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ニンギョウがニンギョウ
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ニンギョウがニンギョウの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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豪華箱入り仕様ときいて、いつもの西尾氏と同じノリかと思ったら、 大間違いである。これは、ミステリでも魔女っ子ものでもなく、純文学だった。しかも、文体が明治・大正時代の純文学作家風に書いてあり、いつもの西尾氏の文体とは違うものだった。 編集部としては、西尾氏の新たな側面を見出そうという試みかもしれないが、私にはステレオタイプの純文学にしかみえなかった。(つまり、読んでてつまらない。) どうせやるなら、舞城王太郎のような型破りの純文学を西尾氏には、 期待してたし、やるべきだった。 | ||||
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戯言シリーズなどとは、世界観と言うか、雰囲気が全く違う作品です。 はっきり言ってしまえばよく分からない、もう、そういう世界なんだなと思って見る外無いです。 私は読書中、まるで(ちょっとグロイ)不思議の国にでも落込んだような気分でした。ですが、西尾氏はこんな作品も書けるんだなと新たな発見もできる作品ですから、西尾氏のファンだという方は一度ご覧になってみるのもいいと思います。それなりに高値なので、既読の方の感想なども参考にして購入したほうがいいと思います。 ちなみに、本自体は薄いです。(幅1cmくらい?) | ||||
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開けてビックリするのがこの本です。 まずは今までに出版されている西尾維新さんの作品の表現方法とは異なり。また、一般的な小説の表現方法とも異なります。 セリフに括弧が無い。段落が場面毎にしか振られていない。『私』の視点のみで書かれている。 P>さて、見た目は見にくそうで実際見にくいのですが、読むことに関してはそれほどでもないです。 後書きにも書かれているように一定のペースで読みきることができます。 はて、内容はというと非常に理解しにくいです。まさに夢の如く奇妙曖昧な内容で、文章から場面を想像するのが非常に困難かつ難儀。 『私』が人間か人形かサルかも知れないし。世界が何で出来ているのかも分からない。なんてファンタスティック。しかしレビューを書くために作品の内容を想起してるうちに「悪くないかも」と思えるのは不思議なものです。『ファウスト』に掲載された挑戦的な作品であるために一般の方には受け入れ難いと思いますが、西尾維新さんが好きな方であれば最後まで読める作品です。 | ||||
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今まで発売されている西尾維新の本が好きな人でもこれは好き嫌いが分かれるのではないかと思います。 値段の割に薄いです。 字は昔風の印刷でセンスはよいと思いますがあまりにも高いのではないでしょうか? 西尾氏の今まで刊行されている本の中では一番高いですね。 りすかや勘繰朗でも1000円が精々だったのに比べこれはそれよりもはるかに薄いです。 ただ、改行が少なく少し読みにくい印象を受けました。 また、りすかや戯言シリーズなどよりもグロテスクな表現が多いように思います。 内容的にはそんなに悪くありませんが、なんだか不完全燃焼な感じがしますので星3つとさせていただきました。 | ||||
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小説とは、内容で勝負すべきもののはず。箱・フォント・印字方法に拘って、 そこにコストを割く(ように見える)のはどうなのでしょうか?このような本を出した、講談社ノベルスが叩かれるのは許容できますが、 西尾氏に批判がいって、 『小説の内容以外の部分で小説家が叩かれる』 そんな事態にはなって欲しくありませんが・・・。 | ||||
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物語だとか小説だとかストーリーだとか、荒削りにまとめてしまえば、どれも同じモノである。時間という器の中に、人というスープを注ぎ込み、かき混ぜてかき混ぜて、ともすれば色合いや質感まですら変貌させてしまう、その行為過程自体をそう呼べばよいのだろう。要するに、目の前に映った自分の後頭部のようなものだろう。 それはもはやどこにでも存在すると言ってしまっていいだろう。骨や大地や紙や画面といった制限を加えずとも、飴玉のように飲み込んだ言葉を、CDでも回すように頭の中で繋げば、それだけで既に物語が、次元の大小はあるにせよ、存在していると規定してもいいだろう。鳶が鷹を産むようにしては、物語は出来上がらない。自明の理とはまさにこのことを指してしかるべしである。 ただ、含有されるべき個性の質は、その時代や空間に、即ち一言で環境と言い表される概念に影響を与えまた与えられるべきである。記号によって成り立った世界が、あくまでも現実と区別されうるのはそのためである。増殖によってその領域を獲得してきた世界にしてみれば、寝耳に水どころか、鼻水すら乾く勢いである。 才能は時間を歪める、とはよく言ったもので、見えないものをさらに覆うかのように、時に時間を置き去りにし、時に時間に追い抜かれながらも、鳥の頭のような均衡を保とうとする。そもそも時間とは意味そのものであり、意味に意味がないように、時間の中にも時間は存在し得ないのである。その錯覚を都合のいいように利用し、また駆使しながら生きてきた人間にしてみれば、そこからの脱却が、ある意味で才能への開花に繋がる、と信じられていても、空洞のない煙突ほどのおかしさも見出すことはできないであろう。まさに、時は金どころか、鐘ですらない、という証左であろうか。 時間を飛び越えるために必要なものは、必要であるという概念がまず必要であるのと同じくらいの自明さで、本流に対しての支流であろう。見出せるか否かは、ラクダのこぶを開けてみるしか、確かめようがない。 | ||||
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メフィストに載っていたニンギョウシリーズですね。 初めて雑誌で見たときは理解できませんでしたが こうして手にとって読んでもやはり、理解できません。西尾維新の言葉遊び的な独特の、それでいてテンポのよい文章は好きです。いや、それが好きなんです。 本書はどうだろう。なるほど、確かにたくさんの「独特」が出てきます しかし、それ以上に、この世界自体が読みにくいので、「それ」を見つけるのにも苦労する。新しいものを求めるのはいい事です、しかし、最低限として、読みやすい文章を書くというのもあるんです。そういう意味では、このような評価になりました。この作家には、期待も込めてもう少し違った作品を書いて欲しいです。 | ||||
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良くも悪くも最新作! 箱入りで薄い!ちょっと高い!帯がソソル。 …次へ次へって読んでいくが…最後まで… 思わず一気読みしました!まあ、作りとしてはオモシロ差を感じます。 一読で十分な感じとどう転ぶか分からないので…☆3です。このワカラナサは、読んだ人しか感じないんだろうな~ ちょっと高いのでお金の惜しい人は、遠慮した方がいいですよ~ 今までとは、まったく違う?感じなのでこれまでのモノを期待するなら買わぬ方が吉。まあ、西尾さんの新作が読みたかったので個人的には後悔は無いです。 | ||||
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