広島電鉄殺人事件
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広島電鉄殺人事件の総合評価:
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今回の凶悪事件が7年前の別の事件につながっているという事件の奥深さ、伝染するように発生する暴行及び殺人、運転中に見つけた爆破予告。いちいちハラハラします。 | ||||
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商品気に入りました。迅速かつ丁寧な対応ありがとうございました。 | ||||
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前半は広電の歴史、導入車両や各駅の特徴、制限速度が途中から変わるなど、豆知識とミステリーが絡まった読み物として楽しめました。広電でサスペンスを作ってもらったら楽しそうだと思って読んでいったのですが、このオチではドラマ化も無理そうかなと思いました。 | ||||
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広島電鉄の路面電車が懐かしい・馴染みがある人には楽しい。 しかし、読後感はあまり良くない。 トリックにハッとさせられるわけではないし、当初くどいくらいの鉄道説明があったわりには、終わりはアッサリと「あとは書かなくてもわかるよね」という感じ。それが美しいと考えたのかもしれないが、冒頭に取材記者とカメラマンを登場させた意味があまりなく、彼らとのエピソードで締めても良かった気がする。 | ||||
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西村京太郎氏の602冊目の著作は珍しく広島県の路面電車に材を取った異色サスペンス推理ですね。はじめに本書で殉職した島木警部の名を見て吉本新喜劇の島木譲二氏を思い出しました。島木さんは2016年の暮れにお亡くなりになっていて、本書の連載が2017年6月からですから西村氏が意識されていたのかどうかは定かではありません。他にも佐々木功(旧姓)が登場しますし、次作「西から来た死体」に出て来る河原崎誠は俳優の河原崎建三さん(過去に西村氏のトラベルミステリーに出演された事あり)を意識されているのかも、とも思いますがまあこれは考え過ぎかも知れませんね。 広島電鉄を特集する記事の取材に来た宮本と籾山のコンビは、広電で運転士として働く籾山の高校時代の友人・高橋がライトレールの大きな速度超過の不祥事を起こして謹慎処分となっている事実を知る。何故か誰にも速度超過の理由を明かさない高橋はやがて暴漢に襲われ、それに続いて帰京した記者の籾山も自宅で何者かにバールで殴られ重傷を負うのだった。 本書には著者が広島県の路面電車について綿密な取材を行われた事をうかがわせる詳細な記述が載っておりましてとても勉強になりましたね。冒頭の魅力的な謎であるライトレールの若い運転士の大きな速度超過の理由がさっぱりわからない為に随分と迷わされるのですが、考えたら高橋運転士がこんなにも頑なな態度を取らずに素直に公表していたらこんな大事にならず事件はもっと早く解決したのに違いありませんが、そこはミステリーとして成立させる為の止むを得ないシナリオなのでしょうね。前半で活躍した宮本と籾山のコンビが何時の間にか姿を消してしまうのはもはや西村作品のお約束ですが少し寂しいですね。途中で出て来る「親衛隊」はどうしてもナチス・ドイツを連想しますのでどうにも感心できませんし凶暴な彼らは「愚連隊」と言っていいですね。そして第6章での高橋運転士唯一人をターゲットにしたライトレール爆破の脅迫事件ですが、こんな風に関係ない一般市民を大勢巻き込んでの危険な犯罪を為したらもっと罪が重くなるのは必定なのに敢えて踏み切る犯人の心情が理解できない面がありますが、やはりこれはリアリティーを多少無視してでも強烈なサスペンスで読者を楽しませようとする著者のサービス精神の表れと見ていいでしょうし、強引な演出も「これは決して本当の話ではないのだ」と自覚した上で楽しめばいいと思いますね。やっぱりミステリーは常識的な線で小さくまとまり過ぎてもつまらないですし、多少はこんな風なぶっ飛んだ大仕掛けでサスペンスを盛り上げる事もあっていいさと考えて私は本作と老いて尚ますます盛んな著者の発想の豊かさを大いに支持したいと思いますね。 | ||||
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