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ブラックアウト
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ブラックアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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後半に入って展開が速くなるので、一気に読めました。ストーリー自体は王道な感じだが、最後まで油断のできない流れになっていてハラハラしました。作中に福島の文字が出てくるので、完全に架空の話しではないと考えさせられる作品。 | ||||
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日本国内でもスマートメーターが8000万ユニットも配布されるそうで、モノのインターネット時代のセキュリティ対策などはこれからの話題になると思います。先行しているヨーロッパでのクライムサスペンスということで読んでみました。 僕はセキュリティの専門家なので微細なところでは非現実的だなと思うこともあるんですが、ヨーロッパのように国を超えて売電などが行われている地域ではこんなに大きな問題になる可能性もあるのだということで面白かったです。 でも、ヨーロッパの国の位置とか政治的な関係がなんとなくわからないと、最初の100ページ位を読むのが辛いですね。 | ||||
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カテゴリーとして自分の好む分野のものであった。感想は特に無し。 | ||||
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人から進められて読んだ。1巻目は少々ゆっくりだが、1冊目の後半から2巻目は一挙にスピードがあがり、おもしろくなる。最初はちょっと辛抱して読むとよいと思う。閉口するのは登場人物の多さだが、あまり気にせず読んでも大丈夫だと思う。 サスペンスとして、一部はアクションものとして、またインターネット上でのハッキングのお話しとしても面白い。さらに、今の我々の生活、電気に頼った、電気が当たり前の生活が、いかにもろいかということも、反省させられる内容である。 時間に余裕のあるとき、電車の中での読書に、おすすめ。 | ||||
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上下巻合わせてのレビューです。 ヨーロッパ各国が原因不明の大規模停電によってパニック状態に陥る様子を描いた、今年度(2012年)のドイツの小説です。停電の余波で、フランスでは原発事故、ヨーロッパ全土で食糧難が起こり、各地で暴動は起きるわ無法地帯は出現するわ避難所ではお年寄りは亡くなるわで、昨年の3.11、フクシマを受けて書かれたことは明白ですが、一年もしないうちにこれだけのものを書きあげてしまうんですから、著者の構想力は大したものです。もっとも、これがドイツではなくアメリカであれば、小説執筆の手間など最初から省き、そのままシナリオを書いて映画会社に持ち込み、即映画化して一攫千金を狙ったことでしょう。そう感じられるほど、そのまま映画に出来るような内容で、著者も今頃はおそらく、「ハリウッドの誰かが映画化権を買ってくれないかなあ」などと期待しているんではないでしょうか。というか、もう映画化の準備に入っているのかな? いずれにせよ、当事者である私ら日本人が、この一年、右往左往、戦々恐々とするだけで精一杯だったことを思えば、ヨーロッパの人は余裕シャクシャクで羨ましいですね。 肝心の中身の方はと云うと、一種のシュミレーション小説ですから、人間描写は類型的で、それぞれの国民性は楽しめますが、全体的に薄っぺらいです。活躍するのがドイツ人でもイギリス人でもなく、イタリア人の冴えないオッサンである点は目新しいですが、基本はヒロイズムですし。また、現実に破局を体験中の私らからすると、パニックの描写には、すべて既視感があります。原発の爆発の描写などは、我々が何度もテレビで目にした、あの地元テレビ局のカメラによる映像そのままですし、避難所の人間模様、停電による物不足、動物が街中を闊歩する様子なども、首都圏や福島で体験・目撃したことばかりで、目新しさはありません。またネタバレにもなりますが、停電の原因にしてからが、グローバリズムに反対する有志集団によるサイバーテロによるものですが、どうやら、オウム事件からインスピレーションを受けているものと推察されます。要するに、日本人にとって、この小説は、日本の現実をヨーロッパ人がどう受け止め、彼ら自身に起きた場合の状況をどのようにシュミレーションしたのか、を楽しめば(当事者としてはなかなか楽しめませんけど)よいだけのものです。それにしても、オウム事件に原発事故に計画停電と、およそ欧米先進国が妄想する破局を次々に実際に体験しているんですから、日本人は本当の意味での「未来派」ですね。 この本を読んで面白かったのは、「一部の送電線がやられると、他の送電線への負荷を軽減するために、自動的に迂回路もすべてシャットダウンする仕組みになっている」という点です。電力が自由化されているヨーロッパでは、それが会社をまたぎ国をまたいで行われているため、いったん事故が起きると、状況把握と対応が煩雑になるようです。専門家にとってはそんなことは常識なのかもしれませんが、原発事故以来、「ナントカ村を解体し、原発を減らしていくには、発送電を分離し、電力を自由化する以外に無い。電力自由化をすれば、バラ色の未来が開ける」かのような風潮があって、私なども無邪気にそうなのかと思っていましたが、電力品質や送電負荷、その効率的な安全管理を考えると、一概に「自由化」と云うのも難しいようですね。 | ||||
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阪神大震災は被災しましたが、停電障害は経験せずにすみました。 東日本大震災は被災していないので、停電障害が実生活にどんな問題を 起こすのかというのを、この小説でリアルに知ることができました。 上巻序盤のヨーロッパ各地を転々と場面展開しながら進行する間、 知らない地名と重要性のわからない登場人物の名前が次から次へと 現れて、正直読み進めるのが辛かったです。 上巻中盤以降で主要登場人物が数人に絞り込まれてからは、 いっきに読み進めることができました。特に下巻はいっきでした。 テロリスト側のセキュリティが甘いところが凄く残念でした。 これが終結の糸口になっただけに残念です。やってることのバランスが悪すぎます。 これじゃあ、プロの仕業とは言えないですよね。 | ||||
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