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修道院の第二の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
修道院の第二の殺人 (創元推理文庫)

修道院の第二の殺人の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

肩の凝らないエンターテインメントとして

ミステリー好きと思われる評者の方がこの作品を酷評していましたね。でもわたしはこういうのもエンターテインメントとしてありなんじゃないかと思って読みました。本好きの方なら大体3〜4時間くらいで読了されたんじゃないでしょうか。

 本格的なミステリーファンでかつ小説好きのひとにとっては主人公の魅力に加え、ストーリーが単線ではなく複線、複々線と重層的であって、かつ時代考証や業界の内部事情、扱われている素材(たとえば絵画、あるいは拳銃などの武器など)についての専門的な知識・蘊蓄、そういったものが全て揃っていて始めて名作ということになるのでしょう。わたしも相当な本の虫ですのでよく分かる気がします。

 この小説はたしかにプロットとしては一捻りあるものの、ビクトリア朝のエジンバラに対する時代考証は浅く、作者のシェークスピアに対する理解も通り一遍のものであると思います。しかし彼女の作り出した主人公のファロ警部補とヴィンスはそれなりに魅力的で、楽しめるんじゃないですか。みんながみんなそんな本格派である必要はないんじゃないかと思います。

 この作者の本はこれから続々と翻訳される予定のようです。あくまでライトミステリーとしてですが、ちょっとフォローしてみようかなと考えています。肩の凝らない読み物も悪くないですよ。
修道院の第二の殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:修道院の第二の殺人 (創元推理文庫)より
4488277195

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