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変死体



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【この小説が収録されている参考書籍】
変死体(上) (講談社文庫)
変死体(下) (講談社文庫)

変死体の評価: 2.19/5点 レビュー 26件。 Fランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(5pt)

驚くべき科学技術や兵器

いつも同様のスカーペッタの心理に寄り添った展開の推理小説なのですが、本作は今まで以上にスカーペッタの苦悩が事細かに描かれており、なかなか読み応えのある作品でした。

と同時に、作者が「読者のみなさんへ」で書いているように、SF小説かと思えるような驚くべき科学技術や兵器が登場します。
ここまで科学技術はきてしまったのかと驚きと同時に怖さを感じました。
顕微鏡でしか認識できないナノボットなど、それが実際に使われた時のことを考えると身震いがしてきます。
こんな技術開発が民間で制御なしで行われたら、世界はどうなってしまうのでしょう。
この本の中にも出てくるように、「戦争」も形態が全く変わってしまうでしょう。

楽しかったけれど、怖さも感じた作品でした。
変死体(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:変死体(上) (講談社文庫)より
4062771411
No.5:
(1pt)

流れが悪過ぎる

本筋とは関係のない心理描写が多くまどろっこしい。
もっとすっきりさせて謎解きの部分に厚みを持たせた方が良かったのではないか。
著者の本はこれが初めてだが、他の本を読むべきかどうか考え中である。
変死体(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:変死体(上) (講談社文庫)より
4062771411
No.4:
(1pt)

捨てた

久しぶりにコーンウェルを読んでみたが筆力の衰えはいかんともしがたい。

マス目を埋めるのに苦労しているのだと思うが、小さなネタに半ページや1ページつかって引き延ばしている。そのおかげで筋が追えない。
一番まずいのは上下2巻のボリュームを出すために、全体のプロットを作ったあとで、筋書きを複雑にするために複雑にしていると言うことだ。
苦労の割には意外な展開は無くて、先の読める展開がずっと続いてしまう。たぶんそのあとで、どんでん返しがあるのだと思うが、上下2巻の80%読んだところでゴミ箱に捨てた。
壊れたコーンウエルの自意識につきあう必要を感じない。壊れた精神につきあうのは読み手の精神に悪い影響を与える。
編集者は大いに反省するべきだろう。書けない作者をつついても何も出てこない。もう終わった。
変死体(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:変死体(上) (講談社文庫)より
4062771411
No.3:
(1pt)

「悔恨」

またしてもやってしまった。今度こそ面白いかもしれない、そんな淡い期待は儚く打ち砕かれた。
とにかく物語が流れていかない。くどくどとまわりくどい描写が書き連ねられ、馴染みのないカタカナ専門用語の羅列もあって、何が言いたいのかさっぱり解らず何度が読み返す個所もいくつか。
社会も政治もテクノロジーも、シリーズ創刊当初よりはるかに複雑になっている現代社会においては、仕方のないことなのかもしれない。
でもそれ以上に、作者にはもう書きたいことがないのではないか、それを埋めるために、取材で得た専門知識をこと細かに書き連ねている、そんな気がする。過去のトラウマやエピソードなども、無理矢理感が否めない。
登場人物達も生彩を欠き、変にステレオタイプな枠にはめ込まれていて、スカーペッタシリーズである意味が感じられない。いっそのことCSIでやってくれちゃった方が、ストーリーに集中できて話が早いとすら思う。
「黒蠅」以前の作品は、タイトルを見れば物語も登場人物も、そして毎回のお楽しみの料理のメニューまでありありと蘇るのだが、それ以降の作品はどんなテーマだったのかすら思い出せない。
シリーズ創刊当初からのファンとしてはそれがとても寂しくて、新刊が出るたびに「今度こそは」と期待を込めて読むのだが、やはり今回も残念な結果に終わったというのが正直な感想。以前の面白さから比較すると、心から哀しいと思う気持ちを込めて、★はあえて一つ。
変死体(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:変死体(上) (講談社文庫)より
4062771411
No.2:
(3pt)

