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民王
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民王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全122件 61~80 4/7ページ
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心と体が入れ替わるという設定の作品はこれまでいくつもあり、その設定自体に目新しさは感じられず、ギャグマンガ的作品なのだろうと思って読み進めましたが、それでもやはり池井戸潤ならではの痛快場面あり、この作者ならではの実にまっすぐな考えに貫かれた娯楽作品だといえます。 池井戸潤の本領が発揮される場面はやはり、嫌みな相手から責め立てられた後に一気に形勢を逆転させる、その手法でしょう。 特に、息子の身体と入れ替わった父親武藤泰山が、息子に代わって銀行や製薬会社に面接を受けに行く場面は痛快です。 逆に、父親の身体と入れ替わった息子が、当初は簡単な漢字も読めずマスコミから漢字が読めない総理大臣と馬鹿にされるものの、その後盟友の政治家が愛人スキャンダルでやり玉に挙がると、国民に謝罪すべきだとしつこいレポーターに対し 「あんたたちの仕事はなんなんだ。人の私生活を暴いて女とああしたこうしたと書き立てることか?政治家は結果がすべてじゃないか。政治家のスキャンダルなんぞで大新聞や公共放送まで大騒ぎしているのは日本だけだぞ。お前らもくだらないことに紙面を割くぐらいなら、もっと身のある議論をしたらどうだ。目をさましやがれ!」「誰にだって間違いはある。オトナになろうぜ、みんな」 と言い放つ。 本音と建て前を使い分ける政治の世界において、彼の発言はある意味新鮮だ。 親の金を使って遊びまくっているだけだと思っていた息子が、実はいろいろ考えていたり、入れ替わりの犯人の正体など、全体的に出来過ぎな感じが強いですが、まあそこはそこ、そういう作品だということで割り切って素直に楽しみましょう。 | ||||
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ドラマ化のニュースをみて衝動買い。SFトンデモ設定には驚きましたが、物語のキモ?にはすごく感動しました。軽く読める池井戸作品!!半沢直樹作品の次にはぜひ! | ||||
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そういうイメージがあったのですが覆されました。もちろん良い意味で。痛快さはそのままに胸を打つセリフの数々、極上のエンターテインメントを味わえました。 | ||||
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池井戸作品特有のエンターテイメント性盛りだくさんの小説です。 内容は大物政治家とその息子が登場します。しかし、なぜか息子と大物政治家の体と心が入れ変わってしまいます。そこは小説です。なんともなります。そして、入れ替わった息子が政治家の父親に代わって議会活動をする中で、政治の矛盾を感じ、理想の政治を目指すというストーリー。 ここまで、よくある小説というかんじですが、ところどころに入れ込まれているくすぐりが面白い。父親の愛人がでてきたり、父親が息子のかわりに大学にいってへんてこな学園生活をするみたいな。そんな笑いどころをきちんと織り込まれている。 池井戸作品は読んでいるとこれって、テレビドラマにすぐなりそうだよね。って感じながら読めます。 | ||||
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コメディータッチだけどその表面に惑わされずに作者の言わんとするところを考えると、非常に高尚な内容となっている。 企業ものが多い池井戸さんだけど、それを政治・国家観にまで発展させたもの。我々は選挙民である、ということを深く自覚し、一時の民意やマスコミの何でも批判すれば良いという姿勢に惑わされること無く、「自分の頭で考える」ことの重要性を強く認識させるもの。 政治・外交はきれいごとではない。何が最大多数の幸福となるのか、多数から漏れて影で泣くものはどうするのか。この本はそこまでは触れていないかもしれないが、この本の読者にはそこまで思いを馳せて考える人となって欲しい。 | ||||
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おちゃらけた始まりではあったけれど 友情、スキャンダル、献金問題、新薬認可など 盛りだくさんで楽しく読める政治小説でした 池井戸さんの小説の中でも、軽く楽しくよめる1冊です | ||||
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民政党総裁内閣総理大臣武藤泰山と遊びに耽っているバカ息子武藤翔の大脳が突然入れ替わってしまう!?泰山であって泰山ではない、翔であって翔ではない…テロか!?通常国会の行方は?採用面接は? 池井戸作品にしては珍しく現実路線ではない作品だが、面白いね~( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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池井戸さんの作品は何と言っても読後感が素晴らしい。 世の中の不条理に打ちのめされて、どん底まで追い詰め られながらも、最後にはスカッとする結末が待っている。 この作品は、一見するとコメディ? ですが、深いです。 そして、親子が入れ替わるというベタなお話ではありますが それでも充分に楽しめ、さらに自分らしい生き方について 考えさせられる部分も多く、私としてはとても素晴らしい 作品だと思います。 | ||||
