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ブラックアウト
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ブラックアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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まず、ご注意です。 3日以内に、大事なプレゼンや1つの仕事の締め切りがある方は読み始めない方が賢明です。一旦読み始めますと、自分の仕事よりもヨーロッパで起こった大停電の影響が気になって仕事が進まなくなる可能性があります。是非、間近の仕事を一段落させた上で本書のページをめくってください。 「ピエーロ・マンツァーノは死にものぐるいで急ハンドルを切った。」で始まる小説です。停電のため信号が止まり主人公が事故に巻き込まれる瞬間です。その停電の原因が落雷のせいでもなく、鳥がからまって電線がショートしたわけでもありません。一時的でない停電が一部の地域でなく国中、ヨーロッパ中に広がっていくのです。 停電が一時的なものなら問題は大きくなりません。数時間、半日、1日たっても復旧しません。原子力発電所に電力が届かなくなったら大変な事態になることを私たちは東日本大震災で経験しています。その電気が何日も止まってしまうのです。 ヨーロッパの人々はどうなる。 停電は復旧できるのか。 はらはらどきどき、上下巻2冊を、映画を見ているように夢中になって読み進めていくことができます。 | ||||
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阪神大震災は被災しましたが、停電障害は経験せずにすみました。 東日本大震災は被災していないので、停電障害が実生活にどんな問題を 起こすのかというのを、この小説でリアルに知ることができました。 上巻序盤のヨーロッパ各地を転々と場面展開しながら進行する間、 知らない地名と重要性のわからない登場人物の名前が次から次へと 現れて、正直読み進めるのが辛かったです。 上巻中盤以降で主要登場人物が数人に絞り込まれてからは、 いっきに読み進めることができました。特に下巻はいっきでした。 テロリスト側のセキュリティが甘いところが凄く残念でした。 これが終結の糸口になっただけに残念です。やってることのバランスが悪すぎます。 これじゃあ、プロの仕業とは言えないですよね。 | ||||
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物語の本質は上巻にて提示されており、下巻はその影響を如実に表す。下巻まで読み進めた人ならば登場人物らと共に大きな疲労感を覚えてくるだろう。 上巻と比べて、登場人物のドラマ性が強くなる下巻。状況は整って解決への糸口を求める人々の活躍を描く。 本書は読後が面白く思う。登場人物たちは『物語以降』にどのように、そしてどのような日常に帰結していったのだろう。 欧州大停電という悪夢に直面した人々。 彼らは、如何にしてこの状況に決着を見たのか。 | ||||
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ヨーロッパを舞台にした大停電からなるインフラの崩壊をシミュレーションした小説。 本書を購入したときは、海外小説の読書経験が乏しく欧州の土地勘も無い私は読み終える自信がなかった。しかしそれは杞憂であった。 ドラマとシミュレートが良いバランスで展開し、3.11や福島原発問題を経験している日本人は現実的な緊張感を覚えながらページを捲ることになる。 登場人物は多いが、皆が意志を持ち行動している分だけ役割が明白で分かり易い。個々人の活躍だけ見てもシリアスでスリリングな物語である。 天災が無くとも起こり得るリスクと弊害を、本書は私たちに教えてくれる。 | ||||
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