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悲しみにさようなら



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【この小説が収録されている参考書籍】
悲しみにさようなら (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

悲しみにさようならの評価: 4.25/5点 レビュー 24件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 1~20 1/2ページ
12>>
No.24:
(4pt)

読むのがつらい

購入してから読み始めるまで何か月も手を付けずにいました。評価が高く内容も面白いのは確かなのですが、内容の重さを考えると気が滅入るようで読み始められませんでした。最後のエピソードに救われます。
悲しみにさようなら (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:悲しみにさようなら (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.23:
(5pt)

泣けた…

リンダ作品の中で、上位に入ります。位置的には1、2位を争うかも。
私も母親なので、子供を奪われた悲しみ、また、その子を永遠に忘れられず、追い求める気持ちが切々と伝わってきました。
また、豹のようにすらりと、寡黙で真っすぐなヒーローはとても魅力的でした。
一歩下がってヒロインを献身的に支え続けるヒーロー。素敵です。
ラストでは泣いてしまいました。
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No.22:
(5pt)

感動の作品

重いテーマの作品なので,手に取るのを躊躇していたけれど
一旦読み始めたら,グイッと作品の世界に引き込まれた。
そこがやっぱりリンダ!
最後は涙涙で,読み応えがあった。
こんな作品を実写版で観られたらなぁ・・・
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No.21:
(4pt)

子を想う母の気持ちに圧倒

生後6週間の幼い息子がメキシコの市場で男2人に誘拐された。
母親のミラは、果敢に誘拐犯に挑みかかり片目をえぐりだすが、
もう一人の男に背中を刺され重体。
なんとか回復したものの、夫とも別れ、行方不明の子供を探すボランティア団体”ファインダーズ”を結成。
息子を奪った「片目の男」を探すため、あきらめずに10年以上の歳月を重ね、
ようやく手がかりをつかみかけ、力強い協力者も得られるのだが…。

子供の幸せを願うミラの行動に、ただただ涙が止まりませんでした。
最後の1行まで、泣かせてくれました。

ちょうど、私も赤ちゃんを育てている最中。
そして世界には実際にこの小説と似たような事件も起きているの。
今、腕の中にいるこの子を守っていこう、と初心に帰らされました。

子育て中のお母さんでミステリー好きな方には、特にお勧めです。
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No.20:
(4pt)

終盤こそが作者のメッセージ

ラスト一割で一気に引きこまれた一冊。
…と言っても、謎解きの類ではなく、目まぐるしい展開といった意味合いでもない。
Outer Banksのくだりで小説の空気感が大きく変わり、
私の当初のイメージとはガラッと違ったエンディングを迎える。
その辺り、女性作家ならではのまとめ方なのかな、と感じた。

一人の女性の絶望からの再生をメインに描き、人は「変われる」ということ、
そして時に「変わってしまう」ことをも示唆した作品。
ストーリーは好きで、移入できる要素も十分。
また、女性が書く官能シーンというのも悪くない。
ただ、細かい描写にはもう少し工夫がほしい。
特に最後のセリフは出さない方が感動を誘えたと思う。

"No. You are afraid to be happy."
そんな言葉にふと我が身を振り返ってしまう貴女のためのバイブル。
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No.19:
(3pt)

今までにないヒーロー

生後6週間で子供を誘拐されてしまった女性が主人公です。
子供を捜すことに命をかけ、そのせいで夫とも離婚してしまう。
その10年後、やっとひとつの手がかりとしてディアスという
殺し屋の名前が浮上してきて、というふうに物語がスタートします。
一読して、今までのリンダの作風とはヒーローの性格が
全く違います。寡黙で無表情。甘い言葉をささやいて
女性を酔わせるタイプではありませんが、内面的に一途で真面目。
茶目っ気があって自信家の今までのヒーロー像を思い浮かべていると
びっくりするかも。
(登場人物の内、誰がヒーローなのかしばらく分からなかったくらい)
ミステリー的には話の展開がちょっと平坦かな?

