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民王
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民王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全122件 101~120 6/7ページ
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読む前は総理である父(泰山)と息子(翔)である世襲議員の話であると想定しておりました。 読み始めてみるとよくある政治ものにある総理辞任の局面からはじまり 政局争いへの発展を伺わせます。 そして、総理辞任に際し代表戦が行われます。 ここでも、各陣営の参謀が暗躍しますが、前総理陣営が見事勝利し首相の座を獲得するところから物語は始まります。 内閣発足から数日後大臣の不適切な発言により内閣解散の窮地にたたされる泰山 国会内からはライバルである敵陣営代表の嫌味が小声で聞こえてくる。 立ち上がり、文句を言おうとするが議長に着席を要求される。 そこで急に場面は展開し息子の翔がいるキャバクラへと舞台が移る。 しかし、息子へと場面が展開したところから急展開 親子ともどもその場に倒れ、体が入れ替わってしまう! 各々それを理解するがなぜそうなったかはまだわからず。 息子である翔は父親になりきり母親に一億円をあげる約束をしてしまう。 父である泰山は息子になりきり就職面接会場へいくことになる。 そして、舞台は国会へ・・・ 感想 読む前は完全に政治ものだと思い込んでおりました。 しかし、84頁読むだけでも普通の政治ものではないとわかりました笑 これはSF?政治もの?そんな混乱が現在生じております。 勝手に約束した一億円 二浪した息子になりきった泰山は内定をゲットできるのか 政局争い そして、なぜ二人は入れ替わってしまったのか? ワクワクが多すぎて早く続きが読みたいです! しかし、本日の読書時間は終了・・・ 一気読み間違いなしの良書だと判断しました。 | ||||
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入れ替わってしまう話は色々あるけれど、その原因がちょっと突飛。入れ替わったままもっと暴れて欲しかった。 | ||||
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え、何、これ。コメディ?パロディ? SF?総理と息子の魂が入れ替わってしまい、他の政治家にも同じような事が起き、それが、何らかの陰謀に関わってて。あまり興味も無いような政治家ネタ、下らないジョーク。これで池井戸潤?と思ったけれど、後半良くなる、というアマゾンのコメントを頼りに読み進んだ。最後3分の1位になって、確かに盛り上がりが始まり、熱い大志を抱き突き進む姿に感動。読み終わると、確かに、池井戸潤でした。 政治とは、政治家って何なのかを鋭く抉ってますね。実際にこんな風にならないと、政治家はわからないのか。おかしく書きながら、痛烈に毒を吐いている気がしました。"本当の政治家"現れませんかね? | ||||
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先生にすすめられて読みました。一気に読んでしまう面白さです。 | ||||
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政治家の父とその子どもが某国の先端技術の悪用により、 次々と入れ替わり、政界が混乱していく。 これまでの著者の作風と著しくことなり、かつあまりに安易な設定に 大丈夫か?っと思って読んでました。 ところが、本を読み進めていくと、互いの生活を垣間見ることで成長していく子どもと、 徐々に初心を取り戻す大人の姿、そして互いを尊敬し理解していく親子関係に ちょっと感動してしまいました。 | ||||
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タイトルから「鉄の骨」のような硬派な小説を期待し読み始めた。 プロローグはまずまず。しかし、読み進めるほどに、何かが違う。 気づくと首相と息子が入れ替わるドタバタ小説にびっくり。 ただ、それで終わらないのが池井戸小説。 バカ息子がぶちまける正論が心地よく、体裁にこだわる大人たちが 歪んで見える。 池井戸小説の王道ではないが、まずまず。 | ||||
