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読めない遺言書
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読めない遺言書の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ラノベのような気やすさがあります。 セリフのあと、高校教師の心の声が語られるんですが、本音がやたらいい! アニメネタ挟みつつの、司法書士のキャラ立ち感も好きです。 読み進めながらこちらが(やばいやばいよ…)と、思ってハラハラします。 | ||||
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読み物としても面白かったです! | ||||
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最初はワクワクしましたが、中盤手前からなんだか読む気が失せて来ました。理由は多分文章の作り方だったり、主人公の言動だったり…最後までちゃんと読みましたがしっくりこなかったです。 笑える部分もあったけど、なんか薄っぺらい感じ。文章も書けない私が言うのはおこがましいですが。デビュー作ならではのよさなのですかね。 | ||||
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まず最初に言っておくと、本作は決して面白いとは言えない、つまらないと断言するもいるかもしれない。 父の残した謎の遺言書を巡るミステリーかと思えば、だらだらと恋模様が展開していくし、終盤多少盛り上がりは見せるけど、それまでがそれまでだけに、感情移入はしてこない。 だから、一番のクライマックスと思われるところを読んだ時には、星2つ・・・、それほどひどくもないので3つにしようと思っていた。 だけど、主人公と安田美羽花の両親たちとのシーンを見たとき、4つにすることを決めた。 なぜかといえば、自分を、そして子供を成長させるにあったって大切なことを教えてくれたから。 そのことだけでも、値段以上の価値は十分にあった。 多くの人が読むべきだとは思うけど、特に将来の進路に悩んでいる人が近くにいるならば、ぜひおすすめしてほしい。 | ||||
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軽いなぁ 軽いのが悪いとかってことじゃないけど、なんか世の中の暗部の上っ面だけ さらりとなぞったような・・・ 軽い人間の成長なのかもしれないけど、その成長すら軽い。 タイミング的にやたらと重いのを読んだあとなせいもあるかだけど・・・ まあ、半身浴のお供には軽くてよかったかもです。 定価で買っていたらそうとうに悲しかったかもw | ||||
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絶縁状態だった父が孤独死し、謎の遺言書が残される。そこに書かれているのは、全財産を見ず知らずの他人に遺贈するというもの。そこで、中学教師の主人公は驚き、その相続人となる人物を探し求めることとなる。というように、物語としては、どこかありふれた感のある内容だった。 ただ、破綻や無理のない、堅実なストーリー展開で、読む者を安心して読書に没頭させてくれる。そして盗撮や放火等、次から次に起こる事件に、読者自身も巻き込まれていくのである。また、デート商法や貧困ビジネスといった、今日的なテーマも織り交ぜられており、飽きのこない内容でもあった。特に、著者自身が司法書士ということもあって、この業務に関わる部分の記述については、大いに興味を持って読ませてもらった。 一方で、中学教師としての、その主人公の人物造形には、多少の違和感を覚えざるを得なかった。ユーモラスな人物を表現しているようだが、どうも上滑りをしているように感じてならないのだ。モノローグとして自分自身にツッコミを入れるシーンも多々あるが、それもだんだんと疎ましくなってくる。 が、物語が進行するにしたがって、主人公の人物像も引き締まってきて、小説全体がシリアスになる。そして、最後の場面、想像していたような終わり方ではあったものの、やはり親子の思いが通じ合えた時、心があたたまるような感激を与えられることとなった。 どんでん返し、といった大きなトリックはなく、ある程度の予想がつくミステリーだが、硬軟取り混ぜた人物描写にみられるように、巧さを感じる作品だった。 著者にとっては、デビュー作ということなので、今後が楽しみである。 | ||||