別れた夫もいい人で、子供を思う親の心に感動するお話です。

Also read an 極度なスリラー Tino Georgiou--The Fates.
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No.18:
(5pt)

泣かずに読めない

まるでハリウッド映画を見ているようなスピード感と感動です。

英語は平易で読みやすく、ぐいぐい引き寄せられていきます。

子供を奪われ、必死に捜し求めるためにすべてを犠牲にしたミラ。

元・夫は再婚し、新しい家庭を作っている。兄弟姉妹も、もうあきらめろという。

でもどうしてもあきらめられない、諦める=死んだも同じという気持ちは、母ならそうなのかなぁと思いました。

そして、母親が故の、愛するが故の決断、そして失望感。

最後の数十ページで、存分に泣けます。泣かずに読めません。

リンダハワードを読んだのは初めてですが、完全にはまりました。
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No.17:
(5pt)

こんな作品はめったにあえません

「いつもの気軽なリンダを一気読み」と考えてこの本を手に取ったら大間違い。
邦訳で訳者が「新境地」「女性の真情表現にさらなる深み」「円熟の境地」
と書いている通り、これはまた新しいLindaの才能をみせた人間の再生のヒューマンドラマ。
よくできていて、それでいて読後も悲壮でなく、好きです。

メキシコで生まれたばかりのわが子を誘拐され瀕死の重傷を負ったミラは
行方不明者を捜索するボランティア組織をつくり活動しつつ
文字通り「自分の人生のすべてを掛けて」子供を捜し続けます。

これほどのストーリーの中に、さらにいつものLindaの魅力(ロマンス、登場人物)
も詰まっているのですからそりゃあ秀逸の一言につきます。
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No.16:
(5pt)

子供を思う母の気持ちに溢れています!

いつもの甘いだけのリンダ・ハワードの小説と異なり、愛される妻、愛する夫との間に生まれたかけがえの無い息子、そして母が子供を思う無償の愛と、愛する者を失う辛さ・・・など、様々な要素がたっぷり詰まっています。もちろん、リンダ・ハワードならでは!のロマンスも盛りだくさん。ヒロインの強さと、無償の愛に心打たれます。リンダ・ハワードの作品の中でも代表作と称して良いと思います。
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No.15:
(5pt)

泣ける…

子供を誘拐された母、ミラの愛情と憎しみと復讐心が痛いほど伝わってくる作品。

息子を思って、男の子が好きそうな珍しい形の小石を拾うようになるミラ。

物語の最初のほうに出てくる描写なのですが、

もうここから泣けて泣けてしかたありませんでした。

最後のほうも、ミラの決断に泣けてしまいました。

ロマンス小説でこんなに涙を流したのは初めてです。
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No.14:
(5pt)

完全にはまってしまいました!

夢のような幸せが一転、地獄の底に落とされるとはまさにこの本のテーマだろう。愛する夫デイビットとの子供、ジャスティンにも恵まれ幸せの真っ只中にいた主人公ミラ、ある日ジャスティンを連れ去られる事からストーリーは始まる。まずスタートがこれほどショッキングなのには驚きだ!Linda Howardの得意とする手法だ。そしてミラの戦いは始まる。読者は思うだろう、これほどまでに母親の子供に対する愛情は強いものなのか、その愛の形を取り戻すためには自分を殺し、ムチを打ち命を落とすことも恐れず戦い続けられるものなのか?話が進行する上で作者はカラフルに展開させていく。そこに欠かせないのがディアズの存在だ。彼もまた恐れを知らずにこれまで生き抜いてきた。一度狙った獲物は死を持って捕らえるオオカミのそれと同じ。過去の心の傷を物語る無感情な目。ミラとディアズ、二人の関係の変化を見るのが面白い。一味違うラブストーリーも織り交ぜながら読者のハートをつかんで離さない。笑いあり、涙あり、サスペンスフルなドキドキ感、そして恐怖。しかし最後には心が晴れるようなハッピーエンド。”悲しみにさようなら”はLinda Howardの作品のなかでも極めて面白い、そして引き込まれていく。ページをめくる手が止まらなくなるのは約束する!
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No.13:
(5pt)

