I'm sorry,mama.

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I'm sorry,mama.の評価:

3.59/5点 レビュー 83件。 B ランク

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平均点3.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 21〜40 2/3ページ
No.25
(4pt)

勘違い。

題名と表紙から、子供を虐待する話かと思ってたら勘違い。中年のばぁさんじぃさんばっかり出てきてびっくりでした。
 思ったよりも上手かった。心の中にある闇というか、親子の愛を歪んだ形で超捻くれたカーブで書いたような作品。みんな歪んでる、歪んでる。それはいいんだすけど、終わり方が唯一不満だった。
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.24
(5pt)

新しい境地

邪悪の主人公を描きながら、文章はどこか軽やかで、
途中から登場する老女たちの描写には笑ってしまいました。
これまでの作品と一味違いますが、面白い。
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.23
(4pt)

I'm sorry, mama

あれあれ、と思う間に桐野ワールドにひきこまれ、一気に読んでしまう本です。変な人ばっかり出てきます。それがとても現実感があるのです。主人公のアイ子も存在感たっぷりの、ある意味、悪いやつなのに妙に味方になってしまいそうなほどの魅力を感じました。桐野さんの筆力でしょうね。気持ち悪さは感じませんでした。結構残酷なシーンがあるのに不思議とさらりとした感じがします。私は好きですよ、この本。最後はアイ子がかわいそうで涙が少し出ました。
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.22
(4pt)

「グロテスク」の簡素版みたいな感じ。

桐野さんの最近の作品は、とにかく、いっちゃてる世界、というか人物を延々と描いており、今回もまた主役級のキャラクターに、脳天をぶん殴られるような衝撃を受けました。またそれを取り巻く連中の怪しい面々が面白く、ある種これはダークファンタジー(!?)というような、人間の裏側の御伽噺のようなお話です。とかく妙な表現、妙なキャラクターなど、読む人によっては、リアリティの欠如と受け取られるかもしれませんが、それは無粋というもの。小説だからこその、この異様な世界を体験できる事を素直に受け止めたほうが良いでしょう。
 お話は、昔存在した娼婦館、そこにいたアイコという名の女性をめぐるお話。なんだか怪しげな人物たちだなあ、と読み始めたら、あっという間の惨劇。そのあとはもうノンストップ。人間の不毛な世界が延々と描かれています。良くも悪くも、これぞ桐野ワールドといった世界が描かれています。
 個人的には、やや物足りなさの残る作品ではありました。物語が短すぎると感じました。やはり桐野さんの真髄は長編でこそ発揮されるような気がします。同じような世界をとことん描ききった「グロテスク」と比べるとやや物足りなさが残るのも事実。「残虐記」もそうでしたが、この本も260ページ弱とあっという間に読めてしまいます。やはりここは桐野さんに骨身を削っていただいて、長編の復活を望みたいところですね。作家の苦悩を知らない一ファンの願いです。

I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.21
(4pt)

ここまでやると・・・。

主人公の中年女は、殺す盗む逃げる・・の繰り返し。
顔もおたふく系だし小太りだし頭わるそう。
出てくる人達も、ちょっと素直じゃないくせのある人達。あまりにも簡単に人を殺していき、自分探しをしていく様は、やりすぎなので逆に好感度をもてました。作者はちょっとした文章で、その人の内面のイメージ広がらせてくれるので、読んでいていやーな気持ちになる人もいると思いますが、
けっこう一気に読めるので、別世界にいく気持ちで、たまにこういうひどい主人公とその周りの人々のいる世界を見るのも楽しいと思います。私は楽しく読めました。
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4087747298
No.20
(5pt)