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巧みな筆致。読んでいて引き込まれ、楽しく、また痛ましく作品世界を縦横に引き回される。 気品と世俗、献身と堕落、相反する価値観を同居させながら破綻のない物語を紡ぎあげる作家の力量は、お見事の一言だ。 主人公である中学校教師の心の揺れ動きは、まさに作品全体を貫く葛藤である。読者は主人公と共に葛藤に苦しむであろう。 このアンビバレンスは、恐らくは作品に対する賛否両論を生む。「中学教師は人格高潔であるべし」などという頓珍漢な誤解を含めて。それもまた作品の魅力の故であろう。 そして結末の爽やかさ!本作のような物語があるからこそ、小説を読むのが止められない。 傑作。全力でお勧めしたい。 | ||||
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公立中学校の社会科の教師が,これほど品性下劣でそもそも務まるのか ? これではガキにも劣るではないか.こんなひどい本を出した出版社と,この本に好意的な書評をのせた朝日新聞に怒りをこめて抗議したい. | ||||
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著者が、「遠田の蛙」で小説推理新人賞を受賞して以来のファンです。 受賞後の短編も、流れるような文章で、その底流に暖かい筆者の「眼」を感じる作品で、どれも好きです。 そして、初めての長編書き下ろしである本書では、著者が非常に伸び伸びと筆を運んでいる様が目に浮かぶようです。遺言書、親子、「貧困」という社会問題などが、登場人物が絡み合っていく中で、嫌味なく描かれていく。 物語の中には、読者が嵌る幾つかのツボがあるようで、私も、あるツボに嵌ってしまいました。トツトツとした描写の中で油断していると、唐突に引きずり込まれてしまうのです。思わず涙を流していました。 前半の主人公の胸中を度々表現した部分は、残念ながらちょっと煩わしさが否めませんでしたが、主人公の人物性の「軽さ」を表現したものとすれば、十分にその目的は達成されていると思います。そして、この「軽さ」が、物語後半で主人公が見せる「成長」に繋がっているのかと私は感じました。 読後の爽快感とも何とも言えない「感覚」、「後味」は、読み終えた翌日の朝まで持ち越されていました。色々な意味で考えさせられる内容になっていると思います。 それから、装丁…カバーの絵も、カバーを外したその下も、とても素敵です。 帯について一言。帯と内容の隔たりはよくあることだとは思いますが、帯は飾り程度に受け止めて、購入するのが一番でしょうか。それでは帯の意義が失われてしまいますが…。 いずれにしても、お勧めの本であることにはまったく変わりはありません。 | ||||
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読み終わった後、あたたかな気持ちになるミステリーでした。主人公の竹原は、懐かしい家族の思い出が詰まった家に一人で住んでいて、家族はバラバラになってしまっている。そんな彼が父の遺言書を見つけたきっかけで、一家離散した後の父の人生を追い始めます。自分よりも若い女性に全財産を渡そうとしたのか、それはなぜか?そう疑問を持って追い始めたのに、まさか恋に落ちるとは。人生って何が起きるかわからないよね、と思いつつも、どうなってしまうのだろうといろんな意味で不安がよぎりました。しかし、途中でどんでん返しがあり、最後には、すべての謎が爽快なまでに次々と明らかになっていきます。やさしい雰囲気が文章からは溢れているなかで、最後はジェットコースターみたいにドキドキを楽しめました。エピローグのようなところを読みながら、読んでよかったなぁとほっこりしました。オススメの作品です! | ||||
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帯を読んだかぎり、そこそこ楽しめそうだと思った。 一方で、このごろ騙しのテクニックに長けた帯がおおいからなあ、と一抹の不安もないわけではなかった。 で、残念ながら今回も騙されてしまいました。 文章が平坦で、だらだらとした田舎道を延々歩かされているような流れだから、いつしか退屈をこらえて読み進めていた。そろそろ面白くなるだろう、この緩慢さはのちの怒涛のような展開のための前座のようなものにちがいない、とか、自らを鼓舞して読み続けたのだが…。そのまま終わった。 謎解きも何も、退屈な一教師のどーでもいいブログを読まされた気分だ。 中学教師という主人公に魅力もなく、生徒たちの存在感にもキレがなく、この物語が何を描きたかったのか、さっぱり届かない。 せめて、帯ぐらいの迫力が内容にあれば…。 これからは半分ぐらい立ち読みしてから買おうかなあ…。 | ||||
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