■スポンサードリンク
(短編集)
三度目ならばABC
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
三度目ならばABCの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
岡嶋氏としては数少ない眠れぬ夜の捜査0課と並ぶシリーズ作品であり、こちらは男女の山本山コンビが活躍するシリーズの1作目。2作目のとってもカルディアは長編であったが本作は短編集。 軽いタッチの痛快ユーモアミステリーで会話文とかがいかにも80年代チックなのは逆に今から読むと懐かしく楽しい。凝ったトリックやプロットよりはキャラクターが生み出す独特の軽い雰囲気を楽しむべき作品だろう。最後まで楽しく読める作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
■「三度目ならばABC」 住宅街で、ライフル発砲事件が、二週続けて金曜日の夜に起きる。 幸い、死傷者は出なかったのだが、マスコミたちは “金曜日のライフル魔”と命名し、騒ぎ立てていた。 しかし、三週目の金曜日、ついに死者が出る。 美郷は、クリスティの某作を模倣した事件だと主張するが、 無差別殺人ではなく、計画殺人だとした場合、現場の状況 から、犯人が被害者を狙撃することは不可能に見えて……。 狙撃された窓には厚いカーテンがかかっており、外から内側を見ることは できなかったこと、そして犯人は、狙撃するのに適した児童公園ではなく、 歩道橋の上から狙撃していたこと、この二つの謎が、ポイントになります。 発表当時を偲ばせる、ユニークな狙撃トリックが秀逸です。 ■「電話だけが知っている」 イラストレーターが自分の仕事場で、電話のコードで首を絞められて殺害された。 凶器となった電話機には、被害者と面識のあった自動車の セールスマンの指紋が残されており、その男が逮捕される。 しかしその容疑者は、被害者の仕事場に一度も行ったことがなく、その上、 犯行が行われた時には自宅に居て、間違い電話を受けていたというのだが……。 トリビアな知識に基づくトリック自体よりも、 それを暗示する伏線技巧の妙が光る作品。 なほ、本作の創作過程は、『おかしな二人』の中で詳しく解説されています。■「三人の夫を持つ亜矢子 他二編」 ■「プールの底に花一輪 他一編」 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!