またしても失速…

毎年、暮れの恒例行事であるスカーペッタシリーズの新作。
今年も発売日が若干遅れた様で、毎年のことながらやきもきさせられた。

今回も季節は暴風雪が吹き荒れる冬のさなか。
天候だけでなく、待ち受ける事件にも暗澹たる結末を予感させる
不穏な状況で物語が始まる。

前作と同様、ほぼ時系列通りに物語が進み、
約三日間の顛末がスカーペッタの一人称で語られる。
今回の事件も不可思議な要素を数多く抱え、推理物としての側面も
それなりに充実しているが、読者としてはそれら事件の謎とき以上に、
長年慣れ親しんできたレギュラーメンバーが抱えていた驚愕の
過去や苦悩にこそ、興味を惹かれる。
ここ数作は毎度毎度スカーペッタのみならずマリーノやベントン達も含め
多くのレギュラーメンバーの秘めたる過去が二度も三度も紐解かれまくったが、
今回もまだまだしつこく紐解きまくる。
第一作「検屍官」から20年以上読み続けてきた今、私はもうそれなりに
レギュラーメンバー達、少なくとも主人公であるスカーペッタの足跡に関しては
見聞きしていたつもりであったが、今作を読むと、ああ、何も知らなかったんだな…
と、落胆した。
この人達はどれだけ複雑な過去を持ち、どれだけの事実を封印してきたのだろうか。
正直なところ、ベントン復帰以降の各作品は全て別個のパラレルワールドの
出来事なのではないかとさえ思えるものだったが、今回は更にその上を行く内容だった。

最終的に到達した犯人と事件のからくりは驚愕に値するものだったが、事件の謎ときはいささかアッサリ気味。
奇怪な傷跡を残す遺体からは中々凶器の特定に至らずスカーペッタ達はかなり
悩まされる(この辺りの描写はシリーズ初期の雰囲気に近く、楽しめる)が、
一部でかなり話題になったモノが用いられているため、物語中盤で凶器の謎に気付いてしまう
読者も多いと思う。
ルーシーやベントン、直情的なタイプであるはずのマリーノですら、何故か
持って回ったような喋りではぐらかしたり、ほのめかしたり、ごまかしたり…
といった感じでスカーペッタを翻弄(上巻の大半が、このような展開)するので
なかなか事態が進展せずスカーペッタも読者もかなりイライラさせられるのだが、
そいうった諸々をスッキリと解消させるような終わり方では無かった。
煮え切らず、釈然とせず、モヤモヤした印象のまま終わる。
物語の後半で登場する、次世代を担う最新テクノロジーに関しては
今後のシリーズ展開にも影響を及ぼしそうな興味深い部分も多々あったが、
そういった貴重なプロットも十分には生かし切れていない印象を持った。
できれば次回作は、今作の後日談なり更なる謎解きなりを行ったうえで
それらを掘り下げるようなストーリーだと有難いなあ、と思います。
変死体(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:変死体(上) (講談社文庫)より
4062771411
No.1:
(5pt)

博士の異常な愛欲

派手な立ち回りがない、しかし、確実に恐ろしい陰謀がすでに進行し、ケイの知らぬ間に何かが進行している。いや、進行していた?読者にもその中身は知らされない。「私」は何が何やらわからない。読者におなじみの登場人物は以前と変わらない。「私」の夫であり、元FBIプロファイラーのベントン、姪のルーシー、いつもがさつなピート・マリーノ、しかし彼らのみんながみんな何一つ教えてくれない、「私」の知らない間に何かが進行している?いや、既にその問題は解決に向かっている?

 今蘇る20年前のケイの南アフリカでの悍ましい経験、失敗 失策 
 追い落とそうとする組織の陰謀、信頼していた部下の裏切り?、無力感・・・・
 
 本書ではPCは言うに及ばず、iPhone,iPad、ウェアラブル情報端末等々といった最新のハイテク機器がリアルタイムで登場する。DNA鑑定、これはもう当たり前。CT、MRI、これも常識。こういうのは読んでいてもなかなか楽しいものだ。
 
 犯人の追っかけとか、派手な動きもほとんどないが、こういうプロットの進み方があってもいいかなと思わせるミステリーだが、動機、犯行についてもう少し突っ込んでほしかった・・・・・・
変死体(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:変死体(上) (講談社文庫)より
4062771411

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