桐野度満点

桐野作品が好きな私にとってはこの作品も期待通りでした。
主人公アイコは表紙からなんとなく若い女性だと思ってたのですが、
どこにでもいそうな中年女性。そこがかえってリアルで、
こうゆう人間、いる。と単純に怖くなりました。
桐野さんが「トラウマものにはしたくない」とおっしゃってたように、
アイコの過去が話の核にあっても、そこだけに話が収束されずにうまく展開していきます。
キャラクター設定、心理描写が非常にリアルでうまいので、
登場人物達が話したりするちょっとしたエピソードも、まるで誰かの本当に経験した話を立ち聞きしてしまったかのような感覚に襲われます。
主人公アイコは本当に狡猾で憎らしく、人を殺したり欺いたりする事をまるでなんとも思わず平然と手を変え場所を変え、次々と罪を犯していきます。
自分をばかにした者、少しでも嫌な気持ちにさせた者には
必ず報復=殺害という図式が彼女の中ではいとも普通に成立していて、
迷いも罪悪感もなく、衝動的に犯罪に突き進んでいきます。
それだけ過去の生い立ちからもコンプレックスの強い人間だとも思えますが、だからどうした~!と、みじんの同情も沸かないほどです。
ちょっとしたおちゃめ?な部分も見え隠れはしますが、
これを許しちゃいかんだろという感じで、私には許しがたい人間でした。しかし作者は主観をいれずに淡々と話を進めていき、
彼女を良いとも悪いとも決め付けてはいません。
勧善懲悪ものにしない、読者の想像力に委ねるところがこの作者らしいと思います。
また随所に桐野流のブラックユーモアがちりばめられていて、
重いのだけど、時々笑える、こゆうところも好きです。
桐野さんの作品は皆さんも書いてるように読後感がかなり重く、これも例外ではありません。
想像力豊かな人は胸が悪くなるでしょうね。でもその原因を直視したり
考えたりすることってとても大切なんじゃないかなぁと、桐野作品を読むと思うのです。
できれば目を塞ぎたい汚い人間の心理や行動、最悪な人間関係。
そんなものが出てくると、自分のさまざまな行動や思考と照らし合わせてみて、色々と考えさせられます。
何かしらモヤモヤっとしたものが残るのですが、それは自分の中の
汚い気持ちや世の中の閉塞感、不条理な物事をうまく切り取り、
細部まですくい上げて文章で表現されてしまうからではないかと思います。本を読んだ読者に何らかの感情(それが嫌悪でも好感でも)を抱かせ、読者に素通りを許さない筆力を持っているのがこの作家だと思います。
ちなみにこの本を読んだ時にある量販店の連続放火事件が起こり、
その後の報道でちょっとこの話とかぶるような感じがして、
現実の事件の裏側に、こうゆう物語が隠れているかもしれない。
そんな事を考えつつ、桐野作品の深さにまたもや唸ってしまいました。
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4087747298
No.19
(4pt)

不快感200%

桐野さんは犯罪を犯してしまう人間の汚い部分をリアルに描かせたら天下一品!
黒い人間が出来上がってしまう理由を丁寧に書いています。
読者を不快にさせ、後味の悪いイヤ~な気分にさせる。
桐野さんの作品を読めばそういう気持ちになることはわかっています。
でも、それがわかっていても読んでしまう。
ある意味、麻薬的な魅力を持った作品の書ける作家だと思います。娼館で、実の母親が誰かもわからずにドブネズミのように生きてきた少女・アイ子。
そのせいか物心つく頃には妙に大人びて、そ知らぬ顔で盗みを繰り返す子供に育っていく。
物語は40代になったアイ子を描きますが、数々の犯罪で自らの手を汚し、罪悪感などまったく感じていないアイ子を、読者はそれぞれどう受け止めるのか・・・そこが大きなテーマだと思います。アイ子は実の母の形見と言われる靴を持っています。
何かあるたびにアイ子はそれに語りかけます。
そんな姿に人間的な部分もかんじはしますが、次の場面ではまた残虐な犯罪を犯し、また汚い部分を見せ付けられて・・・。アイ子に同情の余地はあるのでしょうか?
ぜひ、一人一人の目で確かめてみてください。
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.18
(5pt)

一気読みしました

桐野夏生さんの本はほんとにはずれがなく
この本も一気読み。
主人公が途中で気持ちわるくなったりましたが、
期待を裏切らない作品でした。
誰もがもってる心の汚い部分をおもしろく書いてますよね。
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4087747298
No.17
(5pt)

カポーティ「冷血」現代日本版(?)

