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ブラックアウト
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ブラックアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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後半に入って展開が速くなるので、一気に読めました。ストーリー自体は王道な感じだが、最後まで油断のできない流れになっていてハラハラしました。作中に福島の文字が出てくるので、完全に架空の話しではないと考えさせられる作品。 | ||||
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ストーリー自体はスピード感があり、重苦しいが面白い。しかしスピード感がありすぎて、場面の転換、登場人物の変更についていくのが大変だった。電気がなくなる時などの危機的状況は非常にリアルで、スケールも大きい。 | ||||
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余りに簡単な手で、全欧州を巻き込んだ悲劇が起こるんだという、ストーリーに驚かされる。 私は、この様なソフトの社会を作っている人間だが、全欧州をネットワークで繋げることの危険性を明確に示してくれる秀作です。 ウイルスを監視する組織もあり、犯罪を取り締まる組織もあり、軍までが出動出来るようになっている。秘密の通話も出来、盗聴も出来るのに、一介のセキュリティ・エンジニアが、見つけ出したのに、背後にあるハッカー軍団を取り締まる組織の存在が、彼の邪魔をする。何という皮肉だろう〜〜。 日本では、もっともっと前段の所で、ダウンし、情報はじゃじゃ漏れになるだろう。一体、現政権は、どういう自信と信念で、「マイナンバー」を、実現してゆこうとしているのだろうか?大いに疑問だ。 | ||||
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日本国内でもスマートメーターが8000万ユニットも配布されるそうで、モノのインターネット時代のセキュリティ対策などはこれからの話題になると思います。先行しているヨーロッパでのクライムサスペンスということで読んでみました。 僕はセキュリティの専門家なので微細なところでは非現実的だなと思うこともあるんですが、ヨーロッパのように国を超えて売電などが行われている地域ではこんなに大きな問題になる可能性もあるのだということで面白かったです。 でも、ヨーロッパの国の位置とか政治的な関係がなんとなくわからないと、最初の100ページ位を読むのが辛いですね。 | ||||
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内容は、東日本大震災時を踏まえたものでそうだというところが多々ありました。電気がライフラインといわれるゆえんですね。特に西日本方面の方には、今後の南海地震の際の参考になると思います。 | ||||
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内容は、東日本大震災時を踏まえたものでそうだというところが多々ありました。電気がライフラインといわれるゆえんですね。特に西日本方面の方には、今後の南海地震の際の参考になると思います。 | ||||
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これは小説ですが、著者はサイバー攻撃に関して良く勉強されていると思います。もしかすると、今日、実際に起こるかもしれないサイバー攻撃による社会への打撃を生き生きと小説の形で見せてくれます。 上下巻あるので、やや、分量が多すぎる感じもありますが、ちょっと我慢して上巻を半分読めば、必ず下巻も読もうと思うのではないかと私は思います。 | ||||
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ゼロと冠されたタイトルの発表をドイツで行われているようですね。 はやく日本語訳が発表されないかと、非常にワクワクしております。(自分でドイツ語の本が読めたならアマゾンで注文するのですけれど) さて、このブラックアウト。有り体に言えば「パニック小説」の類です。 ただし、この場合一言断っておくのであれば、既存のテクノロジーの進化と脆弱性。現在の世界状況を明察に書き記した内容であるということだ。この本を手にとられてならば、いくつかの事例は実際に日本でも「起きた事実」であることがご理解いただけるものだと思う。 そういう意味において、存外ビジネス書としても通じる内容として、「パニック小説」という認識では勿体無い。 因みにスマートメータを五輪までに配備するという計画がありますが、施行が可能な人数があまりに少ない模様。その為に外資に委託する事もありえます。 | ||||
