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実験的経験 Experimental experience
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実験的経験 Experimental experienceの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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この小説が伝えたいことの肝は、「パッチワーク」から始まる最後の24行にあります。恐らく。きっと。 立ち読みできる機会に恵まれた方は、上記の文章だけ読んで、後は本を閉じるなり、レジに向かうなりするといいでしょう。 もう少しだけ続けます。 短編集なのですが、それぞれのお話は平均して見開き1ページにも満たない文量だと思われます。 加えて会話文だけで終わる話が50話以上。中には1~2行で終わる話もあったり。 そもそも話という数え方が正しいのかどうか……。うーむ。 なぜ一つ一つの話がここまで短いのかというと、それは一重にアイデアの数。創作者が読者(受け手)の目を惹こうと突飛な行動に出た回数。創作と我儘に折り合いをつけようと足掻いた残骸。そういう意味での実験的。そう言う意味での読書体験。 難しいことは(たぶん)何一つ書かれていません。 小説って何だろう。文章って何だろう。面白いって何だろう。 そんな、読み書きを覚えたての子供のような気持ちで息抜きに読んでみると、殊更最後のお話に心を奪われることになる。のかもしれません。 | ||||
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内容と文体の両方に新しい試みを感じさせる本だった。面白かったと思う。 | ||||
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デービス ヘルシュの「数学的経験」と並べて置きたいという個人的な趣向でハードカバーの単行本を購入。 文庫本だと金ピカの部分がくすんだベージュになっているんです。しかし立ち読みしたところ、筒井康隆氏の当を得た解説が素晴らしかったので一長一短ですね。 内容は短編小説とエッセイとメディアトリック的な遊びを編み合わせたよう。レビューとしての役割放棄ではありますが、最初の3,4ページだけでも読めば、どんな感じかは分かります。 森博嗣氏のおっしゃってる事は全て「正しい」のですが、全て「優しい」わけではありません。それゆえ心に突き刺さり、その純粋さに飲み込まれそうになりますが、その辺りは俗世間に生きる者として上手く舵をとる必要があるでしょうね。 一見エキセントリックなのですが、森博嗣氏なりの表現者としての「王道」が提示されている作品です。 | ||||
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森氏のファンです。そういう人が書いたレビューと思って読んでください(森氏に肩入れしてます)。 (森氏にこういうことやってもらわなければ)一生涯体験できないであろう、自分の気持ちの動きが体験できます。 自分は「これ面白いと感じる人間なんだ」とか「これちょっとムカつく」とか「これは使おう」とか。 間違いなく読んだことのない手法で、様々な短編(短編かな?)が次々に出てきます。 読者が感じなくてはいけないのは、文章の良し悪しではなく、それ(森氏の実験)を読んだ(見た)ときのあなたの心の動きです。 まさにタイトル通りの本。よくもこんなに実験的手法を抱え込んでたものです(それとも思いつきかも)。 | ||||
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タイトルや表紙からお堅い内容と思い買いましたが、そんなことはありませんでした。森博嗣氏の本をあまり読んだ経験がない方は、受け付けられないかもしれません。 今まで読んできた小説、はたまた普段生活しているなかで、味わったことのない経験を得られます。経験してどう思うか読者は考えようとするでしょう。 森博嗣氏のファンとしては、こういう小説を書こうとする著者の姿勢は嬉しいですね。 | ||||
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小説の面白さが様々なスペクトルで織り込まれていて、飽きない。Kindle版で読んだので、紙の本のように厚みから残りが予測出来ず、いつ終わってしまうかハラハラするスリルも味わえた。アクロバティックな突然終了を覚悟していただけに最後の真摯な締め方には感動しました。素晴らしい。 | ||||
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飽きの来ない、変化に富んだ本です。 最後まで一気に読んでしまいました。 私は本を読んでいると、すぐに飽きてしまうので 非常に例外的なことです。 楽しい読書体験ができて、とてもよかったと思っています。 各チャプターの写真がカラーで見られたらなぁ と、欲張りなことを考えました。 森先生が貴重な遊び時間を割いて、 執筆された本と思うと、ありがたいやらもうしわけないやらです。 | ||||
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そもそもの文章の書き方を考えさせられるような本。 普段、普通にしていることを、ひっくりかえされるような感じ。 そういう意味ではとてもおもしろい。 ただ、それ以上の本ではない。本自体もなんだか冗長に感じる。ので、★1つマイナス。 この作者が、読者がどう読むかを計算して書いている(と思う)。 ので、どういうねらいがあるのか、考えて読むのが心地良い。 わかりやすいものもあれば、わかりにくいものもあると思う。 いずれにせよ、この本を読んでみようという人は、それほど多くはないと思う。 読んでみようと思う人は、読んでみたら良い本。 | ||||
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