安っぽいミステリには無い見事なもの。 多英に対する気遣いも良い。読後感が良い。 第四章 演技る(えんじる) 神原敦子の捜査妨害行為の動機がぞっとする。 一章に出てくる佐和子同様に女性不信になりそう。 | ||||
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ガリレオシリーズもすでに7作目になった。 科学的なトリックと湯登場人物の人情味あふれる解決策がマッチして読後の清涼感を感じさせる。 今後も湯川准教授や草薙、内海の両刑事に活躍してもらいたい。 | ||||
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福山のドラマ「ガリレオ」を見た人は,ほぼ全話ネタバレですね。 | ||||
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ガリレオの短編集だが、本書に収録されている4編はいずれもテレビドラマのガリレオ第二シーズンで映像化されている。 先にドラマの方を見てから本書を読んだので、当然大体のストーリーは分ってしまっていることになるが、読むとドラマとは若干異なる部分もあり、そっちの興味で最後まで読めてしまった。 第1章「幻惑す」と第2章「心聴る」はほぼドラマと同じ。ガリレオらしい最新科学トリックだが、トリック的にはまた○○波なのでややパターン通りな印象。 第3章「偽装う」はドラマではメインのトリックは同じだが、本書にない装飾が施されていたことが分る。こちらの方は非常にシンプルである。動機の謎がメインだが、このネタは以前法月綸太郎の短編で読んだような気がする。 第4章「演技る」もほぼドラマと同じ展開だが、真犯人がドラマとは異なる。 テレビドラマを見てから読んでもまあ、それなりに面白い。できれば先に原作の方を読みたかったが。 | ||||
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まあ、お上手っていうか・・・安心して読める(笑)すごく面白いとかすごく心に残るとかすごくためになるとかでは決してないけど、時間が空いたときに暇つぶしに読むには最適かな。 | ||||
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