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カテゴリーとして自分の好む分野のものであった。感想は特に無し。 | ||||
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そこまで面白くないかな。なんでかな?ストーリー展開は好きだけど表現があんまり好きじゃないな。Amazonで高評って書いてからあったけど微妙だった | ||||
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佐藤可士和さんが何かの雑誌で(確かプレジデント)紹介されていたので興味を持ちました。まったく期待を裏切りません。上下巻と言う事で、活字の量も悪くないですね。ひそかに映画化を期待しています(笑) | ||||
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すいません。間違って下巻の方から書き込んでしまいました。下巻のレビューを参考にしてください。 | ||||
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もしブラックアウトが発生したら人々はどういう行動をするか。それよりもトイレも使えなくなる状況というものがどうなのか、現実はさらに厳しいものになるだろう。 | ||||
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大規模停電によって、欧州が崩壊寸前になるさまが描かれています。 電気が止まり、水道も止まる。 でも、細かいことですが、「ガス」はどうなの? と、思ってしまった。 電気のスイッチを触ったり、水道の蛇口をひねるシーンはあるが、誰もガスを点けようとしなかったような? でも、そんなこと気にしなくても、十分、読み進めていくことができる。 映画で見たくなった。 ピエーロは誰がいいだろう。。。。 | ||||
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ヨーロッパの各地で奮闘する人々を場面を頻繁に切り替えながら進めているので、人物が多すぎてとても覚えられない。 犯人サイドが初めて出てくるのが上巻のかなり後の方でそれもほんの少し。 次が気になるような要素は全くなし。上巻を読み切るのに何週間もかかってしまった。 全くもってつまらない。 | ||||
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上下で1000ページを越えるボリュームであったが、一気に読み終えた。 主なあらすじは、ハッカー集団がヨーロッパのスマートメーターと発電所のSCADA監視制御システムに悪質なウイルスソフト(スタックスネット)を侵入させ、10日間に渡ってヨーロッパと米国を停電させる、というものだった。 この小説の背景には、イスラエルがスタックスネットを用いてSCADAを経由してイランのウラン遠心分離工場の機器を攻撃した事例や、福島第一原発が大津波による停電でメルトダウンした事例、その際の避難所の劣悪環境など、今日的な背景を駆使しており、現実感の迫ったストーリーが展開する。 とりわけ、ユーロッパの電力網は国をまたがってネットワーク化しているだけに、どこかで限界を越えた事故が起こるとドミノ倒しのように停電がヨーロッパ全土に波及してしまう。発送電分離も大停電には弱い。大停電の復旧には外部電力を必要としない水力発電所稼働が最初に必要になるというところは、何かで学んだことがある。 クラウドコンピューティングやスマートメーターについても、便利になった分だけハッカー攻撃からの脆弱性が増す事実が論じられている。 そもそも、電気が失われると生活の基盤が損なわれ、弱者ほど大きな犠牲が出てしまう。東日本大震災では社会秩序は保たれたが、このブラックアウトでは食料や燃料の強奪、暴動という弱肉強食の世界が現れる。 この大停電はハッカー集団をインターネット上で補足し逮捕することで収束するが、SCADAにウイルスソフトを埋め込んだのがY2Kというコンピューター2000年問題の時という設定にゾッした。 この時小生は、半年かけて下水処理場の全てのコンピューターをチェックし、それでも万一に備えて除夜の鐘を聞きながら職場に泊りこんだ記憶がある。 2000年当時は、古いコンピュータは制御に使っていないし、最新のコンピュータはカレンダー切り替え機能が付いていた。だから、中途半端なコンピューターが暴走する可能性が大きい、ということであった。 この懸念が、ICTに代わってまた繰り返されている。 現在は、当時に比べて格段に情報化が進み、ネット依存社会となっているので、その影響は計り知れない。 なお、「下」はやや筆の勢いが衰えて平凡なサスペンス小説に変わっているのが残念だが、ICTを真摯に受け止めようとする作品である。 | ||||