間違いなく★★★★★星

リンダ・ハワードの本にはまって10冊以上買い集めましたが、間違いなくこれが私の一番のお気に入りとなりました。リンダの作品に出てくるヒーローは、ワイルドでマッチョな男が多いですが、この作品のヒーローのディアスはその中でも群を抜いて男臭く、冷静沈着でめったに笑わない寡黙でどこか影のある人物です。”こんな人が雲間から覗く太陽の様な笑顔を自分だけに向けてくれたなら”と勝手な想像を巡らせちゃいます。うぅ〜ん私好み…。

ヒロインのミラも本来は好奇心旺盛で、夢見がちな面を持っているごく平凡で穏やかな女性だったのに、恐ろしい誘拐事件によって我が子を連れ去られ別人の様に変わってしまいます。彼女の願いはただ一つ、どんなことをしても我が子を取り戻すこと。そのためだったらどんな犠牲を払う事をもいとわない強靭な精神を持つ孤独な女性。

そんな二人が、人身売買と臓器のブラックマーケットに手を染める組織を追ううちに、強く惹かれあっていきます。まるでお互いの孤独な心を埋めあい、補うように。

やがて彼女の最愛の息子に結びつく有力な手がかりをつかみ、事件は驚愕の真実を迎える…

連日ニュースで取りざたされる親の身勝手な幼児殺害などの悲しい事件が多い昨今、自分の命をも顧みず執念で我が子を探し求めるミラには

女として尊敬の念を禁じ得ません。我が子の幸せを願って下した彼女の決断と、大きくて深い愛情に感涙することでしょう。そして不幸だった彼女と彼に、新たな人生が開け感動のクライマックスへ…

「パーティーガール」や「チアガールブルース」などの作品とは違う魅力を持った、リンダの愛すべき作品です。
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No.12:
(5pt)

泣きました。

かなり重い作品だと思うのですが、必死にわが子を探すヒロインとクールなヒーローがいいです。
リンダの作品のヒーローにしては自己主張の薄いヒーローですが、やっぱりヒロインを支える「いい男」です。
ラスト近くのヒロインの「決断」には泣きました。子供のことを考えたら、このような「決断」もあるかも知れないと思いました。でも最後には救われます。(ここでまた泣きました。)
この作品はロマンス小説ですが、そういうことを抜きにしても多くの方が読んでくれたらいいなぁ・・・と思います。
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No.11:
(5pt)

こんなに泣ける作品だったとは!

暗く重い内容に読むのを躊躇していた本作でしたが、読後こんなに心揺さぶる泣かせる作品だったとわかってすごく感動しました。妻であり母である幸せの真っ只中にいたヒロインに突如訪れた地獄のような苦しみと悲しみ、しかし彼女はここから怒りと執念とそしてわが子に対する惜しみない愛を糧にたくましく勇敢な女性へと生まれ変わっていく。ヒロインの気持ちにシンクロするように読んでたようで彼女とともに最後は大泣きしてしまいました。
私が愛してやまない過去の3作品「心閉ざされて」「あの日を探して」「夢のなかの騎士」のヒロイン達もつらい過去を乗り越えて強くたくましく魅力的な女性に成長してましたね。最近のリンダのコメディ路線のサスペンスもすごく笑えてとっても好きですが、今回のような作品こそ彼女の本領が発揮できるのではと改めて思いました。
最後にやっぱりヒーローに触れなければ!リンダ作品には珍しいタイプ(無口できまじめ!)と思ってましたが、読んでる途中でマッケンジーのウルフが浮かんできました。もちろん熱いシーンは作品中にちりばめられてますが、ただヒロインを優しく抱きしめたり、手を握ったり、背中をなでたり、非情であるはずの男の示す優しさにとっても心魅かれました。そしてとどめは無口な男の愛の告白。これを聞いて心動かされない女性はいないのでは?
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No.10:
(3pt)

