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ブラックアウト
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ブラックアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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余りに簡単な手で、全欧州を巻き込んだ悲劇が起こるんだという、ストーリーに驚かされる。 私は、この様なソフトの社会を作っている人間だが、全欧州をネットワークで繋げることの危険性を明確に示してくれる秀作です。 ウイルスを監視する組織もあり、犯罪を取り締まる組織もあり、軍までが出動出来るようになっている。秘密の通話も出来、盗聴も出来るのに、一介のセキュリティ・エンジニアが、見つけ出したのに、背後にあるハッカー軍団を取り締まる組織の存在が、彼の邪魔をする。何という皮肉だろう〜〜。 日本では、もっともっと前段の所で、ダウンし、情報はじゃじゃ漏れになるだろう。一体、現政権は、どういう自信と信念で、「マイナンバー」を、実現してゆこうとしているのだろうか?大いに疑問だ。 | ||||
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内容は、東日本大震災時を踏まえたものでそうだというところが多々ありました。電気がライフラインといわれるゆえんですね。特に西日本方面の方には、今後の南海地震の際の参考になると思います。 | ||||
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内容は、東日本大震災時を踏まえたものでそうだというところが多々ありました。電気がライフラインといわれるゆえんですね。特に西日本方面の方には、今後の南海地震の際の参考になると思います。 | ||||
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これは小説ですが、著者はサイバー攻撃に関して良く勉強されていると思います。もしかすると、今日、実際に起こるかもしれないサイバー攻撃による社会への打撃を生き生きと小説の形で見せてくれます。 上下巻あるので、やや、分量が多すぎる感じもありますが、ちょっと我慢して上巻を半分読めば、必ず下巻も読もうと思うのではないかと私は思います。 | ||||
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ゼロと冠されたタイトルの発表をドイツで行われているようですね。 はやく日本語訳が発表されないかと、非常にワクワクしております。(自分でドイツ語の本が読めたならアマゾンで注文するのですけれど) さて、このブラックアウト。有り体に言えば「パニック小説」の類です。 ただし、この場合一言断っておくのであれば、既存のテクノロジーの進化と脆弱性。現在の世界状況を明察に書き記した内容であるということだ。この本を手にとられてならば、いくつかの事例は実際に日本でも「起きた事実」であることがご理解いただけるものだと思う。 そういう意味において、存外ビジネス書としても通じる内容として、「パニック小説」という認識では勿体無い。 因みにスマートメータを五輪までに配備するという計画がありますが、施行が可能な人数があまりに少ない模様。その為に外資に委託する事もありえます。 | ||||
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佐藤可士和さんが何かの雑誌で(確かプレジデント)紹介されていたので興味を持ちました。まったく期待を裏切りません。上下巻と言う事で、活字の量も悪くないですね。ひそかに映画化を期待しています(笑) | ||||
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すいません。間違って下巻の方から書き込んでしまいました。下巻のレビューを参考にしてください。 | ||||
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もしブラックアウトが発生したら人々はどういう行動をするか。それよりもトイレも使えなくなる状況というものがどうなのか、現実はさらに厳しいものになるだろう。 | ||||
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大規模停電によって、欧州が崩壊寸前になるさまが描かれています。 電気が止まり、水道も止まる。 でも、細かいことですが、「ガス」はどうなの? と、思ってしまった。 電気のスイッチを触ったり、水道の蛇口をひねるシーンはあるが、誰もガスを点けようとしなかったような? でも、そんなこと気にしなくても、十分、読み進めていくことができる。 映画で見たくなった。 ピエーロは誰がいいだろう。。。。 | ||||