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既存の体制に不満を持っている者はたくさんいる。 それを破壊したいと思っている者もたくさんいる。 しかし、どうにもならないと多くは嘆いている。 機能不全の民主主義に絶望し、禁欲主義に失意を感じ、悶々と日常を過ごしていることだろう。 世界を変えたい! でも、多くの屍の上に本当に理想郷があるのかもわからない…。 一体どこに正義はあるのだろうか? マンツァーノはどう考えているのだろうか? 読者はどう理解すればいいのだろうか? | ||||
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人から進められて読んだ。1巻目は少々ゆっくりだが、1冊目の後半から2巻目は一挙にスピードがあがり、おもしろくなる。最初はちょっと辛抱して読むとよいと思う。閉口するのは登場人物の多さだが、あまり気にせず読んでも大丈夫だと思う。 サスペンスとして、一部はアクションものとして、またインターネット上でのハッキングのお話しとしても面白い。さらに、今の我々の生活、電気に頼った、電気が当たり前の生活が、いかにもろいかということも、反省させられる内容である。 時間に余裕のあるとき、電車の中での読書に、おすすめ。 | ||||
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たった一つの問題が全てを破壊してしまう、という驚異に我々はあまりにも無関心であると言える、ということを本書で認識しました。 多種多様なものが複雑に絡み合い相互依存している社会は、こうも簡単に機能不全に陥ってしまうのか、と改めて痛感しました。 決して読みやすいものではありませんが、今まさに我々が深く考えなければならないことを示しています。 おすすめです。 | ||||
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上下巻合わせてのレビューです。 ヨーロッパ各国が原因不明の大規模停電によってパニック状態に陥る様子を描いた、今年度(2012年)のドイツの小説です。停電の余波で、フランスでは原発事故、ヨーロッパ全土で食糧難が起こり、各地で暴動は起きるわ無法地帯は出現するわ避難所ではお年寄りは亡くなるわで、昨年の3.11、フクシマを受けて書かれたことは明白ですが、一年もしないうちにこれだけのものを書きあげてしまうんですから、著者の構想力は大したものです。もっとも、これがドイツではなくアメリカであれば、小説執筆の手間など最初から省き、そのままシナリオを書いて映画会社に持ち込み、即映画化して一攫千金を狙ったことでしょう。そう感じられるほど、そのまま映画に出来るような内容で、著者も今頃はおそらく、「ハリウッドの誰かが映画化権を買ってくれないかなあ」などと期待しているんではないでしょうか。というか、もう映画化の準備に入っているのかな? いずれにせよ、当事者である私ら日本人が、この一年、右往左往、戦々恐々とするだけで精一杯だったことを思えば、ヨーロッパの人は余裕シャクシャクで羨ましいですね。 肝心の中身の方はと云うと、一種のシュミレーション小説ですから、人間描写は類型的で、それぞれの国民性は楽しめますが、全体的に薄っぺらいです。活躍するのがドイツ人でもイギリス人でもなく、イタリア人の冴えないオッサンである点は目新しいですが、基本はヒロイズムですし。また、現実に破局を体験中の私らからすると、パニックの描写には、すべて既視感があります。原発の爆発の描写などは、我々が何度もテレビで目にした、あの地元テレビ局のカメラによる映像そのままですし、避難所の人間模様、停電による物不足、動物が街中を闊歩する様子なども、首都圏や福島で体験・目撃したことばかりで、目新しさはありません。またネタバレにもなりますが、停電の原因にしてからが、グローバリズムに反対する有志集団によるサイバーテロによるものですが、どうやら、オウム事件からインスピレーションを受けているものと推察されます。要するに、日本人にとって、この小説は、日本の現実をヨーロッパ人がどう受け止め、彼ら自身に起きた場合の状況をどのようにシュミレーションしたのか、を楽しめば(当事者としてはなかなか楽しめませんけど)よいだけのものです。それにしても、オウム事件に原発事故に計画停電と、およそ欧米先進国が妄想する破局を次々に実際に体験しているんですから、日本人は本当の意味での「未来派」ですね。 この本を読んで面白かったのは、「一部の送電線がやられると、他の送電線への負荷を軽減するために、自動的に迂回路もすべてシャットダウンする仕組みになっている」という点です。電力が自由化されているヨーロッパでは、それが会社をまたぎ国をまたいで行われているため、いったん事故が起きると、状況把握と対応が煩雑になるようです。専門家にとってはそんなことは常識なのかもしれませんが、原発事故以来、「ナントカ村を解体し、原発を減らしていくには、発送電を分離し、電力を自由化する以外に無い。電力自由化をすれば、バラ色の未来が開ける」かのような風潮があって、私なども無邪気にそうなのかと思っていましたが、電力品質や送電負荷、その効率的な安全管理を考えると、一概に「自由化」と云うのも難しいようですね。 | ||||
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