文面から噎せ返るラストの盛り上り

生後間も無い我が子を誘拐された主人公ミラ
物語は魅力的な夫デイヴィットとの幸福なミラの結婚状態から始まる。
可愛い我が子ジャスティンも加わり、ミラは女としての人生を堪能していた。
その始まりがあるだけに、ジャスティンを誘拐されたミラが、その10年後も子供を捜し続け、夫とも離婚し、という生活が対蹠的に浮かび上がる。
女としての弱さを押さえて戦い走りまわるミラ
そのミラの前に登場するディノス
女としてではなく、我が子を探し続けた戦士だったミラが女に戻れる男
前夫ディヴィットとは対蹠的な男の登場は、ミラが10年間頑張り続けたから必要な男だった。
未解決だったジャスティンの事件が解決に向かう時、ミラの取った行動
そしてディノスの愛、更にジャスティンの人生
ラストは文面とは思えない、人生を本当に体験してるかのような盛り上がり
私は最後、泣いてしまいました。
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No.9:
(2pt)

子供を奪われた母親の強さ

生後間もない我が子を誘拐される
主人公ミラは、黙って誘拐されるのを見届けたのではなく、自分の身体が切られても、相手の眼球を潰して赤ちゃんを渡すまいとした
それでも奪われてしまった我が子ジャスティン
それから10年、周囲からはジャスティンのことは諦めろと言われてもミラは諦められない
既に当時の夫デイビットとは離婚している
10年の間にミラは以前とは違うタイプの女性になっていた
そのジャスティン探しに、冷酷な男と噂されるディノスが絡む
危険な男ディノスへの気持ちと、ジャスティンの行方
最後の最後に壮大な感情が動かされます
母親の大きな愛に涙
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No.8:
(4pt)

少々淡白、でも泣けます

この作者のキャラクターとしては、ヒロイン、ヒーローともに強烈な個性には欠けますが、しかしそれは、幼児誘拐という重いテーマを扱った作品だからでしょうか。従来の作品に比べて、ロマンスよりもストーリーに重点を置いているように感じます。子供を見つけた後のヒロインの行動と、その後虚脱状態のヒロインをかいがいしく世話するヒーロー。このあたりは、やはりリンダ・ハワードっぽさを感じます。二人とも、もっとも大事なものを守るためならと、一歩も引かない芯の強さを発揮しますから。そしてラストはまさに理想どおり、読んだかいがあったと思えます。
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No.7:
(4pt)

ミラとディアスが魅力的です

主人公ミラは「夢の中の騎士」のヒロインと似ているかな。幸せに生きてきたが逆境を経て強くなっていくという。相手役のディアスは孤独癖のある殺し屋?のくせに選挙には欠かさず行くしタバコと酒は飲まない、女遊びもしないというお茶目な男。社交性にはかなり欠けるようですが、誠実さを感じました。幼児誘拐というかなり重いテーマなので最初は読むのを躊躇っていましたが、読んでみると悲壮すぎるというほどではなかったです。とはいえ最後の方は結構泣けました。
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No.6:
(4pt)

ハラハラ、ドキドキ!

今まで読んだ、リンダハワードの中で一番面白かったです。最後はちょっと泣けました。
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No.5:
(5pt)

一気読みの後は。。。

リンダ ハワードの待ちに待った新作だったのですが、
今回は前作のようなコミカルな部分よりはもっとシリアスなお話で、
生後6ヶ月の子供を誘拐された女性のお話です。 子を持つ母とはそこまで強くなれるのかと思うほど、
自分の子供への手掛かりを追い続け、決して諦めず、
その為に本来は苦手だったものを一つずつ克服して行きます。夫とはその為に離婚をしました。
周囲も彼女に、いつまでも引きずらず
自分の人生を進めと言うのですが、
彼女にはそんな事をいう周囲が理解出来ません。 それだけに、彼女の必死さや切なさがひしひしと伝わってきました。今回のヒーローは、リンダの作品の中でも
珍しく寡黙で人を寄せ付けない感じの男性です。 でも、余計な事を言わないだけ、必死な彼女の心に
安心感を与える事が出来たのだろうと思いました。
寡黙なのですが、彼のストーリーの中の存在感は際立っています。 
さすが、リンダ作品のヒーローでした。結末の部分にかけては本当に泣けてしまいました。 
彼女の悲しみが文面から立ち上ってくるような気がしました。本を読んで、こんなに泣けたのも久々でしたが、
読み終わった後は、心がほっと温まったような気がします。
オススメです。
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