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総理大臣の父親といまどきの大学生の息子がテロの標的となり 人格が入れ替わる。 入れ替わる間にお互いを認め合うようになる。 まさに王道のストーリー。 風刺的に漢字が読めない総理、酔っ払いの大臣が登場する。 国会で入れ替わった息子の総理が質問に対しタンカをきる所はすっとした。いつも感じていることをここまですっきりと文字にしてくれるといいですね。 | ||||
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ホント情けないほど馬鹿馬鹿しいのだけれど、たまにはこんな肩の一切こらない 小説も良いものだな、と。 人物の中身が入れ替わる設定は使い古されているわけだが、料理する人のセンスや 力量があれば今でも十分に楽しめるということが良く分かる。 さすがは池井戸氏で、テンポの良いユーモラスな文体ながら、時折見せる本音の部分は 舌鋒鋭い。貸し渋りをする銀行、農薬まみれの野菜を作る農業、保身のために硬直した 新薬の許認可体制、本来の政治のことよりも政治家のスキャンダルばかり追い求める マスコミなどへの批判を随所に盛り込むことにより、笑わせるだけでなく、とても熱い 小説に仕上がっている。 それにしても初期作品はハードボイルドタッチだったのが、随分と作風が変わった 池井戸潤。ちなみに最近の作風の方が断然好きです。 | ||||
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外見はそのままで中身が入れ替わってしまう設定は、東野圭吾の『秘密』や五十嵐貴久の『パパとムスメの7日間』 あるいは映画『転校生』でもおなじみであり、もしかして池井戸潤がつまらん“二番煎じ”を書いちゃったかなー しかも首相とその大学生のバカ息子が入れ替わるといつチャラい設定。 あまり期待せずに読み進めていくと… 政治家とは、国を憂うとは、そして何よりも正義とは! 同じ著者の『空飛ぶタイヤ』では、真正面から骨太に描かれた正義感が、ギャグやドタバタ喜劇の衣を被りながらも しっかりとキッチリとそしてちょっとウルッと来る形で描かれています。 正統派小説としては『空飛ぶタイヤ』がまた入れ替わりものミステリーとしては『秘密』の方がクオリティが 高いといえますが、どこかの総理大臣に読んでもらいたいという意味でこれはこれでありかなと…。 | ||||
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中身入れ替わりというのはありがちな設定だけど、楽しく読ませてくれる。映像化にも向くと思うのだが。 著書の幅の広さに驚かされる作品でもある。 | ||||
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前半を読んでると別の某作家の作品と間違えたのかなと思うくらいバカバカしい展開、セリフが続きます。 途中でやめようか迷いましたが、後半に入り「空飛ぶタイヤ」にも迫るほどの気迫や情熱が語られており、 読後感も良くトータルで良い作品だったと思います。ドラマとかにするといい意味でぴったりな感じです。 | ||||
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設定で最後まで引っ張った感じ。 細部の詰めの甘さとかはなぎ倒した感じかな。 ま、いいのか。 そこそこ面白かったから。 映画化は三谷かクドカンじゃなきゃハードル高そうだけど、2時間ものならいけるかも。 | ||||
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漢字を読めない首相、泥酔会見をする外相など、現実にあったことを素材にした国会ギャグ小説。息子と親父の人格が入れ替わる?脳波すり替えの陰謀?設定も内容もハチャメチャだ。 しかしそこは、やはり社会派小説を得意とする池井戸氏。シリアスな内容も一つ盛り込んで、ドタバタギャグをきゅっと一締めしている。ラストシーンは影像が目に浮かぶようだ。映画だったら、エンドロールにそれぞれの選挙戦が映し出される感じ…。 | ||||
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TVで【鉄の骨】を観て作者に興味を持ち、購入して読んでみました。 あらすじなどは他の方のレヴューにお任せして、感想だけを書きますと… 一言で言えば、『痒いところを掻いてくれる』…そんな、読んでいて心地よい作品でした。 もっとも、痒くしてるのも作者さんなんですが、ねw 社会の悪、あるいはそこまでいかなくとも、「これ、おかしくね?」と感じていることをバッサリと斬って捨ててくれます。 本当はこうであればいいなと思っている。でも、世間体を気にして言えない、行動に移せない。そんな理想を主人公たちが実行してくれます。それがまた心地いいw 読んだ後、スカッとした気持ちになれました。 政治や世の中に嫌気を感じている方にぜひ読んでいただきたい作品です。 | ||||
