■スポンサードリンク
踊る少女
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
踊る少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.86pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者は多作でもあり まあそこそこ面白ければよし、 みたいな感じで時々読んでいたのですが この短編集の「踊る少女」「11037日目の夫婦」は 目が覚めるような衝撃を感じました どちらも仕事一筋で家庭を顧みない中年男が 従順な妻に逆襲される話ですが・・・妻がコワい。 何も考えていないある意味無邪気な夫が じわじわと追い詰められます ひたすら夫に隷属し長い年月自分を抑圧してきた妻、 なんていうものがそもそも現代に存在するわけがない と言ったら始まらない話ではありますが 夕方起きる妻、三日月形の眼、えへへ泣き笑い・・・ ゾクっとしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーカー、子供の嘘、姑の嫁いびりや遠い親戚、 熟年離婚の典型のような夫婦、遠い親戚、感情の起伏が激しい彼女、と、 題材は身近にあるものばかりなのに、ここまで物語に入り込めない作品も珍しい。 異常な登場人物は周囲が常識的であるほどその異常さが引き立つものだが、 周囲もどこか感覚がズレているような描写のため、 その怖さがいまひとつ、いや、殆どと言っていいほど感じられない。 それぞれの物語の導入部分、身近なテーマが示された段階で私が期待したのは、 いつもどおりの日常から、何処でどう間違ったのか、いつの間にか罠にはまってしまう恐怖。 自分の身にも起こりえるかも知れない、そして自分でも主人公と同じように常識的に考え行動し、 しかしそれが裏目に出て、同じように罠にはまってしまうかも知れない…と 想像させるような恐怖を求めていたので、肩すかしを食った気分になった。 定番の家庭料理に珍味をいくつもぶちこんで、結果何を食べているのか分からなくなる感じ。 それがこの著者の持ち味、ドライでシュールな作風…とも言えるかも知れないが、 もっといい料理の仕方があるように感じられ、勿体なかった。 それに加えて、物語の展開も、問題となる人物の異常さを小出しにしすぎて、 クライマックスのありどころがよく分からず、 オチへの伏線もあからさますぎて意外性に結びつかない。 ラストはラストで、この先が面白くなる!と言うところでぷっつり切られ、 思わずページをめくり直すこと数回。 どこをとっても自分の好みと一致する部分がなかったのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
七篇のホラー短編集。 何が怖いのか?と問われると、人格が破綻した人が怖い。 ただ、その恐怖感はあまり強くなく、むしろ、ホラー作品としてのネタが面白い。 例えば、夫の母である姑が、嫁いびりが生き甲斐であったり、 完全に人格が破綻したストーカーが、しつこく隣に引っ越してきたりする。 これらの例は、犯罪ではないので、警察を頼る事は出来ないが、ほぼ犯罪に相当する。 著者は、ホラー作品と推理作品の両方を、精力的に発表している。 それらは、あっさりとした文体であるが、アイディアが卓越している。 つまり、意外性の強いネタが面白い。 そういう意味では、ネタの面白さを、短時間で堪能出来る、この短編集は興味深い。 ホラー作品でありながら、あまり怖くないという難点はあるが、ネタの意外性や面白さは抜群だ。 本書は、面白いホラー作品集として、高く評価されるべきだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラー小説のカテゴリーですが、超常的な要素は無く、人心のダークサイドを描いた短編集です。ストーリーの設定は、ありがちな感が否めないけれど、読みやすくコンパクトにまとまってます。ただ、この分野の物語が好きで、多くの作品を読んでいる方には中途半端で物足りない印象が残るかもしれません。同じモチーフで、もっと短くしてブラックなショートショートとして読めたらもっとキレが良く面白かったのではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一言でいわせてもらうと、つまらない!ひねりがない!自分でも時間をかければこれくらい書けるんではないかと思う。 何となく先がよめる展開だし。 これは短編集なのに、設定の似た話を、いくつもいれているのはどうかと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全てがありきたりで、似たような話が続く。オチも大して面白くなく、そのままスッと終わってしまう感じだった。日常に潜む恐怖を描きたかったのだろうが、異常性を全然書き切れていない。 最初のモナリザの話と最後の話がぎりぎり、本当にぎりぎり読める程度。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日常生活で自分の周りにいそうな人なんだけど、ちょっと異常?って人がたくさん出てきます。私がオススメなのは「美和さん」です。女としてこんな親子がと知り合いたくないと思ってしまう親子です。 「美和さん」がデパートの医務室で寝ている主人公の耳元で念仏ならぬ本音を囁き続けるのはうわぁ~って思うはすです! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!