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(短編集)
仇敵
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仇敵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 61~80 4/5ページ
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恋窪商太郎は、ある事件がきっかけでエリートコースを外れ、ついには勤めていた銀行を辞めざるを得なくなった。地方銀行の庶務行員となった彼は、穏やかな日々を過ごしていた。だが、完全に過去からは逃げられなかった。自分を追いやった男への復讐劇が始まろうとしていた・・・。 自分の利益や権力保持のためなら何だってする。殺人さえも・・・。そんな人物に恋窪は挑む。かつて敗北し、メガバンクを去らなければならなかった恋窪だが、元同僚の死を目の当たりにして敢然と立ち上がる! それにしても、悪いヤツというのは悪知恵がよく働く。読んでいて腹立たしさを感じる。自分さえよければほかの者はどうなってもかまわないのか!?危険を承知で、悪事を隠すために二重三重に張り巡らされたガードを、恋窪がひとつひとつ取り除いていく。その過程は緊迫感に満ちていて、ページをめくる手が止まらない。 ほろ苦さを感じる部分もあったが、ラストはほっとするものだった。人間悪いことはできないものだ。どんなにうまくやったつもりでも、必ず綻びはあるのだ。内容的に新鮮さはないが、とても読み応えのある作品だった。 | ||||
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テレビとラマ「花咲舞がだっまてない」に1部が使われている本を読んでいます。ついいろんな本から題材が撮られているので、最近何冊か読みましたが、昔のものは今とは作風が少し異なっているのだなあと思うようになりました。サスペンスでもありハードボイルと7日もしれない。 | ||||
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池井戸潤の作品を読破したいと思ってゲツト。経済小説で、背景もある程度理解ができて楽しく興味深く読みました。 | ||||
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連作性の短編、様々な視点から徐々に盛り上がる復讐劇、総合職以外 の銀行員庶務行員にスポットを当てた金融ミステリー、手法が鮮やかで 期待どうりの展開に一気に読める作品である。 | ||||
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・連作短編集という形をとり長編としても読める作品。『7つの会議』が同じような手法をとっていた。 ・短編集という形をとりながら、率直なところ、話によっては短編としての完成度に疑問を持つものもあった。また、短編ゆえに、経過を省略してあっさり結末を迎えるシーンもあり、池井戸作品の得意とする経過を楽しむ醍醐味にやや欠ける。 ・人が3人死ぬのもどうかと・・・。少々荒削りな印象も否めない。それでも、面白く読めるのは間違いない。そこは流石。 ・庶務行員が主人公という設定も悪くない。エリートへの返り咲きはあるのか・・・。この終わり方も清清しくて嫌いじゃない。 | ||||
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色々、共感出来る点があり、夢中で読む事が出来ました。また次が楽しみな感じです。 | ||||
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銀行モノが得意な池井戸さんの作品です。 かつて敏腕バンカーであった恋窪商太郎なる人物が、中山容山なる 人物にその職を追われ、とある銀行の庶務行員となっている。松木という 再就職先で融資課を務める若者と恋窪との交わりはいつしかかつての 仇敵にたどり着く。 そして起こる事件の連なりはいかに? という、事件の一つ一つを描いた短編連作?みたいな形式をとって います。 一つ一つの事件が良くできていて、何となく、テレビドラマに結びついて いけそうな感じがしてしまいました。 そのくらいよくできています。 ただ、半沢シリーズ、空飛ぶタイヤ、ようこそわが家へに比べると、少し 読みにくく、特に乱闘シーンとか、舞台の移り変わりのところが分かりにくく、 また簡単に人が死んでしまうので、ちょっと乱暴な感じ。 80点。 当然ですが、池井戸作品。レベルが高い。 面白かったです。でもちょっと時間がかかったのは、やっぱり他と比べて 少し読みにくかった。 | ||||
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書籍は文字通り「非常に良かった」今まで購入した中で最良だった。本の内容もまだ読み切っていないが大変面白く吸い込まれていく。 | ||||
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ストーリーの展開も面白く、ある程度銀行業界の裏側を知っている人には楽しく読める作品です。 ただ最後のほうはまさに時間切れで急いでいるかのごとく、薄味の展開で、そこだけが残念でした。 | ||||