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総理大臣に就任したばかりの武藤泰山と、その息子で遊んでばかりの大学生の翔、ある日突然、二人の中身が入れ替わってしまう。序盤から中盤にかけては、中身が入れ替わった二人の混乱する様子がおもしろおかしく描かれており、中盤以降は政治に対する熱い想いが描かれていて最後まで楽しめた。 特に、総理大臣の翔と、大学生の泰山が、お互い言いたいことを言う場面がおもしろかった。自分の利益しか考えず国民のための政治をしない政治家や、女性問題や任命責任など関係ないことばかり質問する議員やマスコミに、翔ががつんと言う場面は痛快だった。また、就職面接で自分の利益や目先のことだけを考える企業に対して、自分のことは棚にあげて面接官に説教する泰山が、徐々に初心を思い出していき、政治家として大切な気持ちを取り戻していく様子も熱かった。 | ||||
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池井戸作品はすべて読破していますが、この作品は異色! 読み始めは「なーんかぬるい小説だなあ、失敗だったかな?」と思ったりもしましたが中盤からはいつもの池井戸作品同様、いやそれ以上かも! とにかくすっきりする作品です。 同時に「今の政治って何なの?」と深く考えさせられたり! あのスッキリ感が味わえるまで結構長い道のりですがそれだけに読んだ後もう一回すぐに読み返したりして。 なかなか何度も読み返す小説ってないですよね。 | ||||
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池井戸潤氏の作品に流れる姿勢は、若手の正義が圧倒的な爽やかさで勧善懲悪することにある。何と言ってもその代表作は、「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」、「シャイロックの子供たち」だ。その後に社会派作品が出てきて、最近では「鉄の骨」であった。ところが本著には正直言って「これは何だ!?」と流石に驚いた。米CIAから最先端技術が盗み出され、そのお蔭で与党・民政党党首で首相の「武藤泰山」と、その息子で京成大の学生の「武藤翔」が入れ替わってドタバタとなる。首相は「翔」だから、国会答弁や衆院予算委員会でのやり取りは凄い。答弁はメモを読むだけだが漢字が読めない。「惹起ワカオキ」、「派遣ハヤリ」、「回避カイサケ」「有無ユウム」となる。勿論「未曾有」は「ミゾウユウ」と読む。アキバ系でアニメやマンガは世界に誇る日本の文化と強調する。一方で、息子は就職活動の真っ最中であったから、代りの「泰山」が各企業を回る。東京第一銀行では「貸し渋り」、アグリシステムでは「外国産農薬まみれ野菜」、日ノ出製薬では「薬品の許認可で政府と癒着」と、政治議論を面接担当者としてしまう。最近の民政党政権では世襲の安西、田辺、そして武藤と短命首相が続いており、斯様に馬鹿馬鹿しい程に笑ってしまうのだが、本書の中の随所に政治、社会、政財官の問題に、矛盾や蛮行や愚行を皮肉っぽく指摘し、親子で正義の味方振りを発揮する。池井戸氏流の精神がドタバタ本書でもきちんと現れている。勧善懲悪は警視庁公安第一課の新田警視が素晴らしい。京成大学の現代政治学教授は小中寿太郎という、パイプをくわえ、ふんぞり返った大阪弁の評論家だが、その講義の無茶苦茶発言も面白い。そしてこの首相親子は最後はきちんと締め括るので、読後感はそう悪くない。 | ||||
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面白い。今年読んだ小説でぴか一。ストーリーはどたばた、荒唐無稽だが、主人公たちにぐんぐんと感情移入してしまう。TVドラマ化、映画化が想定されているようだが、ぜひとも観てみたい。抱腹絶倒 | ||||
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久しぶりに池井戸さんの作品を読みましたが、随分印象が変わりました。軽くて、面白い。文章も上手になりましたね。 荒唐無稽でコミカルなのですが、なかなか考えさせてくれます。 早く文庫になると良いですね。 | ||||
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「鉄の骨」などと比べるとかなりタッチは軽い作品。 だけどもそこここに現在の政治に対する風刺などが散りばめられ、面白い。 設定のシンプルさ加減には賛否両論あるけど、別にアイデアだけが作品じゃないと思うのでマルです。 | ||||
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