桐野夏生作品は全て読んでますが、新作が出るたびに裏切られることはない。特に「ダーク」以降の作品は、登場人物のほとんど(含む主人公)が救いようのない闇を抱えていて、読みながらその闇に自分を投影することに心地良さを感じる。本作品も快作。T・カポーティの「冷血」を思わせる展開ではありますが、手法は全く別。作者独自の絶妙の間合いで人物が描かれています。良いか悪いか別にして読後感は重い。好き嫌いが分かれるのかもしれません。
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4087747298
No.16
(4pt)

後ろにあるもの

桐野作品には、新聞で毎日見かける事件の後ろにあるものを丁寧に描くことによって、真実に迫ろうとする意志を感じます。今回は子供への虐待やネグレクト、それをされた側の心の傷だけでなく、する側の事情も描いている。虐げられた人間が駆け込める場所がこの社会には用意されているのか?
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.15
(4pt)

怖い!怪物に育った女の子!

夜明けまで一気に読みました。読んだ後思わず『怖い!』と口にして布団に潜り込みました!前作『グロテスク』の和恵という主人公が桐野さん風にいう『怪物』になっていくのと似た不気味さがいっぱいです。最悪劣悪で悪意がいっぱいの環境下で赤ちゃんから生まれ育ったら一体どんな人格の子に育つのか・・・という世にも恐ろしい想像実験です!最後に精神科医でも出てきて救いのストーリーでもあったら爽快感が残るんでしょうけど、いつもあんな感じで終わるよね。読後の夜、私は怖い夢を見ましたよ!
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.14
(4pt)

どろどろの・・・

著者の最近の作品とこの表紙を見れば、だいたい想像がつくとおり、どろどろの内容です。
読後感は最悪でした。
なのに、なぜか納得してしまいました。
主人公のような人物、確かに社会にいます。
著者はこの嫌な主人公を感情をまじえず、淡々と書いているのです。
この本で読む限り、この主人公を批判もしていないしし、あるがままを描写しているのです。
なのに、読後に最悪の感情を持ってしまったということは、この主人公の嫌な部分が自分の中にある、ということなんだと思います。
さすがベストセラー作家・・・奥が深いです、脱帽!
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.13
(5pt)

こころの光と闇

何となく買った本でしたが、一気に読みました。
移り変わる情景、過去と現在。
人間描写が丁寧なので、最後に出た人々についても書かれている割にその後一気に終わりに向かうため、役割に対する記述量が勿体無い気はしましたが、それ以外は文句無しに展開・文章共に面白かったですよ。
この方の本を読むのは初めてなので、他の作品との比較は出来ませんが…。
個人的にですが、一読の価値あり、と思います。

I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.12
(4pt)

うぬぬ・・・

~基本的にこの作家さんの書く話は毎回苦手ですし、こういったドロドロした話の先に何かを感じられるほど感受性も豊かじゃないんですが、「人間の汚さ」みたいなものを描かせたら間違いなくナンバーワンですよね。笑っちゃうくらいイヤらしいです。現実離れしています。間違いなく性格の悪い作家さんが書いてます。その結果、当然最後まで一気に読んでしま~~います。そんな本です。~
I'm sorry,mama. Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama.より
4087747298
No.11
(5pt)

