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(短編集)

三度目ならばABC



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【この小説が収録されている参考書籍】
三度目ならばABC

三度目ならばABCの評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

軽く読める本格推理短編集

岡嶋氏としては数少ない眠れぬ夜の捜査0課と並ぶシリーズ作品であり、こちらは男女の山本山コンビが活躍するシリーズの1作目。2作目のとってもカルディアは長編であったが本作は短編集。
軽いタッチの痛快ユーモアミステリーで会話文とかがいかにも80年代チックなのは逆に今から読むと懐かしく楽しい。凝ったトリックやプロットよりはキャラクターが生み出す独特の軽い雰囲気を楽しむべき作品だろう。最後まで楽しく読める作品だ。
三度目ならばABCAmazon書評・レビュー:三度目ならばABCより
4061840827
No.1:
(4pt)

回文名カップル《山本山コンビ》シリーズの短編集

 ■「三度目ならばABC」  住宅街で、ライフル発砲事件が、二週続けて金曜日の夜に起きる。  幸い、死傷者は出なかったのだが、マスコミたちは  “金曜日のライフル魔”と命名し、騒ぎ立てていた。  しかし、三週目の金曜日、ついに死者が出る。  美郷は、クリスティの某作を模倣した事件だと主張するが、  無差別殺人ではなく、計画殺人だとした場合、現場の状況  から、犯人が被害者を狙撃することは不可能に見えて……。  狙撃された窓には厚いカーテンがかかっており、外から内側を見ることは  できなかったこと、そして犯人は、狙撃するのに適した児童公園ではなく、  歩道橋の上から狙撃していたこと、この二つの謎が、ポイントになります。  発表当時を偲ばせる、ユニークな狙撃トリックが秀逸です。  ■「電話だけが知っている」  イラストレーターが自分の仕事場で、電話のコードで首を絞められて殺害された。  凶器となった電話機には、被害者と面識のあった自動車の  セールスマンの指紋が残されており、その男が逮捕される。  しかしその容疑者は、被害者の仕事場に一度も行ったことがなく、その上、  犯行が行われた時には自宅に居て、間違い電話を受けていたというのだが……。  トリビアな知識に基づくトリック自体よりも、  それを暗示する伏線技巧の妙が光る作品。  なほ、本作の創作過程は、『おかしな二人』の中で詳しく解説されています。■「三人の夫を持つ亜矢子 他二編」          ■「プールの底に花一輪 他一編」 
三度目ならばABCAmazon書評・レビュー:三度目ならばABCより
4061840827

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