■スポンサードリンク


別れてください



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
別れてください (集英社文庫)

別れてくださいの評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

びっくりの展開

前半とても良くて展開が気になりましたが、後半の展開でびっくりしました。
悪い意味で。
あれはないでしょう、ひどすぎます。
最後のアレがやりたかったのでしょうか、それにしても無理がありすぎですよね。
ホラーのしたかったのかな_もっと違う路線がよかったです。
こんな人間だというゴリ押し展開であきれました。
今まで影も形もなかった人物の登場もどうかと思います。
もっと人間の内面をえぐった作品にしてほしかったです。
別れてください (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:別れてください (集英社文庫)より
4087475069
No.1:
(5pt)

一気に読ませる

吉村作品に特有の、スピード感と数々の謎の伏線に加えて今回は不気味な要素が加味されており、これが映像化されたらたぶんものすごく怖いだろうなと思った。人形のように美しい妻、感情そして肉体の接触までも拒む妻には子供の頃からの重大な秘密があった。

妻を愛しながらも物足りなさから不倫に走る夫。決定的な場面に現れた妻、その修羅場にの怖さと異常さに不倫相手の女性は精神を病んでしまう。夫の裏切りに別れてくださいと懇願する妻だが、夫は自室にこもり徹底抗戦をすることになる。しかし妻の異常を小さい頃から治療してきた老カウンセラーが家にやってきたことで夫は妻の生い立ちを知ることとなる。それはある意味同情を誘う哀れみに満ちたものだったのだが、真相がわかりはじめたとき妻がとった行動とは。そこで物語は終わらない。そして最後の場面、親子3人は運動会の会場に居て、仲よくお弁当の時間を迎えている。夫婦は修羅場から立ち直ったのか、そして妻は自分のおぞましい過去と決別できたのか、その手段とは何だったのか。最後まで目が離せない。背筋がぞわっとする終わり方で、展開も早いのであっという間に読めてしまった。
別れてください (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:別れてください (集英社文庫)より
4087475069

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!