人間のうすっぺらさを描いた桐野ワールド

桐野流ピカレスク小説の味わいです。

主人公アイ子と周辺の人物がどれも醜い。
そしてうすっぺらい。
言ってみれば「人間の薄っぺらさ=空虚さ」がテーマの小説だ。

強烈であります。
孤児院の元職員の美佐江と夫の稔。
育ての親で女装趣味の隆造、
経営巫女と呼ばれる都志子、
部下の山瀬、後藤。
元売春婦たち。
記憶の中の「母さん」。
悪意と虚飾と敗残にまみれた人々。

この強烈な人物群を眺めているだけで、
ドラマ性を感じてしまう。
醜さがドラマである。

ラスト、アイ子の出生の秘密があっけなく解かれることで、
この小説の描く、人間のうすっぺらさが身も蓋もなく描き切られているようである。
一種の爽快感さえ感じるエンディングだ。
I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.10
(4pt)

一気に読んでしまった…

アイ子ちゃんの人生、かわいそ過ぎ。
輪廻転生。来世では素晴らしいことが沢山ありますように、と思わず願っちゃいました。

人殺しを繰り返すアイ子が靴に話しかける、ってところがちょっと違和感ありました。
I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.9
(4pt)

映画『顔』を思い出す

両親が誰とも知らず、娼家で育った女主人公が、冷酷な殺人を重ねていくというピカレスク・ロマンなのだが、ヒロインの造形よりもむしろ、彼女に関わるいろいろな人間がそれぞれに面白い。それぞれの、人生で背負った業や醜さが非常にリアルに描かれ、そちらの方に引き込まれた。
女主人公・アイ子はむしろ、読者をこのような多様な業をもつ人間の人生にいざなう狂言回しにすぎないのではないか、とさえ思えてくる。

その中の一人である、ホテルチェーンの女性社長は、ある実在の人物を容易に想起させる。
(本人から苦情が来なかったのだろうか)

小説のラストは、ヒロインが追っ手を逃れるため、隅田川に飛び込み泳ぐシーンで終わっている。
これは、藤山直美主演『顔』(傑作だと思う)のラストを髣髴とさせる。


I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.8
(5pt)

痛快な物語

読んでいてとても痛快な物語。愛情というものを知らずに売春宿「ヌカルミハウス」で育った松島アイ子。自分をかわいがってくれなかった先生、馬鹿にされた孤児仲間など、おもしろくないと感じる体験をさせられた相手に火をつけて仕返ししては逃走して世を渡っていく。

アイ子が住み込みの使用人として働く、シティホテル経営者の又勝志津子は、APAホテルの社長がモデルでしょうか? 出てきた登場人物のなかでもずばぬけて個性的なキャラクターで楽しめました。

桐野作品にしては中編といったページ数なので、一気に読むことができました!
I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.7
(5pt)

エグい!!

売春宿で生まれ、誰からも愛されずに育った松本アイ子という少女が、
躊躇なく窃盗、放火、殺人をしていく。

そのような人物を、メディアを媒介して知ると、怒りを
覚えるかもしれないが、本書でのキャラはどういうわけか
コミカルに移る。


平気で、犯行を犯していく彼女、ただどういうわけか
憎めない、かわいらしさまで覚えてしまう。


そして、最後に彼女の出生を実の母親から知らされ、
その母親さえも殺してしまう、そんな悲惨な状況で、
何故か感動してしまった私は人格破綻者なのだろうか。


桐野さんの本は、何らかの刺激を常に
与えてくれる。



I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.6
(4pt)

初めての桐野作品ならいいかも

先に『OUT』や『グロテスク』を読んでいるので、物足りなく
感じました。
主人公が、一つのきっかけでどんどん堕ちていくあの気持ち悪さ
があまり感じられないので物語に引き込まれる前に読み終わって
しまいました。
でもそれは、『OUT』等と比べてみてなので、評価が厳しくなる
んだと思います。
桐野さんは、<女という生き物>を書きたいのかな、とよく思います。
まさに、女にしか書けない<女>。その点では様々な女性が出てくるので
面白かったです。
I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307