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読んでいるうちに連作ではあるが、一つの長編となっていく。こういう長編も面白い。仕事をしながら、旅行をしながら、一遍一遍読むことができる。忙しい人間にとっては読みやすい。時間がいっぱいある人にも気軽に読める。とにかく面白い。 | ||||
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一つ小説が当たってもそうそう期待に応えられない見本です。空飛ぶタイヤのほうがまだましです。 | ||||
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昨今は、池井戸物を読破中、やはり!こちらも池井戸文学炸裂でおもしろかった! | ||||
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池井戸氏の作品はほとんど読んでいますが、この作品は長編を細切れしたようなものになっているせいか、一気に読ませるようは氏独特の迫力が感じられません。期待しないで読むことです。 | ||||
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どうしても半沢との比較になるとテンポが遅すぎる、初期の作品だけに仕方ない面もあるが。 | ||||
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最近、TVドラマが2本放映中で、特に、半沢尚樹が大変な話題で、池井戸作品がたくさん読まれていますが、嬉しいです。 私が池井戸作品にであったのも、それ程昔ではないのですが、「空飛ぶタイヤ」ではまってしまい、どんどん作品を読んでいます。 「仇敵」も、アマゾンの評価が高かったので、楽しみに読んだ作品ですが、池井戸さんが時々書く短編集。一度はエリートだった銀行マン「恋窪氏」が主人公になっている。庶務行員という出世の世界から離れた限定職で働きながら、頼ってくる若い営業マンにいろいろアドバイスをするという設定だが、途中から、恋窪の失脚となった汚職銀行員との命を張った対決ストーリィになっている。すごく面白かったが、読み終わってみると、「こんなに仇敵と恋窪が絡む偶然が重なるだろうか」とか「こんなに簡単に人を殺す?」という不自然さも感じられる作品だった。 それにしても、庶務行員という職種、知らなかったが、銀行のATM周りでいろいろ案内してくれる職員。男性の場合、年齢の高い人も多いので、定年後の嘱託なのかと思ってた。そんな風に差別した職種を作る必要があるのか? この作品によって、知られなくて良かった自分たちの職種のことが、お客さんに知れてしまって可愛そう、と思った。 | ||||
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新品同様でした。 到着も早く、コンポも丁寧でした。 また利用したいです。 | ||||
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どなたかのレビューに水戸黄門とありましたが、自分には 必殺仕事人ですね。 恋窪の枯れた表の顔と、実はすごい本当の姿のギャップがいい。 若干安易に人が死にすぎかな、という感はあるものの、最後に正義が 勝つのは痛快です。 | ||||
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企業小説が好きで、特に高杉 良は全作品読んでいます。本好きの友人に教えてもらったのが池井戸 潤。読み進むうちに、高杉的な雰囲気を重厚な赤ワインの豊潤さとするなら、井戸的な雰囲気はスパークリングワインのような爽快さと口当たりの良さに比較してしまいました。この分だと、池井戸作品も全作品読みそうな勢いです。そこで、最初に読んだのが、この『仇敵』。元ミドルのエリートが今は庶務行員という身分で、困難を乗り越えながら巨悪に立ち向かう。まわりを固める脇役の存在もいいです。読後の爽快感は高杉作品同様に、気持ちがいいです。高杉作品より、色艶な場面がないのと、高級ホテルのメインバーで、高級ウイスキーの水割りに、ブルーチーズやスモークサーモンのオードブルみたいなシーンもなくて、庶民的で好感も持てます。 | ||||
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読みやすい。 短編ものかと思いましたがだんだんと盛り上がっていく流れがあって好きです。 銀行の内情がリアルでいい。 | ||||
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連作短編集のはずが、途中で長編小説の様相を呈してしまう。 作者の書きたいことが変わってしまったのだろうか、その辺りの変化に どうも居心地の悪さを感じてしまう。 連作短編集であれば、最初の2編のような銀行の裏話・小話的な内容で 押し通して欲しかった。銀行の門外漢としては、興味惹かれていたので。 後半の復讐劇は連作短編ではなく、長編小説として別に書き上げた方が 良かったように思う。 | ||||
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