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ありえない設定ながら本当に大切なことを再認識させられました。 | ||||
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これは池井戸先生の作品の中でも最高に笑えて、すっきりする作品です。 | ||||
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この本は、総理とその息子の中身がすり替わってしまうという本で、現代の政治とカネ問題や就職の難しさなどが書かれています。 かなり読み応えがあるものだと思うので★5にしました。 | ||||
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今まで池井戸潤さんの作品は、 銀行ものなどの比較的現実味のあるものを 読んできたが、今回の民王のテーマには さすがにびっくりさせられた。 親子で中身が入れ替わるというなかなかありきたりな ストーリーで、しかもそれが複数人に渡って起きるという なかなか思い切ったものだ。 ただ、それがまた面白くて意外であった。 | ||||
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察しがつくでしょうが。スピード感がある文章に感じられサラッと読んでしまいました。 | ||||
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話の内容は親子のお互いの思いを少しずつ理解しあうというほのぼのさが良かった。 もう少しお互いの立場に深く斬り込んで欲しかった。 | ||||
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ドタバタながら風刺が効いていて、とてもおもしろかった。テレビドラマにするとばかばかしくて、いいドラマができるかも・・・。 | ||||
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一人の政治家が初心を取り戻すまでの経緯が面白い。 テンポもよいので直ぐに読み終わりました。 他の池井戸先生の作品も継続して読みたいと思います | ||||
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総理大臣と息子が入れ替わる (本書的には「脳波」が入れ替わる)という SFチックな設定に付いていけるかがポイント。 氏らしいサクサクグイグイ読ませる作風は健在。 ただ設定がやや大雑把で、ちょっと入り込めなかった感あり。 | ||||
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面白かった。これからもいろいろな角度から、色々紹介してください。 | ||||
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笑える本でした。いつも読んでる内容とは違うので、変な本を買ってしまったと後悔しましたが、読んでいくうちにはまってしまいました。 | ||||
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池井戸潤さんの小説。 2009年8月末にポプラ社のWebマガジン「ポプラビーチ」にて連載。 2010年5月に発行。 2013年6月に文庫化。 企業や銀行での小説を書く池井戸潤には珍しく政治を舞台にした本。 読み始める前に総理と息子の中身が入れ替わるという話らしいと 分かって、本作はもしかして駄作ではないのかと恐る恐る読み始めた。 (中身が入れ替わるとかベタなドラマっぽかったので・・・) ところがそんな不安は必要なかった。 のめり込むように読み進めていき、あっという間に読破した。 息子の翔と入れ替わり武藤泰山は本来の政治を志した初心を 取り返す。自分の果たすべき事は何かをつかみとっていく過程は まさにこれまで半沢直樹シリーズや下町ロケット、空飛ぶタイヤ、 鉄の骨などで池井戸潤が表現しようとしてきた事と相通じる。 *もちろん本作特有の強いエンタメ性は他の作品には無い。 つーか総理から官房長官まで女性スキャンダル多すぎるだろうと。 息子の翔がマスコミにむかって官房長官カリヤンをかばう台詞や 入社面接での武藤泰山の演説のごとき辛口が心地よい。 メガバンク、食品会社、製薬会社の3つの面接シーンがあるのだが どれもが必見だった。 また入社面接では具体的なストーリー性のある志望動機と なぜ他社ではいけないのか?という2つをいかに分かるように 伝えないといけないのかがわかってくる。 (逆にそこまで露骨な態度を面接官が出すことは実際の就活では 目の当たりにはしなかったが・・) | ||||
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