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上下で1000ページを越えるボリュームであったが、一気に読み終えた。 主なあらすじは、ハッカー集団がヨーロッパのスマートメーターと発電所のSCADA監視制御システムに悪質なウイルスソフト(スタックスネット)を侵入させ、10日間に渡ってヨーロッパと米国を停電させる、というものだった。 この小説の背景には、イスラエルがスタックスネットを用いてSCADAを経由してイランのウラン遠心分離工場の機器を攻撃した事例や、福島第一原発が大津波による停電でメルトダウンした事例、その際の避難所の劣悪環境など、今日的な背景を駆使しており、現実感の迫ったストーリーが展開する。 とりわけ、ユーロッパの電力網は国をまたがってネットワーク化しているだけに、どこかで限界を越えた事故が起こるとドミノ倒しのように停電がヨーロッパ全土に波及してしまう。発送電分離も大停電には弱い。大停電の復旧には外部電力を必要としない水力発電所稼働が最初に必要になるというところは、何かで学んだことがある。 クラウドコンピューティングやスマートメーターについても、便利になった分だけハッカー攻撃からの脆弱性が増す事実が論じられている。 そもそも、電気が失われると生活の基盤が損なわれ、弱者ほど大きな犠牲が出てしまう。東日本大震災では社会秩序は保たれたが、このブラックアウトでは食料や燃料の強奪、暴動という弱肉強食の世界が現れる。 この大停電はハッカー集団をインターネット上で補足し逮捕することで収束するが、SCADAにウイルスソフトを埋め込んだのがY2Kというコンピューター2000年問題の時という設定にゾッした。 この時小生は、半年かけて下水処理場の全てのコンピューターをチェックし、それでも万一に備えて除夜の鐘を聞きながら職場に泊りこんだ記憶がある。 2000年当時は、古いコンピュータは制御に使っていないし、最新のコンピュータはカレンダー切り替え機能が付いていた。だから、中途半端なコンピューターが暴走する可能性が大きい、ということであった。 この懸念が、ICTに代わってまた繰り返されている。 現在は、当時に比べて格段に情報化が進み、ネット依存社会となっているので、その影響は計り知れない。 なお、「下」はやや筆の勢いが衰えて平凡なサスペンス小説に変わっているのが残念だが、ICTを真摯に受け止めようとする作品である。 | ||||
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既存の体制に不満を持っている者はたくさんいる。 それを破壊したいと思っている者もたくさんいる。 しかし、どうにもならないと多くは嘆いている。 機能不全の民主主義に絶望し、禁欲主義に失意を感じ、悶々と日常を過ごしていることだろう。 世界を変えたい! でも、多くの屍の上に本当に理想郷があるのかもわからない…。 一体どこに正義はあるのだろうか? マンツァーノはどう考えているのだろうか? 読者はどう理解すればいいのだろうか? | ||||
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たった一つの問題が全てを破壊してしまう、という驚異に我々はあまりにも無関心であると言える、ということを本書で認識しました。 多種多様なものが複雑に絡み合い相互依存している社会は、こうも簡単に機能不全に陥ってしまうのか、と改めて痛感しました。 決して読みやすいものではありませんが、今まさに我々が深く考えなければならないことを示しています。 おすすめです。 | ||||
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まず、ご注意です。 3日以内に、大事なプレゼンや1つの仕事の締め切りがある方は読み始めない方が賢明です。一旦読み始めますと、自分の仕事よりもヨーロッパで起こった大停電の影響が気になって仕事が進まなくなる可能性があります。是非、間近の仕事を一段落させた上で本書のページをめくってください。 「ピエーロ・マンツァーノは死にものぐるいで急ハンドルを切った。」で始まる小説です。停電のため信号が止まり主人公が事故に巻き込まれる瞬間です。その停電の原因が落雷のせいでもなく、鳥がからまって電線がショートしたわけでもありません。一時的でない停電が一部の地域でなく国中、ヨーロッパ中に広がっていくのです。 停電が一時的なものなら問題は大きくなりません。数時間、半日、1日たっても復旧しません。原子力発電所に電力が届かなくなったら大変な事態になることを私たちは東日本大震災で経験しています。その電気が何日も止まってしまうのです。 ヨーロッパの人々はどうなる。 停電は復旧できるのか。 はらはらどきどき、上下巻2冊を、映画を見ているように夢中になって読み進めていくことができます。 | ||||
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物語の本質は上巻にて提示されており、下巻はその影響を如実に表す。下巻まで読み進めた人ならば登場人物らと共に大きな疲労感を覚えてくるだろう。 上巻と比べて、登場人物のドラマ性が強くなる下巻。状況は整って解決への糸口を求める人々の活躍を描く。 本書は読後が面白く思う。登場人物たちは『物語以降』にどのように、そしてどのような日常に帰結していったのだろう。 欧州大停電という悪夢に直面した人々。 彼らは、如何にしてこの状況に決着を見たのか。 | ||||
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ヨーロッパを舞台にした大停電からなるインフラの崩壊をシミュレーションした小説。 本書を購入したときは、海外小説の読書経験が乏しく欧州の土地勘も無い私は読み終える自信がなかった。しかしそれは杞憂であった。 ドラマとシミュレートが良いバランスで展開し、3.11や福島原発問題を経験している日本人は現実的な緊張感を覚えながらページを捲ることになる。 登場人物は多いが、皆が意志を持ち行動している分だけ役割が明白で分かり易い。個々人の活躍だけ見てもシリアスでスリリングな物語である。 天災が無くとも起こり得るリスクと弊害を、本書は私たちに教えてくれる。 | ||||
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