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修道院の第二の殺人
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修道院の第二の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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日本で未だ紹介されていないイギリスの女流作家アランナ・ナイトの『修道院の第二の殺人』(1988年)が、ミステリの名作初出版(2012年)と知り読むことにした。 19世紀のヴィクトリア朝時代のスコットランドの首都エジンバラ市警察で活躍するジェレミー・ファロ警部補が活躍するフーダニットミステリの第一作である。 巻末で本書を翻訳した法村里絵氏は、本書を絶賛していたが、読了後どうしても評者にとって本書がそんなに傑作だとは思えなかったのである。 確かにヴィクトリア時代のエジンバラを舞台にしたことによる時代背景としての興味を与えてはくれたが、ミステリとしてのプロット自体が古臭くフーダニットものとしても平凡であるとしか言いようがない作品だと思ってしまった。 主人公のファロ警部補や義理の息子ヴィンスなど登場する人物たちの会話(翻訳の評価はしません)が空々しく感じ始めるとページを繰るのも面倒になってきてしまった。 とにかくこのジャンルの作品には、読者の好みも多様であるから、本作を面白く読めなかったのは評者だけかもしれない。 が、この程度の作品を刊行する前に、R・D・ウィングフィールドの未訳本『A Killing Frost』と『Winter Frost』の二冊を、早く刊行してほしい!と東京創元社さんへ提言したい。 | ||||
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