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十津川警部「悪夢」通勤快速の罠
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十津川警部「悪夢」通勤快速の罠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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主人公の本間は八王子にマイホームを建てたばかりのサラリーマンで、中央線通勤快速を使って通勤する。作品に相応しく鉄道模型造りが趣味。一方、通勤仲間の中村は空手の経験を持つ腕自慢。ある日、車中の揉め事の仲裁に入った中村は八王子で三人の男に絡まれる。数日後、本間は中村の死体発見のニュースを聞くが、係わり合いを恐れて沈黙を守る。そして突然、謎の女から詰問の電話を受ける。呼応するように、十津川が本間宅を訪ねる。松田と言う女も本間の会社を訪ねる。 ここまでは我慢出来る。だが、本間が偶々入ったバーで三人組の一人と出くわすとは偶然が過ぎて、物語が絵空事の世界に入ってしまう。第一、三人組の顔を覚えているのに警察に届けなかった本間は社会人として失格で、これを小市民の性として済ませている作者の倫理感覚が疑われる。その上、この直後に本間は十津川と会ったのに、何も打明けないとは常軌を逸している。そして、松田が殺される。松田も三人組も本間のケイタイに電話を掛けているのに(少なくても可能性はあるのに)、何故十津川は通話記録を調べないのか ? イライラする展開である。普通なら、ここで話は終っている所だろう。しかも、本間は恐喝の反動とは言え、三人組の一人を殺してしまう。もう、滅茶苦茶な展開である。その後も、十津川達の当てずっぽうな捜査、本間の妻の暴力による流産、本間の復讐計画、と安易極まりない展開。常の如く、十津川は事件の解決に役立たない。本当にミステリを書く意志があるのか否か疑問に思う。「悪夢」を見たのは、本書を読んだ私である。 通勤快速と言う身近な題材を扱いながら、日常感覚と遊離してしまった唖然とする程の駄作。 | ||||
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主人公の本間は八王子にマイホームを建てたばかりのサラリーマンで、中央線通勤快速を使って通勤する。作品に相応しく鉄道模型造りが趣味。一方、通勤仲間の中村は空手の経験を持つ腕自慢。ある日、車中の揉め事の仲裁に入った中村は八王子で三人の男に絡まれる。数日後、本間は中村の死体発見のニュースを聞くが、係わり合いを恐れて沈黙を守る。そして突然、謎の女から詰問の電話を受ける。呼応するように、十津川が本間宅を訪ねる。松田と言う女も本間の会社を訪ねる。 ここまでは我慢出来る。だが、本間が偶々入ったバーで三人組の一人と出くわすとは偶然が過ぎて、物語が絵空事の世界に入ってしまう。第一、三人組の顔を覚えているのに警察に届けなかった本間は社会人として失格で、これを小市民の性として済ませている作者の倫理感覚が疑われる。その上、この直後に本間は十津川と会ったのに、何も打明けないとは常軌を逸している。そして、松田が殺される。松田も三人組も本間のケイタイに電話を掛けているのに(少なくても可能性はあるのに)、何故十津川は通話記録を調べないのか ? イライラする展開である。普通なら、ここで話は終っている所だろう。しかも、本間は恐喝の反動とは言え、三人組の一人を殺してしまう。もう、滅茶苦茶な展開である。その後も、十津川達の当てずっぽうな捜査、本間の妻の暴力による流産、本間の復讐計画、と安易極まりない展開。常の如く、十津川は事件の解決に役立たない。本当にミステリを書く意志があるのか否か疑問に思う。「悪夢」を見たのは、本書を読んだ私である。 通勤快速と言う身近な題材を扱いながら、日常感覚と遊離してしまった唖然とする程の駄作。 | ||||
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